2024/12/14 - 2024/12/14
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emi_uさん
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この旅行記スケジュールを元に
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
大井ダム完成100周年記念イベントに訪れ、放流を見た後にダム巡りです。
前編はこちらでご覧ください。
「ぎふのダムめぐり1~大井ダム100周年と中野方ダム」
https://4travel.jp/travelogue/11950319
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大井ダムを出て小1時間
12時半頃、奥矢作湖に差し掛かる -
ここまで来たのはこのため
残念ながらカードホルダーは早々になくなってしまったようだ -
6ヶ所を廻ってダムカードを集める
阿木川ダムと笠置ダムはすでに踏破済み
阿木川ダム訪問時の模様はよろしければこちらの旅行記で
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11927797/
今回はまず矢作ダムへ向かう -
釜井公園という看板
駐車できそうだったので、ちょっと止まってみる -
その公園にある「和戸発電所跡」の表示
矢作ダムの建設に伴い、昭和45年2月にこの奥矢作湖に水没した水力発電所 -
方向的にはあの辺りかな、と思うが・・・
矢作ダムの左岸側を下流に下ったところに、この和戸発電所から移植されたしだれ桜が2本、今も残っているらしい
一度見てみたい -
車に戻り県道20号を進む
道沿い、紅葉がきれいだ -
走りながら助手席から撮ったのでよく見ていなかったがたまたまかガードレールからマネキンの首だけ出ていてコワイ
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県道20号を左折して堤体の上を通り、左岸にある管理事務所へ
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12:50 矢作ダム到着
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まずは左岸にある管理所へ
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国土交通書矢作ダム管理所
こちらでダムカードをゲット -
管理事務所の前には観瀑台(滝じゃないか)
そしてそこからは・・・ -
堂々たる堤体と、すばらしい放流ぶり!
堤高100m、堤頂長323m
着工1966年、完成1971年
放物線アーチ式コンクリートダム
「放物線」を国内で最初に取り入れたダムだそうだ
アーチ式にはドーム型、円筒型、放物線などがある
ドーム型は下流側に反り返る感じ、形状が複雑で設計が難しいが、コンクリート量を少なく、力も均等にできるため大型のダムに用いられ、おそらく今は最も多い
放物線は円筒型を湾曲させることで左右により均等に力を分割でき、堤頂長の長いダムに用いられる -
さっきから寒いし小さくふわふわ雪がちらついているのかと思ったら、この飛沫だった
放流しているのは常用洪水吐、コンジットゲート3門
堤体上部にあるのは非常用洪水吐、クレストゲート4門 -
きれいなアーチを描く堤体
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矢作川が県境となっているため、このダムは愛知、岐阜両県にまたがっている
左岸は愛知県豊田市閑羅瀬町、右岸は岐阜県恵那市串原字閑羅瀬
その昔は"閑羅瀬(しずらせ)"という、今の県境を跨ぐ一つの集落だったのだろう
ダム湖は奥矢作湖
愛知県では佐久間ダムの佐久間湖に次ぐ規模の人造湖
ナゴヤドーム52個分の貯水量を誇る奥矢作湖 自然・景勝地
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上流からゲート辺りを見たくて左岸を少し上流まで歩いたが、こちらからはよく見えない
来るときに、右岸の上流を走行中の車の窓から見たのが一番きれいだった
惜しいシャッターチャンスを逃した -
矢作ダムを後にし、下流へ向かいながら振り返って1枚
左手に写る建屋が矢作第一発電所
次は下流へ車で5分ほど -
13:05 矢作第二ダム
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残念ながら門が閉まっており、堤頂は立入禁止
こちら側には駐車場はないので、注意して見学しよう
左岸の県道356号側には駐車場が数台分あったようなので、あちらから来ればよかった -
ダム湖、というか矢作川を堰き止めて幅が広くなっているもので、"矢作川"以上の名前はついていない
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ガードレール越しにすぐそこに水面があるような感じ
中部電力の発電専用ダムなので、水位は高めに保たれているようだ
ラジアルゲートが4門あり、各ゲートの上部に奥から1~4まで番号が振られている
4つ目のゲートの手前にあるのが取水設備 -
下流側へ行ってみると、放流も相俟って、けっこう立派な佇まい
着工1969年、完成1971年(矢作ダムと同じ年)
堤高38.0m、堤頂長149.2m -
10km近く下流にある矢作第二発電所の取水用ダムとして建設されたダム
加えて2015年からは新串原発電所も稼働
それはどこにあるかというと、ココ
この黄色の地に黒字で「矢作第二ダム」とあるところの手前に建屋がある
前出の取水設備はここのためで、そこから水圧鉄管が延びている
一般家庭470世帯分程度の発電ができる -
ダムカードはこの後ここから車で10分ほどの「くしはら温泉マレットハウス」で
さて、今日は忙しい
次のダムへ -
14時 小里川ダムをめざして、まずは道の駅おばあちゃん市・山岡
水車は直径24m、木造では日本一の大きさ
この地域では昔から陶磁器の原料のための砕石に水車の動力を利用していたらしい -
興運橋という石橋もある
明治から大正にかけての電力会社・多治見電灯所(1930年に中部電力に合併)により小里川第三発電所(2002年撤去)へ渡るために地元の花崗岩でつくられたもの
小里川ダム建設により水没することになったため、ここに移設された道の駅 おばあちゃん市 山岡 道の駅
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小里川を少しさかのぼったところに旧発電所関連の遺構もある
