2025年、この冬は改めて富士山にこだわる　田貫湖を始め、あちこちで富士山をパチパチ撮った

2025/01/26 - 2025/01/27

　コロナ後、失われた3年間を取り戻すべく、海外旅行に精を出したおかげで、最近日本の絶景を忘れてない？という訳で、今年の冬は、日本が誇る自然遺産にして文化遺産、富士山に焦点を当て、今までにも増して、その魅力を精力的に味わうことにしました。
　今回の旅行記は、1月26日から27日に行った田貫湖の休暇村・富士を中心にまとめていますが、他にも、12月から2月にかけて訪問した山や湖から眺めた富士山も載せています。もちろん素人の写真なので、パンチはありませんが、改めて、日本人の心の山、富士山の素晴らしさ、懐の深さをちょこっとでも感じていただけると、うれしいな。

エリア 富士宮(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩

1月26日、田貫湖への1泊旅行に出かけた。朝少し喉が痛かったので、出発を1時間位遅くした。でも、富士宮までは、東海道線と身延線の普通列車を乗り継いて行けるので、心配ない。無事、昼前には富士宮駅に到着した。
富士宮駅からはバスに乗って白糸の滝に向かったのだが、バス乗り場では、日本にいながら、イタリアのバス並みに迷子になりそうだった。きっと人手不足もあるのだろう、バスの切符売り場はしまっているし、バス停付近が工事中でどこから乗るのか分かりにくい。ここかな、と見当を付けて待っていたら、白糸の滝を通るバスがやって来て、運転手さんがいろいろ教えてくれたけど、もうちょっと親切な案内があると良いなあ。結構海外からのお客さんが多いし、我々日本人も助かる。

白糸の滝 自然・景勝地

いろいろあったけど、何とか白糸の滝に着いた。ただ、滝周辺にはバス停がいくつかあるので、どこで降りるべきか、確認しておく方が良い。滝の回りはちゃんと公園として整備されていた。
白糸の滝は思ったより、水量が多くて、迫力がある。虹が見えるよ。

滝の背後の坂を登ると、富士山と滝が見える展望台があった。絶景だね。
白糸の滝の水は富士山の伏流水が湧きだしたもの、この景色はすべて富士山が作り出したんだ。

のんびりバス停のある入口案内所まで戻り、ふたたびバスで田貫湖へ向かう。
外国からのお客さんが多くて、バスは満員に近かった。春節の影響もあるのかな。

田貫湖の休暇村前が終点、そこでバスを降りる。まだ、午後2時過ぎだ。チェックイン前に湖を徒歩で一周した。休暇村のご馳走を食べるためには、お腹を減らさなくちゃ。さっそく、富士山がばっちり見えるよ。

田貫湖 自然・景勝地

田貫湖は徒歩で一周約1時間。富士山を見ながらの散歩は最高だ。ちなみに休暇村の隣のキャンプ場で、自転車を借りて回ることもできる。

休暇村の遠景、休暇村は田貫湖の湖畔に建っている。(写真は27日朝撮影)

休暇村 富士 宿・ホテル

休暇村の部屋の窓からも富士山がよく見える。パーフェクトすぎて面白みに欠けるかな。

暖かい部屋の中から富士山を撮影できるのはうれしい。

夕焼けに染まる富士山
雪がちょっと少ないかな。

休暇村はきっと満室だったと思う。ビュッフェのレストランは大賑わいだった。

27日の朝、また部屋の窓から富士山を撮る。寒くなくて最高！
雲が多いが、朝日に染まった雲と空の色が却って鮮やかだ。

刻々と変わる空の色

日の出間際になって、富士山の前に雲がかかってきた。

部屋からだと、日の出で出てきた太陽は見えない。

朝ご飯には朝霧高原の牛乳を使ったラーメンを食した。
休暇村をチェックアウト後は、9時55分発のバスで富士宮駅まで戻る。

帰りは三島でちょっと寄り道。寄り道の主目的は鰻を食べることだったけど、おいしい鰻を早く食べたくて、肝心の鰻重の写真を撮り忘れた。ごめんなさい。
もう一つの目的は三島大社に詣でること。駅から歩いて大社に向かう。三島は富士山の湧き水の街。途中の白滝公園の池でも、ポコポコ水が湧きだしていた。

