2024/11/15 - 2024/11/16
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はなまりんさん
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今年の秋、軽井沢の万平ホテルが1年半ぶりにリニューアルオープンしました。 宿泊受付開始とほぼ同時に申し込みをし、最も往年の姿を留めていると言われる「アルプス館」の、クラシックプレミアツインを予約することができました。軽井沢の顔ともいえる万平ホテルのアルプス館!
嬉しいな~~♪♪♪
これで9つのクラシックホテル、コンプリートです!! いったい何年かかったのかなぁ・・・
今回は、この万平ホテルに的を絞って、徹底的にご紹介しょうと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
東京三日目。
東京駅13:04発の北陸新幹線「あさま号」に乗り込み、軽井沢を目指します。
あさま号は長野が終点。
軽井沢駅に止まる新幹線は、若干スピードの遅いこのあさま号しかないのです。東海道・山陽新幹線の「こだま」か「ひかり」のような存在かな?
東京駅のプラットフォームに颯爽と入ってきました。東京駅 駅
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1時間ちょっとで軽井沢駅着。駅舎はモダンでオシャレな造り。
軽井沢は2回目ですが、前回は車だったので、駅とは初対面です。軽井沢駅 駅
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駅前の風景。秋色進行中。
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タクシーでアッという間に万平ホテルに到着。
万平ホテル 宿・ホテル
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私たちの部屋は123号室。
-
え?! と、扉が開かない~~!!
鍵はカードキーで開錠できるのですが、丸いノブがびくともしないんです!
力いっぱい回して押してを繰り返してやっと開いた時は、正直ほっとするやらビックリするやら、ホントたまげましたよ。
なんでも、この分厚くて重い木製ドアと昔ながらのノブの形を維持するために、こんなことになってしまっている、とは、フロントスタッフの説明。
お客さんからの苦情も多いらしく、困ったような顔でした…
“クラシック”を守るのも大変なんだ~… -
入ってすぐの壁に姿見がかかっていて、部屋を映しています。
ここから既に、和洋折衷な雰囲気が漂っています。 -
左側には洗面所へのドア。昔風のガラスがいい味出してます。
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洗面所。シンクはダブルではありませんが、なんとなく品のいい佇まい。
トイレは最新式です。 -
バスタブは猫足ならぬ…何の足??羊の足???
床のタイルがとってもオシャレ。
洋式とは言っても、そこは日本ですから、床に湯をこぼしてもいいようにタイル張りなんだと思います。シャワーの位置からしても、そうですよね。湯舟の外で体を洗うのは、日本人にとっては当たり前ですから。
こういう和洋折衷いいですね! -
シャワーの周りには凝ったタイルが。もしかして大理石かも??
だとしたら、贅沢な気分に浸れそう! -
ツインのベッド。
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ベッドサイドの灯りは和風。 「和」へのこだわりがそこかしこに!
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ベッドの足元にはクローゼット。というか、洋服ダンス。渋くていいなぁ・・好みだわ・・
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開けると、ガウンとスリッパ。
引き出しにはパジャマが用意されていました。 -
パジャマは、かなり上質な物でした。少し大きめ。男女兼用かな。
このタンスも、一面に彫りが施されている和ダンス。値の張るもののようです。中はからっぽ。長期滞在のお客さんが使うのでしょう。常連だったというジョン・レノンとか。 -
ベッドルームの奥の方にリビング。部屋はスイートタイプです。
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テーブルの上には、先ほど運ばれてきたウエルカムティーとクッキーが。このミルクティーがめちゃくちゃ美味しくて感動しました。翌日ティールームで頂いたものより、こちらが断然グッド!! これはお土産用にも売っていなくて、この時限りの幻のお茶となりました・・
真っ赤なソファは、存在感を示してデーンと。
アクセントにはなっているようですが、座り心地はイマイチ… -
箪笥の反対側にはテレビと、冷蔵庫付き引き出し。
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サービスの水。水自体は珍しくはありませんが、ロゴ入りのアルミ缶とは、恐れ入りました。。。
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リビング部分から寝室を見ています。
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隔ての格子引き戸を引くと、きちんと分離。イイ感じ。
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はて、窓の向うは・・・?
部屋は中庭に面しているようです。 -
おっと~! 窓の鍵はぶっこみ錠ではありませんか。昔はこの鍵が一般的でしたが、今やほとんど見ることはありません。さすがクラシックホテルですねぇ。リニューアルに際しても変えないものは変えない、というポリシーでしょうか。芸が細かい!
そう言えば、他のクラシックホテルでも見たことあるわぁ・・
雲仙観光ホテルだったっけ?? -
で、窓を開けると、
わ~~可愛らしい中庭! 奇麗な紅葉!
