2024/08/04 - 2024/08/04
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かっちんさん
本州から北海道へ行くには北海道新幹線が青函トンネルを通り抜け、とても便利になりました。
かつて、国鉄・JRの青函連絡船が青森-函館間の津軽海峡を3時間55分かけて渡ってた頃が懐かしいです。
青函連絡船を最後に乗船したのは昭和63年3月。最終運航の1週間前でした。
今日は函館から青森まで民間フェリーで渡り、当時の津軽海峡の船旅を振り返ります。
また、函館本線の落部~五稜郭までの鉄道旅では、今は無き廃止駅と昭和50年代まで北海道時刻表だけに記載され地元の人が乗り降りしていた「仮乗降場」について紹介します。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・北海道「落部漁業協同組合」
・北海道新聞「キハ40形、25年3月定期運行廃止 JR北海道 ローカル線の「顔」」2023/11/24
・森町観光ナビ「濁川温泉」
・JR北海道「平成29年3月ダイヤ改正について」平成28年12月16日
・道南いさりび鉄道「道南いさりび鉄道の会社ロゴマーク決定について 」
・日本マンホール蓋学会「函館市のマンホール」
・ウィキペディア「落部駅」「石谷信号場」「桂川駅(北海道)」「姫川信号場」「東山駅(北海道)」「仮乗降場」「五稜郭機関区」「JR貨物EH800形電気機関車」「ナッチャンWorld」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
函館本線「落部駅(おとしべえき)」
銀婚湯温泉をあとにし、今日はこの「落部駅」から出発します。 -
駅前に並ぶカラフルな漁具「浮き玉」
球状だけでなく、ラグビーボールみたいな「浮き玉」もあります。
落部港までは900mほど離れています。
名産品は「落部サクラカレイ(アカガレイ)」、「落部船団沖揚 活ぼたん海老」など。 -
駅の待合室(落部駅)
窓口が残されており、令和元年(1991)まで簡易委託駅として営業。
落部駅は、1日上り下り6本づつ普通列車が停車します。 -
構内踏切があるホーム(落部駅)
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「RED BEAR DF200形」けん引する貨物列車が通過(落部駅)
平成4年(1992)から登場した電気式ディーゼル機関車「DF200形」です。 -
長いコンテナ貨物列車(落部駅)
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これから乗る「函館行き」(落部駅)
国鉄時代に製造された「キハ40」。
JR北海道では昨年末に「2025年3月ダイヤ改正にて定期運行を廃止する」と発表。
見られるのはあとわずか・・・ -
噴火湾沿いを走ってます(落部~石倉間)
曇りがちで景色は今一。 -
「石倉駅」に停車
隣駅「森」のシール下は、廃止された駅「石谷」が書かれています。 -
海岸線の斜面にトンネルが続きます(石倉~石谷間)
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現在は「石谷信号場」となっていて通過します
「石谷駅」は令和4年3月12日(2022)に廃止され、「石谷信号場」となりました。
廃止前にホームがあったところは、草の生えた一番左側と線路間の2ヶ所です。 -
~「石谷駅」の記念スタンプと入場券~(昭和48/8/3訪問)
学生時代の北海道旅行中に「石谷駅」に下車し、駅スタンプと入場券をGet。
「石谷」の由来は、手前の「石倉」と先にある「蛯谷(えびや)」の両集落から一字ずつとりました。
「濁川温泉」は石谷駅西部の濁川盆地にある7つの温泉地です。 -
「森駅」に到着
この後に乗る津軽海峡フェリーの時刻にあわせ、特急「北斗」に乗り換えます。 -
イチオシ
~ここで、7年前の「森駅」駅名標~(2017/9/1撮影)
シールの下には・・・
「石谷駅」との間には「桂川駅」、「駒ヶ岳駅」との間には「姫川駅、東山駅」がありました。
平成29年3月(2017)のJR北海道ダイヤ改正では、極端に利用者が少ない10駅の大量廃止が発表され、鉄ちゃん夫婦は鉄道旅でお世話になった駅とお別れに行きました。 -
~在りし日の「桂川駅」~(2017/3/2撮影)
「桂川駅」は平成29年3月4日(2017)に廃止。 -
~上りと下りのホームがずれている「桂川駅」~(2017/3/2撮影)
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~7年前の函館本線路線図~
森駅と駒ヶ岳駅の間に、「姫川駅と東山駅」がありました。 -
~雪が残る「姫川駅」~(2017/3/2撮影)
「姫川駅」は、訪れた2日後の平成29年3月4日(2017)に廃止され、「姫川信号場」となりました。
ホームから階段を上がった所に駅舎があります。 -
~雪深い相対式ホームの「姫川駅」~(2017/3/2撮影)
互いのホームは構内踏切で連絡しています。
写真は「姫川駅」を出発した函館行き列車の後面窓からの眺め。
「森駅」から勾配がある線路をカーブを描きながら徐々に上ってきた様子がわかります。 -
~次は短いホームの「東山駅」~(2017/3/2撮影)
元々は勾配の途中につくられたスイッチバック方式の「東山信号場」でしたが、森駅-大沼間に勾配緩和の砂原支線(海岸まわり)が開業し、重量貨物列車が迂回するようになって信号場の役割を終え、仮乗降場、旅客駅に変遷した経緯があります。 -
イチオシ
~枕木を使ったホームの「東山駅」(2017/3/2撮影)
「木製ホーム」に1両編成が停車できる長さは、昭和40・50年代の「仮乗降場」だった面影が残っていて懐かしいです!
