夏のグリーンランドに個人手配で行ってきました。夏のグリーンランド・ツアーを探しましたが、イルリサットまで行く適当なものがないため、個人手配となりました。<br />当初は4泊5日でヌークとイルリサットを訪れる予定でしたが、天候不順などによりフライト・キャンセルに2度も遭遇し、急遽ヌーク2泊、イルリサット滞在5時間の日程に変わってしまいましたが、それでも何とか異次元の世界を楽しむことが出来ました。<br />この旅行記は、フライト・キャンセル後のグリーンランド旅を掲載します。<br />なお、グリーンランドへの旅程に前後して、デンマーク滞在日を数日づつ設け、デンマークの街歩きをしました。そちらは、別途旅行記を作成予定です。<br /><br />フライト・キャンセル後の日程は下記。<br />7月5日　羽田→フランクフルト経由→コペンハーゲン(4泊)<br />7月9日　コペンハーゲン→ヌーク(泊)<br />7月10日　ヌーク観光　ヌーク(泊)<br />■7月11日　ヌーク→イルリサット→ヌーク(機中泊) <br />■7月12日　朝　コペンハーゲン着　<br /><br />表紙の写真は、イルリサットのヨットハーバー風景。

夏のグリーンランド-----イルリサット

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2025/07/09 - 2025/07/12

5位(同エリア18件中)

エリア

イルリサット(グリーンランド)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

7月11日　7時前　ヌークのホテルからタクシーにてヌーク空港に来ました。Air Greenland のバスが巡回していると聞いていましたが、時間や場所がはっきりしないため、タクシーとしました。
2日前のイルリサット行きフライトが急遽キャンセルとなったため、予定外のヌーク2泊でしたが、好天気に恵まれ街歩きも楽しめましたの良かったと思います。
電光掲示板にて、この日のイルリサット行きフライトGL-1592便が予定通り飛ぶのかを確認します。キャンセルでも遅延でも無いようで一安心。。
チェックインカウンターにて手続きをし、手にしたボーディングパスが先に合意したフライトと指定シートで問題ないことを確認します。
チェックイン手続き・手荷物検査を経て空港待合室に来ました。ここでも電光掲示板を再確認します。現在の時間7時20分の所、7時45分発のGL-1592便は予定通り。後発の2便には遅延が発生しているようです。
7時45分前　イルリサット行きGL-1592便に乗り込みます。2度のフライトキャンセルに遭遇しているだけに、ようやく搭乗できて感激デス。。。また天候もいいようでまずは安全飛行を祈ります。
36人満席のイルリサット行きプロペラ機は定刻に離陸。
窓側・最前列1Aのシートから見る景色です。左側にプロペラが回転していますが視界は良好です。
入り組んだ幾つもの入江、いくつもの島々が続くこれぞグリーンランドの風景が延々と広がっています。

北上するに従い雪山が見えてきました。息をのむような圧倒される大自然の風景が続きます。。
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ブルーの入江に白ぽい氷河が流れ込んでいます。美しくも凄い大自然の風景。。。言葉を失います。。。
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半島の先に集落が、その沖合には氷の塊が幾つか浮いているのが見えています。
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着陸態勢に入っているようです。真下に大きな氷の塊が浮いているのが見えてきました。
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巨大な氷の塊が見えだしました～凄い光景です。
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南極で見たのと同じような分厚くて上の面が平らな氷床の塊が浮いていますwww。
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おお～でっかい・・・。
イルリサットの上空を飛行中～　沖合に浮かぶ氷塊、その周囲の海面はエメラルドグリーンに見えて後光が差しているみたい。。。
まもなく着陸します。
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9時40分　あっと言う間にイルリサット空港に着きました。約50分の遊覧飛行デシタ。
早速空港ビルの待合室にて電光掲示板を確認します。
ただ今の時間は9時45分、youが次に搭乗するヌーク行きのフライトGL595便は、13時15分とあり定刻に飛ぶようです。これでイルリサットに滞在できる時間は3時間少し・・・Time is money の貴重な時間です。
GL-595便のチェックイン時間前ですが、カウンターのお姉さんに頼み込んで荷物を預けて、チェックインの手続きを先行してさせてもらいます。
身軽になったところで、空港ビルを出るとタクシーが1台も止まっていません。。。
それもありと予定した通り、街までハイキングします。先輩トラベラーの旅行記で、街まで歩いても1時間程度との情報及びGoogle Mapを確認しながらの行動です。
こちらは空港入口道路脇に建つ看板です。イルリサットの東側のイルリサット・アイスフィヨルドは世界遺産になっています。天気は良好、風があって少々寒い感じですが、憧れていた地にこられたのでワクワクしながら歩き出します♪。
丘陵地を抜けて行く海岸沿いの道路を、海に浮かぶ氷塊を眺めながら、海から吹き付ける風を感じながらルンルン気分で歩いています。
空港に繋がっている道路ですが、車はほとんど通りません。
道路沿いに白の墓標が並ぶ墓地が、その奥の海には白い氷塊が浮いていて、異次元の冬の風景が広がっています。。。。
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氷塊に並んで小さなボートが浮いていますが漁でもしているのでしょうか。
30～40分ほど歩いたところで、海岸沿いにイルリサットの町が見えてきました。
町が見渡せる海岸沿いまで来ました。
ガスタンクが並びその奥にカラフルな建物が沢山建っています。ガスタンクには暖房用などに使われる燃料が貯蔵されているのでしょう。
山の斜面の奥まで街並みが続いています。
町の沖合には大きな氷山も浮いています。おお～これぞイルリサットの町なのだ。。感激～。。
沖合まで氷山が連なるように浮いています。
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町が見渡せる裏手の海岸沿いには、御覧のような戸建ての小屋があります。近づいて見ると、ホテル付属の離れた宿泊棟でした。寒さを凌いでキャンプしているような気分で氷山がみられる。。。贅沢なホテルみたい。。
ホテル付属の離れの宿泊棟のベランダから見られる風景です。
冬の時期には入り江に更に沢山の氷塊が入り込んで、壮大な大自然を体感できることでしょう。。
離れの宿泊棟に繋がるホテル棟です。脇にデンマークの国旗とグリーンランドの国旗が仲良く靡いています。
岩場を歩いて港が見える所まで来ました。
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港には沢山の小舟が停泊しています。人口5千人のイルリサットの町ですが、一家に１艘の船を持っているのでは・・・と思ってしまいます。漁業用と夏の時期は観光船としても使うのかも知れません。
港奥の丘陵地はホテル等のカラフルな家々が並んでいます。町の中心部には高層の建物も見えています。
イチオシ

