コロナ禍後初の完全週末海外旅行で蘇州・上海①

2025/04/19 - 2025/04/21

1月に行われたANAのタイムセールで3万円の航空券を入手し、コロナ禍後初の完全週末海外旅行として中国へ行って来ました。午前中に浦東空港より入国した後、「東洋のヴェネツィア」と呼ばれる蘇州へ向かい、翌日朝まで滞在しました。

エリア 蘇州(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

ANAスイートラウンジを改装して今年2月6日に開業したターキッシュ・エアラインズのラウンジへ。前回帰国前のイスタンブール滞在以来のTKラウンジへ入場します。

成田国際空港 空港

ターキッシュエアラインズラウンジ 空港ラウンジ

ターキッシュエアラインズラウンジ 空港ラウンジ

ターキッシュエアラインズラウンジ 空港ラウンジ

ターキッシュエアラインズラウンジ 空港ラウンジ

ターキッシュ・エアラインズ50便がイスタンブールより到着。使用ゲートは当ラウンジに程近い場所へ変更されています。

ターキッシュエアラインズラウンジ 空港ラウンジ

ターキッシュエアラインズラウンジ 空港ラウンジ

搭乗便は51番ゲートからの出発なので、誰もいない地下通路を通って近道しながら移動。

成田国際空港 空港

ANA919便上海浦東国際空港行に搭乗。機体はB787-9 JA926Aで商業運航開始から1年足らずの新鋭機に搭乗します。

成田国際空港 空港

短距離便である為にエコノミークラス開放となっているので、初利用のプレミアムエコノミー席を選択。成田発且つ乗り継ぎ需要の薄い便なので、搭乗率が気になってエコノミークラス区画を確認したところ、7割程度の搭乗率となっていました。

2024年12月1日よりポケモン仕様の安全ビデオ・降機ビデオがスターウォーズジェットとプロペラ機を除くANA全機で放映されています。

離陸から20分程で朝食の時間。「赤ワインで煮込んだハッシュドビーフ」のみの提供。

トイレに行こうと思っていたらベルトサインが点灯し、消灯しない状態で着陸体制に入りました。

着陸後はマーハーン航空A340-600等、日本では見られない機体に遭遇しながら使用ゲートへ。

使用ゲートは69番でルフトハンザドイツ航空A340-600の隣に駐機。海外へ虜になった際に搭乗し、退役済であっても不思議では無い機体が今も生き残っている事に感慨深く感じます。

降機後は引き続き換金を行わずに移動。アリペイへのパスポート情報登録を行っていなかった為、改札付近で身動きが取れない状態になりましたが、WeChatで乗車用QRコードを表示して進む事が出来ました。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

浦東空港からは上海の二大空港間を結ぶ2024年末に開業した市域機場線で上海虹橋へ。虹橋側一部区間は地上を走行するので、景色が楽しめます。

長距離列車の拠点となっている上海虹橋のコンコース。入国して改札通過まで時間が掛かってしまいましたが、ここではスムーズに入場出来た為、前の列車への予約変更を行っておけば良かったです。

上海虹橋駅 駅

コンコース入場と同様にパスポートのみを提示して利用ホームへ入場し、程なくして到着したCRH380A。

上海虹橋駅 駅

蘇州まで上海虹橋 → 宜昌東を7時間以上掛けて走破する準速達列車D3006列車に乗車。使用車両はE2系ベースのCRH2B型で16両編成仕様となっています。

上海虹橋駅 駅

二等車の座席はE2系に比べてアームレスト等に差異が見られます。蘇州には上海虹橋から約40分程で到着し、自分含む大勢の客が降車していきました。

宋代の詩人である蘇東坡が「蘇州に遊びて虎丘に遊ばずは遺憾なり」と謳って有名になった「虎丘」へ。春秋時代に呉王闔閭が埋葬されて3日後に白い虎が現れた事が地名の由来と言われています。

虎丘 建造物

825年に詩人・白居易によって造られた蘇州中心部と虎丘を結ぶ水路の街並み「山塘街」。全長が7華里である事から「七里山塘」とも呼ばれています。

山塘街 散歩・街歩き

虎丘 建造物

虎丘 建造物

梁が中央で断たれている事から名付けられた「断梁殿」。中央の力を周囲にある支柱へ分散させる事で強度を保っているのだとか。

虎丘 建造物

虎丘 建造物

虎丘 建造物

地盤の関係で約4度に傾いている中国版ピサの斜塔こと「雲岩寺塔」。虎丘最大の見所となっていて「東洋のピサの斜塔」とも呼ばれています。

虎丘 建造物

虎丘 建造物

虎丘 建造物

虎丘 建造物

呉王闔閭の墓所であり、3000個の宝剣と共に埋葬されたと伝えられている伝説の池「剣池」。

虎丘 建造物

虎丘 建造物

虎丘 建造物

虎丘 建造物

移動がてらに山塘街の中心部側へ訪問。流れる水、白い壁・黒い瓦で造られた伝統家屋といった江南水郷の特徴である要素が今も残っています。

山塘街 散歩・街歩き

蘇州の中心部は高層ビルは無く、全体的に開けた印象。

中国四大名園の1つである「留園」へ。明代に徐泰時が個人庭園として造園し、清代の改築等を経ながら光緒初年に「留園」と名付けられる様になりました。

留園 観光名所

GoogleマップよりTrip.comにて入場予約を行おうとすると耦园の情報サイトにアクセスし、誤って耦园のチケットを入手してしまっていましたが、チケットカウンターで難なく入場券を入手。未使用となった耦园のチケットについては全額払い戻しが行われました。

