シニア夫婦　アイスランドにオーロラを見に行く３　ヴァトナヨークトル国立公園で氷河湖ボートに乗る

2024/10/24 - 2024/10/31

　アイスランドにオーロラを見に行きました。現地ツアーと迷った挙句、クラブツーリズムの「フィンエアー利用　大自然の宝庫　アイスランド絶景めぐり８日間」というツアーにしました。日程は次の通りです。

１日目　羽田空港→
２日目　ヘルシンキ→ケフラヴィーク→ゴールデンサークル観光→クヴェラゲルジ泊　
３日目　南アイスランド観光→キルキュバイヤルクロイストル泊
４日目　ヴァトナヨークトル国立公園観光→キルキュバイヤルクロイストル泊　
５日目　ブルーラグーン→レイキャヴィーク泊
６日目　レイキャヴィーク市内観光　レイキャヴィーク泊
７日目　レイキャヴィーク→ケフラヴィーク→ヘルシンキ→
８日目　羽田空港　


　３日目（アイスランド２晩目）の夜は晴れて、見事なオーロラを見ることができ感激しました。
　今日は、旅行４日目です。アイスランドにたくさんある氷河の中の、ヴァトナヨークトル氷河に向かい、ヨークルスアウルロン氷河湖で氷河湖ボートに乗る予定です。

エリア その他の観光地(アイスランド)

• 旅行の満足度: 5.0

　ホテルの屋上から見たオーロラです。最初はぼんやりだったものが段々とはっきりしてきました。

ホテル ラキ ホテル

　これらの写真は、夫がカメラを据えて15秒くらいかけて撮影したものです。iPhoneだと何の調節もせずに映るのでiPhoneのすごさを思い知りました。アイスランドのオーロラは、カナダやアラスカと違い、晴れてさえいれば夜の９時ごろから観察できるので体調的にも無理がありません。

　キルキュバイヤルクロイストルでは連泊なので、荷物の片付けの心配はありません。今日の必要な物だけを用意してからゆっくりと朝食会場へ。小さなホテルなので食事会場も部屋からすぐです。ここを通って、

ホテル ラキ ホテル

　夜はここでお酒など飲めるのだろうところを通って、

　高校生らしき団体がにぎやかに食事をしているそばを通って食事会場に向かいます。彼らは昨夜のオーロラ観測の時も若者らしく大はしゃぎしていました。

　この辺りが私たちツアーの食事エリアです。人が多くて写真が撮れませんでしたが、右側にお料理などが盛ってあります。

　ホテルラキの朝食はブッフェスタイル。いろいろあってどれもおいしいです。　

　ホテルの中をちょっと探検。

　この部屋に、　

　宿泊者がいろいろ記したノートブックがありました。ヨーロッパ諸国からの訪問者が多かったですね。

　部屋からの一枚

　地平線から朝日が昇ってきました。８時半過ぎです。

　ホテルラキ

　昨夜はあの屋上からオーロラ観測をしました。

　この辺りの地図

　バスの出発を待つ間に周りの風景を写真に収めます。向こうに雪をかぶった低い山が見えます。

　拡大してみました。朝日に照らされて赤く染まっています。９時出発です。このツアー、時間を守る人達ばかりで予定通りに事が進みます。アイスランドに来て初めてこんなに良いお天気になりました。

　バスに乗り込んで１時間。以前、氷河の水が大量に流れてきたため壊されたという橋の残骸のところにやって来ました。向こうに見えるのが氷河です。

　氷河の写真を添えた説明板

　氷河ハイキングの注意事項のようなことが書いてあります。

　橋はこの写真のように架かっていたのですが、大洪水により流されたそうです。

　これが橋の残骸

　見るも無残で、水流のすさまじさを感じます。　

　アイスランドでは身近にある氷河

　今は氷河も穏やかに横たわっています。

　このツアーは、今が10月なので氷河ハイキングはありません。

　しばらくバスで走り、トイレ休憩を兼ねて、ヴァトナヨークトル国立公園の一部である（と、添乗員さんの説明）スカフタフェットル国立公園のビジターセンターに寄りました。

スカフタフェットル国立公園 広場・公園

　玄関前の氷河の図

　ビジターセンター外観　

　センター内部

　アイスランド全図

　氷河ハイキングはここからスタートのようです。

　ハイキングに行く人が見えました。

　ハイキングをする人のためでしょうか、詳しく図解してあります。

　ビジターセンターを出て20分ぐらいバスで行くと、珍しい造りの教会に着きました。

　Hofskirkja Church (ホフスキルキャ教会）
添乗員さんは「ターフ教会です」と説明していました。帰ってから調べてみると、北欧には「ターフハウス」と呼ばれる屋根を芝で葺いた建物があり、この教会は屋根が芝生で葺いてあります。それで「ターフ教会」と説明されたと思われます。

