2016/12/31 - 2017/01/07
32位(同エリア172件中)
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南インド・ケララ州を訪問(2016年12月〜2017年1月)
成田からシンガポール航空でコーチンへ。
コーチンでは、フォートコーチンやエルナクラム市場、ルルモールを訪れ、カタカリダンスを鑑賞。ミールスやビリヤニを賞味。
鉄道でアレッピーへと向かい、ハウスボートで1泊2日のバックウォータークルーズを満喫する。
アレッピーからは、バスでトリヴァンドラムを経由し、コヴァーラムビーチへ。
ビーチから見えるアラビア海を眺め、アーユルヴェーダを体験する。
トリヴァンドラムでは、ミールスを味わい、ネイピア博物館を見学した。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
南インドの旅
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- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
南インド・ケララ州のコーチンへのアクセスは、シンガポール航空を利用した。
成田からシンガポール乗り継ぎで14時間20分。
乗り継ぎ時間も2時間15分とちょうど良い。
★★★詳細記事↓★★★
シンガポール航空利用で成田から南インド・ケララ州コーチンに到着♪
https://search-ethnic.com/travel/narita-to-kochi/ -
シンガポールには、現地時間の17:45分に到着。
コーチン行きは20:00発。
乗客は、自分たち以外ほぼ全員が南インド人だった。 -
シンガポールから4時間半、コーチン国際空港に到着。
時間は現地時間の21:55分。
パスポートコントロールを抜け、両替を済ませ、プリペイドタクシーのカウンターへと向かう。 -
ここで問題が発生した。
予約しているホテルは、フォートコーチンにあるのだが、受付の女性によると、タクシーは途中の「ソパンパディー」までしか行けないとのこと。
フォートコーチンに行きたいなら、「ソパンパディー」から歩くか、そこで別のタクシーかリキシャを捕まえる必要があるという。
どうしてホテルまで行けないのか、よくわからなかったのだが、兎にも角にもここでタクシーを手配するしかないので、プリペイドタクシーのチケットを購入。料金は、1,042ルピー(1,875円)
「ソパンパディー」まで行ってみることにする。 -
タクシー乗り場へ行くと、プリペイドタクシーに乗車して出発。
ドライバーも受付の女性と同様、「ソパンパディー」までしか行けないと言う。
空港から「フォート・コーチン」までは、およそ50㎞ほど。1時間くらいかかる場所にあり、内陸のエルナクラム地区からウェリントン島という島に橋を渡り、さらに橋を渡った半島にある。
ウィリンドン島へ渡り、しばらく走ったところで、「フォート・コーチン」まで行けない理由がわかってきた。
ウィリンドン島から半島へと渡る橋の手前で大渋滞に巻き込まれたのだ。
結局タクシーを降りて歩いて行くことにしたが、1キロほど歩いたところで、「フォート・コーチン」まではあと6キロもあることが判明。 -
なんとか空車のリキシャを見つけ、「フォート・コーチン」まで行ってもらうことにした。
リキシャに乗ってしばらく走ったところで、ドライバーのおじさんが「Happy New Year!」と言った。
スマホの時計を見ると、0時を回っている。新年が開けたのだ。
この渋滞の理由もわかってきた。 -
リキシャは、半島の南端にある「ソパンパディー」から「フォート・コーチン」に向かって北上していく。
そして、「フォート・コーチン」の中心部に近づいたところで、再び大渋滞に巻き込まれた。
リキシャのおじさんは、「もう、これ以上は行けない」と言う。
ここで、リキシャを下車。歩いてホテルまで向かった。
★★★詳細記事↓★★★
シンガポール航空利用で成田から南インド・ケララ州コーチンに到着♪
https://search-ethnic.com/travel/narita-to-kochi/ -
宿泊するホテル 『No.18 ホテル』は、歩いてすぐのところにあった。
ホテルに面した交差点は、広場的な一角になっていて、ものすごい数の人が集まっており、スピーカーで何やら話している人がいたり、音楽が流されていた。
どうやら、この広場で新年明けのフェスティバルが行われていたようなのだ。
コーチンじゅうの人が新年を祝うためにこの広場に集まり、そのためにフォート・コーチンへと向かう道は大渋滞になっていたということらしい。
ようやく状況が理解できた。 -
ホテルにチェックインしたのは0:30過ぎ。
宿泊した『No.18 ホテル』は、豪華さはないが、シンプルで立地も良い、便利なホテルだ。
写真はホテルのロビー。サンタクロースが飾られていた。 -
『No.18 ホテル』の客室。
部屋は飾り気は無いものの、広々としていて清潔。
ベッドも広くゆったりしていて、寝心地も良好。
概ね快適に過ごせた。
★詳細記事↓
インド・コーチン「No.18 ホテル」@フォートコーチンの便利な場所にあるホテル
https://search-ethnic.com/travel/no18hotel/ -
翌朝、ホテルの外に出てみた。
鳥の鳴く声が聴こえる。リキシャがエンジン音を轟かせて走っていた。
インドに来たことを実感する。
身支度を整え、朝食を食べに出掛けた。 -
ホテルの前に立つ大きな木
-
映画のポスター
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オートリキシャ
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街角にいた若者たち
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朝食は、ホテル『ブラントン・ボートヤード(Brunton Boatyard)』内のレストランでいただいた。
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イドゥリ&サンバル
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マサラドーサ。
高級ホテルのレストランらしく、サンバルもチャトニもドーサの中のポテトマサラも、上品で丁寧な味。サンバルが美味しかった。
★お店の詳細はこちら↓
ブラントン・ボートヤード(南インド・コーチン)|高級ホテルのドーサとイドゥリ
https://search-ethnic.com/gourmet/brunton-boatyard/ -
店内からは、フォートコーチンの港の風景が見える。