留園 観光名所

園内は中部(山水区)・東部(建築区)・西部(山林区)・北部(田園区)に分かれており、区域によって異なる趣きとなっている事が特徴です。

留園 観光名所

留園 観光名所

留園 観光名所

留園 観光名所

高さは6.5mで蘇州庭園で最大と言われている太湖石「冠雲峰」。

留園 観光名所

留園 観光名所

留園 観光名所

留園 観光名所

留園 観光名所

留園 観光名所

園内中部の主要建造物は「涵碧山房」と呼ばれており、船の形をした建物「明瑟楼」も隣接しています。

留園 観光名所

留園 観光名所

今回の宿泊地は平江河南部に程近い「Xingle Hotel」。格安で予約出来ましたが、テレビが設置されていなかった事が盲点でした。

フロントにはベーカリーも併設されており、チェックイン時に無料でスナック類を提供して頂けました。

40分程休憩した後は蘇州駅より更に離れて金鶏湖の西側へ。

金鶏湖 滝・河川・湖

ズボンの様なビルは2015年に完成した「東方之門」で蘇州の新たなシンボルとなっています。

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

夜の「東方之門」は4種類のライトアップが施されていました。

金鶏湖 滝・河川・湖

到着から約15分経った19時30分より毎週金・土曜日に開催される噴水ショーが始まりました。

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

噴水ショーの開催時間は30分間。最後まで見物しましたが、始まった頃と比べて人手は疎になっていました。

金鶏湖 滝・河川・湖

湖の東側は巨大上部スクリーン付きの商業施設等がありますが、訪問せずに来た道を引き返す事に。

金鶏湖 滝・河川・湖

金鶏湖 滝・河川・湖

山唐街へ再訪し、赤提灯が灯る夜景も満喫する事に。

山塘街 散歩・街歩き

山塘街 散歩・街歩き

山塘街 散歩・街歩き

最寄りの橋を渡りながら両側の通りの飲食店を調査し、大通りに程近く、河の南側にある店で夕食を摂る事に。

山塘街 散歩・街歩き

山塘街 散歩・街歩き

翌日は7時前にホテルを退出し、上海へと出発する前に朝の平江河周辺を観光。

2500年以上の歴史を誇り、宋代の雰囲気が今も残る蘇州古城の北東端にある1.6kmの石畳で出来た小路「平江歴史街区」。

平江路歴史街区 旧市街・古い町並み

平江路歴史街区 旧市街・古い町並み

山唐街と同様に江南水郷の特徴である要素が残っており、茶館・ギャラリー等も数多く営業しています。

平江路歴史街区 旧市街・古い町並み

平江路歴史街区 旧市街・古い町並み

平江路歴史街区 旧市街・古い町並み

1509年に元官僚だった王献臣によって造られた蘇州最大の庭園且つ造園芸術の傑作である「拙政園」。前日に訪れた留園と同様に中国四大名園の1つとなっています。

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

園内は中園・東園・西園に分かれており、池が約6割を占めています。

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

混雑を避けるべく先に入場しましたが、開園から30分足たない時点でも多くの人で賑わっています。

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

中園の庭園は借景として園外の北寺塔が木々と重ならない様に見える様、設計されています。

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

内部からは水景等の周囲を見渡せる「見山楼」。「見山」という名称は晋の詩人である陶淵明の詩「采菊東籬下　悠然見南山」より持ち出したとされています。

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

拙政園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

来た道を数分逆戻りして石と水の庭園「獅子林」へ。

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

高僧の天如禅師が1342年に建てた禅寺の一部が前身で奇岩が獅子に見える事から「獅子林」と名付けられました。太湖石が用いられた奇岩の築山が点在し、浸食によって穴が空いた複雑な形となっています。

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

獅子林 自然･景勝地

園内が迷路の様になっていて観覧に時間が掛かってまともに訪問出来ていない箇所もありましたが、予約列車の発車時刻が迫っている為、退場する事に。蘇州四大名園は滄浪亭を除いて全て訪問しました。

獅子林 自然･景勝地

北寺塔付近の駅から地下鉄で1駅移動し、蘇州駅で高速鉄道に乗り換えて上海へ向かいます。