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現在イルリサット近郊に大型ジェット機が離着陸できる飛行場を建設中で、それが完成すれば大勢の観光客が訪れることになります。それを見込んでホテル等も新たに建設されているように感じます。
町の中心に向かって更に歩きます。
左手のコンクリート塀は、ダムの堰堤のようです。そこから溢れている水が、道路下を通って港に流れ出ています。
港の対岸に町の中心に通じている道路が、その手前の橋に「ILULISSAT」の表示が見えています。ここまで、写真を撮りながらゆっくリぺースのハイキング気分で歩いてきており、約1時間かかっています。
橋の上から上流側の風景。
川の中央に複数のボートが係留され、崖上にはホテルのような大きな建物が建ち、パイプが崖下まで下がっていたりと面白い景観が見られます。
坂を上ってイルリサットの町の中心に入って来ました。
観光案内所が入っている建物。
建物前のベンチにイヌイット系のオジサンが日光浴中。。。軽く会釈すると笑顔が返ってきました。
道路の先にオーロラを表現している様な模様が描かれたホテルが建っています。
港の対岸からこのホテルが見えていて、これをず～と目印にして歩いてきましたので、ようやく町の中心に到着したと言った感じです。
町は左手緩やかな坂道に沿って続いています。
街角の広場に建つイヌイット系オジサンの胸像がありました。多分イルリサットの町の発展に貢献された方だと思います。
この後周辺をぶらぶらとして、残り1時間ほどありますが観光案内所にてタクシーを呼んでもらいます。
12時過ぎ　観光案内所にて暫く待って、到着したタクシーで空港に戻ります。
帰りは15分ほどで空港に到着しました(120 DKK)。余裕をもっての行動です。
13時過ぎ　手荷物検査も無くこちらのゲートから徒歩でヌーク行きプロペラ機GL595便に乗り込みます。帰りの便も36人搭乗で満席ですが、予約した窓側2Aのシートを確保しています。
機はほぼ定刻に離陸します。沖合に氷塊が浮いているのが見えます。
また、直ぐ左下の海岸沿いに滑走路のような平地が見えます。トレーラの様な車が動いているので、工事中の新しいイルリサット空港の滑走路だと思われます。
大きな氷山の真上を飛行中。。
旋回して暫くすると海岸沿いに、先ほど見た工事中の滑走路が確認できます。完成すれば、大型ジェット機の離着陸が可能となり、イルリサットにも大挙して観光客が押し寄せるようになるのでしょう。
イルリサットの町の上を飛んでいます。
左上に堰堤のあるダム湖、その右下に小舟が多数係留されている港、そして港沿いの道を進んだ先のイルリサットの中心街・・・つい先ほど歩いて辿り着いた町なので良く確認できます。
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下側に見えている岩場には、氷山が至近距離で見られるハイキングコースの木道なども見えています。体力が残っているうちにリベンジしたいですね。。。
暫くすると、氷山の塊がひしめく光景が現れました。これが世界遺産になっているイルリサット・アイスフィヨルドかなぁ。。
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14時45分　まもなくヌーク空港に到着します。
ヌークからコペンハーゲン行きのフライトGL-742便は、出発時刻が予定では19時10分の所、2時間の遅れと表示されています。当初の計画ではこの乗り継ぎ時間を利用して、ヌークの街歩きの予定でしたが、小雨模様であること、既にヌークには2泊して街歩きを楽しんでいますので、ここは待合室にてゆっくり休むこととします。
GL-742便は、予定よりも3時間遅れて、22時過ぎにヌーク空港を出発しました。出発が遅れたのは、ヌークに他の空港から到着するプロペラ機が予定より遅れた為とのことでした。
ヌーク空港を飛び立ったコペンハーゲン行きGL-742便は、途中カンゲルルススアーク空港に降り立ちます。ここはヌーク空港が拡張される前の2024年までハブ空港だった所で、御覧のような立派な空港ビルがありますが、他は何にもない村のようです。
ここで乗り継ぎ客が何人か乗り込んできました。
コペンハーゲン空港には翌朝7時20分に到着(時差4時間)。
この日は、早朝に起床してヌーク空港に行き、イルリサットまでの往復遊覧飛行とイルリサットの街歩きをして再びヌークに戻り、そこで一休みした後、カンゲルルススアーク空港を経由してコペンハーゲンに早朝帰って来た訳で、忙しく動き回った長くて充実した1日となりました。
今回の夏のグリーンランドの旅は、昼間の時間帯が長く、気候は春先のようで寒くはなく、空気が澄んでいて緑が広がり、異次元の世界と大自然の凄さを十分に堪能できました。ただ天候次第でフライトの欠航や遅延が発生しますので、日頃の行いも大事になりますwww。