2025年4月 福岡・玄界灘で限界を感じた観劇遠征

2025/04/28 - 2025/04/29

東京サンシャインボーイズの復活公演を観るために福岡へ
大阪や京都公演に行ければよかったけど、予定が合わなかったので遠征という形に
滅多に行かない福岡なので、せっかくなので1泊することにしたが、出発は平日といえどGW前半戦
ホテルの早期予約割引の恩恵もあまりなく、結構ギリギリまで宿泊地に悩みました

大きな予定も決めず、気楽に街をフラフラするつもりだったのに・・・

これまでの旅行史上、最も過酷で、試練と限界を感じた旅になるとは、出発の関空では思いもしなかった・・・


この旅で学んだ教訓　『無理はしない』

エリア 福岡

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自転車 ANAグループ 私鉄 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

旅の始まりは関空・第2ターミナル
2022年の北海道以来になりますかな
コロナ禍以降、徐々にLCCも路線が増えてきたので、これから行く機会は多くなるかもしれない

関西国際空港第二ターミナル 空港

搭乗まで時間があるので、ターミナル内のプロントで朝食
プロントはバーのイメージが強かったけど、ここ数年はカフェで気楽に入れるようになったなぁ・・・
朝からコッテリ系のパンを食べて、お腹いっぱい

プロント 関西国際空港LCCターミナル店 グルメ・レストラン

10時出発のpeachで福岡へ
やっぱりGWの影響か、ほぼ満席

ほぼ定刻にテイクオフ
曇りだったので、すぐに窓の外は雲の中へ

1時間もせずに、飛行機は福岡上空へ
初の福岡空港
昔、修学旅行の時に空港の横を通ったことはあるけど(博多まで新幹線、そこからバスで長崎に行くコース)
その時、福岡空港で起こったガルーダ航空の離陸事故直後だったので、バスからその航空機を見た記憶がある

無事に福岡空港に着陸
ソンバーユが福岡出身なのを知る

飛行機に乗っていた時、ちょっと腰が痛い気がしたが、数日前からう～んという感じもあったし、飛行機はリクライニングができなかったのがちょっとしんどかったかな～？なんて、呑気に考えていた

・・・これが地獄への入り口になろうとは

福岡空港 空港

福岡空港から地下鉄に乗り、博多で七隈線に乗り換え、キャナルシティの方へ
きれいな地下鉄だからできたのは最近かな～？と思ったら、20年経ってた

博多駅 駅

櫛田神社前で下車し、キャナルシティ福岡へ
広い複合施設なので、ちょっと迷った

キャナルシティ博多 ショッピングモール

開演が13時なので、観劇前に腹ごしらえ
プロントから2時間ちょっとだけど、観劇時間を考えると、食べないわけには・・・
ほぼ12時に近い到着だったので、飲食店が混み出していいた
すぐに案内されそうという理由なだけで、いきなりステーキへ
赤身ステーキを頬張る

キャナルシティ博多 ショッピングモール

開演近くなったので、キャナルシティ劇場へ
観劇するのは東京サンシャインボーイズ 復活公演「蒙古が襲来」
活動休止から30年ぶりの公演(途中にシアタートップス閉館イベントの公演はあったけど)ということで、まぁ競争率が高い
よく先行予約、当たったなぁ・・・

活動休止した1994年なんて、演劇を観に行く財力を持ってなかった年齢なので(あってもチケット入手は困難だったであろう)、録画放送とかでしか見たことがなかったので、今回はかなり期待してた

作品は休憩なしの約2時間
座席も程よい距離だったので良かった

キャナルシティ博多 ショッピングモール

観劇後、飛行機で違和感を持っていた腰の痛みが増していた
なんとか歩けてはいるけど、これはちょっとマズい気がする・・・
ぎっくり腰歴約20年ちょいのプロを称する私としては、痛みの状態で今後が予想できた(不名誉なプロ/涙)
いつも仕事時に持ち歩いている腰椎コルセット(バンテリン製)を、さすがに今回は持ち歩いていなかった
キャルシティにマツモトキヨシがあることがわかり、すぐさまコルセットを購入(ロキソニンテープも)
今回の旅で、一番お高い買い物になってしまった・・・

