2024/12/29 - 2024/12/31
366位(同エリア564件中)
norijiroさん
- norijiroさんTOP
- 旅行記136冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 178,543アクセス
- フォロワー19人
フーコック島は離島とはいえ、淡路島ほどの大きさがある。北から南まで50km以上と、この島は狭いようで意外と広いのだ。ちょっと遠出しようと思ったら、タクシーかgrabでライドシェアを呼んで移動するしかない。道路事情は思いのほかよいものの、すっかり島時間にひたっているわれわれにとって、時間のかかる移動はちょっと面倒くさい。今回、宿を南部→中心部やや北→中心部やや南という感じで変えていくので、それぞれの宿の圏内で観光スポットを制覇していくというのが効率的であろう。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 船 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
島の南部に滞在する最終日となったこの日は、世界最長を誇るケーブルカーに乗車し、ウォーターパークへと繰り出すことにした。ゴーストタウンを抜け、ケーブルカー乗り場へと向かう。
-
乗り場へ到着。写真左側は古代の遺跡風に仕上がっているが、まだまだ築浅である。
-
人がいないのに慣れきっていたため、のんびりダラダラとやってきたらこの行列。どこにこんなたくさんの人が……? 日本人もかなり多いようで、全体に占める日本人の配合率でいえば、これまで訪れた海外の観光スポットでも相当上位である気がする。2割くらいは日本人だっただろうか。あちこちから懐かしい?日本語が聞こえてきた。もしこの島に長期滞在してホームシックにかかったら、ここにくればいい。
-
ケーブルカーは回転率がよく、そこまで待たずに乗車。始発駅付近には多数の漁船が停泊していた。このあたり、もともとは漁村なのだろう。
-
右に見えるのが古くからの集落。密集度合がすごい。
-
このケーブルカーの行き先は、島からさらに南の沖合にある小さな離島・ホントム島である。途中にいくつかある小島に巨大な支柱が建てられていて、その間がケーブルでつながれていた。なので、ルートのほとんどは海上である。結構高さもあり、おっかない。支柱部分を通る時はかなり揺れるので、スリルもあった。
そのホントム島は一島がまるごとリゾートに仕立て上げられていて、ウォーターパークや巨大ジェットコースターなどがある。ケーブルカーの料金にはそれらの入場料が含まれているため、ケーブルカーも実質的にウォーターパーク等の付属施設といってよいだろう。料金は大人1人65万ドン(3,900円)、ランチビュッフェつきで90万ドン(5,400円)で、まあまあ高い。外国人向けの価格のようだ。 -
車内に掲げられたギネス記録。7899.9メートル。あと10センチでぴったり7,900メートルになるし、なんなら適当に100メートルくらい迂回させればキリよく8,000メートルなのだが、そうしなかった理由がなにかあるのだろうか。ベトナムの数字については、ネット上に次のような記載があった。「ベトナムでもっともよいとされている数字は9。発音が永遠を意味する『久』と同じことに由来する。また、商売人は8を好む。繁盛を意味する『発』に発音が近いためだ」。想像ではあるが、このあたりが理由のような気がする。いつまでも繁盛しますように、ということかもしれない。
-
ホントム島が見えてきた。沿岸にはギリシャ風の建物が。こちらはエーゲ海というコンセプトなのだろうか。
-
島へと到着。欲にくらんで前が見えないカニがお出迎え。
-
まずはランチビュッフェへ。かなり巨大なレストランで、越・洋・中の各種料理が取りそろえられている。
-
ウォーターパークの施設は多種多彩。メインの長大な流れるプールを中心に、子ども用のプールや大小さまざまなスライダーなどがある。流れるプールに適当に浮かんでいる浮輪に身を任せ、のんびりと水浴びを楽しんだ。
-
私は回転する系が苦手なので、家族は私を1人おいて流れる浮輪へと向かってしまった。なぜか父親然とした外国人とグループになっているではないか。このアトラクションのベトナム語名を日本語に訳すと「オーガとの戦い」だそうで、「伝説の生き物の力を目の当たりにしたいなら、曲がりくねった滑り台を乗り越えて、オーガとの戦いに備えましょう」とある。そういうことなら、彼のほうが戦闘力がありそうだ。謹んで家長の座を譲りたい。
