2024年12月初　フルムーン夫婦のイスタンブール・マドリード・トレド旅行記(マドリード編)

2024/11/29 - 2024/12/05

60代後半夫婦の個人旅行記です。皆様の参考と笑いになれば幸せです。

イスタンブールで2年越しのメフテル（トルコ軍楽隊）を堪能し、一泊してマドリードに移動してきました。相変わらず奥さんと二人でぶらぶら食べ歩いています。

2024年イスタンブール旅行記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11946654

2023年のイスタンブール旅行記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11872642

支払いはSony Bank WALLETを使用しました。このカードはDEBITなので、使った瞬間にメールで通知がきます。そのため、どこで何を食べたのか、使ったのかが分かるので、こういった旅行記を書くのに便利です。今回の旅行では1EUR＝158.6円くらいのレートになっていますが、個人的にはメッチャ円安だと思っています。

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

12月1日（日）TK1357便でイスタンブール→マドリードに移動してきました。久しぶりの沖止めだったので搭乗機エアバスA321の写真を撮ることができました。

イミグレは従来方式の人による審査で長蛇の列でした。顔立ちから推測すると、旧植民地である中南米の人が多いようでした。時間がかかる人もいるなか、我々夫婦は何の問題もなく入国ハンコを押してもらいました。日本国パスポートの威力はまだあるようです。

トランクを拾い上げてゲートから出ると、ドライバーが見当たりません。今回のマドリード空港→ホテルの送迎はホテルが手配（無料）したドライバーで、ショートメールのやり取りはしていたものの、待ち合わせ場所が良く分からなかったのです。しかたないので、奥さんに背景を入れて私の写真を撮ってもらってメールしました。すると、ＯＫ、数分で行くのでそこを動くな、の返事が返ってきました。

ドライバーに見つけてもらって、やっとタクシーに乗れると思ったのですが、ゲートからパーキングまでは6～700mの距離があり、動く歩道の上をセカセカ歩かされました。ドライバーは駐車料金？で焦っていたのかも知れません。

ヨーロッパの男性は大体サッカーファンと思っているので、タクシーに乗った時の話のネタにしています。このドライバーの11歳になる息子さんは大のレアルマドリードのファンだそうですが、彼自身はベネゼエラの出身なので野球ファンだそうです。でも大谷は聞いたことがないと言っていましたので、ベネゼエラ出身の野球選手しか興味がないのかも知れません。彼には娘さんもいて、日本アニメの大ファンなので日本に連れて行ってあげたいのだけれども、シングルファーザーでいろいろ大変なので、日本には当分行けそうにもない、とのことでした。こんな話しをぽつぽつしている間にホテルに着きました。空港から30分くらいです。

■Catalonia Puerta del Sol
イスタンブールのホテルはイマイチでしたが、ここはオススメです。先ず立地がいい。メトロのSol駅から近く、マヨール広場や、サン・ミゲル市場、王宮にも歩いて行けるし。前の通りはタクシーもよく通るので、すぐにつかまえることができます。外見はもう一つですが、一歩中に入ると落ち着いた雰囲気が漂っています。部屋はパティオに面した部屋でしたが、隣室のテレビに煩わされることもなく、熟睡することができました。マイナスポイントは料金がお高いことで一泊26,000円でした。

部屋から見たパティオです。

ホテルから数分の広場にあったメリーゴーランドです。グーグルMAPには写真が載っていなかったので、おそらくクリスマスシーズンだけだと思います。

■LA CASA DEL ABUELO
デスカルサス・レアレス修道院を目指してぶらぶら歩きましたが、閉まっていたので夕食にすることにしました。奥さんがエビが食べたいというので、お客さんがいたこの店に入りました。

付け合わせのパンとイベリコ豚のサラミ？と、注文したガーリックシュリンプです。

加えて、イカの塩焼きと、エビクリームコロッケ、オレンジジュース、ビール、サンガリア（フルーツの入った甘い赤ワイン）を頼んで、お値段は61.6EURでした。ぼられた感はありませんが、この店は観光客価格のようです。味は70点くらいでマア美味しいといったところでした。他にも、いっぱいレストランがあるので、わざわざこの店を選ぶ必要はないと思います。

■サン・ミゲル市場
実際に行くまではマーケットだと思っていたのですが、ここはバルの集まった一種の屋台村みたいな所です。

いちおう魚も売っていますが、、

メインはタパスです。

私はスタンドでビールを一杯(6.5EUR)やって、いい気分になりました。下手なバルに入るより、ここでいろいろなタパスをつまんで一杯やるほうがいいかも知れません。

ホテルへ帰る道すがらジェラート店に引き寄せられました。海外旅行するとジェラートが食べたくなるようです(9.8EUR)。

12月1日が終わりました。

12月2日（月）午前8時、まだ暗いです。ホテルの朝食は20EURとお高いので、ぶらぶら歩いて、近くの店で朝食をとることにしました。先ずは、クレジットカードが使えない場合に備えてにユーロを手に入れることにします。

