2024年5月:博多から釜山へ高速船でふらっと弾丸旅行！

2024/05/27 - 2024/05/29

2024年5月末に博多から釜山に船旅でふらっと韓国に行ってきました！
コロナ禍以降初の海外旅行！4年ぶりの海外旅行、祝・解禁！ということで、せっかくだから初めて船で海外旅行をしてみることにしました。渡航1週間前にいきなり決めたので、特に釜山で何するとか何も決めていなかった弾丸旅行です！事前に知っていたのは知人から仕入れた「釜山の美味いもん」の情報だけでした！
渡航時に不慮の事故によりクレカが割れて使用不可状態、また両替に使える現金を殆ど持っていなかったため、結果的に事前に少しだけ用意していたウォンだけで旅する究極の貧乏旅行になってしまいました。
なお、私が渡航した数日後から利用した「クイーンビートル」が運休となり、そのまま運営会社のJR九州旅客船の不祥事が発覚、廃止となってしまったため、偶然ながら最後の利用になってしまいました。良い船だっただけに残念です。

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

博多港発の船が朝なので、前泊の必要があるため、前日に福岡入り！
五島から博多行きのフェリー「太古」に乗り、個室でゴロゴロしながら博多港に到着！到着後、しばらく経つと生憎の土砂降りになりましたが、明日が良い天気になることを祈りながら博多で一泊。

博多駅 駅

博多での宿泊は「ホテル ラ・フォレスタ」を利用しました。
駅から近く好立地！ホテル内が綺麗でオシャレ、部屋もコンパクトながら使い勝手が良い作り。スタッフさんも対応が親切で、良い博多滞在になりました。

HOTEL LA FORESTA BY RIGNA 宿・ホテル

博多で朝食を食べて、路線バスでいざ博多港国際ターミナルへ！離島航路の国内ターミナルとはやや離れた位置にあるターミナルです。事前に公式サイトで予約しているので、ターミナル内のカウンターでチェックイン。自分が乗るのは釜山行きの高速船「クイーンビートル」で、運営はJR九州旅客船。せっかくなので＋5000円のビジネスクラスにしてみました。ビジネスクラスにしても往復30,500円なので結構安い。

博多港国際ターミナル 乗り物

空港に比べ、出国審査は非常にゆったりとしており、保安検査も船なので厳しくありません。ターミナル内にはちゃんと免税店もあります。

博多港国際ターミナル 乗り物

こちらが出発案内。2024年5月時点では出発案内は高速船「クイーンビートル」とフェリー「ニューかめりあ」の2つ。どちらも釜山港行きの航路になります。パスポートには「FUKUOKA」ではなく「HAKATA」のスタンプが押されるのでテンション上がりますねー！

博多港国際ターミナル 乗り物

さてさて、乗船ー！

博多港国際ターミナル 乗り物

こちらから先はビジネスクラス乗客専用エリア。チケットのQRを翳さないと入れません。

博多港国際ターミナル 乗り物

ビジネスクラスはいくつかの席のタイプがあり、乗船時にはお菓子が貰えます。また、ソフトドリンクは無料で飲み放題、ソフトクリームorビールが2回貰うことが出来るなど、サービスも豊富。また船内の有料フードサービスもあります。客層も落ち着いており、快適な船旅でした。