-
1日たっぷりと遊んで帰る。閉園間際のためケーブルカーの乗り場は大行列で混雑していたが、ここで事件が発生した。中国人団体旅行客の横入りである。手口はこうだ。ツアコンのおっさんが「はぐれたツアー客が前にいる」(ウソ)と単独で列を分け入って進んでいき、それ以上進めなくなると今度は後ろにいるツアー客を自分のところまで呼び寄せるのだ。ツアー客は「ツアコンとはぐれちゃったから、ちょっと入れて」などと言って譲ってもらおうとする。周りの客が数人だと思って許可すると、なぜか20人近くがゾロゾロと割り込んでいくではないか。唖然、呆然、ありえない。組織的かつ計画的な犯行だ。隣りにいた日本人の兄ちゃんは「こいつらと一緒の車内になるくらいなら、先に行かせる」といって激怒していた。
-
だがな、兄ちゃんよ。まがりなりにも中国に留学し、多少は彼らの気質を知っている私からみれば、そんなことを考えたら向こうの思うつぼだ。黙示の合意とみなされかねない。やられっ放しも腹が立つので、わからせてやらねえとな。どうやらまだ数名のツアー客が取り残されていたようで、ツアコンのおっさんが「後面還有」(後ろにまだいる)などと叫んでいる。しめしめ。するとほどなく、連中の一味と思しきおばちゃんが数人、後ろから「エクスキューズミー」と言ってきた。だから? 私と長男はその訴えに一切耳を貸さずに聞こえないフリをして無視を決め込み、さらに何気なく肘をはって物理的なバリケードを築いた。ちなみにこの肘技は、列で人民に先を越されないため留学中に修得した奥義である(他に学ぶものがあるだろ)。こんなところで役に立つとは。さすがに多少は申し訳なさがあるのか強行突破まではしてこず、乗り場までその位置をキープ。ツアー客は全員揃わないと乗車できないようで、乗り場横でツアコン以下全員が待機している。その脇をするするっと抜け、彼らより先にケーブルカーに乗ることに成功した。もう悪さすんじゃねえぞ。
-
中国人との抗争に明け暮れた戦士の魂が極上のシービューで浄化される。こんな七面倒くさい中国と1,000年戦ったといわれるこの国に敬意を表したい。
-
ケーブルカーを降りると、ちょうど本格的なサンセットタイム。この日は特に天気がよく、海に沈む夕日も格別であった。水曜ロードショーのオープニングのようだ。テーマソングの「Wednesday night」が脳内で自動再生される(古い話で恐縮です)。
-
翌日。前夜より宿を変え、「ゴールデン・トパーズ」に滞在している。島内中心部よりやや北のロケーションで、今回泊まる宿のなかではいちばん北にあたる。
ゴールデン トパーズ ホテル
-
割と大きなプールがあり、リゾート感がある。前夜のチェックインの際に、フロントの方より、蚊が入るのでドアと窓は必ず閉めるようにいわれた。そういえば、サンセットタウンに蚊はいなかったような気がする。人工の街は一味違うなあ。こちらはジャングルに囲まれ、自然がいっぱいだ。
このホテルは朝食がよく、特にたくさん用意されたフルーツが気に入った。ほどよく甘いマンゴーが食べ放題。南国の恵みである。 -
ホテルの近くに公共のビーチがあるというので、ぶらぶらと散歩ついでに行ってみた。前方に見える海がいい感じ。
-
ビーチの入口にあった謎の像。怪しげな宗教施設のようで、先に進むのがためらわれる。「Bay」とあるが、地形的に特に湾ではない。
-
小さいながらも美しい「オンランビーチ」。波打ち際にリゾートホテルが建っていて、いかにもホテルのプライベートビーチっぽいものの実際は誰でも入れる。島のあちこちには同じような小さなビーチが点在しているそうだが、清掃がされずゴミだらけになってしまっているビーチもあるという。ここはホテルが目の前なので、整備が行き届いているようだ。
-
水の透明度もなかなかのもの。
-
いかにもリゾートである。
-
朝の散歩を終え、この島の中心地であるズオンドン(地区の名前)へ向かった。途中、やたらと広い道路を通る。ここはフーコック島の旧空港跡地で、滑走路がそのまま道路の一部として使われていた。離陸前のようで面白い。空港ターミナルの一部や管制塔のようなものも廃墟化して放置されている。