朝の港の風情を楽しむ。 -
朝食を食べた後、西へ向かって海岸沿いに歩いていく。
すると、海に面して「チャイニーズ・フィッシングネット」が並んでいるのが見えてきた。
「チャイニーズ・フィッシングネット」とは、何本かの丸太に10m?四方ほどの網を付けて作った巨大な魚獲り網装置。ケララ州に見られる伝統的な漁法だ。
仕掛けは単純で、網を海中に沈め、時間が経ったらロープを引っ張って垂直に引き上げるだけ。
魚の多いコーチンでは、これだけでたくさんの魚が獲れるのだとか。 -
「チャイニーズ・フィッシングネット」の前の道には、ネットで獲れた魚を売るお店が数店舗並んでいた。路上で魚を売っている人もいる。
結構いろんな種類の魚が獲れるようで、小さなサメのような魚やカニ、エビなども並べられていた。 -
「チャイニーズ・フィッシングネット」が並ぶ浜辺には、漁師が使うカヌーがたくさん並んでいて、獲れた魚を狙う無数の海鳥がネットの周りに群がっていた。
-
「チャイニーズ・フィッシングネット」の並びを通り過ぎ、海岸通りを左折し、内陸に向かって歩いて行く。
この辺りは、植民地時代に建てられたヨーロッパ風の邸宅が並ぶ界隈だ。
写真は、オランダ領東インド会社にって1695年に建てられた建物「デヴィッド・ホール(David Hall)」
★★★詳細記事↓★★★
コロニアル風情漂う「フォート・コーチン」をぶらぶら散歩♪【南インド・ケララ州】
https://search-ethnic.com/travel/fort-kochi/ -
イチオシ
左手に「オランダ人墓地」を見ながら通りを歩く。
ポルトガルやスペインの町のような、南欧風の雰囲気が漂う。 -
1506年にポルトガル総督の邸宅として建設された「司教の館(Bishop’s House)」
-
ヨーロッパ風の雰囲気の良い街並みが残る「フォート・コーチン」
他のインドの街とは違った独特な風情は、インドの若者たちを惹きつけ、界隈にはそんな若者たちをターゲットにしたお洒落なカフェやレストラン、ブティックなどがあちらこちらにある。 -
インドのファブリックを扱う店「ファブ・インディア(Fab India)」
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ブロックプリントを使った衣料品や布製品を販売する「アノーキ(Anokhi)」
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「アノーキ(Anokhi)」で売られていたブロックプリント
-
「アノーキ(Anokhi)」で購入した封筒
ひとつ50ルピー(90円) -
「フォート・コーチン」を歩いていると、カラフルな看板を発見。
「The RICKSHAW RUN」と書かれている。
中に入ってみた。 -
敷地内には、ペイントされたリキシャがたくさん並んでいた。
これは、ンド各地をオートリキシャでレースするイベント「リキシャ・ラン(Rickshaw Run)」に参加するレーサーたちのリキシャ。
レースは、毎年1月、4月、8月に行われるのだそう。 -
カラフルなリキシャのデザインが楽しい。
-
1503年に建てられたインド最古の教会「聖フランシス教会(St.Francis Church)」
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「聖フランシス教会」の内部
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この教会の内部には、インド航路の開拓者として有名な「ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)」の暮石がある。
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お洒落なカフェ「ティーポット・カフェ(TeaPot Cafe)」で休憩することにした。
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「ティーポット・カフェ(TeaPot Cafe)」の店内。
店内はコロニアルな雰囲気。
アイスティーを飲みながらひと休み。
★お店の詳細はこちら↓
Teapot Cafe(南インド)|フォート・コーチンのおしゃれでカワイイお店
https://search-ethnic.com/gourmet/teapot-cafe/ -
休憩後、またフォートコーチンの街を歩き始める。
-
こちらは「サンタ・クルス聖堂(Santa Cruz Basilica)」
ポルトガル時代の1506年に建てられ、20世紀初頭に建て替えられたカトリックの聖堂だ。 -
「サンタ・クルス聖堂」の内部。
聖堂内では、地元のインド人信者たちが熱心にお祈りを捧げていた。
ケララ州は、インドでもキリスト教徒の割合が多い州として知られている。 -
サンタ・クルス聖堂を見た後、他の植民地時代の建物をいくつか見て周り、一旦ホテルへと戻った。
写真は、コーヒー貿易の会社が建てたイギリス統治時代の建物「ピアース・レスリー・バンガロー(Pierce Leslie Bungalow)」 -
再びホテルを出て、スパイス倉庫街が並ぶ「バザーロード(Bazaar Road)」へと歩いて行く。
この日が元旦であるせいかはわからないが、閉まっている倉庫が多い。 -
しばらく歩いていると、営業しているスパイス屋があった。
-
店の床には、バスマティライスの麻袋に詰まった各種スパイスがたくさん置かれていた。
ターメリック(ウコン)、クローブ、カルダモン、ナツメグ、シナモン、ブラックペッパー、マスタードシード、フェネグリーク、その他いろいろ。 -
お腹が空いてきたので、ランチを食べに行く。
通りかかったリキシャと交渉し、30ルピー(54円)で目的のお店『スリ・クリシュナ・カフェ』へ。
10分ほどで、リキシャはお店の前に到着した。 -
こちらが、目的のお店『スリ・クリシュナ・カフェ(Sri Krishna Cafe)』
ローカルな「ミールス」がいただけるということで、地元民だけでなく旅行者にも人気の店だ。
★お店の詳細はこちら↓
スリ・クリシュナ・カフェ(南インド・コーチン)|満足度◎現地食堂のミールス(80円)
https://search-ethnic.com/gourmet/sri-krishna-cafe/ -
こちらが、注文した「Meals Ordinary」
なんと、お値段は45ルピー(81円)!
銀の丸いプレートの上に、ライスとパパド。
小皿に、ダルとラッサムと2種(インゲンと瓜)のおかず(ポリヤル)
そして、最後のご飯の上にサンバルをかけてくれる。 -
食べ応えのある赤米に、ラッサムやアチャールの酸味、サンバルやダルの旨味、ポリヤルのお野菜のお味、パパドのパリパリ食感がミックスされて、たまらない美味しさ!
