20250421瀬戸内国際芸術祭 沙弥島と瀬居島と王越/瀬戸大橋エリア

2025/04/21 - 2025/04/21

瀬戸内国際芸術祭2025の春会期開催の瀬戸大橋エリアの沙弥島と瀬居島と王越を訪ねました

まだ4月ですが既にもう夏日
半袖のTシャツがふさわしい気候でした

エリア 坂出・瀬戸大橋周辺(香川)

• 旅行の満足度: 5.0

東山魁夷せとうち美術館を出ると沙弥島エリアの告知があります

東山魁夷せとうち美術館 美術館・博物館

沙弥島エリアの作品表示はsoです
so01は「階層・地層・層」ターニャプレミンガー(1944ロシア生～)

常設展示です

展示の小山の上まで登って見ます

奥に俯瞰出来るのが沙弥島

沙弥島は昔は島でしたが今では陸続きになっています

沙弥島 自然・景勝地

防波堤に沿って進むと万葉会館

万葉会館です
手前に瀬戸内国際芸術祭のフラッグがあります

万葉会館は沙弥島以外に奈良や渋谷にもあるようです

万葉会館の前にあるso11「幻海をのぞく」南条嘉毅

南条嘉毅(なんじょうよしたか)は1977香川県生まれ

南条は沙弥島の古民家を再生し全体をアート作品にしている

古民家の大広間に設営された
照明を消された空間に活火山のように見える

放置された調度品がスポットライトで照らされ記憶と共に浮かび上がる

朽ち果てたレコード盤と蓄音機

鑑賞を終えると裏口から退出

前回の瀬戸内国際芸術祭で作品展示に使われていた沙弥小中学校に寄ってみた

今回の瀬戸内国際芸術祭では何も展示されていません
閉校した学校は静かだった

その奥には海水浴場がある
ここは瀬戸大橋が美しく見えるスポット

途中鯉のぼりを見つけた
あと半月でこどもの日です

瀬居島は今回から参加の作品
so14「瀬居島プロジェクト(中学校)」

案内版

駐車場からぐるっとまわって正門から入場します

廃校になった瀬居中学校に展示

so14「一日の終わりに願うこと」五嶋英門

職員室を使った作品

円筒のガラスに下から照明を入れた作品

奥に当時のまま残されたプレートがあり作品と絡めて撮影した

海外からの来場者が多かった
丁寧に撮影していました

この教室は実習室だった

福田恵の作品
瀬居中学校に残された「もの」で構成している

廊下を次の作品へ

so14
「海を見る山を見る」山本晶
「明日は静かな日」岩崎由美

教室を舞台美術のような空間に構成している

奥には開口部が作られて校庭が見下ろせるような空間になっていて

2階へ向かう階段の踊り場の壁面

作品ではないが掲示物の残った「糊跡」のある壁面に感じものがあった
子どもたちの歓声が聞こえる気がしました

2階の展示
so14「その島のこと」安岐理加
この作品が一番良かった

安岐理加(1971香川県生～)

瀬居島の港と働く漁師への綿密なリサーチが作品の骨組みを確固なものにしている

瀬居漁師への聞き取りのビデオが流されている

パネルの前に置かれている漁具は安岐の親族の漁師の家に残されたもの

黒板に縦書きされた安岐の文字
その上には黄変した瀬居中学校の校歌

穴の開いた防音パネルが壁に貼られたこの教室は音楽教室だったのだと気がついた

瀬居中学校の屋上にも展示があった

屋上からは瀬戸内海が見えた

校庭には来場者の車が並ぶ
瀬居島はバスもあるが自家用車がおすすめです

鑑賞終わって瀬居中学校の周りをぐるっとまわってみました

海抜2.8m
緊急避難場所に指定されていた

八幡宮があった
参道の階段に合わせて3つの石鳥居がある
秋には瀬居島内全員が参加する「船渡御」祭りがあるという

八幡宮と中学校はこの距離です

瀬居中学校の校庭脇に作られた大漁旗の道

最後に王越へ
こちらも今回から初参加のポイントです

駐車場から少し歩いて会場へ

王越の展示
so15「オーチャード王越フットパス」Green Space+ドットアーキテクツ　代表辰巳耕三

作品がきっかけとなり人々が地域の魅力を知っていくプロジェクト

王越エリアを済ませて瀬戸内国際芸術祭瀬戸大橋エリア春会期の鑑賞が終わりました