-
まずは海に突き出た岩の上に立つ寺「ディンガウ寺院」へ。江ノ島をものすごくミニチュア化したような感じ。
-
漁の安全を願ったお寺で、本堂は食堂に祭壇を置きました、といった感じの質素なつくり。賽銭箱が金庫というのがわかりやすくてよい(世俗感丸出しではあるが)。日本も賽銭泥棒とかいるので、こういうのも一つの方法なのかもしれない。
-
本堂とならんで2色の灯台が建てられていて、こちらも漁の安全に役立っているようだ。
-
昼食は寺から歩いてすぐの「キエンサイ」で。フーコック島の紹介では必ず取り上げられる有名店である。
ブンクエ キエンサイ その他の料理
-
フーコック名物の麺料理ブン・クアイの専門店。そうめんのような細麺に、粗びきの魚のすり身やイカが具材として添えられいる。
-
スープはかなりあっさりである。ラーメンやフォーを想像すると正直物足りない。厳しめの評価をすれば、デフォルトだと若干お湯寄りのスープとでも言おうか。が、すり身は海のハンバーグといった感じで食べごたえがあり、十分に魚介のうま味が感じられる。店内中央には味の素や唐辛子、柑橘などの調味料が置かれていて、これらで味の調節をすることもできた。味の素はきわめて有効であったので、ヌックマムもあればもっとよかったなあ……。
-
食後は腹ごなしにオープン前のナイトマーケットをぶらぶらと散歩。飲食店の開店はまだだが、土産物店などはすでに営業していた。
-
いい雰囲気の乾物店。
-
開店準備中の海鮮レストラン。食材がでかい。一度はこういう店で素材を選んでみたいのだが、あわせて調理法なども聞かれるようで、尻込みしてしまう。
-
さてこの日、街へやってきた最大の目的はイカ釣りである。前夜に突然、妻より「イカを釣りたい」とのお気持ち表明があった。日本での仕事に嫌気が差して、漁師にでもなりたいのだろうか。フーコックでは観光用のイカ釣り船が多数運航しているので、割と簡単に出漁できる。1回の漁期で数千万円を稼ぐこともあるというベーリング海のカニ漁師のように、われわれもタイランド湾でイカを釣って釣って釣りまくり、今度は正価でビジネスクラスに乗れるくらいの稼ぎを得たい。
-
夕暮れのディンガウ寺院を横目に、われらの漁船もいざ出港。ここで事件が発生した。フランス人の横入りである。われわれは早めに乗船したので、海際の割とよい席を確保していたのだが、写真を撮ろうとちょっと席を立った隙に、そこへフランス人の女が座っていた。もちろん、鞄は置いてあるので、誰かが座っていることは一目瞭然。そもそも、この女は席がないわけではなく、別の場所にしっかり席を得ている。わざわざ移ってきたわけだ。立派な侵略行為である。文句を言うと、女は長椅子の端っこにできた10cmくらいの隙間を指さし、「ここにはなにも置かれていないから私が座ってよい」などと言うではないか。は? 意味がわからん。散々罵倒して力づくでどかしたが(そうしないとどかなかった)、列強はこんな身勝手な理由で世界各地に植民地をつくっていったのだろうか。
-
フランス人との抗争に明け暮れた戦士の魂が極上のシービューで浄化される。こんな七面倒くさいフランスと100年戦ったこの国に敬意を表したい。
-
日も沈み、あたりは闇に包まれた。いよいよ釣りタイムのはじまりである。針のついた糸をたらしつつ(餌はない)、船の電球の光につられて水面に近づいてきたイカを狙う、という仕組みのようだ。食いつきを待つのではなく、引っかけるイメージだろうか。よし、釣ってやるぜ。
-
小一時間ほど釣ってみたものの、これがまた釣れない。なにもわが家に特有の現象ではなく、この船のすべての釣り人をあわせても、釣果はまったくもってゼロであった。何度も来ているであろう船のスタッフすらボウズ。イカ以外も釣れず、ゴミすらかからない。せめて空き缶や菓子袋でも引っかかってくれれば、まだ多少の慰みになるのだが。こんなに釣れないものかねえ。まあ、こんなチンケな仕掛けで捕まるような間抜けな魚がいたら、生存競争の厳しい大海原ではとても生きていけないだろう。
-
遠くにはプロのイカ漁船もいた。緑色の光を煌々と放っており、こちらとは見た目からしてレベルが違う。やはり素人の設備と腕では難しいのか。
-