さらに、ウェイターのおじさんが、ライスやサンバル、ラッサム。そして、2種のポリヤルに至るまで、どんどんお代わりを盛ってくれる。 -
シンプルながら、ラッサムもサンバルも2種のポリヤルも本当に美味しかった『スリ・クリシュナ・カフェ(Sri Krishna Cafe)』のミールス。
お代わりもいくらでもいただけるし、約80円ほどという破格の値段。
満足度がかなり高い店だ。
★お店の詳細はこちら↓
スリ・クリシュナ・カフェ(南インド・コーチン)|満足度◎現地食堂のミールス(80円)
https://search-ethnic.com/gourmet/sri-krishna-cafe/ -
『スリ・クリシュナ・カフェ』でミールスに満足した後、歩いて西へ。
写真は、すぐ近くにあった「コーチン野菜市場」 -
果物屋、八百屋が数件並んでおり、南インド料理に使われる豊富な野菜や果物が綺麗に並べられていた。
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地元の人が集うラッシー屋
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こちらは、「マッタンチェリー宮殿(Mattancherry Palace)」
ポルトガル時代の1555年にコーチンの藩王のために建造された建物だが、オランダ統治時代に拡張と改築が行われたため「ダッチ・パレス」と呼ばれている。
内部は撮影禁止。それほど見応えはない。 -
「マッタンチェリー宮殿」の裏口を出て南へ少し歩いたところに「エスニック・パッセージ(The Ethnic Passage)」がある。
ここは、約200年前のオランダ統治時代の建物を利用した、お洒落なショップやカフェ、本屋などが入ったスポット。
ここで土産物を物色。 -
購入した「サンチャ(San-Cha Tea)」のニルギリとマサラチャイ
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「サンチャ(San-Cha Tea)」のWhite Teaのダージリンとニルギリ
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ケララ州のメーカー「ケニーシャ(Kenisha)」の石鹸
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「エスニック・パッセージ」裏手にはユダヤ人街がある。
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通りの突き当たりに、1568年に建てられたユダヤ教の会堂「パラデシ・シナゴーグ」があるが、残念ながら閉館していた。
★★★詳細記事↓★★★
コーチンの「マッタンチェリー地区」散策★香辛料の倉庫街からユダヤ人街へ
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ユダヤ人街を後にして、リキシャに乗り「フォート・コーチン」へと戻った。
ホテルで少し休憩した後、ホテル近くにある「グリニクス・ヴィレッジ」に、18時開演の「カタカリ」を観に行った。 -
開演の30分ほど前、「カタカリ」の会場「グリニクス・ヴィレッジ」に到着した。
「カタカリ」の見どころのひとつであるメーキャップを見るためだ。 -
「カタカリ」は、日本の歌舞伎にも似ていると言われる所作や表情によって表現されるパントマイム劇で、顔に派手な隈取りを施し、豪華な衣装を身に纏うのが特徴。演者は女性役もすべて男性が演じる。
セリフは基本的になく、物語や登場人物の心情などは、踊りと目の動きや顔の表情、指先の動きなどで表現される。 -
ケララ州の伝統古武術「カラリパヤットゥ」の演武も見ることができた。
「カラリパヤットゥ」とは、19種類の蹴り技などの打撃技や、関節技、投げ技などの素手による格闘術。剣や盾、棒や鎖分銅など18種類の「アンガム・ウァイタニイ」と呼ばれる武器を使った武器術からなる古武術だ。
★詳細記事↓
南インド・ケララ州の古典舞踊劇「カタカリ」と古武術「カラリパヤットゥ」を鑑賞!
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夕食は、宿泊していたホテル『No.18 ホテル』で食べた。
実は夕食は、ボート・ジェッティーでエルナクラムへ渡り、エルナクラムにある有名レストラン『グランドホテル』でいただこうと思っていたのだが、ジェッティー乗り場に行くと、乗り場は地元の人で大混雑しており、とても乗れる状況ではなかったため、仕方なく、ホテル併設のレストランで食べることにしたのだ。
しかしながら、ホテルのディナーも意外と美味しかった。 -
翌日の朝食は、ホテルに併設されたカフェ『キッサ・カフェ(Qissa Cafe)』でいただいた。
『キッサ・カフェ(Qissa Cafe)』は、オムレツやサンドイッチ、パンケーキなど欧米風の軽食をいただけるカフェ。
店内はナチュラル&レトロ感のある内装で、インドとは思えないようなヨーロピアンな雰囲気だ。
★お店の詳細はこちら↓
QISSA CAFE(南インド・コーチン)|美味しいコーヒーとパンケーキ
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トマトチーズオムレツ(160ルピー:288円)
-
バニラパンケーキ(190ルピー:342円)
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朝食を食べ終えた後、コーチンの大陸側「エルナクラム」へと向かう。
まずは、エルナクラム行きのボートが発着する乗り場へ。 -
チケット売り場でボートのチケットを購入。
フォートコーチンからエルナクラムまでのボートの運賃は、4ルピー(7円) -
船着き場にボートが到着
-
エルナクラム行きボートの船内。
乗客はほぼ、地元のインド人。
窓からは、巨大な貨物船や、こちらと同じようなボートが行き交う様子が見えた。 -
約15分ほどでエルナムラムに到着し、ボートを降りる。
-
ボート・ジェッティーを出てすぐの大通り「パーク・アベニュー(Park Avenue)」の様子。
車道を車が引っ切り無しに往来し、クラクションの音がそこかしこから聞こえてくる。
静かなフォート・コーチンとは別世界の様相。賑やかで混沌としたインドの雰囲気だ。 -
「エルナクラム」に来て、まず行きたいと思っていたのは”市場”だ。
エルナクラムには、スパイスを扱う大きな市場「スパイス・バザール」があると聞いていたので、そこを目指す。 -
スパイス・バザールまでは、リキシャで行った。
料金は20ルピー。10分ほどでスパイス・バザールに到着した。 -
こちらが、スパイス・バザールの界隈。
スパイスの入った麻袋がズラリと並ぶお店が軒を連ねている。 -
コーチンのあるアラビア海沿岸「マラバール地方」は、スパイスの産地として有名。
クローブやカルダモン、ブラックペッパーなど、様々なスパイスがある。 -
こちらは、野菜や果物が売られる青物市場「エルナクラム・マーケット」
バナナがたくさん売られている。 -
こちらは、南インド料理の必需品、「カレーリーフ(curry leaf)」
カレーと柑橘類を足したようなスパイシーな香味があり、南インド料理やスリランカ料理の香り付けとして利用されている。 -
市場を出た向かいの通りにも、野菜や果物のお店がずらりと並んでいた。
★詳細記事↓
カレーリーフの香り漂う♪「エルナクラム・マーケット」(南インド・コーチン)
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エルナクラムを歩く。
こちらは、映画館。
「きっと、うまくいく」や「PK」で有名な「アーミル・カーン」主演の新作「ダンガル(DANGAL)」が上映されていた。
チケット売り場には長蛇の列が!