博多港国際ターミナル 乗り物

こちらは課金無しのスタンダードクラス。定期船あるあるの雑多な雰囲気があり、客層がガラリと変わるのは興味深いです。

博多港国際ターミナル 乗り物

客席に戻り、無料サービスの生ビールで乾杯！

博多港国際ターミナル 乗り物

雲行きが怪しいですが出港です。目指せ釜山！

クイーンビートル 乗り物

船内には免税店があります。韓国のお土産とかもあるので、復路に船内でお土産も買えるのはありがたいですね。

クイーンビートル 乗り物

船尾のデッキで外を眺められます。

クイーンビートル 乗り物

お次は無料サービスのソフトクリーム。

クイーンビートル 乗り物

約3時間ほどで、あっという間に釜山港に到着です！

釜山港国際旅客ターミナル 船系

ビジネスクラスは船首デッキに出られます！テンション上がるな～

釜山港国際旅客ターミナル 船系

入港時はビジネスクラスは優先下船があるため、一足早く入国出来ます。

釜山港国際旅客ターミナル 船系

釜山港ターミナル、着！
あっという間に入国完了！

釜山港国際旅客ターミナル観光案内所 散歩・街歩き

ターミナルの外へ！釜山、暑ぅぅぅぅい！！

釜山港国際旅客ターミナル 船系

釜山駅。釜山港ターミナルは駅の近くにあるのでアクセス抜群！
そのため、港の最寄り地下鉄駅も釜山駅になります。

釜山駅 駅

というわけで釜山地下鉄に乗ります。

釜山駅 駅

地下鉄のチケットの買い方がよくわからなかったんですが、地元のばーちゃんが教えてくれました！韓国語わからない自分に丁寧に教えてくれて、めっちゃ助かりました。カムサハムニダ！

釜山駅 駅

地下鉄に乗り、南浦駅に到着。
地下鉄は1区間1,700ウォン(約180円)で、今回の旅行で計8,900ウォン(約943円)使いました。定期券的なのは紙チケットでは無いっぽかったので。

南浦駅 駅

繁華街っぽいとこみたいです(釜山に関する予備知識一切なし)

南浦洞 散歩・街歩き

釜山には名物の冷麺「ミルミョン」があると聞いて、暑い日はやっぱり冷麺やろ～と釜山初日のランチはこちらのお店へ。日本語でも「はるめかやみるめん」と書いてあります。ただ、客に他に日本人観光客は見当たりませんでした。

ハルメ カヤ ミルミョン 韓国料理

「ミルミョン」とは、釜山名物の冷麺。一般的な冷麺とは異なり、蕎麦粉ではなく、小麦粉を使うため白い見た目が特徴的です。そんな「ミルミョン」の人気の老舗が南浦洞の名店「ハルメカヤミルミョン」！

ランチ時間はほぼ満席という人気っぷり。席に座ってとりあえずミルミョンを注文。8,000ウォン(約847円)。すると、すぐに出てきます。脅威の速さ！ハサミを入れて食べやすい長さに麺を切ってから頂きます。

ハルメ カヤ ミルミョン 韓国料理

モチモチとしたコシのある麺に、さっぱりとダシが効いた優しいスープ！これに甘辛ヤンニョムを溶かして...美味い！暑くて食欲が無くなる夏時期もスルスルとどんどん食べたくなる美味さでした。ちなみに、テーブルに置かれているヤカンはお茶かと思ったら、アツアツのダシスープ！ボリュームもしっかりで大満足の一皿でした。

ハルメ カヤ ミルミョン 韓国料理

昼食を食べてから、若者の街・南浦洞をぶらぶらと散歩。

南浦洞 散歩・街歩き

釜山のシンボルである釜山タワーに来ました....が、ここは登りません。

釜山タワー 建造物

地下鉄に乗り、海雲台へ。ふらっと買い物しながらビーチ方面へ。

海雲台 散歩・街歩き

海雲台ビーチでは丁度ビーチアートをやっていて、クオリティの高さに脱帽！海の向こうは日本なんだな～と思いを馳せながら。海雲台の海辺を散歩。

海雲台ビーチ ビーチ

いっや～、大都会！

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

100階建ての「BUSAN X the SKY」に到着！

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

入場券を購入し、エレベーターで上層階へ！
入場料はクレカ払いで2,923円でした(何ウォンかは知らない)

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

エレベーターであっという間に100階に到着ー！

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

おぉ～、海雲台の海岸を一望！もっと天気良ければ良かったな～

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

廊下がクリアになって透けている場所。通るのが非常に怖かったです。

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

最上階から釜山の街や海岸線を一望！

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

「世界一高い場所にあるスタバ」で休憩！レモネード！

BUSAN X the SKY 現代・近代建築

のんびりしてから地上に降りて、再び海雲台をぶらり。

海雲台 散歩・街歩き

海雲台市場もふらっと覗いてみました。

海雲台市場 市場

地下鉄に乗り釜山駅近くに戻ります。中央駅で下車！

中央駅 駅

ホテルの最寄り駅です。

中央駅 駅

釜山の宿はこちら！安定の東横イン、ということで「Toyoko Inn Busan Jungang Station」で宿泊。釜山駅からも歩いて行ける距離で、地下鉄駅からも近いホテル。

