2025/05/17 - 2025/05/18
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tomo_miichiさん
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*この旅行記は、ドイツ観光局の提供により投稿しています*
アイゼナハは、1000年の歴史を持つユネスコ世界遺産の城、ヴァルトブルク城で知られる町です。
山の上にそびえる城の景観もさることながら、アイゼナハを訪れる理由として多くの人が名前を上げるこの町ゆかりの人物トップ3は以下の3人だそうです。
・宗教改革者マルティン・ルター
・聖エリーザベト
・楽聖ヨハン・ゼバスチャン・バッハ
あれれ、ゲーテがいませんね。
ちなみにゲーテがこの町を訪れた回数は16回と言われています。
今回は、ゲーテのことは少し置いておいて(最後の方にまた登場します)、このトップ3を通してアイゼナハの街とヴァルトブルク城を訪れてみたいと思います。
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フルダからアイゼナハまで、直行のICEで約50分。距離にすると100kmです。
ここからいよいよ、ゲーテ街道の旅は旧東ドイツ地域に入ります。
中央駅から数分歩くと、城壁の近くに立つルター像に出会えます。
1517年に教会の腐敗を批判したルターの有名な「95ヵ条の論題」によって宗教改革が起こりますが、その後ルターは追われる身となり、ヴァルトブルク城に身を隠し、10カ月滞在した中でなんと11週間の間に新約聖書を翻訳したとされています。
締切に追われている人には、なんだか非常に励まされるエピソードです。 -
教会で使う聖書は、それまで聖職者しか読めないラテン語で書かれていたため、聖書のドイツ語訳はまさに福音の民主化を意味しました。
多くの一般市民が、聖書に何が書いてあるかをじかに読むことができるようになったのです。
ルターの登場によって「欧州の中世は終わった」と言われています。
ルターはアイゼナハ近郊の出身でしたが、大学に入るまでの3年間、アイゼナハにあるラテン語学校に通うためにこの町に住みました。
その時に住んでいた親戚の家が、現在ルターハウスとして記念館になっています。ルターの家 建造物
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ルターハウスの入り口にはプレイモービルの等身大版ルターくんが。
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手乗りサイズのルターくんと、この地域の名物菓子ルターブロート。レープクーヘンのようなお菓子ですが、クリスマスだけでなく1年中あるそうです。
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ルター(1483-1546)が生まれてから約200年後にこの町で生まれたのがバッハ(1685-1750)。
バッハが洗礼を受けたというゲオルク教会は、ルターハウスから目と鼻の先。
この教会では代々バッハ家の人がオルガン奏者を務めていたという記録が残っています。ゲオルク教会 寺院・教会
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ちなみにバッハが使ったとされる洗礼盤は今でも使われていて、この教会で洗礼を受けるためには順番待ちで大変な人気なのだそうです。
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よく知られている肖像画よりも、ややシュッとした感じのバッハ像が教会の入り口にはいます。
左足はたくさんの訪問者に触られて色が変わっていました。 -
こちらはバッハハウス。
左側の建物はバッハの生家ではないのですが、バッハが子ども時代を過ごした家で、右側のモダンに改装された建物と合わせてミュージアムになっています。
もちろん200年の隔たりがあるわけですが、ご近所にルターとバッハがいる住環境、想像を絶するものがあります。
スーパーマーケットでばったり会ったらどうしようという距離ですからね。バッハの家 建造物
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バッハハウスの入り口には、プレイモービルのバッハくんが。
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バッハの直筆の楽譜の展示や、当時の生活様式を再現したコーナーなどと合わせて、バッハの時代の古楽器を演奏付きで紹介してくれるアトラクションがおすすめです。
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さて、テューリンゲン州に来たからには、やはりこれでしょう。
レストランの定番メニューに必ずついてくるのが、テューリンガー・クロース。ジャガイモ団子です。
これ、お家で本格的に作ろうとしたら、ジャガイモをすりおろして蒸して...と工程が大変で、半日仕事だと聞いたことがあります。
ジャガイモ団子とマリネしたポークを煮込むザワーブラーテン、紫キャベツの煮込みの、小さいポーション(Seniorenteller)を頼みました。
ちなみに通常の大きいポーションはこの2倍の分量です。
B-A-C-H Restaurant
Frauenplan 8, 99817 Eisenach
http://bachrestaurant.de/?lang=en -
ジャガイモ団子のクロースは、テューリンゲン州のご当地ゆるキャラにもなっていて、こんなキーホルダー(5ユーロ)もあります。
その名もクロースくん。 -
ランチを終えていよいよ、ヴァルトブルク城を目指します。
アイゼナハ駅裏のバス乗り場からバスが出ていて、17分でお城の下まで乗りつけてくれます。ヴァルトブルク城 城・宮殿
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本物の中世騎士物語の世界が目の前に広がります。
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1000年の歴史を持つヴァルトブルク城ですが、実は今私たちが見ているお城の全容がすべて1000年の時を経ているわけではありません。
歴史ある古い城によくあるように増築や改築を重ねているため、一番古い12世紀に作られた部分はごく一部、中庭に面した写真左側の黄色っぽい砂岩で作られたロマネスク建築の部分と、エリーザベト通路と呼ばれる部分になります。 -
ヴァルトブルク城といえば、熱烈なファンが多いのが聖エリーザベト。
ハンガリー王女だったエリーザベトは1211年、4歳の時にこの城の領主だった方伯の許嫁として連れてこられ、14歳で結婚しました。
その敬虔なキリスト教の信仰と慈悲深い行ないの数々は伝説的に知られており、1231年に24歳の若さで亡くなったあと、聖人に叙せられています。
19世紀に改装されたエリーザベトの間では、エリーザベトの人生を描いたガラスのモザイク画が壁面に施されています。 -
回廊を通って、15世紀に建てられた一角に移動すると、ここにはルターが住んでいた部屋が残されています。
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この部屋で、聖書の翻訳という歴史を変える偉業が成されたのです。
ちなみにルターは、古代ギリシャ語とヘブライ語の原典にあたって、聖書を翻訳したとされています。 -
しかしルターの死後、30年戦争を経てこの歴史ある城は放置されて忘れられていた時期がありました。
それを「再発見」したのがゲーテだったと言われています。
ワイマールの宰相を務めていたゲーテは、ここにミュージアムを作ることを提案。19世紀に入ってから、この城の大幅な改築がされることになりました。
その後、2度の世界大戦を経てこの地域は東ドイツとなり、ドイツ統一後の1999年に、ヴァルトブルク城はユネスコ世界遺産に登録されました。
*ヴァルトブルク城が堪能できる公式動画はこちら。おすすめです!
https://www.youtube.com/watch?v=AVydgvFjynI -
私がヴァルトブルク城を訪れた日の夜、祝祭の間ではコンサートが催されていました。
ワーグナーのオペラ、タンホイザーの舞台となったことでも知られるこの広間で、この日の演目は、イタリア人音楽家トファネッリとアリジーニによる、プッチーニをジャズにアレンジしたトランペットとピアノの二重奏。
歴史ある空間に響く自由で軽やかな音色は、魂に喜びを与えてくれる力を持っていました。 -
とにかく盛りだくさんだったアイゼナハの1日。
1000年の歴史の中でこの場所を行き交った著名人が、ドイツの歴史と文化に残したものの大きさをずっしり実感させられた旅でした。
(協賛:ドイツ観光局)
前回のフルダの旅はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11981861
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