静かでいい眺め。 -
右手の方には、愛宕館、碓氷館の建物が続いています。
正面は、客室棟ではないようです。 -
123号室はピンク色の印のところです。アルプス館の二階に位置しています。
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二階の廊下です。どことなくみやび。
このホテルは三階建てですが、建築基準法により、木造建築物は三階NGなので、全く使われていないのだそうです。階段はありましたが…使えない、使わない… -
こちらはホテル前庭の紅葉。 やっと秋になりましたね。。。
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ホテルの正面入り口。 重厚感あり。
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シックな雰囲気のロビー。あまり広くはありません。ホテル自体がこじんまりしていますし。
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レストランの窓を飾るステンドグラス。
浅間山の麓を進む参勤交代の行列が描かれています。
ここ軽井沢は、謂わずと知れた中山道の宿場町。浅間山を望む景勝の地としても人気だったとか。ここで体を休めた旅人が江戸への道中で次にいどむのは、険しい碓氷峠(うすいとうげ)。軽井沢の宿は、重要なポイントだったのですね。
そう言えば、京への旅人が木曽の鳥居峠を越える前に泊る奈良井宿と、好一対かも。 -
京の都と江戸の町をつなぐのは、太平洋沿いの東海道と、この険しい山中を通る中山道です。
東海道では、大井川や天竜川で足止めされることも頻繁にあったらしく、それを回避するためにも、多くの旅人がこの中山道を利用したと言われています。
有名どころでは、武家に降嫁した和宮の御行列。
もしかしたら長楊枝をくわえた木枯し紋次郎も、この辺りをさすらっていたことでしょう。。。 -
こちらは、維新後の新しい風景でしょうか。車に乗っているのは外国人かもしれませんね。
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階段の踊り場のステンドグラスには、亀が描かれています。
歴史をたどれば、江戸時代、このホテルの前身は「亀屋」という旅館。
明治に入り、宿駅制の廃止と碓井新道の開通とともに、宿場は衰退。しかし、外国人が避暑などに訪れるようになり、軽井沢は再び息を吹き返します。亀屋は「亀屋ホテル」から、主の名前にちなんだ「MAMPEIホテル」と名を変えました。この名前は、外国人にとっては発音しやすくて好評だったそうです。
MAMPEIホテルは1902年に現在地へと移転し、1935年にアルプス館が誕生。更に、2018年(平成30年)に登録有形文化財に認定されました。この度の大改修は、実に創業130年記念なのだそうです。
う~む、確かにカメは万年。縁起がいいですねぇ・・・ -
実は、このようなホテルの歴史や由来、建築にまつわる様々なことを解説して下さったのは、この方、白鳥さんです。
フロントに館内ツアーの有無を尋ねた時、ツアーはやっておりませんが、私でよければ少しご案内させて頂きます、と言って下さったんです。
大変博学かつ優しい方で、私たち二人の為に時間を割いて下さいました。
おかげで万平ホテルをより深く知ることができました。
白鳥さん、ありがとうございました!!
(写真掲載了承済) -
白鳥さんの後ろにある詩碑は、明治時代にこの宿を訪れた医師で、漢詩も良くする永坂氏という方が詠んだ漢詩です。
えらく誉めてありますね。外国人だけではなく、当時の富裕層や身分の高い人々も訪れていたのでしょう。
この詩碑についても、説明して下さいました。 -
食事時間を知らせるチャイムが鳴りました♪♪
夕食開始タイムをこうして鳴り物でお知らせしているんだそうです。
昔の名残でしょうか。
そう言えば、雲仙観光ホテルだったかしらん、レストランの前に銅鑼がおいてありましたっけ。不思議な光景でしたが、あれも同じ役割なんですね!今、謎が解けました!
このことも、白鳥さんが教えて下さったんです。 -
いよいよお待ちかねの夕食です。メインダイニングルームで。
今日のメニューは「けやき」と題したフレンチ。 -
まずは乾杯! マリン君の○○のお祝いも兼ねて。
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食レポを今日こそ頑張るつもりでしたが、やっぱりいくつか抜けてるみたい…
SORRY・・・
たしか、これは信州サーモン。 -
栗のポタージュ。下の方には栗の実が隠れていました。
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アマダイの鱗焼き。
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このあたりからワインのせいか、記憶が曖昧に・・
たぶん和牛。 -
こちらは子羊だったかな?
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ディナーは最初から最後まで、掛け値なしに美味しかったです!!
今までに頂いたホテルフレンチの中で最上かも!
さすが、万平ホテル! -
万平ホテルメインダイニングの天井は格天井。しかも格の高い折り上げ式。
クラシックホテルと言えばこれこれ。この格天井ですよね。これぞクラシックホテルの象徴! -
富士屋ホテルのような絵の装飾はありませんが、敢えて天井画を取り入れなかったのは、ステンドグラスを際立たせるためだったとか。
なるほど・・・ -
翌日の朝ごはんも、メインダイニングで。洋食でした。オムレツが美味しいのはもちろんですが、ベーコンが超美味でした。見た目じゃ分かりませんが。
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朝食後、ホテルの周りで朝のお散歩。紅葉が素晴らしい!
-
最後にティールームでお茶をして、万平ホテルの滞在は終了。
味のあるクラシックホテルは、やっぱりいいなぁ・・・ -
ところで、この万平ホテルで、9つのクラシックホテル、コンプリート!!
