2025/08/21 - 2025/08/21
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スネフェルさん
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石川県立航空プラザにやってきました。
この手の航空機博物館は各国の空軍基地に隣接しても王けられているのが常ですが、小松基地の隣接地にある航空博物館で。県立というのはなかなか珍しいです。
自衛隊基地に隣接していながら、実機は軍用機ではなく、民間機が過半以上を占め、他の航空機博物館とは特徴が多少異なります。
個人的には民間機で「おっ!」と思ったのは入ってすぐのところに展示されていたオートジャイロ。
オートジャイロは色々な機種がありますが、展示機体はかなりの小型の機体。
心惹かれました。
また、この博物館唯一の特徴的な展示物はF-2のモックアップ(木型模型)の実物。
機体のモックアップを作るのは当然としても、搭載するミサイルや燃料タンクまでモックアップを作っていた、というのは今回の展示で初めて知りました。風洞実験だけでなく、使い勝手を知るためには必要なんでしょうね。
個人的にはF-104の実機を見れたのは感涙。
日の丸の入ったF-104は第二世代機ですが、米軍のF-15にキルコールを連発したことでも有名。
F-15は第四世代機ですが、
「1世代くらいなら技量で世代間ギャップを乗り越える」
と言わしめたのが自衛隊のF-104ですから。
とはいえ、ドックファイト限定の話なので、今の様にアウトレンジで撃ち合う時代には、また違った話にはなると思うのですが。
2Fに行くとパネル展示と模型の展示。
飛行機の歴史が学べます。
模型の数がともかく圧巻。
これを作るだけにどれだけ工数をかけたんだろう・・・
名機の展示も多く、2F展示室の見学は必見です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー
-
県立航空プラザに到着。
小松空港入口から徒歩圏です航空プラザ 美術館・博物館
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屋外展示のKM-2初初等練習機
初めて作ったプラモデルがこの機体だったなぁ・・・ -
KM-2初初等練習機のsr津銘プレート
レシプロ機だけど、高度約1万mまで上昇できるらしい -
屋外展示の哨戒ヘリのHSS-2B
ローターが畳まれていて、格納庫収納バージョンでの動態展示です。 -
哨戒ヘリのHSS-2Bの説明プレート
機体は艇体構造とのこと。不時着しても生存性を高める工夫があることに今回初めて気づきました。 -
HSS-2Bのコクピットまで行くことができます。
ただ、「メイン」の部品はお約束のごとく取り外されており、ちょっと寂しい。 -
さて、館内に入ります。
安宅の関が近いためか、「弁慶」っぽいゆるきゃらがお出迎え -
入ってすぐのところにある展示。
ピッツS-2B
曲芸飛行機のためか、胴体が翼に比べて非常に太く、おもちゃみたいに見えます -
さて、1Fの屋内展示室に入ります。
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入って右手にはシミュレーター。
YS-11のものみたい -
一番手前にはなんと、オートジャイロ!
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自家製機エバンスVP-1
キットを購入し、自分で組み立て、実際に飛ばした機体だそうです。
機体はべニア製とありました。
機体だけでなく、翼も小さく感じます。
背後の赤い飛行機に比べると大人と子供ほどの差があります。 -
多用途軽飛行機 ピラタスPC-6Bターボポーター
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多用途軽飛行機 ピラタスPC-6Bターボポーターの説明文
スイスの山岳地域で使用できるよう、STOL性能を持つ機体とのことです。
フロートも簡単に付けられる、とあるので、雪面での離着陸も可能なのでしょう -
OH-6J観測ヘリコプター
特に明記はされてませんでしたが、恐らく陸自で使用していたであろう機体。
昭和世代の自分的には陸自のヘリというとこの形なんですよね。 -
OH-6J観測ヘリコプターの説明文。
説明文には設計経緯の説明がありましたが、観測ヘリコプターそのものがなんぞや?という説明はありませんでした。
ちなみに、観測ヘリコプターは砲撃時の弾着地点観測に使用するのが最も基本的な使用方法です。 -
F-15Jの風貌が展示されていました。
まだ現役の機種なのに、ここにあるということは何らかの事情で使用できなくなったものなのでしょう -
川崎T-33A練習機
かなりの巨体です -
川崎T-33A練習機の説明文
ジェット黎明期にパイロット育成に多用された機体とあります。 -
川崎T-33A練習機はコクピットを除くことができます。
しかし、椅子がなんとも言えません。
昔読んだ戦闘機を扱った漫画で「パラシュートをクッション代わりに敷く」ってセリフが出てくるのですが、その気持ちが痛いほどわかるシートです。
これで長時間フェリー航行とか、何の拷問ですか? -
川崎T-33A練習機の複座部分。
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F-2の機種部分のモックアップ
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F-2の機種部分のモックアップの説明文
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F-15Jの燃料タンクのモックアップ
吊り下げ懸架部分も正確に作るんですね -
F-2の燃料タンクのモックアップの説明文
ドラム缶5.7本分、1135Lってことは燃料だけで1トン以上。
結構な機械的強度が求められますね、これは。 -
空対艦ミサイルのモックアップ
対艦ミサイル、というのがF-2らしく感じます。 -
対艦ミサイルのモックアップの説明文
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F-104Jです。
この機種に乗った自衛隊のパイロットが当時世界最強(コンバットプローブの機種では現在でも最強)のF-15に模擬空戦でキルコールを連発したんですよね。
一世代の差はパイロットの技量で覆すことができる、と米軍に評価させた伝説的な機体です。 -
F-104Jの説明文。
