年末年始ニュージーランドの旅（最終日、北島オークランド編）

2025/01/02 - 2025/01/05

2025年始のニュージーランド旅行。最終編です。
旅程は1/2南島のテアナウを出発し、クイーンズタウンからオークランドに向かいます。オークランドでは２泊。国際線の時間待ちのような形でしたが、ヴァイダクトハーバー近くのホテルをとり、夜景散策とバスでの北島一日観光を織り込みます。
ここまで天候には翻弄されてきましたが、最後３日間も毎日雨が降る不安定な天候に翻弄されます。
終わりよければ…であれば良いのですが、北島観光はどうだったでしょうか。
それでは行ってみたいと思います。

エリア オークランド(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

最終３日間はオークランドに２泊して北島の観光です。
ニュージーランドは自然のイメージが強いですが、オークランドの夜景は洗練されていて、ぜひ見たいと思っていました。

また、北島では丸一日余裕があるので、ホビット村と土ボタルの観光ツアーを用意していました。

さて、本編に戻ります。
1/2、南島の最終日はテアナウからです。
本日も天気は良いはずですが、向こう岸の山の上には雲が見えます。前日もそうでしたが、雨がそれまで降っていましたので、朝は靄や霧、また厚ければ雲となって朝のうちは光が届かないことも多いようです。

テ アナウ ホテル アンド ビラ ホテル

出発して３０分ほどは真っ白な霧の中を車で走っていましたが、温度が上がってくるにつれて徐々に晴れてきました。この写真ではわかりづらいかもしれませんが、ちょうど霧がきれいに晴れてくる瞬間です。

１時間ほどでワカティプ湖が見えてきました。晴天の下の湖はきれいに澄んでいます。

ワカティプ湖 滝・河川・湖

走る車の中から羊を撮影しましたが、歩いて近寄るとすぐに逃げ出すのに、車には全然関心を寄せません。まあ、あっという間に通り過ぎていくだけですが…。

飛行機の時間まで、まだ２時間ほどありましたので、付近を観光しながらクイーンズタウンの飛行場に向かいます。途中で、展望台のある山に向かっています。

リマーカブルス スキー場 体験・アクティビティ

こちらがワカティプ湖を一望できるリマーカブル山の山頂です。三角ポイントは落書きだらけです。

ここは冬はスキー場になるとのことですが、夏場なので他には観光客は全くいません。
眼下にはワカティプ湖から流れ出すカワラウ川が見えています。

別湖方向に目をやるとワカティプ湖が見えます。そしてその岸辺に見える町がクイーンズタウンです。右の方には目的地である空港も見えています。

山を下り、クイーンズタウンの町に入りました。ただ、この日は1/2。正月休みの最盛期で、一本しかない道は大渋滞で、駐車場に入るのも一苦労でした。
まずは湖畔の散策です。

クイーンズタウンはワカティプ湖の湖畔に開けた避暑地で、人口は少ないですが、夏場は観光客で大混雑します。ご覧のとおり湖では様々なレクリエーションが用意されています。

ワカティプ湖 滝・河川・湖

クイーンズタウンの名にふさわしい美しい湖と湖畔の森林です。
白い一羽のカモメが目の前を通り過ぎます。

カモメを撮っていると颯爽と飛び去って行きました。こちらの湖岸は船着場の周りに多くの屋台が出ています。

屋台の一つに焼きそばやがありました。しかし日本語そのまま。日本人旅行客は多いのでしょうか？

ワカティプ湖畔のマーケット 市場

出発間際に道路が混んでいると大変なので、クイーンズタウンは早めに離れて別の場所で時間つぶしがてらの観光をすることにしました。
こちらはニュージーランドに多くあるサイクリングロードの一つです。

サイクリングロードは昔の木橋をそのまま使用しており、先ほど山上から見たえたカラワウ川を渡っています。この川も氷河から流れ出る水特有の乳白色がかかった美しい水色をしています。

クイーンズタウン空港に到着。国内線に乗り込みます。
ただ、やはり道が混んでいたこともあり、出発３０分前ということでほとんど余裕はなし。昼食にと思ってサンドイッチを温めようとお願いしているとゲートオープンで食べる時間がありませんでした。

クイーンズタウン空港 (ZQN) 空港

国内線で１時間少々。ニュージーランド最大の町、オークランドに到着です。
まずはハーバー近くにあるホテルへと移動です。
宿泊はシーベル・オークランド・ヴァイアダクトハーバーに２泊。御覧のようにハーバーは本当に目の前です。

