2024/09/01 - 2024/09/05
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omasakuさん
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この旅行記のスケジュール
2024/09/01
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飛行機での移動
成田空港第三ターミナル 春秋航空 9C 6120 石家荘行き直行便
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バスでの移動
石家荘国際空港 シャトルバス(超ボロい)で国際線ターミナルから国内線ターミナルへ移動
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バスでの移動
石家荘国際空港第二ターミナル 空港バス1号線 南蕉客运站方面に乗車、「体育場」下車 20元
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この旅行記スケジュールを元に
コロナ後はじめて中国へ。
144時間ノービザ入国(144小时过境免签)を体験してきました。
いろいろ調べて準備してから行ったのですが、まあまあびっくり!なこともあったので記録しておきます。
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今回の旅では、中国の144時間臨時入境政策(多くのサイトでは144時間トランジットビザ免除と呼ばれています)を利用して4泊5日の旅程を組みました。
臨時入境は、外国人が中国を経由して別の国に行く途中、144時間以内なら中国に滞在して観光したり商談したりしてもいいよという政策です。https://www.gov.cn/zhengce/jiedu/tujie/202407/content_6963327.htm
中国乗り継ぎ便で中国以外の国(台湾と香港もOK)に行く体裁でチケットをとります。中国以外の国に入国する必要はありません。
今回わたしは成田ー石家荘(春秋航空)、北京ー仁川(中国東方航空)、仁川ー成田(アシアナ航空)のチケットを予約しました。
(石家荘ー北京は高鉄で移動しました。河北省と北京市は移動可能です) -
(画像はホテルの備品です。すごくよい!)
144で中国に入国するための最初の関門は、出発空港のカウンターです。
日本ー中国、中国ー第三国、第三国ー日本(これは要らないかも)の航空券予約確認書と、滞在先情報の提示を求められます。わたしは全てプリントして持って行きました。
カウンターの職員がそれらの書類をチェックし、到着空港に連絡、確認した後で搭乗券発券となりました。20分くらいかかり、何か不備があるのかとかなり不安になりました。
わたし以外に日本人が3人ほどいましたが、彼らも長時間かけて発券されていました。
144利用者は空港に早めに行くのをおすすめします。 -
手続きと保安検査を終えただけでどっと疲れたのでビール飲んじゃいました。サンドイッチとビールで1,500円です。
春秋航空に初めて乗りました。機内は中国の人々でぎっしりぎゅうぎゅうです。
到着する少し前、周りの人たちが突然両手を上げてバタバタ暴れ出し、なにごとかと思ったら、客室乗務員と一緒に体操をしていました。体操大国恐るべし。 -
(画像 石家荘正定国際空港 国際線ターミナル)
フライトは順調で、少し早めに石家荘正定国際空港に着きました。
飛行機が完全に停止し、ベルトサインが消え、棚の荷物を下ろして通路に並んでいたら「保安上の確認をするので席に戻ってください」というような(聴き取れた範囲で推測)アナウンスがありました。
さっきまでわいわいしていた機内が一瞬で静まり返り、みんな棚に荷物を戻して席に座りました。前方のドアに誰かが来て客室乗務員に何か言うと、その乗務員が通路を歩いて来ました。そして、なんとわたしの名前を呼びました。
席を立つと、隣の席の親子が目を丸くしていました。視線を浴びつつ前方ドアから出ると、入国審査の職員が待っていました。
長い通路を無言で歩いて入国審査場に向かいます。無言はツライと思って「144時間……」と話しかけてみたら「はいはい」と返ってきたけどそれだけ。 -
(画像 石家荘正定国際空港 国内線ターミナル)
入国審査場に着くと小さな部屋に通されました。これが噂の別室! 人生初の別室です。
革張りのソファの横の灰皿を置くようなサイドテーブルの上にカードの束とボールペンがあり、そこで臨時入境カードの記入を求められました。書きにくい!
下調べでは、普通の入境カウンターの近くに臨時入境カウンターがあるとか、言うとカードだけ持ってくるとかいうのが多かったのですが、まさかの待遇です。 -
(画像 石家荘の高速道路)
別室で待っていた職員は親切で、ほのかにニンニクの香りをさせながら記入の仕方を細かく教えてくれました。わたしが中国語を理解できるのでよろこんでいるようでした。多分英語が苦手なんだと思います。
臨時入境カードに記入する内容は、ふつうの入境カードとほとんど変わりませんが、滞在するホテルの住所と電話番号をしっかり書かなくてはいけません。参照する用の予約確認書プリントアウトがあった方がいいです。 -
(画像 石家荘市街)
書き上げたカードを持ってカウンターへ。
カウンターの職員はぜんぜん親切ではなく、冷たく厳しい目付きでパスポートをバシバシとめくり、写真を見つめ、わたしの顔を見つめ、カードに目を走らせ、またパスポートをめくり……。
その間何人かの職員が横から、後ろからスマホで動画を撮っていました。怪しい人間をあぶり出すテクニックなんでしょうか。
別室の親切職員がカウンター職員に何やら言って、やっとパスポートが返されました。が、まだ終わりではありません。 -
また別室へ戻り、パスポートに貼るシールを出力します。その間またソファであれこれ質問されます。人数増えてるし。
ソウルで何をするのか聞かれて、入国せずに乗り換えるだけなのはまずいのか? と緊張しつつ、ただの乗り換えだと答えたら「ああそう」。なんなの?
数分後、シールが貼られてやっと入国。
カウンター横のタッチパネルに服務態度を5段階評価する画面が出ていたので押そうとしたら一瞬で消されました。自覚あるんだ(・∀・) -
(画像はホテルのウェルカムドリンク)
144の手続きはまだ終わりではありません。
ホテルチェックインで、入国審査でチェックされた情報の提示をまたもや求められます。
ホテルのフロントスタッフにパスポートを渡すと、タブレットを使ってどこか(公安?)に連絡していました。パスポートに貼られた臨時入境許可シールにはQRコードがあり、それをスキャンすれば情報が出てくるはずなのに、小さすぎて読み取れないようでした。
結局例のプリントアウトを提示して、入国したフライトの到着時間、出国するフライトの出発時間までが144時間以内かどうかを確認することになり、その間バックパック背負ったまま待ち……やっとキーをもらったときのうれしさといったら!
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