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小里川第三発電所で使用されていた水車、発電機も展示されている
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水車は1924年、米ペルトン社製
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横軸単侖単流フランシス水車
0.6t/秒の水を利用する -
発電機は1925年、米ゼネラルエレクトリック(GE)社製
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横軸回転界磁開放型
60秒に900回転、200kwの発電能力がある -
rpmは毎分の回転数
車のエンジン回転数と同様 -
さて、道の駅でピザなどを買ってお昼ご飯にし、駐車場から見える小里川ダム管理支所へ
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「ふれあい橋」の向こうには先ほどの巨大木製水車が見える
あちらからこの橋を渡って来ればよかったのか! -
ふれあい橋からのおりがわ湖と小里川ダム
小里川ダム 名所・史跡
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おりがわ湖は小さく見えるが、写真でいうと手前左側へ広がっており、ナゴヤドーム12杯分の貯水量
ここで、ダム見学ができるという看板を目にしてしまった -
とうわけで、数分歩いて堤体へ
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石碑には右岸のダム湖側には「青龍」と青字で彫られている
堤体はほぼ南北に渡るものだが、しいて言えばこちらが東だろう
右岸下流側には「玄武」
左岸ダム湖側には「朱雀」
同下流側には「白虎」と四神が彫られている -
ちなみにこの日はボランティアらしき学生さんたちが集合していた
大井ダム100周年に合わせて、こちらでもライトアップなどイベントを開催
最寄りの瑞江駅からのシャトルバスも運行
この時間限定のダムカードも配布する
このダムは、かなりマメに限定ダムカードを発行しているようだ
ただ、この後の行程を考えると、夜までここにいるわけにもいかず、断念 -
堤体から下流を望む
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堤体中央付近下流側にある入口から、いよいよ堤体見学へ
堤体見学は、見学ツアーは予約が必要だが、予約なしでも自由に見学はできる -
堤体のエレベーターで、2つのフロアへ向かうことができる
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エレベーターでまずは"2階"へ
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立入禁止の扉を前に右折すると、
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展望テラスへ出る
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上を眺めて足がすくむような感覚は今までにないものだ
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下を見ると、この煙突のような円筒形のデザインが特徴的
この近さがそれはそれで恐怖感を煽る -
左手に見えるのは、中部電力の小里川発電所
一般家庭600戸分を発電できる -
ダムの天端は標高404m、
ここ展望テラスは同358mだから
天端までは46m
発電所は標高314mだから
下までは44m -
1階に下りてきた
温度計が示すのは16℃
堤体内は年間通して約15℃
分厚いコンクリートにより、外の熱や寒さは内部まで届きにくく、ほぼ一定した温度 -
1階通廊にはパネル展示がある
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堤体は上から下に向かって分厚くなっていくので、1階通廊は結構長い
堤体の厚さは最下部では88.9mある -
黄色い扉から出ると、そこは堤体の左岸側
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見上げると先ほどまでいた展望テラス(吹き出しのところ)
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この辺り、おそらく小容量放流設備
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水力発電所で発電をしないときに使用する
発電用送水管は分岐して、もう少し下を通って発電所につながる -
堤体に向かって左端から5か所、
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右端から4か所、自由越流方式の非常用洪水吐
これはなかなかユニークなデザイン -
中央上部に1か所あるのが常用余水吐
非洪水期間(10/16~5/31)は標高371mを上限として、平常時最高貯水位を保つために使用する
それを挟むように少し下に2か所あるのが常用洪水吐
洪水期間(6/1~10/15)は標高353mに保つ
洪水時最高水位は標高400.5m、天端は同404.0m -
天端に戻ってきた
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右手には小里川ダム管理支所
そこから谷間をふれあい橋がつないで、道の駅
おりがわ湖に見えるのは表層循環設備
噴水状に表層の水を噴き上げ乱すことで、アオコの発生を防ぐ -
下流側
左手の囲んだところが展望テラス -
小里川は下流で土岐川に合流、愛知県に入ると庄内川と呼ばれる
15時過ぎ、見学を終えて恵那に戻る -
途中、県道66号の野井大橋西の交差点
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看板に偽りなし
右手前の南木曽岳の向こうに中央アルプス連峰がきれい -
16時 恵那駅到着
恵那駅 駅
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駅にある恵那市観光案内所に来た
目的は冒頭に触れた「ダム巡りin恵那市」のコンプリートカードをゲットすること
これで、駆け回った本日の成果、ミッションコンプリート!
ただ、夜はまだもう一仕事
宿に着いたら大井ダム付近でのイベントを見なければ!
やる事いっぱいだえなてらす 恵那市観光物産館 お土産屋・直売所・特産品
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