2024/12/26 - 2024/12/29
411位(同エリア3876件中)
Pメテオラさん
- PメテオラさんTOP
- 旅行記51冊
- クチコミ18件
- Q&A回答20件
- 134,611アクセス
- フォロワー44人
二十数年ぶりにフィレンツェを再訪した。「ステーキはフィレンツェにあり」と言ったら、みんなに笑われそう。京都観光に行って「川床の湯豆腐最高」と言っているようなものだからだ。けれども、ビステッカ・アラ・フィオレンティナという名のご当地ステーキは、世界3大ステーキだという方もいるので、これが偽りのない実感である。もうシニアなので、昼は軽く食べ、そこそこ歩いてお腹をすかせ、夕食重視でご当地の食を堪能した。改めてトスカーナやフィレンツェの食文化の広がりや深さの一端を短期旅行者なりに感じた。体が動くうちに、もういちどビステカ・アラ・フィオレンティーナを食べたあーい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【再びフィレンツェ】
2024年のクリスマス過ぎ、やってきましたフィレンツェへ。世界史に縁遠い方でも99%くらい知っているルネサンス発祥の都市のひとつフィレンツェ。いつ見ても印象に焼き付く街並みだ。ミケランジェロ広場 広場・公園
-
クリスマスから新年にかけてのフィレンツェのドゥオーモ周辺は、押すな押すなの大混雑。私たちも、その一員に加わって年の瀬のフィレンツェを満喫した。それにしても、アルプスの南にくると陽射しはかなり明るい。「ヨーロッパの方々は冬はイタリア、スペインに押し寄せるはずだね」と納得した。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
-
【腹が減っては観光できぬ】
私たちは昼前に着いたので、街歩きスタートも兼ねてフィレンツェ屈指の目抜き通りであるカルザイウォリ通りに出て、行き当たりばったりの腹ごしらえ。「シニアは昼からがっつり食べなくていいの」ということでバル(カフェ)に入店。 -
普通のパニーニ(イタリア風サンドウィッチ)が5ユーロとか7ユーロした。
エスプレッソだって2.5ユーロだ。
いくらフィレンツェ中心部とはいえ「高か・・・・・・・」
味は普通に美味しかったというか、不味くはなかった。 -
そして、目に付いたのが美味しそうなジェラート(イタリアのアイス):Gelato。
2024年末のフィレンツェはやや暖冬気味。昼過ぎの気温は14度とか16度まで上がった。ジェラート食べずしてフィレンツェ歩きをするなかれ!と、早速食べた。 -
私の大好きな「アマレナ」というサクランボの実とエキスで味付けしたフレーバーがばっちりあった。アマレナは日本では不人気な味なので、イタリアに来たら注文必須だ。でも、小さなコーン(コーネ)でも4ユーロは観光地価格。円換算すると、もっと高い。
「いただきまーす」
「ああ、美味しかった。フィレンツェに来て良かった!」 -
【街ブラは腹ごなしもかねて】
天気は、初日も晴れ、そしてずっと晴れだった。最高気温も14度以上。だから、街ブラも期待以上に快適。ニッポン人や中国人が少なくなったねと感じつつ、大勢の人で賑わう繁華街やシニョーリア広場などを、ぶーらぶら。シニョリーア広場 広場・公園
-
ベッキオ橋周辺も大勢の観光客でムンムン。橋の両側に並ぶ金銀細工の店はもちろん、周辺一帯に並ぶお土産屋さん、皮屋さん、ブティックを眺めながらぶーらぶら。
-
ベッキオ橋(ポンテ・ベッキオ:Ponte Vecchio)橋を見渡せるサンタトリニタ橋まで来て、都心部にUターン。ウフィッツイ美術館に入って出てくると西日が暗くなり始めていたのでホテルに戻って一休みした。
サンタ トリニタ橋 建造物
-
【さあ夕食。トラットリア・デイ・トレディチ・ゴッビ】
それなりの評価がついたホテル徒歩圏内のレストラン「トラットリア・デイ・トレディチ・ゴッビ」に入った。混雑期なので、もちろん予約済。写真は昼間に撮影した店構え。ご当地では、ごく平均的な造り。