「ダンガル きっと、つよくなる」インドの女子レスラーが金メダル!感動の実話
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「パーク・アベニュー(Park Avenue)」を南下していく。
大きなショッピングモールやホテルなどが建ち並ぶ繁華な通り。交通量も多い。 -
引っ切り無しに往来する市バス
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薬屋。人がすごい並んでいる。
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しばらく歩いた後、「インディアン・コーヒーハウス(Indian coffee house)」で休憩することにした。
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「インディアン・コーヒーハウス」は、インドのコーヒー労働者協同組合(Coffee Workers ‘Co-Operatives)が運営するコーヒーハウスチェーン。
運営母体の本部は南インドにあり、ケララ州では51店舗が営業しているのだとか。 -
席に座るとピンク色の水が出てきた。
これは、「パッティンガム(Pathimugam)」という植物の芯材を水と一緒に煮出した飲み物で、飲むと血液がサラサラになり、アーユルヴェーダ的に良い飲み物だということで、南インドでは食堂でも一般の家庭でもよく飲まれているのだとか。 -
コーヒー(10ルピー:18円)
南インドならではの、泡立った甘いミルクコーヒーだ。
疲れた体に染み渡る美味しさ -
ランチは、『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』というお店でいただいた。
この店は、ビリヤニが美味しいと評判のレストラン。地元の人に絶大な人気を誇るという。
リキシャを使って行ったが(20ルピー:36円)、ドライバーに店の名前を伝えただけで、すぐに了解し連れて行ってくれた。 -
「チキン・ビリヤニ」(150ルピー:270円)
パラパラのバスマティライスの中に柔らかくほぐれるチキンが埋まっていて、各種スパイスの香りが華やか。 -
「ペッパー・チキン」(150ルピー:270円)
食べ応えのあるチキンに、ブラックペッパーのビターな旨み、青唐辛子の辛み、カレーリーフの香りが効いている。 -
ほとんどのお客さんがビリヤニを注文していた。
この店のビリヤニは、本当に美味かった。
★お店の詳細はこちら↓
カイーズ・ホテル(南インド・コーチン)|ビリヤニが美味!地元で評判のレストラン
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ランチをいただいた後は、市バスに乗ってインド最大のショッピングモール「ルル・モール(Lulu Mall)」へと向かう。
市バスの運賃は10ルピー(18円)
★★★詳細記事↓★★★
コーチン街歩き♪ ルル・モールでお買い物&グランドホテルでケララ料理のディナー
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バスは30分ほどで「ルル・モール」に到着。
「ルル・モール(Lulu Mall)」は、2013年3月にオープンした、インド最大のショッピングモール。
モールの総面積は、160,000㎡にも及び、ショッピング、レストラン、エンターテインメント、何でも揃っていて、一日中楽しめるインド人の憩いのスポットとなっている。
★詳細記事↓
インド最大のショッピングモール「LuLuモール」。巨大スーパーマーケットも入ってます!
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モールは4階建てで、真ん中が吹き抜けになっている。
モール内には、215以上の店舗があるのだとのこと。 -
インドの高級アーユルヴェーダコスメブランド『FOREST ESSENTIALS(フォレストエッセンシャル)』
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「chumbak」というインドの雑貨屋
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お洒落なスパイス屋「Spices India」
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モール内には遊園地もある。
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スケートリンクまであった。
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4階にはフードコートがある。
インド各地の料理を中心に、ネパール料理やケバブ屋などもあるが、それ以外の国のお料理はあまりなかった。 -
地下にはスーパー「HYPER MARKET」がある。
インド最大規模のスーパーマーケットだそうだ。本店はアブダビにある。
野菜や果物、肉や魚、冷凍食品や缶詰、パンやお菓子、お米や豆類、スパイス、日用雑貨、ヘルスケア・コスメ、文房具などなど、様々なものが売られている。 -
モール内を見て回った後、1階に降りて、入口のところにあった『COSTA COFFEE』で休憩する。
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アメリカーノ(110ルピー)
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外に出ると、すっかり暗くなっていた。
「ルル・モール」の外観はイルミネーションで綺麗に飾られていた。
★詳細記事↓
インド最大のショッピングモール「LuLuモール」。巨大スーパーマーケットも入ってます!
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夕食は、昨日行けなかった『グランド・ホテル』へ。
リキシャで向かった。運賃は200ルピー(360円) -
コーチンの中心部である「エルナクラム地区」にある『グランド・ホテル(Grand Hotel)』のレストランは、お料理が美味しいということで地元の人にも観光客にも評判のレストラン。
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注文したのは、「マラバール・コディ・イラチ・カレー」「タッカリ・コディ」「ミーン・ポリチャトゥ」と、「ラッサム」「ライス」
どのお料理もケララ料理らしく、ココナッツミルクやマスタードシードが使われていて、カレーリーフの香りが香ばしかった。 -
特に、ケララ州の名物料理である「ミーン・ポリチャトゥ」(魚のバナナの葉包みスパイス焼き)が絶品。
★お店の詳細はこちら↓
グランド・ホテル(南インド・コーチン)|2種のチキンカレーとミーン・ポリチャトゥ
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『グランド・ホテル』のドアマン
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リキシャを捕まえ、フォートコーチンにあるホテル 『No.18 ホテル』まで戻る。
運賃は270ルピー(486円)だった。 -
翌日、コーチンから列車に乗ってバックウォーター(水郷地帯)の入り口の町「アレッピー(アラップーザ)」へと向かう。
前日にホテルのフロントで、エルナクラム・タウン駅までのタクシーを予約していた。料金は500ルピー(900円) -
朝7:00にホテルを出発。
エルナクラム・タウン駅へと走っていると、車窓から日の出が見えた。 -
30分ほどで、エルナクラム・タウン駅に到着。
コーチンには主要駅が2つあり、こちらは北にある規模が小さい「エルナクラム・タウン駅」。隣駅にコーチンのメイン駅である「エルナクラム・ジャンクション駅」がある。 -
「エルナクラム・タウン駅」のホームの様子。
かなり広々としている。
乗る予定の列車は、「Chennai-Alappuzha Exp(22639)」8:19分発。アレッピーには10:30分の到着予定。
列車名からわかる通り、この列車の始発駅はチェンナイで、昨晩の20:45分にチェンナイ・セントラル駅を出発し、一晩かけてコーチンまでやって来る寝台急行だ。
★★★詳細記事↓★★★
インドの鉄道でコーチンからアレッピーヘ!※列車を乗り間違える【南インド・ケララ州】
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インドの列車はサイズが大きく編成が長い。