説明には無いけど、この機体は爆撃能力は無いため、制空戦闘機の位置づけ。
F-4はマルチロール機なので、F-4に道を譲る形になりました -
F-104Jのピトー管。
観察しやすい位置にありました -
T-2練習機
ブルーインパルス塗装
F-104Jの相方らしく、F-104Jの隣に展示されていました。 -
T-2練習機の説明文
日本初のジェット国産練習機です -
T-2練習機のコクピット
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T-2練習機の複座。
こちらはキャノピーが閉まっていました -
さらに奥には小型機が並んでいます。
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一番手前はドル二エDo-28A-1。
エンジンが機体の大きさに比べてデカい -
ドル二エDo-28A-1の説明文
「珍機」らしいです。
機体とエンジンの大きさのアンバランスはSTOL性を追求した故のようです -
ビーチクラフトE-33
ビーチクラフトというと、個人的には「よく墜落する機体」との印象があります・・・ -
ビーチクラフトE-33の説明文
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富士T-3
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富士T-3の説明文
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天井からぶら下がるのは「鳥人間コンテスト」の機体では?
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黄色い機体もぶら下がっています。
超軽量飛行機のようです。
なぜにノラクロの絵が? -
超軽量飛行機の説明文
140万円で購入したとのこと。
安い! -
ベル47Gヘリ。
昭和世代なので、これを見ると「西部警察」を思い出してしまう。 -
ベル47Gヘリの説明文
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1Fロビーに戻ってきました。
パイロットスーツの展示があります。 -
1F展示室を後にし、2Fへ向かいます。
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2F展示室の入口
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なんじゃこりゃ?と思ったら、玉虫の飛行からインスピレーションを受けて作った機体のようです。
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玉虫型飛行機の説明文
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玉虫飛行機の製作者の紹介
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玉虫飛行機の模型
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ことらはカラス型飛行機の模型
黎明期の色々な形状の模索が見れて面白い -
1800年代の飛行機の歴史の説明
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1800~1900年代にかけての飛行機の歴史の説明
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1910年頃の飛行機の歴史の説明
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1910年代の飛行機の模型群
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1915年の第一次世界大戦期の戦闘機の説明
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第一次世界大戦期のソッピースF1の模型
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1920年の第一次世界大戦期の戦闘機の説明
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1920年代、日本人飛行士:東晋作の説明展示
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1920年代の(飛行船を含む)飛行機の歴史の説明
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1930年代の飛行機の歴史の説明
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1940年代の飛行機の歴史の説明
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1950年代の飛行機の歴史の説明
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1960年代の飛行機の歴史の説明
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1970年代の飛行機の歴史の説明
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1980年代の飛行機の歴史の説明
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米軍機:
B-17爆撃機
P-37
P-39(エアラコブラ)
P-47(サンダーボルト)
P-51(ムスタング)
の模型群 -
英軍機
ランカスター爆撃機
タイフーン
ソードフィッシュ
スピットファイア
ミーティア(ジェット戦闘機)
ハリケーン
デハビラントモスキート戦闘爆撃機
ブリストル ボーファイター -
米海軍機
ヘルダイバー(急降下爆撃機)
コルセア(戦闘攻撃機)
ドーントレス(急降下爆撃機)
カタリナ(飛行艇)
ヘルキャット
アベンジャー(雷撃機)
ワイルドキャット -
独軍機
Fw-190
Me262
Ar234(爆撃機)
Bv138(飛行艇)
Bf109K -
大戦期の機体
イタリア・MC202(デザート塗装かな?)
