2014/09/16 - 2014/09/20
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無人(muto)さん
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女房殿が航空会社の雑誌広告を見て「週末に一泊三日でオーロラを見に行こう。」と言い出したのは2010年くらいだったろうか。いつ訪れたら見られるか。女房殿は、フィンランドの天文学博士とEメールを交わすようなこともしていた。結局のところ、確実な予測は難しいとわかった。(当時オーロラ予測アプリのようなツールはなかったと思う。)また、極寒の冬の旅行になるというのも腰が引けていた理由だ。とはいうものの、一度は見てみたいと思っていたオーロラだった。ある日テレビを見ていた女房殿「オーロラって夏も見えるってよ!」調べてみると、一日24時間365日どこかでは出ていて太陽の光や雲で遮られなければ見える。現実的には白夜期間は太陽光が邪魔をしていて見られない。雨雲や雪雲で隠されていれば見えない。が、他に季節的な条件はない。つまり冬でなくても見られる!
ということで、2014年7月の終わりに思い立ち9月の中旬に訪れられそうなことがわかり、当初考えていたフィンランドではなくカナダのイエローナイフを訪れた。
第1日:成田発(16:00)~カルガリー経由~イエローナイフ着(16:00)
第2日~4日:イエローナイフ
第5日:イエローナイフ発(06:50)
第6日:成田着(15:25)
今になって振り返ると
・秋でもオーロラ見えた!
・4夜のトライアルで1回の成功 ー もう少しゆとりを持ちたい
でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
カナダのイエローナイフに決めた最大要因は、オーロラベルトの真下にあり見える確率が非常に高いので、4泊6日で行けば見られないことはないだろうと思ったことだった。オーロラを見るメインイベントまでの昼間は宿でゆっくり過ごし、夜は4回のツアーに参加するという計画を立てた。3回は自動車でオーロラ出現場所を追いかけるというコース、1回はボートで湖上の島へ行きそこでチャレンジするというコースにした。レンタカーを借りてまわるという選択肢もあったが、旅行情報によるとツアーではコンダクター達が無線で連絡を取り合ってオーロラが見える場所を見つける。何もない広い平野なので土地勘がないとどこに行っていいかわからなくなる。駐車場が完備していない。といった理由で薦められていなかった。ツアープロバイダーはいくつかあったが、選んだのは、ベックスケンネルだった。(http://www.beckskennels.com/about_us_Jp.html)
カルガリーでボンバルディアの小さい飛行機(Bombardia CRJ100/200)に乗り換えてイエローナイフへ。
空港からはベックスケンネルの空港送迎で宿まで連れて行ってもらった。荷物を置いたら、まず近くのスーパーに歩いて4泊分の食材を買い出しに。毎日レストランに行くのは億劫な我が家の選択。野菜、卵、パン、ハム類、冷凍食品、牛乳などをがっさり買い込んできて夕食を楽しんだ。
一段落して21:40に到着日のツアーに出発。宿にピックアップに来てもらい、当日の全ツアー参加者が集まるキャビンに行く。そこでグループごとに鑑賞場所への移動を待つ。待つといってもこのキャビンは街から10kmほど西の郊外に位置しオーロラ鑑賞の場所の一つでもある。天の川までくっきりと見える快晴の空を見上げること2時間。なかなか出ない。 -
62s, f4, ISO 3200
北斗七星の柄のあたりにすーっと出現。しかしその後は続かなかったので12:30頃に次の場所に移ることになった。行き先は北東に位置するプレリュード湖(Prelude Lake)。オーロラ本体と湖面に写るオーロラをみる場所とのこと。満天の星空の元、待つこと2時間。しかし、出ず。終了。
この時持って行ったカメラは数年前に買ったばかりのフルサイズデジタル一眼レフ中位機種だったが、オーロラを撮るときの設定や方法を十分に理解も勉強もしていなかった。帰国後撮った写真を見るにつけもったいなかったなぁと思う。なめていたつもりはないけど、軽く考えすぎてた。しかし幸いなことに自動処理でJPEGに圧縮していない元データ(RAW)で残していたので、ポストプロセス(現像ともいわれる処理。PC上でCamraRAWなどのソフトを使う。)をおこなってどうにか見られる程度には処理できた。ザラついてはしまったのは致し方ない。参考にシャッタースピード絞り値とISO値を載せておく。この設定で撮ればうまくいくという値ではない。自分でも現時点ではカメラやレンズも買い換えているので直接の参考にはできない。とはいえ、今でも反省点として記憶にとどめているポイントもある。
① 絞りは開放値にしておく。触って動かしてしまわないように
② 無限大の焦点合わせは丁寧にする
③ シャッタースピードは安易に長くしない
8秒以上にすると星の動きが影響すると助言をされたこともある
④ オーロラだけ撮っても面白くない 構図、背景を考える
⑤ 普通色のライトは邪魔になることがある!