旅客駅は平成29年3月4日(2017)に廃止されました。 -
イチオシ
~「仮乗降場」について~
国鉄時代に北海道のローカル線には「仮乗降場」が多く、昭和40・50年代に北海道の列車に乗っているとよく見かけました。
人口密度の低い所には駅が設置できませんが、通学などのアクセスが必要な所には「仮乗降場」がつくられました。
当時のJTB全国版時刻表は「仮乗降場」が記載されてませんが、JTB・弘済出版社の北海道・道内時刻表には記載されており、北海道を旅行するときの必需品でした。
実例として、「湧網線(網走~湧別間)」の昭和48年道内時刻表では、全停車場29ヶ所の内、仮乗降場が12ヶ所もありました。「仮乗降場」は起点駅からの営業キロ程がなく、運賃は隣の旅客駅キロ程を使って計算していました。
(乗)は仮乗降場、(無)は無人駅を示しています。 -
~JTB全国版時刻表の湧網線(昭和47年10月号)~
「仮乗降場」は記載されていませんが、列車が停車していました。 -
特急「北斗」(森駅)
本題に戻り、森駅から特急に乗り五稜郭へ向かいます。
「あれっ、窓から手を出している悪い子がいる・・・」
と思ったら、車掌さんが駅員さんに合図しているところでした。 -
「仁山駅(にやまえき)」を通過(車窓)
大沼公園を過ぎると下り坂。
ここは函館から20%の急勾配区間で、当初スイッチバック方式の「仁山信号場」が始まりです。
信号場ながら仮乗降場として旅客扱いを行っていたので「木製ホーム」です。 -
駅名標「仁山駅」(車窓)
「仁山駅」となったのは国鉄からJR北海道となった昭和62年4月1日(1987)。
ところで、隣の駅はシール貼りの「新函館北斗」。
シールの下はどこの駅かな? -
「新函館北斗駅」に停車
平成28年3月26日(2016)に北海道新幹線開業。
それまでの駅名は「渡島大野」でした。 -
函館山が見えてきます(車窓)
-
「五稜郭機関区」通過(車窓)
DF200形が留置するDL基地です。 -
「五稜郭機関区」通過(車窓)
こちらはEH800形が留置するEL基地です。
青函トンネルでは北海道新幹線との共用区間を走行するため、架線電圧20KVと25KVに対応できる設計のEH800形です。 -
「五稜郭」の駅名標
「五稜郭駅」で降ります。
駅名標の隣駅は函館本線以外に、道南いさりび鉄道(北海道新幹線開業前はJR江差線)が表示されています。
会社のロゴマークは、海沿いを走る列車の車窓に広がる、津軽海峡と函館を望む雄大な景色をモチーフに、「青い海」と、社名のシンボルである「いさりび」を表現しています。 -
五稜郭駅を通る鉄道車両たち(駅待合室)
鉄道車両の勉強になります。 -
「津軽海峡フェリーターミナル」までの地図
「五稜郭駅」から歩くと2.9km、40分。
路線バスを探してみると、駅前にはなく、近くの市立函館病院を通るバス路線を事前に見つけています。
では、市立函館病院まで歩きます。
青森へ向かうフェリーは、もう1社「青函フェリー」があります。 -
黄色い消火栓(五稜郭駅前)
函館市の消火栓は一般的な赤ではなく「黄色」。 -
「五稜郭マーク」のデザインマンホール(函館市)
五角形は100名城の一つ「五稜郭」の縄張りで、中の建物は国の重要文化財「旧函館区公会堂」をデザインしたもの。 -
「仲良しイカくん」のデザインマンホール(函館市)
函館市の魚「イカ」をデザインしたマンホール。
波間に仲良く並んだ眼鏡をかけた3匹のイカ。
イカの足は10本だけど、数えてみると9本しか見えません。
実はバランスをとるため、後ろに1本隠されているのだと・・・ -
五稜郭駅の広い構内
こ線橋を渡っているので、広い駅構内がよく見えます。 -
これは五稜郭操車場跡かな?(こ線橋から)
-
「ニオイヒバ」の垣根(市立函館病院)
黄色い実が目立ちます。 -
津軽海峡フェリー行きバス(市立函館病院)
函館バスの16系統が、1時間に1本の頻度で運行しています。
フェリーのHPでは、五稜郭駅からのアクセスは駅前をバスが通らないのでタクシー利用になっています。
でも、五稜郭駅から市立函館病院まで900m歩けば便利なバスがあります。 -
「津軽海峡フェリー 函館ターミナル」に到着
スマートチェックイン機で乗船手続きを行います。
ネットで事前予約・支払い済なので、控えの二次元バーコードをかざして、乗船券を発行します。 -
乗船券「函館→青森」
12:30出航の14便に乗ります。青森到着は16:05なので、3時間35分の船旅です。
季節により運賃が決まっており、夏の時期は少し高めのC期間。