ソ連・IL-2(攻撃機)
ドイツ・Me110
フランス・D520
ソ連・ヤク9
ドイツ・D0335
ソ連・I-16 -
日本陸軍
97式戦闘機
100式司偵
一式戦闘機(隼)
二式戦闘機(鐘馗)
三式戦闘機(飛燕)
四式戦闘機(疾風)
五式戦闘機(制式化されていない帝国陸軍最後の戦闘機)
一番大きい機体は九七式重爆撃機
※ちなみに、九七式重爆撃機は昭和20年5月24日に米軍が選挙する沖縄の読谷飛行場に強行着陸して強襲する必死の特別攻撃を敢行した義烈空挺隊が特攻に用いた機体。
この攻撃で、総員168名が全滅した。
多くの人に知られてはいないが、日本兵をスイス兵と並ぶ強兵として米軍に印象付け、戦後のGHQの政策に一定の方向性を与えた(日本人の奴隷化を唱える米国世論があったが、それの採用を防いだ)伝説的な機体と言える。 -
戦前の輸送機・旅客機
日本:MC-20旅客輸送機(陸軍100式輸送機の民間転用型)
米国:DC-3輸送機
日本:川西式四発飛行艇(日本海軍の九七式輸送飛行艇の民間転用型)
日本:中島AT-2(陸軍は九七式輸送機として採用、海軍は中島式双発輸送機として採用) -
Su-27
F-117
F-22
F-35 -
F-4EJ改ファントム
F-15イーグル
F/A-18E/Fホーネット
F-16Cファルコン -
SR-71ブラックバード
F-14トムキャット
F-5EタイガーⅡ
ホーカー・シドレー・ハリアー
うん!
エリア88だ! -
F-105サンダーチーフ
F-106デルタダート
F-4ファントム
Mig-21フィッシュベット
※F-106はかつて地球最後の日に飛ぶ機体、なんて言われたこともありますよね -
F-100スーパーセイバー
F-104スターファイター
A-4スカイホーク
F-8クルーセーダー
Su-7
うーん、エリア88だ!(そんな時代だったなぁ・・・) -
P-80シューティングスター
F84Gサンダージェット
F-86Fセイバー
Mig-15
Mig-19 -
第二次大戦期の大型機コーナー
戦闘機と比べると誠に大きい
二式大艇 vs 陸軍一式戦闘機隼
B-29 vs 零戦52型 vs 英軍ショートサンダーランド -
T-2CCV(T-2を改造した試験機)
YS-11型旅客輸送機
T-2超音速練習機
川崎STOL研究機
F-2支援戦闘機
C-1輸送機
T-4中等練習機 -
小型民間機
BAeジェットストリームスーパー31
DHC-8-200
サーブ340B(JAC塗装)
ビーチクラフト2000スターシップ
B737-300(Air Do塗装) -
V-22オスプレイ
A320(エバー塗装)
B777-200(ANA塗装)
B787-8(JAL塗装) -
MRJ
ホンダアジェット
B787ドリームライナー -
小型レシプロ機のプロペラ
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今は見ることも少なくなったB737ジャンボ
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音速の壁の説明コーナー
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レシプロからジェットへ移行したことの説明コーナー
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「心神」の模型!
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「心神」を別角度から
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政府専用機の貴賓室の展示。
あの椅子の座り心地はどうなんだろう? -
こちらは政府専用機の模型
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シミュレーターもあります。
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こちらは民間エアラインの機体模型コーナー
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模型とはいえ、これだけあると圧巻
-
YS-11コーナー
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