2024/08/26 - 2024/08/26
122位(同エリア415件中)
mickさん
1日休みができたので、どこかの日帰り温泉にでも行ってのんびりしようと思い、明石にちょうど良さそうな温泉施設を見つけたのですが、どこかついでに立ち寄れそうな場所がないか探し始めたところ、行ってみたい所をあちこち見つけてしまい、結局、ちょっとした小旅行のようになってしまいました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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大阪駅からJRで約40分で明石駅に到着です。早くも駅のホームから、明石城の姿が見えています。
明石駅 駅
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というわけで、まずは駅の目の前にある、明石城を訪れました。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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明石城には天守閣は無く、現在では二つの櫓(右側が巽櫓(たつみやぐら)、左側が坤櫓(ひつじさるやぐら))があるだけですが、それでも、それぞれの櫓は小さな城の天守に匹敵するような立派な建物で、さらに、二つの櫓を繋ぐ純白の城壁、高い石垣を含めた全体の姿は、天守閣など無くても何も問題ないと言わんばかりの圧倒的な存在感を示しています。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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少し移動して敷地内の庭園の方から眺めてみると、先程と比べて角度がわずかに変わっただけでも随分と印象が違って見えます。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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時刻が10時前になったところで、城の見物を一旦中断して、駅を挟んで反対側にある商店街、「魚の棚商店街」にやって来ました。というのは、やっぱり明石に来たからには名物の「明石焼」(地元では「玉子焼」と呼称する)を食べたいと思ったからです。お昼時には人気店は混雑が予想されるのと、明石焼は食べても昼食は昼食でしっかり食べたい、という思惑もあり、店が開店し始めるこの時間を狙ったというわけです。
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商店街の中は、明石焼の店はもちろん、「魚の棚」という名前のとおり、海産物を売る店も目立ちます。中途半端な時間帯だったせいか、人通りはそれほど多くありませんでした。
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訪れた店は、商店街の中にある「たこ磯」という人気店の別館で、こちらは商店街のメインの通りからは僅かに外れた場所にあり、イートインスペースという感じではなく、洒落た小料理屋のような雰囲気があります。
たこ磯 別館 グルメ・レストラン
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こちらの店では、普通の明石焼の他に、蛸の代わりに穴子を使った明石焼も販売されており、今回は蛸と穴子が5個ずつの「ハーフ」を注文しました。蛸の方は、弾力のある食感が心地良い、安定の美味しさですが、穴子の方も、ふわとろの生地と、穴子の香ばしさや旨味との相性が抜群で、味は穴子、食感は蛸、という感じでそれぞれの良さを楽しむことができました。
たこ磯 別館 グルメ・レストラン
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再び城の方に戻ってきました。石垣のすぐ近くから見上げると、やはり迫力がすごいです。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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2つの櫓が並んでいるので、写真を撮る角度によって、変化に富んだ絵面が生まれます。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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石垣の上まで登り切ったところにある展望台からの巽櫓の姿と付近の眺望です。遠くには海、そして、この距離でもその巨大さが実感できる、明石大橋の姿が見えます。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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明石城に天守閣はありませんが、天守閣を立てるための天守台は作られています。こちらは天守台から見た坤櫓です。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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再び石垣の下まで戻ってきました。明石城は、訪れる前の想像よりもはるかに迫力があって、他の城とは違った個性があり、非常に見ごたえのある城でした。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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城の周辺は、2つの野球場や陸上競技場なども備えた、巨大な公園になっています。さすがに訪れた時季は季節外れですが小さなバラ園などもあります。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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公園の片隅にある小さな池は、明石城の2つの櫓が水面に映って、合わせて4つの櫓を見られる穴場スポット、として紹介されていましたが、水面の広範囲が水草に覆われ、微妙な感じになってしまっていました。
明石公園 (明石城) 公園・植物園
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明石は子午線の町としても有名であり、せっかくなので子午線の標識を見に行くことにしました。城の東側から子午線標示柱の方へ向かう道は「時の道」と名付けられているようですが、名前のオシャレさとは裏腹に、アップダウンが続く、結構ハードな道のりです。
時の道 公園・植物園
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道中にはいくつかの歴史ある神社や寺、さらには教会も建っています。
上ノ丸教会 寺・神社・教会
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坂道のゴール付近にある立派な寺、月照寺です。
人麿山 月照寺 寺・神社・教会
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子午線標示柱に到着しました。標示柱自体はそれほど大きなものではなく、背後に見えている天文科学館の建物の方がインパクトがありますが、やはり子午線標示柱を見ると明石に来たということを実感できます。
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高台なので眺めも良く、天文科学館のプラネタリウムドームの向こうに海と明石大橋がきれいに見えます。
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坂を下りてきた所には「亀の水」と呼ばれる湧き水があり、歩き疲れた体を癒してくれます。
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明石焼で摂ったエネルギーは坂歩きで使い切ってしまった感じなので、予定通り昼食は昼食でしっかり食べることにします。明石の美味しい海産物の中でも、特に蛸、穴子、鯛が評判ですが、蛸と穴子は明石焼で食べたので、あとは鯛を食べたいと思い、ランチメニューの中に「鯛しゃぶ鍋定食」があり、口コミの評判も良さそうだった、「香の木」というお店を訪れました。
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鯛しゃぶ用の鯛の切身は、見た目の感じよりも意外と量があって、充分に満足感がありました。非常に上品な味で、臭みなどは全然無く、火の通し加減によって色々な食感が楽しめます。他にご飯と味噌汁、茶碗蒸しなども付いて1,600円というのはかなりお得感があります。他にも同じぐらいの値段で寿司などのセットもあり、お店自体は駅や商店街からはやや離れていますが、一流の板前さんが調理する明石の美味しい海産物をリーズナブルに食べられる、穴場的な名店かもしれません。
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昼食の後は明石駅に戻り、JRで大阪方面に1駅戻った朝霧駅で降りて、駅の目の前の大蔵海岸を訪れました。すでに海水浴シーズンは終わって遊泳禁止となっているようですが、それでも砂浜で遊ぶ人達の姿が見られます。目の前に見える巨大な明石大橋が、普通の海水浴場とはひと味違う風景を生み出しています。
大蔵海岸海水浴場 ビーチ
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そしてようやく、元々の目的地であった日帰り温泉「龍の湯」に到着しました。日頃の疲れを癒やすつもりが、旅の疲れを癒やすような格好になり、日頃の疲れまで癒やしきれたかどうかは分かりませんが、少なくとも、温泉にだけ入って残りの時間を持て余すよりもはるかに充実した1日になったということだけは間違いありません。
龍の湯 温泉
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