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イチオシ
列車を待つインドの少女
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列車がやってきたのは、出発予定時間の8:19分をかなり過ぎた頃だった。
-
人々が一斉に列車に群がる。
自分たちも、人々にまみれながら列車へ。予約していた席のある車両を探す。
しかしながら、列車の表示はマラヤーラム語とヒンディー語でしか書かれていないため、どの車両に乗ればいいのかわからない。
乗る車両がわからなかったが、もう出発しそうな気配だったので、エイや!と、取りあえず列車に乗ってしまうことにした。 -
ところが、すぐ着くはずの次の駅「エルナクラム・ジャンクション駅」にいつまで経っても着かない。
他のお客さんに聞いてみると、なんと、この列車、アレッピーには行かないとのこと。乗り間違えてしまったようだ。
他のお客さんも、次の駅で降りて引き返した方がいいと言うので、次に停車した駅「スリップニスラ駅(Thrippunithura)」で下車することにした。
下車した「スリップニスラ駅」は、かなり小さな駅でしたが、幸運なことに駅前にリキシャが客待ちをしていた。
すぐさま、「エルナクラム・ジャンクション駅(Ernakulam Junction railway station)」までで料金交渉。
200ルピー(360円)でまとまり、さっそく乗り込む。
とにかく、アレッピーで乗船予定のハウスボートに12:00で予約をしているので、何とかして間に合うようにしなければならない。
リキシャは、途中渋滞に引っ掛かったものの、「エルナクラム・ジャンクション駅」まではそれほど遠くはなかったようで、30分ほどで到着。
「エルナクラム・ジャンクション駅」の窓口でアレッピー行きの列車の時刻を確認し、10:00発のアレッピー行きの列車があったため、さっそく購入。料金は30ルピー(54円)だった。
★★★詳細記事↓★★★
インドの鉄道でコーチンからアレッピーヘ!※列車を乗り間違える【南インド・ケララ州】
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アレッピー行きの普通列車の車内はガラガラだった。
ハウスボートの出発時間に間に合うかはわからなかったが、慌てても仕方がないので、のんびりと車窓を楽しむことにした。 -
途中の駅の風景
-
車窓からは椰子の木が林立するケララらしい風景が見える。
-
11:50分頃、列車はアレッピーの駅に到着した。
ここからハウスボートの乗り場「ハウスボート・ドック」までは、リキシャに乗った。運賃は100ルピー(180円) -
リキシャは15分ほどで「ハウスボート・ドック」の前にある「ツーリスト・タクシー・スタンド」に到着。
予約しているハウスボート「SOMA HOUSE BOAT」のスタッフが現れたのは、到着してから30分後だった。 -
「ハウスボート」とは、かつて使われていたスパイス運搬船を改造し、ホテルのように宿泊できるようにしたクルーズ船。
ケララ観光の目玉のひとつだ。
ドックには、たくさんのハウスボートがずらりと並んでいた。
そして、スタッフが「ここだ」と言ったハウスボートに乗り込む。
★★★詳細記事↓★★★
まさに楽園!ハウスボートでケララ水郷地帯「バックウォーター」をクルーズ★
https://search-ethnic.com/travel/houseboat-1/ -
今回利用したのは、「Soma House Boat」というハウスボート業者。
プランは、1泊2日で12:00にアレッピーを出航して、バックウォーターを航行し、ナイトステイ。翌9:00にアレッピーに戻ってくるというスケジュール。
1スーペリア・キングルームで、船頭さんとコックが1名ずつ付く。
部屋はベッドルーム、バスルーム、トイレがあり、リビング兼ダイニング兼テラスがあり、夜間はA/Cが付き、料理は、ランチ&ディナー&ブレックファーストが提供される。 -
ハウスボートの客室
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ウェルカムドリンクのココナッツジュースとバラ
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ハウスボートのベッドルーム
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操縦席の後ろにあるリビング・ダイニング
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ココナッツジュースを飲みながらまったりとしていると、おもむろにクルーが操縦席に座り、エンジンをかけ始めた。
さあ、出港だ。 -
ハウスボートは、ゆっくりと港を出港し、北へ向かって水路を航行していく。
周囲には、同じように出港していくたくさんのハウスボートの姿が! -
44もの河川があるというケララ州。
特に、コーチンの南側の海岸沿いは、無数の川や湖、入江などが網の目のように連なり、広大なデルタ地帯を形成している。
ここが、「バックウォーター」と呼ばれる地域だ。 -
イチオシ
たくさんのハウスボートが並走している。
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しばらくすると、ハウスボートは「ベンバナード湖」に到着。
操縦していたクルーはエンジンを止め、厨房の方に引っ込んでいった。
どうやら、ここで調理を行い、ランチとなるようだ。
そのうち、キッチンの方から香ばしいスパイスの香りが漂ってきた。
どうやら、お料理が出来上がったようだ。 -
クルーの作ってくれた料理は、ココナッツを使い、カレーリーフが香るケララの伝統的な家庭料理。
魚のフライ、パパド、ビーツのライタ。 -
インゲンのトーレン、キャベツのトーレン、サンバル。
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スパイスで味付けされたお魚も、お豆のお味とカレーリーフの芳香がたまらないスタンダードなサンバルも、シンプルなスパイス使いのトーレンも、さっぱりとしたライタも、どんどんお代わりしたくなる飽きの来ない味。
粒がしっかりしたケララのお米によく合う。 -
食後、再びクルーが操縦桿を握り、エンジンをかけて出発。
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ハウスボートは、ゆっくりと水路を航行していく。
“椰子の木の州”ケララならではの風景を眺めながら。 -
椰子の木とバナナの木の緑、そして、その向こうに広がる田園の緑が目に鮮やか。
そんな、楽園的な風景をただただ眺め続けるという時間。
この上なく贅沢なひと時だ。 -
午後3時頃、ハウスボートは島に立ち寄った。
クルーによると、この島で夕食の食材を購入するのだそう。 -
島には、店が数軒あった。
そのうちのひとつ、魚介を売る店に行く。 -
お店には、様々な魚やエビ、カニなどが売られていたが、その中で、エビを選んだ。
購入したのは4匹。料金はRs.680(¥1,224) -
売店は何軒かあった。
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服を売る店もある。
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売店で買った「リムカ」(Rs.40:¥72)
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クルーが出してくれたおやつ。
チャイとバナナスナック。 -
おやつをいただいているうちに、ボートは宿泊ポイントへ向けて出航した。
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徐々に日が傾いてきた。
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バックウォーターに住む人々の生活の様子が垣間見える。
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大きな村もあった。
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太鼓を打ち鳴らしながら、大勢の人が乗るカヌーがやってきた。
バックウォーター一帯で毎年開催されるというボートレースの練習かもしれない。
動画は↓の記事に掲載