すべての参加者があきらめていたその時、ついに一人の針に一匹のイカがかかった。これには船内が沸いた。かなり小ぶりではあるものの、船内一同、拍手喝采である。釣れたのは後にも先にもこの一匹のみであったが、運がよければ釣れることもあるらしい。われわれにとっては残念な結果ではあったものの、貴重な体験であった。一獲千金どころか参加費の元も取れずに大赤字だったので、漁師に転職するのはやめたほうがよさそうである。
-
イカ釣りの夢に破れた翌日。この日は北部の巨大遊園地「ビンワンダーズ」へとやってきた。フーコック版夢の国である。ベトナム最大の企業グループ・ビングループが総力を挙げて建設したもので、付近は大型ホテルやゴルフ場、動物園、24時間営業のカジノなども含めた一大リゾート地となっている。
ヴィンワンダーズ テーマパーク・動物園・水族館・植物園
-
入場するや否や、既視感におそわれた。なにかに似ているような。
-
特に他意はないが、なぜか東京ディズニーランドの写真を掲載したくなった(TDLの公式ホームページより)。
-
ただ、パクったのはエントランスだけで、肝心のアトラクションは独自の戦いをしている。古式ゆかしい豆汽車。
-
馬の乗り物。意外と楽しそうにはしているが、ディズニーランドかと思って入ったら、あらかわ遊園だった、という感じだろうか。
-
空中を椅子で移動するなにか。これは体重制限があり「75kg以下」という条件が課されている。日本の遊園地だと身長や年齢の制限はよくあるが、体重制限というのは珍しい。乗り場には使い古された家庭用体重計が置いてあり、わずかでもオーバーすると乗ることができないようだ。衆人環視の状況で体重を計られるので、プライバシーもなにもあったもんじゃない。大柄な欧米人だと軒並みアウトな気がする。
-
著作権ぎりぎりに挑戦。いや、どう見てもアウトだろ。
-
派手な放水でびしょぬれになるアクアライド。われわれはうかつにも雨具なしで無防備に乗り、びしょびしょになった。
-
シンデレラ城……ではなく、「夢の宮殿」と命名されている。このなかのアトラクションは結構すごかった。TDLのモンスターズ・インクのようなシューティング系で、装備もシステムも本格的。点数もきちんと集計された。やればできるではないか。
-
観覧車に乗って遊園地を上から眺める。外壁のクオリティが完全に張りぼて。長男より「客から見えるところはきちんとしないと全体が安っぽくなる」と厳しいお叱りがあった。中3(当時)ですが、アドバイザーに雇用してはいかが?
-
園内にはペンギンもいる本格的な水族館もあったりして、なんだかんだで1日楽しめた。
-
すぐ近くには「グランドワールド」という複合商業施設がある。ヴェネチアと思しき町並みが再現されており、ベトナム人はよほどイタリアが好きなのだろうか。本場よろしく水路にゴンドラも浮かんでいる。
-
ヴェネチアの夕暮れ。シルエットだけ見ればそれっぽい。
-
セブンイレブンかと思ったら、なにかが違う。看板をよく見るとイレブンがない。本物のロゴは数字の7と英語のイレブンの組み合せなのだ。ただのセブン。間違い探しか。本格的な高級リゾートをめざしていながら、所々に隠しきれないキッチュ感が出ているのがグッとくる。ちなみに、ベトナムには本物のセブンイレブンも100店舗以上あるらしい。よく訴えられないな。
-
「Cuong Kua 2」という大型の海鮮レストランで夕食。またしてもイカ。観光漁船で夢半ばに散った釣り人たちの無念の結晶である。
-
香味野菜とナッツをまぶした貝。貝類はこの味付けが多かった。香ばしくて箸が進む。
-
食後は施設内に山ほどあるマッサージ店へ。はじめてのフットマッサージに恍惚の表情を見せる次男。このあたりはサンセットタウンよりかなりにぎわってはいるものの、店のレパートリーは同じくレストラン、売店、マッサージ、ホテルがほとんどで、観光客に特化している。特にマッサージ店は供給があまりにも過剰で、どこもあまり客がいない。
-
ヴェネチアの夜景を見つつ、ホテルへ帰還。明日は最後のホテルへ向かう。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
ゴールデン トパーズ
評価なし
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
フーコック島(ベトナム) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2024-2025年一家でベトナムの旅
0
58