サイトは https://www.trattoria13gobbi.com/ -
お店は、ほぼ満席。きびきび動くスタッフ、わいわいがやがやのイタリア人家族や若い人たちのグループが居て、楽しく美味しいトスカーナ料理店の雰囲気が漂っていた。
当方はメニューを見て、ビステカ・アラ・フィオレンティナ/フィオレンティーナ:Bistecca alla fiorentina、があることを実際に確認。それをメインにパスタを選び、デザートの注文はメインを食べた後に決めることにした。お店のスタッフとの会話では、フィレが多めだと少し高いということだったが、値段を確認したら1.5Kgくらいで140ユーロだった。
「ぜんぜん高くない。即決で『注文しまーす』」 -
最初は、食欲を刺激するためにパスタを食べた。きしめんのようなタリアッテーレやシエナ名物のピチ:Pici、という呼称のウドンみたいなパスタ、スパゲッティ・ボンゴレなどを各自で注文。私としては、このくらいの量を盛り付けてあるのが普通なのだが、連れのマダムには多すぎに映る。
また、日本のイタリアンではないので、期待値より美味しくなかった人もいた。
「あるある、ですね」
「別の場所でたまたま会話したニッポン旅行帰りのイタリア人は『ニッポンの食事は合わないのが多かった』と言っていたので、おあいこですね」 -
【ビステカ・アラ・フィオレンティーナ】
つ、ついに登場。ご当地名物ビステカ・アラ・フィオレンティナのレア(アル・サングエ:al sangue)。表面はこげているものの、内側は赤身の色合いがみずみずしく、とても柔らかい。初見のニッポン人は、でかすぎ、食べきれないと思うのが当然ですが、心してレストランに来ると食欲全開となり、7~8割は食べきれる。 -
このビステカ・アラ・フィオレンティナ、最近の日本語では”フィレンツェ風Tボーンステーキ”と言っているが、語感がアメリカンなので、私はこの言い方が好きではない。細かい解説やウンチクは、wikipediaやブログ、utube などを見てね。
とにかく、ひたすら食べて、相応の値段では地元フィレンツェでしか味わえないビステカ・アラ・フィオレンティナを心ゆくまで体験するしかないと思う。 -
デザートは別腹とはならずエスプレッソを飲んで終了。
ビステカ・アラ・フィオレンティナの名店は解説サイトなどで紹介されている。けれども、”上の下”程度の評判の店でも十分に美味しいと思う。ただし、行き当たりばったりで入るような観光客向けレストランだと、肉質も料理の腕も落ちるので、値段の割には美味しくない模様。フィレンツェのステーキなんて評判ほど美味しくなかったという印象で帰国したら不幸だと思うので要注意。 -
【第2回ビステカ・アラ・フィオレンティナの夕食】
翌々日の夕方、今度は旧市街の東寄りのサンタ・クローチェ地区にある小さ目のレストラン「トラットリア・ベルディ:Trattoria Verdi」という店に行った。もちろん予約した。
このお店はサイトがなく、口コミとfacebookが情報源だ。 -
ここは、むかしむかし来て、美味しかったなと思って覚えていたお店。経営者の交代などの内部事情は替わっているかもしれないが、お店に入ると記憶どおり、店内中央に肉を保管してあるガラス張り冷蔵庫のあるインテリアが目に入った。
ここでも当然、ビステカ・アラ・フィオレンティナ中心の夕食だ。 -
約1.3Kgの肉を、ミディアム程度の焼き方で注文。レアが基本なのだが、私たちはガイジンなので多少、焼きを強くしてもらう程度は許容範囲である。ご当地のレストランでは、調理予定の肉の現物をお客の前で披露して確認を取る。日本の生け簀料理店で、お客が水槽の中にいる魚や貝を指定するのと同じだ。今回は心の準備万端にて、肉を披露するタイミングでも写真を撮らせてもらった。
-
1皿目の料理が運ばれてきた。ボナペティート:いただきます。
最初は、寒いのでトマト味のスープ状の短いパスタを食べた。パスタの種類と呼称は山のようにあるので、これが何であるかまで覚えきれなかった。 -
