2025/03/20 - 2025/03/22
24位(同エリア56件中)
タブラオさん
春分の日の週に大学時代の友人と2泊3日で島根・鳥取・岡山の老舗旅館、極上ひな泉、美術館etc.を巡ってきました。
今回一緒に行った友人とは昨年の同時期に草津温泉に泊まりましたが、次は友人が余り行ったことがないところということで東北地方に行くことになりました。ところが東北地方のどこにするかなかなか決まらない中、たまたま竹内まりやのご実家が出雲大社の真ん前の老舗旅館であることを知りました。それを知った瞬間、ここに泊まりたいと思いましたが、そんな話を友人にしたら、興味ありということで、この地域に行くことに決まりました。
出雲大社と言えば島根県。島根県と言えば、私の愛読書である「日本百ひな泉」で第1位の「千原温泉千原湯谷湯治場」を始め、第6位の「小屋原温泉熊谷旅館」、第41位の「湯抱温泉中村旅館」、第49位の「三瓶温泉亀の湯」等、行きたいと思いながらこれまで行けなかった温泉が多数。さらに足を伸ばして岡山県まで行けば、第23位の奥津温泉東和楼、第76位の奥津温泉奥津荘、第78位の奥津温泉般若寺温泉等、魅力的な温泉がいっぱい。その中でも第76位の奥津温泉奥津荘は、前から泊まってみたいと思いながら、1人泊は受け付けていないため宿泊は難しいと思っていましたが、足を伸ばせば行けることが分かり、そんな話を友人にしたらOKということになりました。これに友人のリスエストで足立美術館、三徳山三佛寺、松江城にも行くことになりました。
で、どうだったかというと、まず一番楽しみにしていた竹野屋旅館ですが、建物も館内も歴史を感じさせる素晴らしい旅館でした。私たちが泊まったお部屋は新館でしたので、イメージとは違う部分もありましたが、それを除けば、食事は大当たりでしたし、竹内まりやを近くに感じることが出来、大満足の内容でした。一方、奥津温泉奥津荘ですが、決して悪い旅館ではありませんが、何分、平日にもかかわらず一人一泊37,400円もする宿でしたので、正直、値段を考えるとイマイチでした。でも女将さんが温和で素敵な方でしたし、こういう機会でもなければなかなか泊まれない旅館ですので泊まれて良かったです。
それと普段は余り行かない美術館ですが、足立美術館は日本庭園ランキングで22年連続日本一の庭園と横山大観コレクションで有名な美術館です。そんなことも知らずに行きました。どうして日本一なのかはよく分かりませんが、日本一の庭園をしっかり目に焼き付けてきました。絵も正直、有名な絵以外はそれほど興味ありませんが、横山大観は私でも知っているような有名な作品も多くありました。また知らなくても自然と作品の前で足が止まり、ついつい見入ってしまう作品もたくさんありました。良い勉強になったと思います。それと何気に楽しみにしていた三徳山三佛寺ですが、一番興味のあった奥院投入堂は入山禁止のため行けませんでしたが、投入堂を下から眺めることが出来ました。暖かくならないと入山出来ないようですので、また機会があったら行ってみたいと思います。
1日目 小屋原温泉、三瓶温泉に日帰り入浴の後、出雲大社へ。出雲大社前の竹野屋旅館泊。
2日目 足立美術館の後、奥津温泉へ。途中、倉吉の町を散策。奥津温泉奥津荘泊。
3日目 三徳山三佛寺参拝の後、松江城へ。松江城見学の後、夕方の便で帰京。
②は2日目の出雲出発以降、3日目(最終日)の旅行記です。
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「足立美術館」
前日宿泊した竹野屋旅館を8時10分頃に出発し足立美術館には9時15分頃に着きました。 -
「日本庭園」
22年連続で日本庭園ランキング1位に選ばれた庭園です。正直、どこがどう凄いのか私には分かりませんが、日本一の庭園をしっかり目に焼き付けてきました。 -
「生の掛け軸」
床の間に掛かる「生の掛け軸」です。曇っていたらもう少し掛け軸っぽい写真になっていたのでしょうが、外が明る過ぎて庭に焦点を合わせると室内が暗くなるし、室内に露出を合わせると外が白くなってしまい、上手く撮れませんでした。 -
日本庭園と並んで有名なのが横山大観のコレクションです。撮影不可のため写真は残っていませんが、私でも知っているような作品もありました。知らない作品でも思わず惹き付けられ、見入ってしまうものもありました。それにしてもここまで多くの作品をよく集めたものだと思います。
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足立美術館を11時00分前に出て、この日の宿泊先である奥津温泉方面に向かいました。お昼は高速のサービスエリアで軽く蕎麦を食べました。
