2023/02/24 - 2023/02/24
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azusa55さん
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小牧市小針2丁目
自転車で西春日井郡豊山町の徘徊を終え、車を駐車した神明公園に戻る帰り道、せっかく来たのだから小牧市まで足を伸ばしてみた。
目的地は尾張由来の地とされる『尾張神社』
夕方も近くなると南の豊山町から北にあたる小牧方向に向かうと見事に向かい風。
鎮座地は県営名古屋空港の北側にあたり、周囲は田畑が広がり風を遮るものがなく飛行機は軽々と飛び立っていくが、折り畳み自転車の小さな車輪では目の前の尾張神社の杜は一向に近づかない。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自転車 自家用車
-
小牧市小針2丁目
自転車で西春日井郡豊山町の徘徊を終え、車を駐車した神明公園に戻る帰り道、せっかく来たのだから小牧市まで足を伸ばしてみた。
目的地は尾張由来の地とされる『尾張神社』
夕方も近くなると南の豊山町から北にあたる小牧方向に向かうと見事に向かい風。
鎮座地は県営名古屋空港の北側にあたり、周囲は田畑が広がり風を遮るものがなく飛行機は軽々と飛び立っていくが、折り畳み自転車の小さな車輪では目の前の尾張神社の杜は一向に近づかない。 -
上は尾張名所図会の尾張神社の挿絵、聳える山は小牧山で往古は海原を行き交う舟は山を目安に帆を巻き上げた事から帆巻山と呼ばれ、地名の小牧はホマキからきているとも。
尾張神社は挿絵の右下に描かれ、右側が切れているけれど右側に長い参道が続きます。
左下の集落が当時の小針村、現在の下小針にあたり、神社の辺りが小針になります。
地名の「おはり」や社名の尾張からして尾張の由来に繋がる香りが漂ってくる。
現在の社頭の横に「尾張名称発源之地」の石標も立っていて、由来を辿る方にとっては盛り上がるだろう。 -
尾張神社社頭。
左に社号標「郷社式内 尾張神社」と常夜灯、真っすぐに伸びる参道は神明鳥居を構える。 -
上は1891年頃の小針地区、マーカーが尾張神社と社頭の位置。
住居の範囲は増えているが、今も田畑が広がる開放感のある環境が残っている。 -
「尾張名称発源之地」石標、左が尾張神社の杜。
-
「小針は、「尾張」名称発源の地と言い伝えられている。
江戸時代に尾張藩が編纂した「張州府史」によれば、小針村は古くは尾張村であって、尾張の名称は、この地から起こったとしている。
「尾張志」によれば、小針は、古代には「小治田」、「小墾」、「尾治」とも書いたという。
小針の中心に「尾張神社」があるが、この周辺には古墳時代を中心とする遺物散布地が濃密に分布していて、小針には早くから大規模な集落が営まれていたと考えられる。
また、かつて土器田・鏡田・一色畑・政所などの地名が存在しており、古代社会の存在を物語るものと言われている。
「尾張名称発源之地」の石柱碑は、昭和15年11月に北里村青年団の献金によって建立されたものである。
平成15年8月 小牧市教育委員会」 -
上は尾張名所図会の記述、その中から一部抜粋。
・往古の小針村にあり山王社と呼ばれていた。
・延喜式に從三位尾張天神と記され、尾張氏の祖神天香語山命と大巳貴命を合せ祀る大社で広く崇められ、國号の起こりともなる主郷だが、連年の兵乱で衰徴し、今は小祠となった。
・ちかくに昔、祭器を作っていた土器田という地も残り、鏡田、直会油田など字に呼ぶ地もあり、社の南の方に政所の旧跡もあり、昔大社だった面影が残る。
何れも創建については語られていないが、この地には古くから人が居住していた事は周辺に多くの古墳が残る事からも想像できる。