でもネットで予約すると10%OFFになり、3,470円。 -
~ここで、昔の「青函連絡船」を紹介~(JR時刻表 昭和62年4月号)
「青函連絡船」は、青森駅と函館駅間の津軽海峡を3時間55分で結んでいました。 -
~青函連絡船の案内~(JR時刻表 昭和62年4月号)
運賃は2,000円。1日8往復の便がありました。 -
イチオシ
~最後の青函連絡船の旅~(昭和63年3月5・6日)
行きの昭和63年3月5日は、東京-盛岡間を東北新幹線、盛岡-青森間を特急「はつかり」に乗り、青森-函館間を青函連絡船9便(19:50-23:45)に乗船。
函館に1泊し、翌日の帰りは青森まで桧山丸に乗船しました。
まだ幼い子供たちを引き連れた思い出の連絡船です。
スタンプは以前乗船した「国鉄(JNR)」のものと、当日「JR」のものを並べました。
そして、1週間後の昭和63年3月13日青函航路の運航は役目を終えました。 -
昼食は「根ぼっけ バッテラ棒鮨」(函館フェリーターミナル)
本題に戻り、昼食はお弁当。
「根ぼっけ」とは潮の速い北海道函館恵山沖と松前小島付近の水深150mから200mで獲れる、目方2kg前後、体長50cmくらいの脂ののった「真ほっけ」のこと。
この「根ぼっけ」を焼き、春採り昆布で包んでバッテラにした鮨。
ほどよい脂ののったほっけが鮨飯とあいます。 -
ハートのモニュメント(函館ターミナルウッドデッキ)
-
これから乗る「津軽海峡フェリー ブルーハピネス号」
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お隣に「ナッチャンWorld」が停泊
かつて、東日本フェリーが2008年から青函航路を運航していた高速フェリーでしたが、採算の悪化から定期運用を終了。
現在、津軽海峡フェリーが所有しており、輸送船や観光船などに利用されています。
「ナッチャンWorld」の名前は、船体塗装のイラストをデザインした京都市在住の小学生の愛称「ナッチャン」と、船体に描かれたイラストの「世界中から集まった仲間たちがパレードする」というイメージから「World」を合わせたものです。 -
乗船口の自動改札機(フェリーターミナル)
乗船券のQRコードを自動改札機の読み取り部にタッチして通ります。 -
船内の案内(HPの施設案内より)
スタンダードルームは、絨毯敷きの客室。
その両側には自由に使えるプロムナードがあり、窓から海の景色が楽しめます。 -
函館ターミナルを出港(津軽海峡フェリーより)
-
紺碧の津軽海峡(津軽海峡フェリーより)
出港から1時間半が経ちました。 -
イチオシ
真夏の津軽海峡(津軽海峡フェリーより)
はるかかなたに見えるのは「函館山」。 -
本州の「下北半島」(津軽海峡フェリーより)
函館を出港してから2時間ほど。 -
「仏が浦」のあたりかな?(津軽海峡フェリーより)
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「陸奥湾」に入ります(津軽海峡フェリーより)
斧の形をした下北半島の斧の先端(南西側)を航行中。
右側に見えるのは「鯛島」。遠くてよくわかりませんが、島(胴体)の後ろに岩礁(尾びれ)があり、あたかも鯛みたいなんです。 -
函館行きの「津軽海峡フェリー」とすれ違い(津軽海峡フェリーより)
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イチオシ
真夏の青函航路を眺める女性(津軽海峡フェリーより)
津軽半島(左)と下北半島(右)を見ながら、陸奥湾を航行中。
私たち夫婦もこんな感じだったかな! -
船の進路案内表示(船内)
函館を出港してから2時間50分経ちます。 -
青森港に入ります(津軽海峡フェリーより)
到着20分前です。 -
青森ターミナルに定時到着(津軽海峡フェリーより)
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「ねぶたん号」(青森ターミナル前)
あおもりシャトル・ルートバスで「新青森駅」へ向かいます。
「ねぶたん」は青森観光イメージキャラクターです。 -
早めの夕食は「魚喰いの田(でん)」(新青森駅ビル あおもり旬味館)
-
イチオシ
一番人気の「極上丼」(魚喰いの田)
旅の締めくくりなので、奮発します。
旬の味のお刺身は絶品です。
この後、東北新幹線で帰ります。
青函連絡船の思い出はいつまでも心の中に残っていました。
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