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「倉吉」
奥津温泉に向かう途中で倉吉に寄ってきました。倉吉は、「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれた、赤い瓦と白壁土蔵群が綺麗な町です。平日ということもあって空いていました。 -
「桑田醤油醸造所」
建物の写真は撮り忘れましたが、るるぶで紹介されていたお店です。せっかくですので、定番の「しょうゆアイスクリーム」と「醤油ゼリー」をいただきました。両方とも美味しかったです。醤油ゼリーはお土産にも買っていきました。 -
運河沿いの白壁土蔵群と赤瓦の家並みがとても綺麗でした。しっとり落ち着いた大人の雰囲気の町でした。
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鳥取県から岡山県への県境付近です。峠の辺りはまだかなり雪が残っていました。
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「奥津温泉 奥津荘」
奥津温泉には15時30分過ぎに着きました。 -
奥津荘は登録有形文化財の宿です。昭和2年築だそうですが、2002年に内外装をリニューアルしているため古さは感じませんでした。想像以上に堂々としていて存在感がありました。
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玄関入口を入ってすぐに見えてきた景色です。
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上の写真は受付のアップです。右の絵はどこかで見たことがあるなと思ったら棟方志功でした。奥津荘は棟方志功ゆかりの宿だそうですが、宿の方に聞いたところ、特に奥津荘だけを愛したわけではなく、奥津温泉一帯の旅館に泊まっていたようです。
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上の写真は玄関を入ってすぐ右側にあるスペースです。木の格子窓で囲まれた和の空間には高級感が漂っていました。まずはここに通され、抹茶とお茶菓子をいただきました。
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最もスタンダードな(一番廉価な)和洋室を予約しましたが、アップグレードしてくれたようです。1泊2食付き、2人泊で一人当たり37,400円でした。私がこれまでに泊まった旅館の中でも、2月に泊まった仙仁温泉(43,000円)の次に高い旅館でしたが、正直、価格に見合う内容ではなかったと思います。特に食事に「?」が付きましたが、全体的に見てもそういう印象でした。悪い旅館ではないと思います。25,000円位ならばそんなもんかと思える内容でした。一度は泊まってみたいと思っていた旅館ですので、泊まれて良かったと思います。
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眺めの良い部屋でした。自動マッサージ機が付いていましたが、一回使っただけでした。
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トイレも洗面台は普通にありましたが、2月に泊まった仙仁温泉のような「ワオ!」はありませんでした。
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一休みした後に奥津温泉の温泉街を歩いてみました。温泉旅館は何軒かありましたが、温泉街の情緒はありませんでした。
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「東和楼」
奥津荘の隣の老舗旅館です。文化財の宿ではありませんが、奥津荘と同様とても歴史のある老舗旅館です。 -
東和楼は「日本百ひな泉」で第23位の温泉です。東和楼も奥津荘と同じく足元湧出湯で有名ですが、一昨年の台風7号による洪水で、自慢の足元湧出湯に土砂が流れ込んだそうです。奥津荘も同様の被害を受けたそうですが、何とか復旧しました。一方、東和楼の足元湧出泉はまだ復旧出来ていないのだそうです。ということで、東和楼に日帰り入浴に行きましたが、入れるのは、足元湧出ではないという写真のお風呂(お湯は源泉から引き湯しているそうです)だけでした。取り敢えず、見せてもらいましたが、結局、入るのは止めました。
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「奥津歴史資料館」
