2025/07/27 - 2025/09/17
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Y. Miuraさん
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世界中で物価高が深刻な問題になる昨今、日本以上に深刻な物価高のアメリカにおいてもハワイと並んで最も物価が高いと言われているボストン、予め覚悟して行ったが、1ドル150円という円安進行も相まって到着直後はモノの値段のあまりにも違うことにどうしてもなじむことができずに買い物を躊躇してしまっていた。とにかく何でも高いのよ。ごく一部の生鮮食料品、特に生野菜やフルーツの一部がかろうじて日本と同等か、今高値になっている玉ねぎが日本より安い値段で買えた程度のこと。富裕層が多いボストンではあるが、低所得者層がいないわけではないだろうに、そういう人たち向けの買い物の場所が全くない。アメリカはどうなっているんだろう?
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スーパーに入って真っ先に見に行ったのは玉子。昨冬には高いだけでなく買えることが奇跡と言われたほどのもの、今はどうだろう。どこのスーパーでも一番安いのは1ダース4ドル(600円)ほど。娘によると品質が悪くて食えたものじゃないとのこと。娘は6ドルぐらいのを買っていた。ぜいたく品じゃないか。
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パンが主食なんだから、せめてパンは安かろうと思って見に行くと、ここはベーカリーコーナーではなく、いわゆるヤマザキみたいな工場製パンの売り場の棚、一番安いPVの食パンで2.49ドル(350円)。1斤ではなく1本なので1斤にすると日本とあまり違わない。しかしこちらの1斤は日本の1斤の3分の2ほどの大きさ、メーカー品だとプラス1~2ドル、こちらの人が普通食用にしているイタリアンロールやベーグルだと5~6個入って5~6ドル。ベーカリーコーナーのパンだと更に高い。
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ならば日本から安く輸出されていると一部のプロバガンダ投稿がSNSをざわつかせた米はどうか?残念ながらボストン首都圏で10軒以上のスーパーを見て回ったが、日本から輸出されたという米には全く出会えなかった。どこのスーパーでもほとんどの米はカリフォルニア米かタイからの輸入とされているジャスミン米だった。カリフォルニア米2キロで7ドル~10ドル(1500円)。どこのスーパーでもお米の取扱量は少ない。アジア系移民の多い所にあるスーパーだと少し違うのかもしれないが。
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意外に安かったのは普通の野菜、キャベツ、レタス、玉ねぎ、ジャガイモ、キュウリ、ナスビの類。だいたい1~2ドルの間で買えた。今(2025年9月)日本のうちの辺りで玉ねぎ1玉138円だから、ほとんど同じ。
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野菜はだいたいポンド当たりの値段。ナスビ、玉ねぎは1個いくらという設定の場合が多かった。なぜかニンジンは高いというか、ゴボウのように細いのばかり。
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日本より安かったのはスイカとトウモロコシ。トウモロコシは最寄りのスーパーStop & Shopで4本1ドル(1本当たり38円)。スイカは1玉7ドル(1000円)で買えた。
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日本よりかなり安いだろうと思っていた期待を見事に裏切られたのがポテトチップだ。だいたいどのブランドでも1袋5ドル前後(750円)。アメリカと言えばお昼ごはんをポテトチップだけで済ますというイメージがあったのに、これはぜいたく品だ。
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ポテトチップスの相棒であるはずのコーラが高いのにも驚いた。350mlぐらいのボトルのペプシコーラが3ドル(450円)もする。このスーパーでは炭酸飲料はメーカを問わずすべてこの値段だった。
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スーパーの持ちかえり弁当、安いもので9ドルぐらい、ちょっといいものが入っていると15ドルを超える。
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ツナサンドイッチ2個入って5ドル。
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驚いたのはカステラとかケーキの類、特別なものではなく3時のおやつ程度のものでもかなり高い。写真の丸いケーキは下のカップケーキと比べると小さいことが分かる。こんな小さくてバタークリームべとべとの安いケーキが10ドル以上する。アメリカの家庭では自宅にオーブンがあるのが当たり前でクッキーやケーキの類は家で作ると言うのは買うとめっちゃ高いからなんじゃないのかな。
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ボストンの特産はカキとロブスター。ちょっと小型とは言えロブスターがこの値段なた良心的かな。
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雑貨に目を向けてみよう。こちらは日本でも愛用しているアクアフレッシュ、3本まとめ売りで5.29ドル(800円)。節約して使おう。
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この日安売りで一番安かったトイレットペーパー、12巻パックが11ドル。トイレの回数を減らそう。
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男性用の下着。デパートではなく、スーパーの安売り品で5枚入り24ドル(3500円)、しまむらのほうが質がいいはずなんだけど。女性の下着なんて1枚5千円以下では買えないレベル。アメリカ人女性にノーブラが多いのはこれが原因か?
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食料品も高いが衣料品は輪をかけて高い。それでここボストン辺りで人気があるのがマーシャル、TJ Maxxなどのディスカウント系スーパー。日本で言うと昔のドンキホーテみたいな感じか?衣料品を中心に生活雑貨、小型家具などを百貨店や専門店で売れ残った商品を安く仕入れてきて売っている。
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マーシャルの服はこのようにサイズだけを分けてジャンルやスタイルはごちゃまぜのままハンガーにつるしてぎっしり並べている。だから自分で欲しい服を発掘しなければならない。洋の東西を問わず、女性が夢中になる売り方で女性には人気があるようで入口当たりや外のベンチで待ちつかれた連れ添いの男性の姿をよく見る。
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マーシャルは靴も安い。マーシャルの靴売り場はこのように箱入りのままふたを開けて展示する。ボストンはニューバランスとコンバースの本社があり、マラソンの町でもあるから、靴のアウトレット店がいくつかるが、それらブランド店でもアウトレット品はこの展示スタイルだ。靴に関しては同じものなら日本より安く買える。
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こちらはボストン市から橋を渡ったところ、ハーバード大学のあるケンブリッジ市にできた小さなイオンモールみたいなショッピングモール。これは大失敗だったらしく、閑古鳥が鳴いている。空きテナントスペースも目立つ。昼時なのにフードコートはがらがらだった。TJ Maxxにはまずまず客が入っていたけれど。コロナ禍以降、ボストン辺りではネット通販が主流となり、食品スーパーでもネットスーパー(ピックアップ式またはデリバリー)を利用する人が多いようだ。
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閑散としたボストン版イオンモールで唯一賑わっていたのがMacショップ。ちょうどバックトゥースクール(新学期前)のTAXフリーホリデー(年に一度の消費税ゼロの週末)だったこともあってiPhoneではなく、iPadとMac Bookを見に来ている学生や親子連れが多かった。やっぱりボストンは大学の町であり、富裕層の町なんだなあ。
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