ザ セベル オークランド バイアダクト ハーバー ホテル

ホテルに荷物を置き、市内散策です。
まずはオークランドの象徴、スカイタワーにやってきました。

スカイ タワー 建造物

入場料は37＄。タワーにしては高めですが、ここまで来て登らないという選択はありません。
展望台からの景色ですが、前方にあるハーバー沿いにホテルがあります。

スカイ タワー 建造物

展望タワーお約束の透明床です。さすがに柏陵があります。

この上の階にはバンジー台とタワーの周囲を空中散歩するアトラクションがありましたが、値段が高いのと、大混雑でしたので、そちらにはいかず、周囲の散策を続けることにしました。

タワーを降りて向かった先がアルバートパークです。上の写真では右前方にある緑の公園がここです。
同じ名前のパークがオーストラリアにもありますが、元大英帝国領で同じであったからでしょう。

アルバート公園 広場・公園

公園の周囲には歴史のありそうな建物が立ち並んでいます。
こちらは、昔の大学の校舎のようです。

オークランド大学 建造物

そしてこちらは、王族の離宮と書いてありました。現在は使われていないようですが。

そのまま港の方に向かって歩いていきます。大通りにはクリスマス飾りがまだ残っています。

港に到着しました。ヴァイダクトハーバーはこの隣のブロックで、こちらはプリンスワーフという地名とのことです。

Ferry Building 建造物

そしてこちらがヴァイダクトハーバー、プリンセスワーフです。
ニュージーランドのパンフレットでも良く見る景色はここからのものです。

一度ホテルに戻り、日が暮れるのを待って夜景散策を開始しました。
先ほどのプリンセスワーフにも灯がともり、美しい夜景となっています。

プリンセスワーフ 観光名所

そのまま堤防を進んだ先からの景色がこちらです。
昼の景色も良いですが、やはり夜景は格別です。
ハーバー沿いのバルで景色を眺めながら夕食としました。

プリンセスワーフ 観光名所

翌日はワイトモケーブ、ホビット村の一日観光です。
こちらのマリオットホテルの前に集合でしたが、なかなか人が来なくて、やきもきしていました。
ベルトラ経由で申し込んでいましたが、大型バスに日本人は私一人。ネイティブ英語の中に放り込まれるといろいろ大変です。

最初のワイトモケーブまでは約３時間。長丁場で、しかも道中はかなりの雨でした。どうも２～３日前に南島を覆っていた低気圧が北島に追いついてしまったようです。
ワイトモケーブの見どころは土ボタル。この看板の写真にあるように、船でめぐります。前々日にテアナウでも土ボタル鑑賞に行きましたが、こちらのほうが規模は大きかったです。

ワイトモ洞窟ディスカバリー センター 博物館・美術館・ギャラリー

土ボタルは光に弱いとのことで、洞内はもちろん撮影禁止。カメラはバックにしまっていましたが、出口がもう少しのところで、ボートのガイドさんがここからは写真OKです。といきなり言って、慌てました。写真を写そうにも夜景設定にしていなかったため、土ボタルは全く撮れず、出口の写真が撮れただけでした。。

ワイトモ洞窟 洞穴・鍾乳洞

洞窟から出たところでボートを降ります。
かなり大規模な洞窟で、付近にはほかにもいくつか土ボタルが見れる洞窟があり、そちらでは写真Okのところもあるようです。

ワイトモ周辺のウオーキングトラック 体験・アクティビティ

洞窟に入る前は大雨でしたが、出たときは青空が広がっていました。この後はホビット村で、屋外ですので、ラッキーです。
写真の奥に青い服の大柄な人が見えますが、こちらが今回の観光バスの運転手兼ガイドで、毎回注意事項の確認に行っていましたので、すっかり仲良くなってしまいました。

ホビット村に向かう道中です。羊が見えますが、北島は南島ほど羊は多くないようです。

ホビット村に到着です。タイミング良く青空が広がります。

ホビット ムービーセットツアー 体験・アクティビティ

ホビット村はロードオブザリングの映画の撮影にために作られたセットということで、映画セットの他、色々なフィギュアなどのお土産が売られていました。

駐車場で大型バスから公園の周回バスに乗り換え入り口に到着です。ここからは歩いて観光ですが、目の前には雰囲気ある小屋が見えています。

最初、園内は自由行動かと思っていましたが、ガイドがついて説明する後をついていきます。真ん中にいる女性が説明していますが、そもそも私はロードオブザリングを見たことがないので、正直さっぱりでした。