せっかくですので覗いてきました。展示品も多くないため、すぐに回れてしまいますが、映画「秋津温泉」関連の展示品についつい見入ってしまいました。 -
奥津温泉は1962年に公開された「秋津温泉」の舞台となった温泉です。そのため映画のポスターや当時のロケ風景の写真が多く展示されていました。
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ちなみに、「秋津温泉」のモデルとなった旅館は奥津荘でも東和楼でもなく、東和楼の横の河鹿園という旅館なのだそうです。それと、映画のロケ地は、翌朝に行った般若寺温泉と奥津渓谷一帯であったとされているようです。この記事によると主役の長門裕之さんは過酷な環境の中、日射病で倒れて病院に運ばれたそうです。それにしても物凄い数の見物客です。
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メインの通りから一本入って進んだところ、吉井川まで出ました。川沿いの歩道を歩いてみたところ、2階・3階部分が歩道の上までせり出した建物の下を通りました。垢抜けない建物だなあとその時は思いましたが、何と私たちが泊まった部屋が入っている建物でした。
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「鍵湯」
奥津荘に戻ってきて、早速お風呂に行きました。鍵湯は奥津荘の名物風呂です。受付フロアから1階下がった地下にありました。赤いタイルの階段は風情がありました。 -
鍵湯の入口扉を開けたところです。ちなみに、奥津温泉奥津荘は私の愛読書である「日本百ひな泉」で第76位の温泉ですが、ひなびた感はこれっぽちもありませんでした。ひなびた温泉街にある高級旅館といった感じでした。
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洗い場から入口側を撮ったものです。
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以下はHPからの引用です。
「鍵湯」、「立湯」は奥津荘の創業前は吉井川の川底でした。川底から温泉が湧いているところに浴槽を造り、自然のままの状態でお風呂として利用しております。その為、お風呂の底の岩(花崗岩)は現在でも外を流れる吉井川の川底と一枚岩として繋がっております。それ故、湯船の底はゴツゴツしており、お足元の不自由な方にはご入浴が困難な場合がございます。予め、ご了承下さいませ。
写真の湯船の底の岩が吉井川の川底と一枚岩で、その岩の割れ目からお湯が湧き出ている! 考えてみると凄いことなのですが… -
肝心のお湯ですが、無味無臭・無色透明で若干ヌルヌルするお湯でした。所謂、足元湧出泉というやつで、全国でも数が限られている、とても貴重な温泉です。湯船は地中から湧き出たばかりのピュアなお湯で満たされており、温泉通も唸るお湯なのだそうです。写真の中央上辺りに泡が見えますが、この辺りに湧き出ています。以前、ある温泉通の集まりに参加した時、温泉マニアのある方が奥津荘のお湯が素晴らしいと絶賛されていました。母親の胎内で羊水に包まれているようだと仰っていました! その言葉が忘れられずにどんなものかとずっと気になっていましたが、鈍感の私にはその素晴らしさは分かりませんでした(ToT) 私の修行がまだまだ足りないというか、きっと鈍感過ぎるのでしょう。
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「立湯」
時間帯により「鍵湯」と「立湯」が男女入れ替えになっていました。こちらも足元湧出湯ですが、鍵湯と比べると小ぶりでした。 -
「川の湯」
貸切風呂です。吉井川に面していてお風呂からの眺めも良いです。窓も開けられますので、半露天風呂気分で入ることが出来ました。 -
「泉の湯」
もう一つの貸切風呂です。写真を撮っただけでした。 -
夕食は食事会場でいただきました。吉井川の眺めの良い席でしたが、正直、奥津荘で最も不満に感じたのが夕食でした。まずは3万円台の後半の旅館の夕食が個室でも部屋食でもないことに驚きました。最初から「あれ?」と思いました。
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ちょっと読みづらいですが、この日のメニューです。
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この日は梅酒にしました。1杯902円でした。いつもはグラスワインにするのですが、グラスワインは諦めました。グラスワインは何と1杯1,760円でした!