コルセットを装着し、とりあえずホテルの方向へ向かうか・・・と、スマホで地図を見ながらキャナルシティをぐるぐる
無駄にキャナルシティ内を歩いてしまった挙句、逆方向の外に出てしまうなど、全く腰に良くない行動をしてしまった
途中で屋台の停車場みたいなところを見て、夜は福岡グルメを堪能するはずだったのに、これは動くのがしんどいなぁ・・・と思った

キャナルシティから無駄に20分ほど歩いてしまって、ようやく宿に到着
普通に行けば10分くらいだったと思う

ホテルまで歩いてる途中、正直、今回は日帰りに変更しようかな・・・と本気で思ったが、ホテルと翌日の飛行機代の勿体無さの気持ちが勝ってしまった
結果として、その日の夕方に新幹線が運転を見合わせたので、帰らなくて良かったけど

ホテルアクティブ！博多 宿・ホテル

このホテル、各階に電子レンジとドリンクサービスがあって嬉しい
（ドリンクは部屋のコップを使用）
ドリンクも種類が多い

ズキズキ痛む腰を休めつつ、晩御飯に悩む
屋台にはもう行く気力がない、というか体力がない

ホテルの近くに数軒の焼き鳥屋があったので、テイクアウトして部屋で食べようかと思ったけど、店に来てやっぱりイートインに変更
17時の開店直後で、人がおらず、すんなり席へご案内

夢市門 博多店 グルメ・レストラン

腰痛を抱えながら、酒はどうなのかと思ったけど、飲みたい気持ちの方が勝った(誘惑に弱い)

食べ始めは皮、肝、ずり、ピーマンで
食べやすくて、後で皮は2回もおかわりした
まだ夕方なので、絶対に夜はお腹が空くだろうな・・・と思いつつも、串を頬張る

ビールの次は地酒の「独楽蔵・玄」を冷やで
甘くて飲みやすかった

途中でお米も欲しくなり、おにぎりも(もちろん具は明太子)
日本酒と共に、おにぎりはどうなのか・・・？(でも食べる)

まだ明るい19時前にホテルに戻り、早々に大浴場へ
腰痛を発生した時に温かい風呂に入るのは、あまりよろしくないことはわかってても、狭いユニットバスでシャワーをするのもきつい
早い時間帯だったので、人が全くおらずに大浴場は貸切状態
呻いても、なんの問題もなかった(笑)
風呂上がりは予想通りに、小腹が空いたので、コンビニで買ったサワー早い寝酒へ
ベッドのマットは硬いのが好きだが、この日ばかりはちょっとツラかった・・・

寝れたのか寝れてないのか、わからないまま翌朝へ
このホテルはどのプランでも無料朝食付きみたいなので、朝食会場へ
出汁茶漬けもあって、種類が豊富

帰りの飛行機は18時前に出発
それまでこの状態で、どう時間を潰すべきか・・・と悩みつつ宿を出て博多駅へ
大濠公園とか太宰府天満宮にも行けるくらい時間に余裕があるのに、痛む腰を抱えていると気が向かない
悩みつつ、Googleマップを見て思いついたのが、


玄・界・灘


頭の中でなぜかループする、若鷹軍団(ホークス応援歌)
その歌詞の中にある玄界灘というのが、どんな荒波を立てている場所なのか(イメージは東映映画のオープニング)、一度気になると頭から離れない
ということで、博多駅から博多ふ頭へのバスに乗車

博多駅 駅

博多駅のバス停がいろんな場所にまたがっていたので、「博多港国際ターミナル」という表示のバスに乗ったら、「博多ふ頭」には行かないことに気づく（近くだが同じ場所ではない）
なので、博多ふ頭に近い福岡サンパレスの近くで下車
バスはBLT仕様