ただ、映画は知らなくても景色はきれいです。
映画セットとして作られましたが、公園として鑑賞するにしてもとても見どころがあります。

ホビット ムービーセットツアー 体験・アクティビティ

こちらは映画に出てきた、主人公が下で遊んだ大木だということですが、こちらはセットといっても本物の樹木を利用しています。

また木々の間にホビットの住宅が隠れており、一つ一つ見て回るのも楽しいです。

映画セットだけあって、備品も成功に作られています。

その中に一軒、中に入ることのできる家があります。

家の内部です。
ホビット族は人間より小さいのでミニチュアサイズですが、本物のように精巧にセットは作られています。

部屋も多く、これが岡の下に広がっているようには見えません。
この丸窓からは外の風景が見えました。

公園を一周。
ご覧のとおり、先ほどまで雨が降っていたので雲は多いですが、青空とのコントラストがきれいです。

そのまま湖沿いの休憩所で一休みです。ここでは軽食の販売をしていました。

湖の周りには白鳥と、黒鳥が歩いていました。

湖沿いでゆっくりしていると、バスの運転手が、手招きして湖畔をどしどしと足踏みをしてます。そして、湖を指さし「イール、イール」と言っています。
何のことかさっぱりでしたが、湖を見るて理解しました。野生の鰻です。初めて見ました。

ホビット村に満足し、帰りもバスで３時間。長いです。
道中の風景ですが、北島は牛の放牧が多かったです。なんでも、ニュージーランド全体で見ても、既に牛の頭数が羊の数を超えているとのことで、やはり食肉としての人気が大きいようです。

途中、マクドナルドのあるドライブインで休憩でしたので、こちらで夕食を買いました。しかし、ニュージーランドのマクドナルドは高い。ビッグマックセットが16＄。これにもう一品付けたらそれだけで2,000円になります。なんでもニュージーランドは最低時給が20＄とのことで、日本の２倍以上です。日本は知らないうちに貧乏国になっていたようです。。+

オークランドの町に戻ってきました。
この時間は晴れていましたが、この後急に大雨。観光中でなくて助かりました。

JWマリオット オークランド ホテル

この日も夜景を見るために外出しましたが、ご覧のとおり、一雨ありましたので、道路は濡れており、雲も多いです。

ハーバーで跳ね橋まで来たところでまた大雨に降られてしまいました。
残念ながら観光はここまでのようです。

最終日の1月4日はオークランド空港から帰国です。
ところがここで、クアラルンプール行きのマレーシア航空に問題が発生です。
私はスマホで航空機情報を見ていたので知っていましたが、折り返しに乗るはずの便のクアラルンプール出発が１時間半ほどディレイしていました。当然オークランドでもディレイになるはずですが、空港での表示は定刻のままです。
そのため搭乗予定時刻の３０分前に待合室にまで集まったのにいつまでたっても飛行機が来ない。空港職員も出発時刻の変更情報を受け取っていなかったのか客に詰め寄られて大変そうでした。
結局、オークランド発は2時間のディレイで、大半の客はクアラルンプールで乗り継げなくなった模様です。私は３時間の余裕があったので、ぎりぎりですが間に合いました。

オークランド国際空港 (AKL) 空港

ということで、何とか飛行機には乗れましたが、やはり噂通りマレーシア航空の時刻遅れは深刻なようでした。
ただ、座席は両側がテーブルの王様シートがとれたのでラッキーでした。

クアラルンプール国際空港 (KUL) 空港

ということで、９日間にわたって旅したニュージーランドですが、とにかく天気に振り回されました。まあ、テカポは残念でしたが、ミルフォードサウンドが良い天気だったので、満足ではありますが。

北島はホビット村が予想以上に良かったです。
ただ、今回の旅はお金がかかりすぎたので、値段に見合うか、というと難しいかな。。
まあ、円安もここまで来ると海外旅行は厳しいですね。

さて、次は既に決まっています。勤続３０年のリフレッシュ休暇ですので、休暇と補助も出ます。
かなり気合がはいるところですが、目的地はヨーロッパ。積み残しのある観光地をできる限り回ります。同時に海外旅行にはまるきっかけとなった最初の旅行地、ベネチアを目指します。この写真は2008年ですから、もう20年近くがたっています。
円安も進んでいますので、前回ほどの贅沢旅行はできませんが、初めての旅行地と思い出の地を巡る旅、今から楽しみです。
また、帰ってきたら旅行記を上げますので、その際にはよろしくお願いします。