2025/08/30 - 2025/08/31
2501位(同エリア4678件中)
じゅりさん
今年の6月に日光金谷ホテルに泊まってから、クラシックホテルもいいなあ…と思い、手近なところにある東京ステーションホテルに泊まってみることにしました。
言わずと知れた、東京駅構内にあるホテル。ここに泊まれば東京駅から一歩も出なくても充実したステイが楽しめるというわけです!
今回はとにかくホテルステイに全振りしたので、ひたすらホテル内に引きこもっている旅行記になりましたが、個人的には大満足の旅になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
やってきました、東京駅丸の内口。
改札を出て上を見上げると、クラシカルな彫刻の施された優美なドームが目に入ります。
ここは単なる駅の装飾ではなく、実際に泊まれるホテル!
今日はまさにこの頭上に見えている、ドームサイドの部屋を予約しておいたのです。楽しみ。 -
改札を出て入口を探すと、左手にエントランスが見えてきました。
…と思ったけど、こっちはバンケット専用入口で、ホテルフロントではないとのこと。いきなり間違えました… -
よくよく見ると反対側に、すごーく目立たない入口がありました。
仕事で東京駅界隈はよく出入りしますが、ホテルの入口ってどこにあるんだっけ…?といつも不思議に思っていたのです。こんな地味な入口だったとは!
(ちなみに東京駅の建物の外側にメインエントランスがあるけど、そっちも目立つというほどの大きさではない) -
流れるようにチェックイン手続きを行っていただき、部屋まで案内していただきました。
東京駅の形をしたホテルなので、とーにーかーくー廊下が長い!!駅ホームの端から端まで歩いてる感覚です。
だけど廊下のところどころに写真が飾ってあって、ホテルの方が道すがらその写真を題材にしてホテルの歴史を説明してくださいました。これが大変面白くて、単なる客室までの案内にとどまらないなと感心しました。
なんでも東京駅を石原元都知事が再建するにあたって、空中権なるものを売って費用を稼いだんだとか。そしてその権利で周辺の新丸ビルやKITTEが高層化できたんですって。そんなの初めて知ったぞ。 -
この日宿泊したのはドームサイドキング。
どうせ泊まるなら、初回は絶対ドームサイドがいい!と心に決めて予約したお部屋です。まさに、行きに改札から見上げたドームに面したお部屋ですよ。 -
ドームをぐるりと囲むように八角形型に部屋が配置されているため、正直言って部屋はそこまで広くありません。
ですがキングサイズのベッドとソファが配置されていて、おこもりステイには十分。 -
冷蔵庫にはフリーの水が2本と、有料の飲み物が入っていました。
-
ベッドサイドの引き出しの中にはナイトウェアが。上はかなり丈が長くて、下のズボンなしでもスリーパーとして着れそうなデザインでした。
-
バスルームはこんな感じです。バスルームがガラス張り。そしてトイレもガラス張り(トイレの方はすりガラスでした)。
手前に引き戸があるので、さすがに丸見えなのはちょっと…という間柄の人と一緒に泊まる時でも安心です。 -
アメニティは一通りそろっていて、このほかに雪肌精の洗顔料や化粧水も揃っていました。
-
バスタブは足を伸ばせるほどの広さ。
写真には写っていませんが、天井にはレインシャワーがついていました。 -
テーブルの上にはウェルカムギフトとして、とらやの羊羹とブルガリのアメニティのセットが。ハンドクリーム・リップバームまでついてくる充実のラインナップです。
羊羹は東京駅限定デザインでかわいいです。 -
ひとしきり客室内をチェックした後は、のんびりホテル内ツアーにお出かけします。
チェックイン時に渡されるパンフレットに沿って、館内を探検することができますよ。
落ち着いた建物の雰囲気で、うろうろしているだけでも楽しいです。 -
行きにも説明していただいた、東京駅とホテルの歴史を物語る写真やイラストの数々が廊下に飾られています。
いくつかはQRコードがついていて、読み込むと音声ガイドが聞けます。ただしホテル内Wifiに繋がってる間限定。
全部読み込んでおいて後でじっくり聞こう!と思っていたのですが、うっかりそのまま自宅に帰ってきてしまいました(泣) -
昔の国鉄の広告なんかも飾ってあります。所属倍増計画の時代ですかねえ。
今では廃線になったところもありそうです… -
かと思えば、シベリア経由でヨーロッパへ!なんていうレトロな広告も。
今でも、やろうと思えばこれを同じ旅程で旅ができるのかな?