https://search-ethnic.com/travel/houseboat-1/ -
夕暮れ時、ハウスボートは宿泊ポイントの村に到着した。
ここで朝まで停泊し、夜を明かす。 -
到着後、ほどなくして、 ハウスボートにカヌーが近づいてきた。
クルーが、カヌーに乗ってはどうか?と勧めてくる。
陽気な雰囲気の漕ぎ手にも乗せられ、乗ってみることにした。
料金は30分で、Rs.360(¥540)
★★★詳細記事↓★★★
南インド・ケララ州の水郷地帯「バックウォーター」|ハウスボートの宿泊とディナー
https://search-ethnic.com/travel/houseboat-2/ -
目の前にすぐ川の水があるという感じで、とても優雅な気分。
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陽気なカヌーの漕ぎ手
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イチオシ
古びた建物、勢いよく立っている椰子の木、鏡のような水面。
川べりのベンチで男たちが談笑していた。 -
オレンジ色の大きな太陽がバックウォーターの水面に沈んでいく。
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川面に映った夕陽と電柱
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30分ほどして、カヌーは出発した村の岸辺に戻ってきた。
上陸後、村の中を散策する。 -
河岸に沿って続く車一台分くらいの幅の通りが村のメインストリート。道に面して、民家や売店、寺院などが並んでいる。
歩いている人は、地元の人がほとんど。観光客はちらほら見かける程度だ。 -
水路沿いに家が並ぶ。
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民家はピンクやオレンジ、水色などのカラフルな色の建物が多かった。
どの家も玄関を開けっ放していて、テレビの音や話している声などが通り沿いまで聞こえてきており、かなりオープンな感じ。
軒先には、キリスト教徒の家にはクリスマススターが、ヒンドゥー教徒の家には神様へのお供えが置かれていた。
写真は村の雑貨屋。 -
ハウスボートに戻ると、厨房から香ばしいスパイスの香りが漂っていた。
どうやら食事の準備ができたようだ。
リビング・ダイニングには、蚊除けの蚊帳が張られていた。
写真は、ケララのビール「ZINGARO」
事前にクルーに「ディナーの時、ビールが欲しいか?」と言われたので、注文した(Rs.500:¥900) -
料理は豪華だった。
エビのスパイスグリル、チキンのカレー炒め、インゲンとにんじんのトーレン、ダル、オクラのトーレン、チャパティ、大粒のケララ米などが並ぶ。 -
エビもチキンも、トーレンもダルも、必要十分なスパイスを使ったシンプルな味付け。
カレーリーフやマスタードシード、ブラックペッパーなどが効いたケララらしい味だ。
とりわけ、スパイスの効いたプリプリの海老が美味しかった。
海老を購入して正解だ。 -
日没後は部屋にA/Cが点く。
ハウスボートは停泊すると風が流れず暑くなるので、A/Cは必須だ。
ベッドはそこそこしっかりしていて、シーツも清潔。
就寝前に、クルーは「何かあったらいつでも呼んで欲しい」と言ってくれて、至れり尽くせり。
満足な気分で、気持ちよく眠ることができた。 -
朝、早起きしてハウスボートの外に出てみると、すでに村人たちが活動を開始しているのが見えた。
おばちゃんが家の軒先で歯磨きをしていたり、制服を着た子供たちが通学していたり -
朝食は、ヨーロピアン形式のブレックファースト。
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朝食をいただいているうちに、クルーのひとりが操縦席に座り、エンジンをかけ始めた。
さあ、出発だ! -
他のハウスボートも続々と出発していく
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美しいバックウォーターの朝の風景
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9時過ぎ、ハウスボートは、昨日出発した「ハウスボート・ドック」に到着。
美しい風景と美味しい食事、親切なクルーたち、何もしないでただただ風景を眺め続けるという贅沢な時間。
「Soma House Boat」のバックウォータークルーズ、この上なく最高だった。
★★★詳細記事↓★★★
南インド・ケララ州の水郷地帯「バックウォーター」|ハウスボートの宿泊とディナー
https://search-ethnic.com/travel/houseboat-2/ -
船を出た後、ドックから800m?ほどの場所にあるバスターミナル(KSRTCバススタンド)へと歩く。
ここから、ケララ州の州都「トリヴァンドラム(ティルヴァナンタプラム)」へとバスで向かい、トリヴァンドラムでバスを乗り換え、南インドで一番人気のあるビーチ「コヴァーラム」へと向かう。
★★★詳細記事↓★★★
「アレッピー」から「トリヴァンドラム」へバスに乗って3時間半【南インド・ケララ州】
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トリヴァンドラム行きのバスに乗り込む。
バスは別の町からやってきたようで、すでに車内は満席だった。
出発してしばらくすると、乗務員が運賃の徴収に来た。料金は、Rs.68(¥122)
しばらく立ちながらの乗車だったが、ほどなくして席が空き、座ることができた。 -
バスは、国道66号線を南下していく。
トリヴァンドラムまでは、およそ150㎞ほど。
ドライバーはかなり運転が荒く、猛スピードで他の車をどんどん追い抜いて行く。
出発から約4時間後の13:30分頃、バスは終点のトリヴァンドラム駅前に到着した。 -
イチオシ
ランチは、駅前にある、貝のような螺旋の建物が有名な軽食堂「インディアン・コーヒーハウス(Indian coffee house)」でいただいた。
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「インディアン・コーヒーハウス」の店内は、座席が螺旋状のスロープになっている面白いつくり。
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注文した「マサラ・ドーサ」(Rs.42:¥76)
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「ホットコーヒー」(Rs.10:¥18)
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食後、駅の南側にある「シティ・バススタンド(イースト・フォート・バススタンド)」へと歩く。
駅の北側から約1㎞ほど、歩いて10分くらい。
直射日光がきつく、かなり暑い。 -
こちらが「シティ・バススタンド(イースト・フォート・バススタンド)」
しばらく待っていると、コヴァーラム行きのバスが来た。 -
コヴァーラム・ビーチ行きのバスの車内。バスはA/C付きの最新タイプ。
バスの料金は、Rs.68(122円) -
30分ほど走って、バスはコヴァーラムに到着。
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宿泊するホテル『ホテル・タートル・オン・ザ・ビーチ(Hotel Turtle On The Beach)』は、歩いてすぐの場所にあった。
『ホテル・タートル・オン・ザ・ビーチ』は、コヴァーラムのバス停留所から徒歩2分ほどの場所にある、アラビア海を望む高台に位置した五つ星のホテル。
★詳細記事↓
インド・コヴァーラム「Hotel Turtle On The Beach」@アラビア海を望める素敵なお部屋
https://search-ethnic.com/travel/turtleonthebeach/ -
宿泊した部屋は、アラビア海の見える「Arabian sea view room」
部屋は広々として調度も良く、ベッドの寝心地やバスルームの使い勝手も最高。 -
そして、何よりバルコニーから見えるアラビア海の眺めが格別だ。
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そろそろ太陽が沈む時間だ。
さっそくビーチへと向かい、アラビア海に沈む夕陽を見にいくことにした。
★★★詳細記事↓★★★
【南インド・ケララ州】コヴァーラム・ビーチでアラビア海に沈む夕陽を見る!