撮影のプロではないし、当節スマホでも十分見られる写真が撮れているようなので、撮影の詳細を論じても意味がないと思う。それでも再度オーロラ撮影の機会があればマジメに準備をすることにしたい。 -
2日目、朝方5時に就寝し、起きたのが13:00。起きると快晴だった。昼食を食べ、21:40の出発までリラックス。窓から見る黄葉の景色もきれいだった。
宿は Coast Fraser Tower というコンドミニアムの一室で民泊として使われている部屋。どのような手段で予約したのか記録してないが、コンファメーション・ナンバーは残っていることからどこかのWEBサイトから予約したようだ。普通のホテルよりずっとリラックスできたし、食事時間が不規則になるので前述のように自炊できたのはありがたかった。オーロラ旅の拠点 by 無人(muto)さんCoast Fraser Tower ホテル
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ボートハウスというのだろうか湖に家が浮かんでいる。湖面が凍結した冬にはここからオーロラ観賞するんだろうか。
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空の色がなんともきれいだった夕景。
この日は、昨日と同じキャビンからプロスペラス湖(Prosperous Lake)へ。しかし、外れ。オーロラは全く顔を出さずじまい。キャビンで2時間、プロスペラス湖で2時間、計4時間ほど気温7℃程度の戸外で立って待っていた.
その間ガイドの人と「5日ツアーに参加すればかなりの高確率で遭遇できるんだけどねぇ。君らは何日いるの?そう4日か。どうだろうねぇ。天気予報では、明日から4日間くらい崩れることになっているからグッドラックとしか言いようがないね。」というような会話もあった。ということは今夜が最後のチャンスかもしれない...がっかり。それでは昼間でもいいから一ヶ所くらい想い出に残る場所を訪れたいと思い、翌日キャメロン滝(Cameron Fall)を訪れるハイキングに参加することにして予約した。(昼間アクティブだと夜に影響がでると思ってどこにも行かないつもりだったのだが)
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翌3日目。起きると予報どおり雨がふりだしそうな曇りだった。絶望的な気持ちでハイキングツアーに出発。するとどうしたことか、目的地にに向かうに途中から青空が見え始め、晴れ渡ってしまった。嬉しい誤算だった。 -
キャメロン滝は落差約19mと大きなものではないが平原がつづくこのあたりでは珍しい。数千キロの範囲以内で最も落差のある滝とのことだ。
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ハイキングは、駐車場から滝まで片道20分程度。岩とカバ類の黄葉の中をゆっくりと歩く。ごつごつした岩山に薄く堆積した土の上に樹木が生えている。
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黄葉と抜けるような青空のコントラスト
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滝の下流の光景。なかなか絵になる。後日TV番組でオーロラ写真家の方がここで撮るところが紹介されているのを見た。確かにオーロラの背景にいいと思ったところ。
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カナダカケス(Canadian Jay)がいた。リスとも遭遇した。クマ、狐などの動物と遭遇することもあるらしい。
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場所は夜に通るプレリュード湖へ向かう道の更に東、イエローナイフから50kmくらいのところに位置する。何度も通る道なのだが景色が見えたのはこの昼間のドライブときだけ。広い樹林が黄葉している様子、ビーバーの巣、岩盤の切り通しなど見飽きない光景だった。
夜のオーロラツアーは湖の島で鑑賞する日だ。湖はグレートスレーブ湖(Great Slave Lake)なのだが詳細な位置はわからなかった。ボートに乗って湖面にでて進んでいると、西の空の雲が明るくなっているのが見えた。ガイドのジュリアン(Julian) と ゆうこ が「オーロラだよ。今日はきっと良いよ!」と口を揃える。 -
4s, f/4, ISO 400
進行方向正面の北にも。目的地の島に到着し上陸する頃には続けて出るようになった。 -
30s, f/13, ISO1600 (どうしてf/13?)
ボートで来た方向が入江になっていて水面がみえる。この写真の左下は乗ってきたボート。 -
8s, f/14, ISO 3200 (どうしてf/14?)
これがオーロラだと言えるくらいよく知られているカーテンみたいな姿もすぐに見られた。高度250kmより上の方の赤い光も拾っている。肉眼ではほとんど気付かなかったが、カメラは感度が高いし長時間露光して光をあつめるので撮影できるのだろう。 -
15s, f/14, ISO 3200 (どうしてf/14?)
空の広い範囲にオーロラが広がっていったとき撮ってみた。シャッターを開けていたのは15秒間だったがもう少し長くした方が良かったのかもしれない。 -
ワオ! 女房殿喜びの図
「考えて撮れよ!」と怒られそうな出来w -
10s, f/14, ISO 3200 (どうしてf/14?)