飛行機でひとっ飛びの旅とは違って、ロマンがありますね。 -
丸の内駅舎保存・復原の流れを説明した資料です。
こうした廊下に飾ってある資料はどれも見ごたえがあって、ホテルを一巡りしていたら1、2時間あっという間に過ぎていました。 -
ホテルの2階の突き当りから外に出ることができ、改札の上(ドームの真下)にあるとらやが見えてきました。
お部屋に置いてあった羊羹はこちらの提供みたいです。 -
訪れたのが夕方だったので、ほとんど店じまい状態でいろいろと売り切れていました。
人気のアールグレイ饅頭も当然ながら売り切れ。 -
とらやの隣から再びホテルに入ると、バー「Oak」が見えてきました。
今回こちらには入りませんでしたが、ウィスキーの品揃えが良いみたいです。夜遅くに来たいな。 -
夕食は軽めにしたかったので、バー「カメリア」で一杯やりながらおつまみをいただく程度にしました。
クラシカルなたたずまいながらも、親しみやすい雰囲気のバーです。 -
私は開業110周年記念LIBERTY ROOMコラボフェアのカクテルを注文。おまけでリバティ柄のハンドミラーをいただきました。
夫はバーのシグネチャーカクテル「1915」を注文。 -
おつまみに頼んだ、能登復興支援メニューの輪島ふぐを使ったフィッシュアンドチップス。
いしりの風味でとてもおいしかったです。 -
バーで軽くお腹を満たした後は、またホテル内をお散歩。
こちらはフレンチ「ブラン ルージュ」の入り口前の壁に飾ってあった、その昔ホテルを飾っていた屋根飾り?の破片です。110年の歴史を感じます。 -
ホテルの廊下を歩いていると、2階の吹き抜けから丸の内中央口が見えます!
ホテルでもあり駅でもあり、ほんとに不思議な空間ですね。 -
部屋飲み用のお酒とおつまみを買いに、メインエントランスから出て、東京駅の丸の内地下にある紀ノ国屋ストアに移動。
コンビニやショップも駅構内にあるので、駅から一歩も出なくても完結できるのはいいですね。 -
翌朝は、いよいよ楽しみにしていた東京駅のてっぺん「アトリウム」での朝ごはんです。
この朝食ビュッフェが品ぞろえもお味もとっても高評価で、かつ宿泊者でないと食べられないんです。
心行くまで楽しむために、前日の夕ごはんを控えめにして万全の態勢で臨んだのでした。 -
壁の一部は、建造当初からの古いレンガがあえて残されています。
ちょっと脆そうにも見えますが、歴史を感じるたたずまいですね。
このレンガ壁の前に、ずらりとビュッフェの品々が並んでいます。 -
普通のパンやデニッシュに加えて、たまごサンドとカツサンドが山盛りになっていました。
どちらもパンがフワフワ、具材も最高。
他にも食べたいものが山ほどあったので泣く泣くおかわりを断念しましたが、そうでなかったら絶対もうワンセット食べてたなー! -
とらや東京駅店と、朝食もコラボしています。
ずっしり重そうなパンケーキにパンプディングがずらりと並んでいます。
へしこを使ったしらすバターのブルスケッタがとてもおいしくて、飛ぶようになくなっていました。 -
牛乳は東京牛乳を使用するこだわり。
これ以外にもオーツミルク・アーモンドミルクなど充実のラインナップです。
もちろんジュース類も多彩な品揃えでした。 -
まずはサンド類ととらやコラボの品々、オードブルで1巡目。
手前にあるミニオードブルが、ちょっとずつ色々なものが味わえてとても気が利いていました。 -
オーダービュッフェの卵料理は、アボカドとエッグベネディクトの組合せを注文。
アボカドも火が通っていてとろりとした味わいで、バルサミコソースが全体を引き締めてくれます。
朝から幸せなおいしさを満喫できました。 -
和食コーナーも抜かりなし。
お米だけで3種類あります。普通の白米と炊き込みご飯、雪消飯です。
普通サイズのお茶碗だけでなく、湯のみサイズの小さめのお茶碗もありました。ちょっとだけ食べたい人にもぴったりです。 -
雪消飯は簡単に言うと、大根おろし入りお粥に小さく切った豆腐が入っているものでした。
江戸時代の豆腐百珍にも掲載されていた、由緒あるレシピのようです。
ビュッフェ戦士と化した私の胃にも優しく染みわたる味でした。 -
2巡目の和食はこんなラインナップ。
うどんも海鮮系や肉うどん系で目移りしてしまいましたし、右上のミニサイズ鰻おこわがこれまたおいしくて最高でした。 -
デザートも充実のラインナップ!
メロンのジュレにプチタルト、自家製プリン、その場で用意してくれる本日のアイス乗せデザートをいただきました。 -
デザートもいただいたしこれで終わり…とすべきなんですが、ついおかわりで和風カレーと、とらやの黒蜜飴トーストをおかわりしてしまいました。
今度こそ、ごちそうさまでした!昼食は抜きましたw -
あとはチェックアウトまで胃を休めながらお部屋でゆったり。
窓の外、眼下の東京駅改札を行き交う人たちをぼーっと眺めてみたり、テレビから流れるBGMの設定をあれこれ変えてみたり。
家からすぐの場所にあるホテル、仕事でもよく行く東京駅なのに、大いなる非日常を味わうことができてとってもリフレッシュできました。
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