いよいよ正統炭火焼のビステカ・アラ・フィオレンティナが登場。伝統的作法のとおりに骨を立てて盛り付けしてきた。素晴らしいの一言に尽きる。当然、味も文句なし。胡椒または塩をちょっと振りかけて食べるビステカ・アラ・フィオレンティーナの柔らかく厚い肉の美味しさは、素人の文才では到底表現できない。
最後は、立っている骨周りの肉をそぎ落として食べて終了。一番美味しい部位だそうだ。本当にとろけるようで美味しかった。気分もふわふわだ。
「あー、食った、食った。フィレンツェで、もう思い残すことはない!」 -
ちなみに、平均的なレストランに入って肉料理メニューを見ると、1人客とか2人客用に、コスタータと呼ばれるステーキ料理も載っているが、肉質も調理法も少しだけ違う。フィレンツェのステーキであることは間違いないのだが、名物のビステカ・アラ・フィオレンティナではない。だからカップルならば大いに覚悟してレストランに入り、お店の人の理解を得て、単品のビステカ・アラ・フィオレンティナ最低1.3Kgプラス野菜サラダくらいに的を絞って注文し、肉を完食するくらいの作戦をお勧めする。
-
昔の記憶であるが、料理上手な知り合いの家で振舞ってくれたビステカ・アラ・フィオレンティナも美味しかった。ちゃんと骨を立てたトスカーナ風の演出も憎いくらいの上手さ。
「しかし、ニッポンのステーキのバカ高さよ・・・・。こんなの東京で食べたら1.5Kgで10万円くらい、すぐに取られそう」 -
デザートはパンナコッタ。最初の晩の反省から、少な目に料理を注文したので、美味しいデザートまで行きつけた。ごちそうさまでした。
「もう少し若くて、昼も夜もトスカーナ料理を食べられたら、もっと良かった」 -
【他のトスカーナ料理も食べるぞ】
別の日に、オステリア・ディ・ジョバンニというお店に入った。お土産を買ったお店のスタッフから推挙された店だ。ここも評判の高いレストランだったと帰国後に分かった。
お店のサイトは、https://www.osteriadigiovanni.com/ -
最初はアンティパスト(前菜)にトマト入りサラダやハム類の盛り合わせを注文した。イタリア流マナーでは少しお行儀が悪いが、自分たちでちょっとずつ料理を交換して皆で味見。どれもこれも十分な量が盛り付けされた美味しい、美味しい1品目だった。
-
2皿目は、思い思いにパスタなどを注文。私は再びピチ:Pici、の肉ソースあえを注文。繰り返すが、ピチは、トスカーナ州のシエナという都市の名物パスタである
「ま、肉風味のソースであえた汁なしウドンですね」
けっこう太いピチもあれば、当店のように、気持ち細目のピチもある。名物であるが、感動するほど美味しい訳ではない。 -
お連れは、きのこのリゾットのメニューを見つけて、それに飛びついた。そして「美味しーーーい」。食事の美味しい国に旅する者に幸あれ。
-
デザートも、いただきまーす。チョコレートをかけたパンナコッタや柔らかいケーキを、それぞれ頼んで、またうっとり。
-
そうしていたら、「店長からのサービスです」と言って出された一品がこれ。カントッツィとビン・サント:Cantucci e vin santo、というトスカーナ発祥のデザート。解説すると、アーモンド入り硬めビスケットに地元の甘口ワインをお猪口に注いで添えたもの。この組み合わせが定番のようで私も初体験。アーモンドの風味とカリカリ感にビンサントも合っていた。イタリアの食文化の奥の深さに改めて感動した。
お店の厚意に応えるべく、10ユーロのチップを置いて、ごちそうさま。
ある人は街並み堪能、別の者はショッピング、そして私は名所見物よりも食べる方にかなり重心が移ったフィレンツェ観光となった。
そして、また来て、盛り付けも十分な美味しい料理を食べて、ぼおっとしたい。
了
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
フィレンツェ(イタリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
29