トウヨコイン ブサン チュンアン ステーション ホテル

コンビニも隣接しており、利便性的にも困りません。

中央駅 駅

スタッフさんも日本語が通じ、変換プラグが無くてもコンセントが日本式に対応しており、弾丸旅行で何も準備をしてなかったので助かりました。

トウヨコイン ブサン チュンアン ステーション ホテル

チェックインして宿でゆったりしてから、釜山で一番の繁華街である西面市場にＧＯ！食材やお土産をショッピングしました。

西面 テジクッパ横丁 散歩・街歩き

釜山といえば名物「デジクッパ」！
というわけで、釜山1日目の夕食は西面市場の"デジクッパ通り"の老舗、「ソンジョンサムデクッパ」にて頂きました！

松亭3代クッパ 韓国料理

メニューも日本語が書いてあってありがたいです。

松亭3代クッパ 韓国料理

釜山名物「デジクッパ」とは、豚クッパのこと！名前の通り、豚の各部位を煮込んだスープで頂くクッパで、釜山料理と言えばこれ。西面市場にはデジクッパの専門店が並ぶ"デジクッパ通り"があり、今回はそこにある1946年創業の老舗にお邪魔しましたー！

松亭3代クッパ 韓国料理

定番メニューのデジクッパを注文！9,000ウォン(約953円)。ん～！豚肉のダシが効いてウンめェ～！これはいわゆる「豚骨スープ雑炊」ですが、日本の豚骨スープみたいな独特のクセや臭みはなく、意外にもあっさりしたテイストがハマる！スープの中にはたっぷり入った豚肉がごろり。

タテギと呼ばれるヤンニョム、エビの塩辛(セウジョッ)、甘酢、ニンニクなど様々な薬味でお好みに味変しながらクッパを食べられるので、最後まで飽きずに頂けるのも魅力的ー！

松亭3代クッパ 韓国料理

そして何と...キムチはセルフで食べ放題！いやー、たまらない！最高過ぎますね！辛味と酸味のバランスが絶妙な白菜キムチ、大根の甘さが出たカクテキ！美味すぎ！

ボリュームも満点でたっぷり満足！店員さんも優しくて良いお店でした～

松亭3代クッパ 韓国料理

夕食後、残金が少なくなったのでATMでも探すか～っと思い、ATMを発見して財布からクレカを取り出しますが、何とカードが割れていました。どうやら尻ポケットに入れていたせいで圧力が掛かり割れてしまったみたいで...
当然ながらこれではATMから現金は引き出せませんし、タッチ決済も出来ません。マジかよ！となり、1日目の行動はここでストップ。
家に帰るまでもどうするか...と不安な気持ちになりましたが、まぁ何とかなるだろうの精神で、する事ないので市場の猫ちゃんと遊んでました。

西面 散歩・街歩き

ホントは屋台メシ食いたかったけど、気力ゼロなのでホテルに帰ります。

西面 散歩・街歩き

翌日朝、東横インらしく朝食付き。朝食ビュッフェが韓国らしい食事を味わえて大満足。東横インはこの釜山と、対馬(厳原と比田勝の2カ所)で利用したことありましたが、釜山の東横インの方が対馬の東横インより圧倒的に豪華な朝食でした。特に韓国おでんはどハマりしておかわりしました！