この日はサンパレスでsumikaのライブ、その隣の福岡国際センターでは新しい地図のイベントが行われていた
なので、この周辺は大賑わいだった

福岡国際センター 名所・史跡

普段よりも遅い速度で、ヨロヨロしながら博多ふ頭にあるベイサイドプレイス博多に到着
GWと近くのイベントの影響なのか、人が多かった
朝から温泉に行く人もちらほら

ベイサイドプレイス博多 ショッピングモール

玄界島への船チケットを購入
出発は1時間後、所要時間は約35分

博多ふ頭第1・第2ターミナル 乗り物

乗船まで時間があるので、周辺をウロつく(腰痛なのに)
ベイサイドプレイスでは屋外ステージで音楽ステージのイベント準備をしていた
昭和が続いていたら、今年は100年(笑)
ちょっとレトロっぽいイラストのポスターが目を引く

ベイサイドプレイス博多 ショッピングモール

玄界島には飲食店が2つしかない(予約のみの料亭とカフェ)ため、コンビニでおにぎりを調達
船のチケットを売ってた場所に玄界島の地図があったので、1枚手に
なかなかのシンプルさ

出発10分前に乗船開始
船は市営渡船

博多ふ頭第1・第2ターミナル 乗り物

時間通りに博多ふ頭を出航
私も含めて乗客は10人ほどだった
玄界島は釣り客が多い島のようなので、ほとんどの乗客は朝早くから行く人が多いのだろう

遠くにライバル地である、みずほPayPayドームが見える
ちなみにこの日はナイターゲーム

船はほどなくして、玄界島に到着
すっかり晴れて、暑さも感じる
コルセットをしているから余計に(メッシュタイプでよかった・・・)

港から住宅地がある高台に上がってみた
乗った船は数十分後には、また博多へと戻っていった
その船がまた戻ってきて、その帰りで博多に戻る計画
島に上陸して2時間半後である

博多ふ頭でもらった地図によると、島一周(約4キロ)は徒歩で約1時間くらい
普段なら歩くと言いたいが、この日ばかりは帰りの船までに徒歩で一周できるか怪しい
といっても、どこに行くか目的もないわけなので、高台の上にある遠見山の登山口に行ってみた
ぎっくり腰のくせに、修行でもしに来たのか、もはや自分の行動が謎

最初は足場がよかったものの、すぐに険しい雰囲気がする獣道に
この春は雨が多かったので、多少崩れていたのかもしれない
進むにつれて、危機を感じてきた

遠見山は218メートルだが、登山道の足場の悪さが増してきたので、途中で断念
上に登ればキレイな景色が見えると思ったけど・・・
人の気配がほぼない場所で、1人滑ってこけて歩けなくなっても困る

生まれたての子鹿状態で、登山道をゆっくり降りる
上りよりも下りに怖さを感じるようになって、はや●年・・・
もう小学生のように走って降りるなど、絶対にできない

海には博多に戻っていく船が遠くに見えた

無事に下山
もう無理はしない・・・

高台にあるベンチで、博多のコンビニで調達したおにぎりで一服
明らかに地元ではない人間ではない人間が住宅街をうろうろしてたら、地元のおじいちゃんが声をかけてくれた

「島一周するなら、下のカフェで自転車を借りたらいいよ」


・・・・・あるの！？


レンタサイクルあるの！？！？


ネット情報などでは、島にレンタサイクルはないって出てたけど(イベント時以外)
歩きは無理だけど、チャリなら島一周ができる！！！！

おじいちゃん、ありがとう！！！

港のすぐそばにあるカフェ「にゃる's COFFEE」へ
お店の名前の通り、店の周りには猫が何匹か寝そべっている
地元の子供の憩い場にもなっているようで、店の中には子供が多かった
おそるおそる店員さんに自転車を聞いてみた