制覇、というと大げさですが、やっぱりちょっと嬉しい♪
ここで、9つのクラシックホテルを振り返ってみようと思います。
初めてクラシックホテルに泊まったのは2010年だから、14年も前の事。まだクラシックホテルなどという呼び名もなかったような・・・
その記念すべき第1号は、日光の「金谷ホテル」でした。
フレンチディナーにちょっと緊張していたのを覚えています。 -
次は東京ステーションホテル。パレスサイドクイーンという、時計の真下の部屋に泊まりました。この写真は、5年に及ぶ建て替えを終えてリニューアルオープンした直後の、2012年のもの。メインダイニングのフレンチのあまりの美味しさに、いっぺんでファンになってしまいました。
本当は、改築前にも一度宿泊しているのですが、昔すぎて写真がありません。建物の雰囲気は、以前の方が良かったなぁと思います。階段の木のてすりが黒光りして素敵でしたから。 -
奈良ホテル。東京ステーションホテルと同じく、辰野金吾の設計です。古都奈良の情景に溶け込むよう、寺社風の建物にしたんだとか。ロビーから左右に上がる階段や格天井の客室など、9つの中でも、最も「和」の意匠を尊重しているのでは、と思います。和の佇まいが心に沁みました。
-
四つめは横浜ニューグランドホテル。
時期は不明ですが、本館にも新館にも宿泊。もちろん本館の方がグッド。
最初の本館泊はたしか一人旅。
スパゲッティナポリタンやプリンアラモード発祥の地として知られています。もちろん、味わいましたとも!
横浜はお気に入りの港町です。お宿は必ずここ… でもなくて、ランドマークタワーとかカハラとか、興味を惹かれるホテルが多過ぎて… でもやっぱり一番はニューグランドです! -
伊東の川奈ホテル。 広いゴルフコースが人気。美しい緋寒桜の季節に泊まりました。南欧を思わせるホテルです。
※これ以降のクラシックホテル宿泊は、比較的最近のことになります。 この後、他のクラシックホテルを順不同に並べます。 -
愛知の蒲郡ホテル。
お城のような豪奢な建物でした。橋で繋がった「竹島」は天然記念物。橋の周りに浮かんでいた水鳥の大群が壮観で、忘れられません。 -
雲仙観光ホテル。
テルマエ・ロマエを連想させるような温泉大浴場が素敵でした。 -
箱根富士屋ホテル。
ここも、ジョン・レノンが定宿にしていたそうです。クラシックホテルの中でも、1・2位を争う有名どころですね。
壁の色が実はピンクだったことが判明したという、西洋館に泊まりました。 -
そしてラストが軽井沢万平ホテル。これで、ついにコンプリート!
スタンプラリーも実施されていて、各ホテルのスタンプを全部集めれば無料宿泊券とかが貰えたらしいんですが、何しろ「日本クラシックホテルの会」なる括りがあることにも気づかず、というか、途中でできたシステムなので、時すでに遅し。結局、好みだけで選んでいたら9つ全部クリアしちゃってた、スタンプには無縁のまま… という次第なので仕方ありません。でもちょびっと残念… -
ところで、クラシックホテルとは何ぞや?という事ですが、明確な定義というものは見つけることが出来ませんでした。そこで、いくつかの資料から、ハナなりに考えた“クラシックホテルの条件”らしきものを並べてみると、
① 明治維新後、明治・大正・昭和初期頃までに建てられた宿泊施設。
② 外国人を泊める事が第一目的。なので、西洋式ホテルであること。
③ 外国人ではなく、日本人技術者の手による設計・施工であること。
④ 日本の技術・伝統が込められていて、西洋に引けを取らないこと。
⑤ 「和」のおもてなしの精神にあふれていること。
大体、このようなことかなと思われます。維新後、日本にやって来るようになった外国人を温かくもてなすとともに、「どや、日本だって負けとらんぜよ!」と胸を張るため、という気概がクラシックホテルには込められているように思うのです。謂わば国家の威信を賭けた、とでも言うような。
そのような格式を誇るホテルには、外国人のみならず、皇室の方々や有名人、著名人も多数来訪されており、その写真が、ほぼすべてのクラシックホテルには掲げられています。皇太子ご夫妻、アインシュタイン、マリリンモンローetc.
このような歴史あるホテル群ですが、9つのクラシックホテルが「日本クラシックホテルの会」と銘打って名乗りを上げたのは、それほど古い話ではないようです。かなりアバウトなのかも。というか、国の認定を受けたとか合格したとか言うような事ではないようです。歴史的価値のあるホテルを守るための自主連合のようなものかも知れません。
それでも、ある意味、維新前後の沸騰日本の姿を写したようなホテルのありようが、多くの旅人を惹き付けているのは間違いありません。
かく言うハナ&マリンも、数あるホテルの中からクラシックホテルを選び続けてきたのですから。やはり、その国や土地の風土・歴史・精神性などを姿や空気に纏っている宿に惹かれるのです。
…今や、クラシックホテルを訪ねる旅もこれでお終いになってしまいました。私たちは安堵と寂しさの入り混じった複雑な心境。。。
そうだ、二巡目に入るというのはどうだろう?? イヤイヤ ウ~~ム・・・
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