白滝公園 公園・植物園

透き通った水だね。

流れに悠々とたなびく水草

三島大社に到着してお参り、ここのしめ縄は立派だ。

三島大社に参拝した源頼朝と北条政子が座ったとされる腰掛け石

三嶋大社 寺・神社・教会

舞台みたいな建物もある。
三島大社の後は、鰻を食べに行った。「三嶋うなぎ松子」という鰻屋さんだったと思う。皮がパリパリでとてもうまい鰻重、さっぱりしていて、あっという間に食べちゃった。

三島駅に戻る道でもまた水路にぶつかった。ここの水路には彫刻が置かれている。後ろの建物も素敵。水の豊富な三島も、富士山の恵みあふれる街なんだね。

これで、田貫湖への旅は終わり。次の写真から、あちこちで眺めた富士山だ。

12月初め、中央線沿線の山、百蔵山からの富士山。冬の日帰り登山で眺める富士山は、普通こんな感じ。でも、この富士山が頂上から見えると、テンション上がるんだよね。

次は竜ヶ岳から眺めた富士山だ。ここから見る富士山は西湖から駿河湾まで長い裾野を広げ、本当に雄大。そしてそれを遮るものが何もない。私が一番好きな富士山だ。

竜ヶ岳 自然・景勝地

竜ヶ岳に登ったのは12月中旬、この日はマフラーのように、軽く雲を纏っていた。

12月のクリスマスの頃、2泊3日の富士山撮影ツアーに参加した。
三つ峠の山荘に泊って、あかりがともり始めた吉田の街と夕焼けの富士山。
このツアー以前に三つ峠には3回登っているが、不運にも一度も富士山を拝むことができなかった。4回目のこの時、やっと見ることができて、大感激

三ツ峠 自然・景勝地

こちらは朝日を浴びる富士山だ。それにしても、三つ峠の朝は寒かった。指の凍傷ってこんな感じなのかなって、ちょっとわかった。まあ、今回はすぐ山荘のストーブで冷たくなった指を温められたけどね。

三つ峠を下りて、河口湖畔の葦原から眺める富士山。

山中湖からも富士山を眺める。

山中湖を少し登ったパノラマ台から

山中湖には白鳥もやって来ていた。

こちらは夕日のダイヤモンド富士、花の都公園の駐車場からだ。

本栖湖でも夕日を浴びた紅色の富士を見た。

こちらは上高下からの朝のダイヤモンド富士。
ダイヤモンド富士に初めて挑戦してわかった事、夕日のダイヤモンド富士より朝日のダイヤモンド富士の方が難しい。何故って、夕日は今か今かと待てるけど、朝日は山の後ろに隠れていて、いつ出てくるかわからない。急に出て、急に明るくなるから、素人の私は面食らっちゃった。

2月始めに行ったのは、世界の人に大人気の新倉山浅間公園。
この景色を見ながら思った。日本人は自然の中の富士山を好むが、外国の人たちは街と共にある富士山が好きなのかしら。とにかく、富士山の円錐形の単純な形は、どんなものとも相性が良い。それをはっきり示してくれたのは、あの葛飾北斎の富嶽三十六景だ。まさに自然遺産にして、文化遺産。

新倉山浅間公園 公園・植物園

この日は風が強くて、たなびく雲が取れなかった。

最後は、2月の沼津アルプスから眺めた富士山。沼津から眺めると、愛鷹山塊が富士山の裾野を隠して、まるで山塊が裾野のようだ。
この日は、結構キツイ沼津アルプスを踏破した後、ご褒美のようにこの景色を眺めた。富士山を見ると、ほっと心が和んで、長い道のりの疲れも半減するんだ。

香貫山 花見

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2025/07/10 22:07:24

  あちこち富士山(^^*)

  bajicoさん
  あちこちから富士山が見事！　パノラマ台や竜ヶ岳など、私にもなじみのスポットも多いです✌️
  沼津アルプスからは、ちょっと驚き(ﾟ-ﾟ)　400ｍ未満の低山ですが、結構きつかったでしょう⁉️

  bajicoさん からの返信 2025/07/16 14:55:08

  Re: あちこち富士山(^^*)

  コメントありがとうございます。
  北海道の山を頑張って登っていたので、返事が遅れました。
  沼津アルプスはキツイと聞いていたので、真剣に歩きました。
  関東近辺の山だと、どこでもそうですが、富士山が見えると見えないでは、登山の満足度が大違いですね。沼津アルプスも最後がバッチリだったので、気分良く終わることができました。