　可愛い教会です。アイスランドでは、樹木が育ちにくいため、家の構造には貴重な木材を使い、屋根や壁は芝草を利用したようです。９世紀に入植が始まった頃から建てられ始めました。芝は断熱効果があり、寒いアイスランドに合う、合理的な造りだったようです。

　今でも現役の教会です。

　中には入れませんが、入り口のガラス越しに内部を撮影しました。

　後ろには岩山があり、写真映えするアイスランドらしい教会です。

　左後ろには白い部分、多分氷河の山が見えます。

　教会の前の風景

記念撮影

　少しバスで走って、今日の昼食会場に到着しました。「FROST RESTAURANT」　

　レストランの中

　メニュー表　「Hot dish with salad」が3190アイスランドクローナです。1アイスランドクローナ（ISK）が1.1円ですから、3500円くらいかな。

　たくさん人が入っていて繁盛しています。

　量は好きなだけ取れますが、飲み物が500ISK、野菜スープが2090ISK ですから,
さっきの3190ISK と合わせて結構なお値段だと思われます。食事代はツアーにコミコミなので、ほんとのところはわかりません。トマトベースの野菜スープはここも美味しかったですね。

　レストランの周辺を散策しました。添乗員さんからのメモには、ボートツアーは午後からなので、朝からあまり防寒しすぎないようにと注意書きがありましたが、外に出ると、風が強くてとても寒い。

　この向こうに湖があるようです。

　ダイヤモンドビーチに到着です。氷河が融けながら海まで流れてくる過程で小さく砕けていき、波に打ち上げられて海岸に散らばっています。

ダイヤモンド ビーチ ビーチ

　晴れていたけれど、段々と黒雲に覆われてきました。アイスランドの天気はころころと変わります。

　氷片　綺麗な部分を持って帰って夕食時に皆さんに分けている人がいました。ドライバーさんがお酒用のロックとして使えると言ったそう。私達も分けてもらい、お水の中に入れてみました。

　大量の氷が打ち上げられています。

　晴れていれば、もっときらきらと輝いたと思われます。

ダイヤモンドのようにキラキラした氷のかけらがあるなんて、私の住む市の海では考えられません。やはりここはアイスランド。

　この日はだんだんと雲ってはきましたが、アイスランド滞在で唯一、良いお天気の一日でした。

　しかし、アイスランドの天気は変わりやすく、あっという間に雨風が降り出します。空が黒くなってきました。まだ何とか持ちこたえています。

　氷河湖ボートに乗るために湖まで移動します。さっきの壊れた橋は、あんなふうに架かっていたのでしょうね。それが大洪水で一気に崩壊したということ。

　ヴァトナヨークトル国立公園内のヨークルスアウスロン氷河湖に到着です。氷河湖ボートに乗り込みます。水陸両用で、しばらく舗装のない砂利道を走ってから、

ヴァトナヨークトル氷河 滝・河川・湖

　海の中に突入しました。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

　全員が、救命胴衣を着用します。しかしこの海に落ちたら、凍えてすぐにアウトだろうなあ。

　風は弱まってきましたが、波は強い。

　船首部分

　向こうが氷河の先端部分

　拡大してみます。

　大きな氷山が近くに

　パトロール船が横を走ると、私たちの乗っているボートがたいそう揺れました。

　案内のガイドの方。下船の時カメラを向けると、快く応じてくれました。

　その後の自由時間であたりを散策します。

　一番高いところまで上がって、写真を撮りました。

　説明板のすぐそばの氷河のかけら

　地球温暖化のこと、ヴァトナヨークトル氷河が面積7700平方キロメートルあり、北極圏を除くとヨーロッパの最大の氷床であることなどが書かれていました。

　観光客を乗せた氷河湖ボートが見えます。この後、1時間半かけてホテルまで戻りました。

　今日の夕食はサーモンソテー、他にお野菜、スープとパンでした。やっぱりおいしかった。アイスランドの料理はみな美味しいと思います。
　何度か食事を一緒にしていると、愛知から来られたご夫婦と旅行の話が弾みました。また、ドライバーのポーさんとも打ちとけてお話ができました。アイスランドは英語は通じるし、食べ物は美味しいし、オーロラには会えるし、寒い以外はほんとによいところです。
　今夜はオーロラに会えるのでしょうか？

ホテル ラキ ホテル