往古、熱田さんが鎮座する象の鼻とも呼ばれる台地が出来ていなかった頃、海岸線はもっと内陸部まで及び人々の拠点は現在の名古屋北西域を中心にした内陸部だった。
現に尾張の国分寺も一宮も稲沢や一宮に置かれている。
この安定した土地に1500年以上前の古墳時代に西から移り住んで開いたのが尾張氏とされる。
やがて伊勢湾や木曽川、庄内川流域の広大な濃尾平野の支配を広げていきます。
ここ小針の地名には小さな土地を開く意味があるともいうそうです。
尾張の由来は尾張氏以外にも地形から、土地を開拓する「おはり」からなど由来は諸説あるようですが確たるものはないようです。
個人的には先の記述などから尾張氏から来ているものと思います。 -
社殿に向け参道を進みます。
鳥居から社殿までは2~3分程、街にはない伸びやかな参道です。
参道の先は控え柱の付く木造蕃塀と妻入りの拝殿、手前右手は社務所。 -
手水舎は参道左側にあります。
境内には杜の中核をなす巨木が聳えています、おそらく楠だろうか。 -
こちらの龍も口を開けたままでお休みのようだ。
-
蕃塀から拝殿方向の眺め。
神社の周囲には高層の建築物はないけれど、社殿の三方を囲む杜が適度に境内に木陰を作ってくれる。
自転車では苦労した風もここではとても心地いい。 -
拝殿。
瓦葺の切妻、妻入りの四方吹き抜け拝殿で周囲を囲む玉垣は本殿域まで繋がっています。
その後方は石垣が積まれた本殿域で、祭文殿と四方を透塀が囲む形の配置で一帯では定番といえる社殿配置。 -
拝殿の鬼瓦には「尾張神社」、軒丸瓦には「尾」が入る。
木造の拝殿は懸魚をはじめとして巧みな彫が施されています。 -
拝殿妻壁は意匠に拘りが見られます。
-
手の込んだ龍の蟇股。
-
木鼻には獅子。
-
拝殿から本殿方向の眺め、柔らかい陽光が降りそそぐ明るい印象の神社です。
-
本殿域前を守護する狛犬。毛並みはスッキリと表現されている。
寄進年代未確認。 -
本殿域。
丸みを帯びた石が積まれ本殿域が作られています、使われる石に土地柄が現れてくる。
その地で容易に入手できるものを使うものです、柱状節理が多く取れる地域であればそれを生かす、その土地の環境と智恵が現れるところだと思っています。
祭文殿は木造のすっきりした外観で8本の鰹木に内削ぎの千木が施され、拝殿に比べ彫飾りは少ないようだ。
本殿域の石灯籠は年代が古そうですが確認できなかった。
社殿全体は比較的傷みもなく、拝殿内の奉納額に昭和の元号が多かったのでその頃に補修の手が入っているようです。 -
本殿
全容は見渡せないがコンクリート製の流造のようです。
鰹木が3本、千木は外削ぎになっている。
尾張氏祖神の天香語山命(あめのかぐやまのみこと)は女神、千木の削ぎは何を意味しているのだろう。
主神は天香語山命で相殿神に大巳貴命と誉田別命を祀る。
創建は分からないが、かなりの古社であることに間違いない。
往古には大社とも記された伽藍の規模がどれほどで、いつ頃衰退していったかなど掴めなかったが、一時の小祠から現在の伽藍に規模が大きくなってきたことは、地元やそこを統治した者から尾張国の名の起こりの神社として庇護されたのだろう。
その思いが今も引き継がれ形になったのが社頭の石標だろう。
過去の事は、覆す記録なりevidenceがなければどこまでいっても諸説ありで終わってしまう。
自分はここが尾張の名の起こりとすることに違和感はないし、むしろ地元にこうして誇れるものがある事自体羨ましいとさえ思う。
『尾張神社』
創建 / 不明
祭神 / 大名持命 香山命 誉田別命
本殿 / 流造
公共交通機関アクセス / 名鉄小牧線「小牧口」から西に30分程
所在地 / 小牧市小針2-138
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