高いですけど、いいですか？と言われたけど、1日500円
レンタサイクルの相場は知らないが、相応だと思う
潮風のせいなのかサドルが少し錆びついていて、イスの高さは変えられなかったけど、3台あるので合う高さのものをお借りすることに
(店に来ていたお子さんも頑張ってサドルを下げようとしてくれたが・・・)
数年ぶりのチャリで海岸線を走る

楽～～～～楽～～～～！！！
自転車、超超超、楽！！！！！！

これが玄界灘か・・・と思わせるような、波飛沫
泳ぎたくなるけど、確実に波にさらわれる

密猟を監視する監視小屋
今はもう使われていないらしい

波で削られた岩を見ると、和歌山の三段壁を思い出してきた
切り立った岩の向こうに、丸っぽく見えるのは柱島

もう使われていないっぽい罠を発見
いったい、何を捕まえるための罠だったんだろうか

調子に乗ってスイスイ自転車を漕いでいたら、ヘリポートへ


あれ・・・・・？？

もしかして、もう１周してしまった・・・？？



地図を見たら、すぐそこには自転車を借りた店だった

綺麗な砂浜があるという、大浜をとっくに通り過ぎてしまっていた
時間もまだまだあるので、Uターン

ゴツゴツした岩場の景色ばかりに目が行きがちだったが、その中でひっそりと浜に降りる階段があった

サラサラの砂浜だけど、海にはあまり接していない
海に接しいているのは、ほぼ岩

切り立った岩は近づいてみると、波に削れて少し丸みもある

大浜で再び折り返し
途中には島唯一の火葬場
そういえば、昔住んでいた父の実家(島ではないが、そこそこ田舎)の地域にあった火葬場もこんな感じだった気がする
現在のように数時間で終わる火葬ではなく、1日かかって翌日に骨を拾いに行った記憶

火葬場の横には、旧焼却場（ゴミ燃やすところ）
火葬場のすぐ横にあるというのは、どうなのかとも思ったが、現在は使用されていない（別の場所にある）

自転車はだいたい1時間ほど乗って、返却
お店の壁の絵がかわいい

汗もかいたし、小腹も空いたので、カフェでおやつと自家製レモネードを購入
猫の肉球イラストのマドレーヌは、ちょっと重さがあるしっとり系
店の外にあるテーブルでいただく

のんびりしていたら、座っている椅子に近くに猫が寄ってきた
場所の取り合いで、少々小競り合いも発生(猫パンチのみ)

帰りの船はまだ戻ってこないけど、出発予定20分前くらいなので、待合室へ移動
久々に緑の公衆電話を見た

帰りの船が到着
帰りの便には、朝から来たであろう釣り客も多い
島の子で、博多の方に寮生活をしているっぽい高校生もいた

島の子のお見送りで港は少し賑やか
船内ではNHKのサッカー中継を放送していた

行きと同じく、あっという間に博多ふ頭に到着
今更だけど、腰痛のことは忘れてはいない(常に痛い)

バスで博多ふ頭から博多駅へ
博多駅から地下鉄に乗って、福岡空港に行く

博多駅 駅

飛行機出発の約1時間半前には空港に到着
行きの時は気づかなかったが、国際線ターミナルがオープンしたらしい

福岡空港 空港

博多に来て、ほとんど博多グルメを堪能できてないことが心残りになるので、空港のラーメン屋へ
島で使った体力を回復

ラーメン滑走路 グルメ・レストラン

帰りの飛行機はANAで(全額SKYコイン払い)
peachでは適した時間帯がなかったので、帰りは福岡から伊丹空港へ
夕方の時間帯はやはり滑走路が混み合っているので、離陸には時間がかかった

福岡空港 空港

あっちゅうまに大阪へ
ミャクミャクが迎えてくれていた

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

福岡空港でゲットしてきた福岡グルメ
現地で堪能できなかったものは、家ですることに・・・(涙)
次に行く時は、万全の体調で行動したい・・・(ホントにね)