栗林公園（りつりんこうえん）は、香川県高松市に所在する江戸時代初期に築庭された回遊式大名庭園（日本庭園）。<br />面積は約75haで文化財庭園では、国内最大の広さである。<br /><br />1875年（明治8年）に県立公園として一般公開を開始し、1953年（昭和28年）に国の特別名勝に指定された都市公園法上の歴史公園である。<br /><br />紫雲山の東麓に所在し、紫雲山を背景に、6つの池と13の築山を配し、400年近い歴史を有する大名庭園である。すぐれた地割と石組を有し、木石の雅趣に富んでいるとされている。<br /><br />本園は、南庭と北庭で構成される。南庭は江戸時代初期の大名庭園の姿を今日に伝える。北庭は檜御殿が建ち鴨場であったが、大正時代初期に近代庭園のスタイルを取り入れ改修の後、一部を改変して今日に至る。<br /><br />2023年（令和5年）3月 - 偃月橋の架け替え工事が終了し竣工式を開催。<br /><br />掬月亭（きくげつてい）：江戸時代の初期に建てられた、数寄屋造りの純和風建築で、茶室を備える。<br />東南の南湖に突き出る棟が、「水を掬（すく）えば月が手にある」という「掬月楼」にあやかり、「掬月亭」に改名された。掬月亭は四方正面の造りで、床を低くし、壁は少なく、風通しの良い夏向きの建物である。舟をモチーフにした部屋は、へさきの雰囲気を醸し出す。<br />南庭の中心的な存在の亭内からの眺めは絶景で、開放感にあふれている。<br /><br />日暮亭（ひぐらしてい）：茅葺き草庵型の石州流の茶室で、1898年（明治31年）に建築された。<br />枕流亭（ちんりゅうてい）・香流亭（こうふうてい）・紫明亭（しめいてい）・瞰鴨閣（かんおうかく）：1913年（大正2年）に完成した北庭の改修工事の折、北庭を鑑賞する施設として、新たに建設された。<br /><br />飛来峰（ひらいほう）：富士山に見立てて造られたといわれる築山で、園内随一のビューポイント。山頂近くにある珪化木の石組みは、山が崩れるのを防ぐとともに、富士山の雪を表したものではないかといわれている。<br />山頂から見下ろす偃月橋や、紫雲山を背景に南湖の西に配された掬月亭を望む眺めは、栗林公園を代表する景観で、定番の撮影スポットとなっている。飛来峰という名称は、中国杭州にある名勝地から得た命名といわれている。<br /><br />園内には総数56科、173種、約32,400本の樹木が生育している。<br />花の名所でもあり、多くの花木・草花が、春夏秋冬に開花・紅葉する。<br />文化財庭園としてのカエデ・ツツジ・約1000本の手入れマツなどに加え、都市公園としてのウメ・サクラ・ハス・ショウブ・ハギなどが創出する四季折々の景観は、「一歩一景」とされている。<br /><br />公園内には6つの池があるが、このうち南湖では江戸時代に船遊びが行われていたことにちなんで、2012年（平成24年）7月5日より観光用に和船「千秋丸」が就航している。<br />2017年5月1日より1隻が寄贈されて2隻での運行となった。　　850円

高松盛夏-2　栗林公園a 南庭名所めぐり‐和船で南湖30分‐　☆15:30～予約　3人/6人乗船

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2025/07/22 - 2025/07/22

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マキタン２さん

栗林公園（りつりんこうえん）は、香川県高松市に所在する江戸時代初期に築庭された回遊式大名庭園（日本庭園）。
面積は約75haで文化財庭園では、国内最大の広さである。

1875年（明治8年）に県立公園として一般公開を開始し、1953年（昭和28年）に国の特別名勝に指定された都市公園法上の歴史公園である。

紫雲山の東麓に所在し、紫雲山を背景に、6つの池と13の築山を配し、400年近い歴史を有する大名庭園である。すぐれた地割と石組を有し、木石の雅趣に富んでいるとされている。

本園は、南庭と北庭で構成される。南庭は江戸時代初期の大名庭園の姿を今日に伝える。北庭は檜御殿が建ち鴨場であったが、大正時代初期に近代庭園のスタイルを取り入れ改修の後、一部を改変して今日に至る。

2023年（令和5年）3月 - 偃月橋の架け替え工事が終了し竣工式を開催。

掬月亭（きくげつてい）：江戸時代の初期に建てられた、数寄屋造りの純和風建築で、茶室を備える。
東南の南湖に突き出る棟が、「水を掬（すく）えば月が手にある」という「掬月楼」にあやかり、「掬月亭」に改名された。掬月亭は四方正面の造りで、床を低くし、壁は少なく、風通しの良い夏向きの建物である。舟をモチーフにした部屋は、へさきの雰囲気を醸し出す。
南庭の中心的な存在の亭内からの眺めは絶景で、開放感にあふれている。

日暮亭（ひぐらしてい）：茅葺き草庵型の石州流の茶室で、1898年（明治31年）に建築された。
枕流亭（ちんりゅうてい）・香流亭（こうふうてい）・紫明亭（しめいてい）・瞰鴨閣（かんおうかく）：1913年（大正2年）に完成した北庭の改修工事の折、北庭を鑑賞する施設として、新たに建設された。

飛来峰（ひらいほう）：富士山に見立てて造られたといわれる築山で、園内随一のビューポイント。山頂近くにある珪化木の石組みは、山が崩れるのを防ぐとともに、富士山の雪を表したものではないかといわれている。
山頂から見下ろす偃月橋や、紫雲山を背景に南湖の西に配された掬月亭を望む眺めは、栗林公園を代表する景観で、定番の撮影スポットとなっている。飛来峰という名称は、中国杭州にある名勝地から得た命名といわれている。

園内には総数56科、173種、約32,400本の樹木が生育している。
花の名所でもあり、多くの花木・草花が、春夏秋冬に開花・紅葉する。
文化財庭園としてのカエデ・ツツジ・約1000本の手入れマツなどに加え、都市公園としてのウメ・サクラ・ハス・ショウブ・ハギなどが創出する四季折々の景観は、「一歩一景」とされている。

公園内には6つの池があるが、このうち南湖では江戸時代に船遊びが行われていたことにちなんで、2012年（平成24年）7月5日より観光用に和船「千秋丸」が就航している。
2017年5月1日より1隻が寄贈されて2隻での運行となった。　　850円