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ホテルからバススタンドの脇の坂道を下り、「ハワ・ビーチ(Hawah Beach)」へと向かう。
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こちらが「ハワ・ビーチ」
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「ハワ・ビーチ」は、コヴァーラムで2番目にメジャーなビーチで、隣の1番有名なビーチ「ライトハウス・ビーチ」とつながっている。
お店などはなく、広々としている。 -
波打ち際には海と戯れる人々がいた。
泳いでいる人はあまりいない。
水着を着ている人もあまりおらず、女性は服を着たまま海に入っていた。 -
こちらは、「ライトハウス・ビーチ」
遠くに灯台が見える。 -
ビーチを歩いているうちに夕陽が沈んできた。
アラビア海に沈む夕陽だ。 -
アラビア海の夕陽を堪能した後は、ディナー。
「ライトハウス・ビーチ」と「ハワ・ビーチ」の境に建つ三つ星ホテル「ホテル・シーフェイス」のレストランへと向かった。 -
オープンテラスになっている「ホテル・シーフェイス(Hotel Seaface)」のレストラン。
アラビア海を眺めながら食事を楽しむことができる。 -
キングフィッシャービール
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「ビーフ・ビンダルー」と「カダイ・ベジタブル」
「ビーフ・ビンダルー」が旨かった。
料金は、ビールやライスも合わせてRs.1,532(¥2,757) -
翌早朝、バルコニーから外を眺めると、明るくなり始めた空とアラビア海の海原が見えた。
この日は、コヴァーラムを散策し、海を眺めつつのんびりと過ごす予定。
★★★詳細記事↓★★★
南インド・ケララ州「コヴァラムビーチ」★ドーサとプットゥの朝食&灯台からのパノラマ
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ホテルを出て「ハワ・ビーチ」へと向かう。
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「ハワ・ビーチ」では、10人ほどの男たちがロープを引っ張っている様子に出くわした。
地引網ではなく、どうやら沖合いに漂う船を引っ張っているようだ。
遠くに船の姿が見えた。 -
朝早いが、既に海には多くの人がいた。
波と戯れている家族連れや波打ち際をランニングしている外国人、海の中で自撮り棒を使って写真を撮っている兄弟姉妹など。 -
朝食は「ライトハウス・ビーチ」にあるレストラン「フュージョン(fusion)」 で食べた。
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レストラン「フュージョン(fusion)」の店内
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「プットゥ」のセット(Puttu,Paire,Param and Papadam)Rs.250
プットゥとパパダム、ムング豆のスパイス炒め、そして、バナナが付いていた。
プットゥ自体にあまり味はないが、ムング豆のスパイス炒めと一緒に食べると美味しい。 -
こちらは「マサラ・ドーサ(Masala Dosa)」Rs.220
サンバルとココナッツチャトニ付き。 -
朝食を食べた後は、ライトハウス・ビーチの南端にあるコヴァラムのランドマークにもなっている灯台「ヴィリンジャム灯台」に登りに行った。
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「ヴィリンジャム灯台」は1972年の建造。高さは36m。
入場料は、Rs.110
灯台の上までは144段の階段で登ることもできるが、途中まではエレベーターが設置されていた。 -
イチオシ
灯台の上からは、眼下に広がる「ライトハウス・ビーチ」と、その向こうに広がる広大な椰子の森林が見えた。
まさに絶景だ。 -
浜辺にはビーチパラソルがズラリと並び、海の色は美しいトルコブルー色。
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海とは反対側を眺めると、椰子の木に覆われた広大な大地が広がっている。
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ヴィリンジャム灯台から海を眺めるインド人の観光客
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ヴィリンジャム灯台を降りて、ライトハウス・ビーチへと戻る。
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ライトハウス・ビーチの遊歩道沿いにある1軒のカフェで休憩。
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「アップルマンゴーラッシー」を飲みながら海を眺める。
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ビーチを歩いた後は、裏通りのヴィレッジエリアを散歩。
裏通りには細い小道沿いに店が並んでおり、エスニックなバッグや洋服、雑貨などが売られていた。
★★★詳細記事↓★★★
南インド・ケララ州でアーユルヴェーダ体験&コヴァーラムビーチ村散歩♪
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レッドバナナ
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フレッシュフルーツジュースの店
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椰子の木が生い茂る小道
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オーガニック化粧品店
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Himalaya(ヒマラヤ)の商品も売っている。
コーチンの「LuLuモール」のスーパーでも購入したが、こちらの方が品数豊富だった。 -
昼食はヴィレッジの路地の一角にある『Janani』という食堂でいただいた。
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『Janani』の店内
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チキン65(175ルピー)
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ミールス(70ルピー)
チキン65よりミールスの方がずっと安い。 -
インド人のお客さんがビリヤニを食べていた。
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食後、ホテルへと戻り、少し休憩してから「アーユルヴェーダ」の施術を受けに行く。
写真は、ビーチ沿いの軽食屋台 -
「アーユルヴェーダ」は、宿泊していたホテル『ホテル・タートル・オン・ザ・ビーチ』に併設されている施設で受けた。
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病院のようなシンプルな施設で、セラピストは、女性は女性セラピストが、男性は男性セラピストが担当する。
「DE STRESS PROGRAMME」という90分、3,200ルピーのコースを選択。
アーユルヴェーダの基本オイルマッサージの「アビヤンガ」とオイルを額に垂らす「シロダーラ」の両方が入っているコースだ。 -
オイルを使った全身マッサージ「アビヤンガ」の後、「シロダーラ」を受ける。
額に温かいオイルが垂れてくる。垂れてきたオイルは、髪の毛を伝わり頭全体に広がっていく。
シロダーラは、「脳のマッサージ」と言われているそうですが、まさに脳をマッサージされているかのように、頭の中が気持ちよく、夢の中にいるような感覚になった。
★★★詳細記事↓★★★
南インド・ケララ州でアーユルヴェーダ体験&コヴァーラムビーチ村散歩♪
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施術終了後、部屋に戻ると、バルコニーからちょうど夕陽が沈むところが見えた。
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夕食の前にホテルのギフトショップを物色する。
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意外にもかなり豊富な品揃え。
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写真のハートの飾り物を6点購入。1個200ルピー。
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マグネットも2個買った。1個100ルピー。
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夕食はホテルのレストランでいただいた。
テラス席のあるメインレストランで、正面にはプールがある。 -
料理を食べながら、タブラとギターによる演奏も聴くことができる。
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「カリフラワー65」(300ルピー)