■マドリードのキャッシング
ホテルの近くのATMでキャッシングします。ここのATMはイスタンブールと違って、ちゃんと英語表示が選択できました。途中、DCCの誘いがあるので「without DCC」を選択します。ここのATMはローマと同じように「コミッション料5EURに同意するか？」と聞いて来たので「同意する」を選択しました。←同意してもキャッシングの場合はとられません。結局70EURをキャッシングしてセディナカードの返済は11,105円だったので、158.64EUR円でキャッシングしたことになります。

■BAR EL TRES
グーグルMAPで調べたコーヒーショップは開店準備中だったので、近くの茶店＆バーみたいな所に入りました。朝食はセットメニューで、私はスペイントースト・セット、奥さんはクロワッサン・セットを注文しました。セットにはコーヒーと何故かオレンジジュースが付いてきます。スペイントーストはバターの代わりにオリーブオイルをかけ、ジャムの代わりにすりつぶしたトマトを縫って食べるものです。トマトの酸味が利いていて、マズくはないけれど、積極的に食べたい味ではありません（合計9.8EUR）。

マイヨール広場を超え、王宮を目指してぶらぶら歩きました。王宮の予約は10時15分だったので、お茶にすることにしました。

■Café Vergara
私はコーヒー、奥さんはコーヒーとチェロスを頼んで6.25EURでした。

■王宮
王宮の入り口は1か所です。並んでいると、チケットを持っていない人は入口のチケット売り場で買うよう言われます。指定された時間に行くと、長い行列になっていました。日本人は時間を守りますが、その他の人はマアええかげんですので、指定された時間通りに行かなくても問題ないようです（予約29.54EUR）。

宮殿の入り口は階段になっていて、天井のフレスコ画が綺麗です。

おそらく、見学コースは宮殿のほんの一部のようで、そんなに広くは感じませんでした。

■EL 17 MORETO 2
トレド美術館までタクシーで移動（10.2EUR）して昼食にしました。まだモーニングの時間だったのか、私がオムレツセット、奥さんがクロワッサンとコーヒーを頼んで14.9EURでした。味はマアマアで、すずめが沢山いて、人を怖がらず寄ってきたのが印象てきでした。

まだ予約した時間まで間があったのでエル・レティーロ公園をぶらぶらしました。マドリードも暖冬なのか、ちょうどポプラが黄色く色づいていました。

■プラド美術館
予約した時間から少し早かったですが、なんの問題もなく入館できました（時間指定でオプション無しの予約、30EUR）。プラド美術館の見どころは数多くアップされていますので、詳しくはそちらを見ていただくとして、美術がわからない私でも、ボッシュの「歓楽の園」と、ゴヤの一連の「黒い絵」は面白かったです。ただ、韓国語のフロアマップはあったのですが、日本語のフロアマップはないので寂しくなりました。たまたまかも知れませんが。

ソフィア王妃芸術センターに向かってぶらぶら歩いて行くと、こんなものを見つけました。写真を撮るついでに、近くのカフェで一休みしました。

■ソフィア王妃芸術センター
予約はしていませんでしたが、すんなりと入ることができました。もともと二人とも美術の素養はないので、近代美術となると、ますます分からない世界に迷い込んだ感じがします。最上階の廊下に作品（黒の枕木と黒の布）が展示されていたのですが、奥さんが危うく踏みそうになってスタッフに注意される一幕もありました。ただ、ピカソのゲルニカは大作であることは実感できました。

■メトロ＠アトーチャ駅
明日のトレド行きの下見もかねて、アトーチャ駅まで歩き、メトロで帰ることにしました。アトーチャ駅でICカードを買い、Sol駅までの2人分の運賃をチャージすると5.5EURでした。ここのメトロはイスタンブールと同じように乗車する時にのみICカードをタッチする方式なので、1枚のICカードで複数人が乗車できます。ホームに降りると、行先を書いた表示板が見当たりません。間違っていたら困るので横に立っていた女性に、Solに行きたいのですが、このホームで合っていますか？と聞いたら、あっちのホームですよ、と教えてもらいました。ここの駅は、改札に入ってから上下線に分かれるのではなく、上下線別々に改札があるので、いったん改札から外に出て、もう一度Sol駅までの運賃をチャージして乗り直す必要がありました。昨年、ローマのメトロで女スリ団に囲まれて、バッグの中身を盗られた経験があるので（https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11875773/）ドキドキしましたが、何事もなくSol駅に着きました。

■Tapa Tapa Montera
お腹がすいたので、美味しいパエリアを食べよう、とグーグルMAPで検索すると、この店がヒットしました。

パエリア、イカのフリッター、ビール、ミネラルウォーターを注文して38.45EURでした。パエリアが美味しかったのでオススメです。

日本から「KIKOで化粧品を買って来て！」とLINEが来たので、2店行きましたが、指示された化粧品は売り切れでした。

帰りに、またジェラートを食べて（6EUR）、12月2日が終わりました。

トレド編は、ぼちぼち書いていますので、お待ちください。