トウヨコイン ブサン チュンアン ステーション ホテル

釜山2日目。どっか行こうにも残金が少ないので適当にのんびりぶらぶら。
地下鉄乗るのも資金的に勿体無いので歩いて釜山の町を巡ります。

中央駅 駅

朝鮮戦争時の名残を感じる「40階段」。
今はオシャレスポットになってるみたいですね。

40階段文化観光テーマ通り 散歩・街歩き

釜山の町の坂をずんずん登っていきます。

南浦洞 散歩・街歩き

坂の上に日本植民地時代の建築があると聞いて行きましたが、入り口が閉まっていたため無駄骨でした。丘の上からの景色はこんな感じ。

南浦洞 散歩・街歩き

韓国の町並みは日本によく似ていますが、道路の表示がハングルだと「あぁ海外に来たんだなぁ」という感じがして好きです。

南浦洞 散歩・街歩き

漢城1918という建物。日本植民地時代の建築らしいです。

南浦洞 散歩・街歩き

南浦のトレンドストリートをぶらり。

南浦洞 散歩・街歩き

昔ながらのハンコ屋さん。

南浦洞 散歩・街歩き

釜山の下町といった雰囲気の場所。
ハングルしか書かれていない安食堂が沢山ありましたが、韓国語一切できない自分にはハードルが高くてスルー。行けば良かったなぁ。

南浦洞 散歩・街歩き

釜山駅近くの中国城(中華街)
韓国ながら中華っぽい雰囲気になってるチャイナタウン。

釜山 チャイナタウン 散歩・街歩き

釜山駅に戻ってきました。

釜山駅 駅

釜山二日目のランチは釜山駅構内の「チョルドハルメキンパ」にて、ランチにチーズキンパを頂きました。釜山駅構内でどっか食べられる店無いかな？と探していたら、偶然見つけたこちらのお店。調べたら大邱のお店が出てきましたが、チェーン店なのかな？

釜山駅 駅

名前的にキンパの店やろ～ってなわけで、キンパ食べたかったしランチはこちらで！お店の人も親切だし、駅ナカで良アクセス！

チーズキンパを注文してみました！5,000ウォン(約529円)。はみ出るくらいに具材がたっぷりと詰まり、とろ～りまろやかなチーズでうまい！スープとキムチ、沢庵まで付いてきて、何と5000ウォンの安さ！貧乏旅にはありがたい限りです。ボリュームもしっかりあって満腹！駅ナカで美味しいキンパに出会えました。

釜山駅 駅

さてさて、たっぷり歩いて疲れたので、早めに港のターミナルに向かいます。

釜山港国際旅客ターミナル 船系

帰りの船は15:00発。釜山で余裕をもって観光してから来れるスケジュールなので1泊2日の弾丸旅行でも問題なく利用できました。

釜山港国際旅客ターミナル 船系

ターミナルに早く行き過ぎて暇だったので、釜山港国際旅客ターミナルの食堂にて、韓国おでん(オムク)を出国直前に堪能！

釜山港国際旅客ターミナル 船系

韓国の屋台メシといえば「韓国おでん」！5本で5,000ウォン(約529円)！安い！韓国のおでんと言えばすり身のオムク。ダシで煮込まれたあつあつのすり身串！優しい味わいにもちもちとした食感！いや～、これがクセになるんですよね。

出国直前まで韓国グルメを堪能出来て最高！港のターミナルまでグルメが充実してて、最後まで楽しめてありがたい限り。

釜山港国際旅客ターミナル 船系

保安検査と出国審査を終え、免税店ゾーンへ。

釜山港国際旅客ターミナル観光案内所 散歩・街歩き

帰りの船に乗船！チェックイン時に海が時化てて揺れると案内がありまして、この段階ではまぁ大丈夫だろうと思ってました。

釜山港国際旅客ターミナル 船系

特徴的なトリマラン(三胴船)の構造をしています。また乗りたかったなぁ...

釜山港国際旅客ターミナル 船系

帰りもビジネスクラスです。
乗船してすぐに無料サービスのソフトクリーム！

クイーンビートル 乗り物

続いて出港を見届けながら無料サービスの生ビール！

クイーンビートル 乗り物

帰りも特産のお菓子を貰えました。

クイーンビートル 乗り物

船首デッキに出て記念撮影！この段階では海は全く時化ているように見えません。

クイーンビートル 乗り物

っと思っていたのも束の間。釜山港を出て外洋に出ると、酷い揺れに。今まで様々な船に乗りましたが、人生でここまで揺れたのは初かもしれません。酔い止めは全く効かずにがっつり船酔い、持ってきたドリンクやビールは横揺れと共に座席の外に飛んでいき...高波と共に船底に響く轟音。正直沈没するんじゃないかと心配になりました。

クイーンビートル 乗り物

行きとは対照的に地獄のような船旅になりました。のちに分かったところ、JR九州旅客船は船体に亀裂があり浸水しているにもかかわらず、それを隠ぺいして「クイーンビートル」を運用していたため、私が乗った時はまさにそんな状況で時化の海を走っていたことになります。海が荒れがちなこの航路で、大型フェリーではなく高速船で驚異の就航率を保っていたのですが...
こういう無茶な運用をしていた結果なんだろうなぁと。本当に沈まなくて良かったです。

クイーンビートル 乗り物

というわけで、博多港に到着！
釜山1泊2日弾丸旅行はこれにて終了です。
適当に天神で夕食を済ませ、今度は博多港の離島ターミナルに向かい、夜間フェリー「太古」に乗って五島に戻りました。

博多港国際ターミナル 乗り物