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「カニのカレー」(550ルピー)
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「パロタ」(100ルピー)
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レストランの様子。
プールがライトアップされていて幻想的だった。 -
翌朝、ホテルの北にある「サムドラ・ビーチ」へ行ってみた。
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「サムドラ・ビーチ」では、早朝、地元の漁師たちが小さな木の舟で沖合いに漁に出掛ける様子を見ることができた。
浜辺で木を何本か組み合わせて舟を作り、櫂を片手に沖合いへと向かう。
★★★詳細記事↓★★★
ケララ州・コヴァーラムビーチの朝@漁師の出航を眺め、マサラドーサの朝食をいただく♪
https://search-ethnic.com/travel/kovalam-samudra-beach/ -
漁師たちの舟が次々と出航していくのを眺めていると、渋めな感じの漁師がひとり、近くにやってきて、おもむろに木材を並べ、舟を作り始めた。
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まずは、細長い木材のパーツを並べて組み合わせ、組み合わせた木材の両端に衝立パーツを設置して、ロープで縛っていく。
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準備が完了したところで、取り敢えず、一服。
周りの観光客には目もくれず、陶然とタバコをふかす漁師。 -
タバコを吸い終えると、漁師はすぐさま舟を波打ち際に運び、海へと乗り出した。
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漁師は櫂を漕ぎつつ、徐々に沖合へと進んでいく。
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浜辺に目を転じると、すでに戻ってきた漁師たちが魚をより分けている姿が見えた。
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網に引っかかった魚を網から取り出している。
網は複雑に絡まっていて、結構難儀な作業のようだ。 -
網の中には、獲れた魚がたくさんいた。
様々な種類の魚がとれていた。 -
イチオシ
海岸の脇にはモスクが建っており、モスクには売店が数件併設されていた。
売店の前の階段で海を眺める女性たち。 -
「サムドラビーチ」のモスク
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モスク前にいたコーヒー&チャイ屋
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そろそろ朝食を食べにホテルへと戻る。
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ホテル1階のレストランでの朝食。
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「マサラ・ドーサ」と「サンバル」が美味しかった。
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ホテルのスタッフに写真を撮って欲しいと言われ、ポーズを変えて何枚も写真を撮ることになった。
写真は、帰国後メールで送った。 -
ホテルをチェックアウトし、通り沿いでリキシャを捕まえ、トリヴァンドラムへと向かう。
トリヴァンドラム駅まではRs.300。 -
トリヴァンドラム駅に来た理由は荷物を預けるため。
今晩搭乗予定のシンガポール航空SQ5491便の出発は、22:45分。
それまではトリヴァンドラムを観光するため、荷物を駅のクロークルームに預けようと考えた。 -
クロークルームの係員に値段を聞くと、荷物1つRs.15(¥27)だと言う。
荷物を3つ預け、引換証をもらった。 -
トリヴァンドラム駅の様子
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トリヴァンドラム駅の跨線橋から見た風景
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荷物を預け、身軽になった後、駅から歩いて「バドマナー・バスワミー寺院」へと向かう。
写真は、途中にあったガナパティ寺院。 -
「ガナパティ寺院」から南へ少し歩くと、「バドマナー・バスワミー寺院」への参道が見えてくる。
寺院の参道には巡礼者がたくさんいた。 -
左側に建っている木造の建物は、18世紀以降に栄えた「トラヴァンコール藩王国」時代にマハラジャが住んでいた宮殿「プーテン・マリガ宮殿」
そして、奥に建っているのが「バドマナー・バスワミー寺院」 -
「バドマナー・バスワミー寺院」の参道
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「バドマナー・バスワミー寺院」は、トリヴァンドラムの町の象徴とも呼べる寺院で、守護神はヴィシュヌ神。
この寺院は、ヒンドゥー教徒以外は入場不可。ヒンドゥー教徒であっても正装で入る必要があり、境内の写真撮影は厳しく禁じられていて、どんな書籍にも境内の写真は掲載されていないそうだ。 -
次に訪れたのは、トリヴァンドラムの駅の南に広がる「チャライ・バザール」
トリヴァンドラムでも最も古い市場のひとつであるとのこと。
あらゆるものが安く売られているとあって、いつも大混雑している市場だ。 -
果物屋
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お供え用の花屋
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市場で商品を物色した後、ランチを食べに向かう。
その辺を走っていたリキシャを捕まえて、値段交渉。
目的のお店『アリヤ・ニヴァス・ホテル』までRs.30(¥54)で話がまとまり、リキシャに乗り込む。 -
『アリヤ・ニヴァス・ホテル(Ariya Nivas Hotel)』は、三つ星ホテルに併設されたレストランで、お食事が美味しいと評判の店。
-
イチオシ
注文したのは、バナナリーフに載った「ミールス」(Rs.110:¥198)
テーブルの上にバナナの葉っぱが敷かれ、トーレンにアヴィヤル、カーラン、ケララ米、ダール、パパダムなどが次々と載せられ、サンバル、ラッサム、パチャディ、アチャール、カード、デザートと銀の器に入ったおかずやデザートなどが用意される。 -
味は抜群。
スタンダードな美味しいミールスで、全部のおかずがお代わり自由なのが嬉しい。 -
イチオシ
店内はほぼ満席で、入り口で待っている人も多数いた。
店内では、ほぼ全てのお客が「ミールス」を食べていた。
★お店の詳細はこちら↓
アリヤ・ニヴァス・ホテル(南インド・トリヴァンドラム)|絶品のバナナリーフミールス
https://search-ethnic.com/gourmet/ariya-nivas-hotel/ -
食後、リキシャを捕まえて、町の北にある「文化公園(Museum&Zoo Complex)」へと向かった。
文化公園までは、Rs.50(¥90)。10分ほどで到着。 -
文化公園は、トリヴァンドラム市民の憩いの場。
喧騒に満ちた街中と違って、静かで穏やかな場所だ。
入り口の売店では、インドの若者たちがアイスを食べていた。 -
この文化公園で見たいと思っていたのが、写真の「ネイピア博物館(Napier Museum)」
インド・サラセン様式で建てられた建物が素晴らしいことで有名な博物館だ。
★★★詳細記事↓★★★
ピンクと臙脂のレンガ造りの傑作建築「ネイピア博物館」(南インド・トリヴァンドラム)
https://search-ethnic.com/travel/trivandrum-2017/ -
建物の設計者は、ロバート・フェローズ・チザム(1840-1915)という建築家。
英領時代の1880年に建設された。
西洋のコロニアル建築をベースに、インド伝統の様式を取り入れた「インド・サラセン様式」の建物で、チザムの代表作とも言われている。 -
イチオシ
ピンクと臙脂のレンガ造りの壁と三角の瓦屋根が印象的
-
建物の内部は、大天井のホールとなっていて、天井の装飾や内部から見たステンドグラスの様子も見事だったのだが、残念ながら写真撮影は不可。
-
ネイピア博物館を見た後は、「K.C.S.パニカー(Paniker)」という南インド出身の抽象画家の作品を集めたギャラリーに入ってみた。
写真撮影はできなかったが、カラフルで明るい色彩が魅力的で、かなり魅入ってしまった。 -
文化公園を出て、リキシャを捕まえ、トリヴァンドラム駅へと戻る。
10分ほどで到着。クロークルームで荷物を受け取った後、すぐに別のリキシャを捕まえ、トリヴァンドラム国際空港へと向かった。 -
写真はトリヴァンドラム国際空港。
22:45分発のシンガポール航空に搭乗。シンガポールで乗り継ぎ、成田に到着したのは、翌日の15:35分だった。
★★★詳細記事↓★★★
トリヴァンドラムから帰国&南インドで買ったお土産【南インド・ケララ州】
https://search-ethnic.com/travel/trv-to-narita/
南インドの旅
https://search-ethnic.com/tag/southindia-travel/
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