上を見上げるとカーテンを下からのぞき込むような感じだった。ぶわっとそら全体が緑色に染まったのかと思うようなときもある。とにかく明るい。 -
20s, f/4, ISO 800
入ってきた入江方向の一枚。右下の赤い光は灯台。真ん中の白い光はツアー参加者のスマホw -
8s, f/14, ISO 3200 (どうしてf/14?)
今から思うと湖面に写った光景をもっと撮れたはずなのだがその時は頭が回らずこの一枚にだけ部分的に写っていた。 -
10s, f/4, ISO 800
途中から湿気でレンズが曇り困った。内部の結露ではないので拭き取ってやれば暫くはもつのだが。 -
10s, f/4, ISO 800
岸辺から少し離れて反対の森の方向を見上げると木々を背景にカーテンの下端が渦を巻いていた。 -
20s, f/4, ISO 800
きれいにカーテン状に見えたオーロラ。シャッターを20秒開いていたので上空の赤い光も拾っていた。
たぶん西の方の空。星座が読めれば方向がわかるのだろうが... -
30s, f/4, ISO 800
少しおさまっていた時にシャッターを30秒開放して撮った写真。オーロラは薄いけど星が沢山写っている。流れ星(?)も。 -
13s, f/4, ISO 800
ぱーっと明るくなり、わーっと広がったので上を向けて撮った写真。13秒で赤い光を拾っている。 -
20s, f/4, ISO 800
02:30に帰途についたが、ホテルに着くまでオーロラは揺らいでいた。この日はブレークではないようだが、月に一度見られるかどうかというほどの出現らしい。超ラッキー。こんなオーロラが見られれば文句はないと思っていたレベル。観た者しかわからないと言われていることにも納得。
女房殿共々大満足の一日だった。
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4日目。この旅行の最後の日だ。曇時々雨の予報。できるだけパッキングをすませリラックスした午後を過ごし、夜はオーロラツアーに。オーロラは色々場所を移動しながらその日一番見えるところで鑑賞することになっているので、基本的には雨天の予報でも催行。一か所で雨天でも別のところがそうでない場合もあるためだ。ただこの日は無理だろうと予想していて、ツアースタッフとの交流を楽しもうと決めていた。 -
ツアー会社の社長ベック氏(Grant Beck)は、かなりの有名人。犬ぞりレースの先駆者で、NHKをはじめ、日本のメディア露出度も高い人。冬のイエローナイフをオーロラ鑑賞ツアーで活性化しようとし始めた一人らしい。近じか観光客誘致のプロモーションで日本に行くと言っていた。
冬をオーロラツアーのシーズンとしているのは旅行業界の都合が一番の理由だとか。夏は、地元に近いカナダ国内や米国から釣り、狩猟などのために来る客が多いが、冬は来ない。これを平準化するための目玉としてをオーロラを売り出したらしい。冬は冬でなければ味わえない樹氷などの冬景色、氷の上の漁、犬ぞりなどがあるので組み合わせて商品化したものだ。また、ターゲットは地元ではない日本など。言われてみれば2000年代以前はオーロラツアーとか聞いたことなかったなぁと思った。(知らなかっただけかもしれないが)
他のスタッフに具体的に何月がいいのと聞いたら、「8月の終わりから9月がいいかなぁ。10月、11月は雲がかかっていることが多いし、雨になることもある。12月は雪でしょ、1月、2月は寒いでしょ」...ほとんど個人の見解でした。とはいいながら、自分はこの後、12月と2月にノルウェーで、4月にアイスランドでと3回も期待していたオーロラが見えなかったという経験をしているので、あながち間違いではないと思う。
ほかにも、写真撮影のこつ、犬ぞりレースに勝つ秘密、TV番組撮影の裏話、スタッフ採用方法、生活環境、イエローナイフの産業、イヌイットのこと、在イエローナイフ日本人の状況などを話してくれた。みんなオーロラが、犬が、イエローナイフの暮らしが好きな人たちだった。
その夜のホテルへの戻りが03:00。空港へのピックアップが05:00。エドモントとカルガリーの2ストップという強行軍。 -
カルガリーあたりで窓から見えるカナディアン・ロッキーの景色は迫力満点。
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空からのカルガリーはとてもきれいだった。以前冬にスキー旅行で来たときは真っ白でグレイな印象だったけど、今回は全然違う。次はカルガリー起点に夏のカナディアンロッキーを旅したいものだ。
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翌21日の午後に成田に到着。
この旅は手術後のリハビリ期間で1週間に一度の通院と投薬を余儀なくされていたため4泊6日の日程しか組めなかった。できればもう少しはゆとりを持ちたかったものだ。とはいえ、手術後一周年を祝う旅として大満足だった。
*この旅行記は個人で作成しているブログに掲載しているものをアップデートして掲載した。10年も経つと思い違いだったり、情報が古くなったりしていて...自らの理解をも更新するいい機会になった。
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Coast Fraser Tower
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