2025/02/07 - 2025/02/08
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ごーふぁーさん
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ワイマール文化が花開いた1920年代のベルリンの香りについて。退廃的なオペラの話からノレンドルフ駅近郊のゲイタウン、カバレット(キャバレー cabaret)を巡りつつ、黄金の20年代に思いを馳せてみた。旅の最中に持ち歩いていた女優ロッテ・レーニャの伝記では、けっしてイケメンではなかった夫ワイルへの一生続く愛情と風変わりな夫婦関係、当時のベルリンの狂乱の様相と不幸を冷ややかに享受するレーニャの強烈な少女時代が書き綴られている。なんともスペクタクルな伝記で、それに触発されて書き綴ってみた。
● クルト・ワイルによる『マホガニー市の興亡』
● 再びゲイタウンが形成されたノレンドルフ
● ワイマール的な夜のベルリンを楽しめる場 ヴァリエテ ヴィンターガルデン(Wintergarten Berlin)
● もう一つのカジュアルなヴァリエテ カメレオン劇場(CHAMÄLEON Theater Berlin)
ノレンドルフ駅近郊のゲイタウンや市場、カバレット(キャバレー)を巡っていると、ワイマール文化が花開いた1920年代の香りが甦る。
ちょうどベルリンで見た印象的なオペラはクルト・ワイルによる『マホガニー市の興亡』。オペラの内容はアメリカを流浪する男女の荒くれ者たちが砂漠に風俗街を造るという荒唐無稽な物語である。登場人物も逃亡犯に売春婦、アラスカの無法者。ワイル独特の調子っぱずれでコミカルな音楽は楽しく、劇中で歌われる「アラバマ・ソング」は今でも多くの歌手によってカバーされている。
演出についても厭世(えんせい)や退廃の極致が強調されており、当時の権力者であったナチスには大不評。上演妨害を含めて徹底的に弾圧されたらしい。そして、ワイルは亡命を余儀なくされた。
詳細はコチラ↓から
https://jtaniguchi.com/cabaret-variete/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 自転車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この旅行記へのコメント (1)
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- 横浜臨海公園さん 2025/02/24 03:38:33
- ロッテ・レーニャ
- ごーふぁーさま、おはようござます。
ロッテ・レーニャは日本では歌手としは殆ど無名で、寧ろ、戦後の007シリーズで「ロシアより愛をこめて」で旧ソ連軍大佐でスペクターの工作員役として、当時は中性と称された晩年の認識ぐらいの人物でした。
20年程前ですが、某レコード会社からロッテ・レーニャの復刻盤を発売したいが独グラモフォン社に原盤が無いという事で、小生のドイツ製78回転盤コレクションを貸して発売に至った経緯がございます。
クルト・ヴァイルなんて、当時のナチスの観点から見れば、ヒンデミットの作品同様、退廃芸術の典型だった存在で、ナチスが政権を取得した2年後たる1935年以降は徹底的に排除された存在でした。
横浜臨海公園
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