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お刺身がなぜか別々に3種類出てきました。近くの吉井川で川魚が採れそうな気もするのですが
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ちなみにこれは2人分です。通常、この手の小鉢は最初に出てくるか、または最初から置かれているような気がしますが、なぜか途中で出てきました。
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しゃぶしゃぶはまだ良いのですが、正直、どうして鰻?って思いました。タレ焼きと白焼きを選べましたのでタレ焼きを選びましたが、鰻屋で食べる鰻の方が美味しいと思います。
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最後はご飯ではなくお蕎麦でした。お蕎麦も出て、その後にご飯というのは何回もありますが、お蕎麦だけというのはこれまでなかった気がします。まあ、こんな感じで突っ込みどころ満載の夕食でした。
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「古民家カフェ サミュート」
奥津荘の道を挟んで向かいの建物は昼間はカフェですが、夜は宿泊者専用のリラックススペースになっていました。 -
日本酒やらワインが飲み放題でした。友人によれば良い酒ではないとのことでしたが、味の分からない私は有り難くいただきました。
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「奥津渓」
翌朝ですが、6時00分に奥津荘を出て、奥津歴史資料館のおじちゃんおすすめの「奥津渓」まで歩いて行ってきました。予想以上に遠くて戻ってきたら朝食時間ギリギリでした。 -
「奥津温泉 般若寺温泉」
「日本百ひな泉」で第78位の温泉です。事前に日帰り入浴の問い合わせをしましたが、貸切り使用のみでおまけに高かったため諦めました。そんなこともあり、通り道でしたのでちょっと建物の前まで行ってみたところ、ご主人に不審者だと思われたようで声を掛けられてしまいました。声を掛けられた言い訳に日帰り入浴という言葉を出したら、何と今からでも入浴可能だと言われてしまいました! 後から知りましたが、般若寺温泉は「秋津温泉」のロケ地になった温泉のようです。川沿いの風情のあるお風呂のようですので、この時は朝食時間が迫っていて日帰り入浴しませんでしたが、別のタイミングで行っておけば良かったと思いました。 -
朝食も夕食と同じところでいただきました。朝食は美味しかったです。
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後から出てきた料理です。上の写真は2人分です。
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「三徳山 三佛寺」
奥津温泉から40分くらいでした。三徳山三佛寺と言えば、ブータンのタクツァン僧院を彷彿させる、断崖絶壁に張り付くように建つ国宝投入堂が有名ですが、この時はまだ開山前で国宝投入堂まで行けませんでした。ただせっかく近くまできましたので、本堂まで登ることにしました。左の写真は参詣者受付案内所です。 -
「本堂」
参詣者受付案内所から歩いて10分も掛からないくらいでした。ここまでは閉山中でも来ることが出来ました。 -
「投入堂参拝登山受付所」
積雪がまだ残っていたため閉山中でした。千原温泉と一緒にいつかリベンジ出来たらと思います。 -
「投入堂遥拝所」
国宝投入堂には登れなかったものの、投入堂遥拝所から投入堂を眺めることが出来ました。望遠鏡越しに見ましたが、肉眼でも何とか見えました。上の写真だとちょうど真ん中辺りに張り付くように建っていました。 -
「松江城」
松江城は現存12天守の一つで国宝です。最近、こういうことも少し分かるようになってきました。基本的にお城には興味がありませんが、せめて現存12天守くらい制覇しておきたいと思うようになりました。今のところ、弘前城、松本城、彦根城とこの松江城です。 -
中も全く混んでおらず、すいすいと上まで上がることが出来ました。左は最上階です。
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朝食をお腹いっぱい食べたため、お昼は14時00分前くらいに食べました。ノドグロを食べられるお店を探して松江市内の海鮮のお店に行きました。上はノドグロの煮付けで下はランチの煮付け定食(notノドグロ)です。ノドグロは写真では大きく見えますが、実際はミニサイズでした。ノドグロには煮付けと塩焼きがあり、メニューの写真を見て煮付けにしましたが、後から後悔しました。定食の煮付けと同じ味付けで定食の魚の方が美味しかったです!
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最後の締めくくりに出雲空港で蕎麦をいただきました。この後、17時05分発のJL284便で帰京しました。
思い返してみると、盛り沢山な3日間でした。なかなか行けない地域ですので、欲張って回って良かったと思います。最後までお読みいただき有り難うございました。
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