紅茶工場をリノベーションしたホテル「Heritance Tea Factory」で紅茶摘みetc.【スリランカ8泊10日 vol.6】

2024/07/17 - 2024/07/17

旅行6日目は、紅茶工場をリノベしたホテル「Heritance Tea Factory」でティーアクティビティを楽しんだ1日でした。午前中にサリーを着せてもらっての紅茶摘み体験と工場見学、ティーテイスティング、午後はハイティーを楽しみました。

※この旅行記は「ぼったくりスパイスガーデンに引っかかった！カンダラマからキャンディを通ってヌワラエリヤ紅茶ホテルへ【スリランカ8泊10日 vol.5】　https://4travel.jp/travelogue/11923762」のつづきです※

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『旅行の概要』
2024年7月、ジェフリーバワ建築のホテルにステイしてみたくて社会人の娘とふたりでスリランカに行って来ました。
「行ってみたいなスリランカ♪」と思ったきっかけはコロナ前の2019年にあり、それからいつか行こうと思っていたのが今回シンガポール航空のセールで実現しました～。（エコノミー往復でひとり86,000円程度）
もちろん往復ともにSIN乗り換えだけど、わざと長いトランジットにしてお初のジュエルに行ったりラウンジ三昧したりと楽しい行程でした。

が、しかし。
肝心のスリランカ滞在中は私が体調を崩したり、ガイド兼ドライバーがダメダメで途中で交代させたりと、なかなかハードな旅行に( ﾉД`)
今回はいろいろと。。思い通りに行かなかった事や「ちょっとハズレだったな。。」みたいな事が多く、旅行記に残す気が湧かないまま既に帰国してから2か月が経ってしまいましたので、細かい事はもう忘れかけていますが、やはり記録しておこうと思います～老後の自分が懐かしく読めたらいいな^^;

『エアとホテル』
　【7/12】17:05羽田発　23:05チャンギ着　シンガポール航空SQ633
　　　　　「Crowne Plaza Changi Airport」に1泊
　　　　　　https://www.ihg.com/crowneplaza/hotels/jp/ja/singapore/sincp/hoteldetail

　【7/13】22:20チャンギ発　23:35コロンボ着　シンガポール航空SQ468
　　　　　ネゴンボ「Belmont Boutique Hotel」に1泊
　　　　　https://maps.app.goo.gl/XLLwm4nHKcbaS1jJ7

　【7/14～7/16】
　　　　　ジェフリーバワ建築「Heritance Kandalama」に2泊
　　　　　http://www.heritancehotels.com/kandalama/

　【7/16～7/18】
　　　　　ヌワラエリヤ「Heritance Tea Factory」に2泊
　　　　　https://www.heritancehotels.com/teafactory/

　【7/18～7/20】
　　　　　ジェフリーバワ建築「Jetwing Lighthouse」に2泊
　　　　　http://www.jetwinghotels.com/jetwinglighthouse/

　【7/21】00:50コロンボ発　07:20チャンギ着　シンガポール航空SQ469
　　　　　13:55チャンギ発　21:50羽田着　シンガポール航空SQ634

エリア ヌワラエリヤ(スリランカ)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

※この旅行記は「ぼったくりスパイスガーデンに引っかかった！カンダラマからキャンディを通ってヌワラエリヤ紅茶ホテルへ【スリランカ8泊10日 vol.5】　https://4travel.jp/travelogue/11923762」のつづきです※

強風がびゅーびゅーと吹いていた夜が明け、朝になりました。ひきつづきお天気はあまり良くなく、今にも雨が降りそう。。9時からの紅茶摘み体験まで降らないでおくれ～と。
晴れていればもっと良かったでしょうが、紅茶畑に囲まれたホテル客室から見る景色にはテンションあがりました♪　

ヘリタンス ティー ファクトリー ホテル

朝食は、前晩ディナーと同じ「Kenmare Restaurant」でbuffet
https://www.heritancehotels.com/teafactory/dining/kenmare-restaurant.html

レストラン入り口前にあったディスプレイ
ミルクティーの上にセッティングした綿あめを溶かしてポタポタ、という映え～なモノも提供してるんだね～

極力スパイスを避けた食事を心がけました(笑)

おそらく前晩は、若干熱があったと思う。微熱程度だとは思うけど。体温計は持ってたけど、熱があるって知るとくじけて急に病人になっちゃいそうだったからわざと測らなかった。身体が必死に抵抗している時の熱ってあるじゃないですか、そんな感じ。朝になったら少しスッキリしてたので良かったです。

ライブキッチンの「ドーサ」が美味しそうで、ミニサイズで作ってもらった。
でも、ひと口食べて娘に。　
（ドーサのせいではないですｗ私の舌のせい）

レストラン内の装飾も、紅茶工場時代に使っていたものを使ってるのね。
buffet台も茶葉を入れていた木箱なんですね。

パンの台もファクトリーチックに

窓際のお席で食べてると、窓から若干の冷気が。寒そうな空です。

朝食を終えてお部屋に戻り、アクティビティの身支度。
窓から見えるガーデンとその向こうに茶畑、右の英国風の建物が小さな紅茶工場。

「Mini Tea Factory」
https://www.heritancehotels.com/teafactory/experiences/the-mini-tea-factory.html

9時から、紅茶摘みと工場見学・ティーテイスティングが始まりました。
まずは工場の小部屋で、ひとりずつサリーを着せてもらいました。

小部屋には紅茶パッケージのストックがたくさん。
ホテルで販売している紅茶はここで製造しているようです。わたし達も翌日ショップでたくさん買いました。値段もリーズナブル。

外へ出て紅茶摘み体験開始～
ちゃんとカゴも背負ってスリランカスタイルで。
雨は降らなかったけど風が強くて～なかなかハードな茶摘みでした。
写真で双葉を持っていますが、一番ベストなのは双葉の間から小さな新芽が出ている状態を摘むのが良いんですって。その小さな新芽だけが最高ランクの紅茶「Silver Tips」になるんだそうです。

https://www.heritancehotels.com/teafactory/experiences/tea-plucking.html

まわりの紅茶畑を写真に撮ったり自分たちを撮ったりして、茶摘みがはかどらない私たちでした(笑)

紅茶畑から見たホテル建物

ヘリタンス ティー ファクトリー ホテル

向こうの方までつづく山々
「あぁ～来てみたかったヌワラエリヤに自分が来てるぅ～」とちょっと感動。

茶摘みタイムが終わり、工場見学。工場と言うより工房と言った方がふさわしい感じの規模でしたが、そのこじんまり感もなかなか良かったです。
写真に写っている女性が茶摘みからずっと案内してくれたスタッフです。ゆっくりとした英語でしゃべってくれて分かりやすかったです。
https://www.heritancehotels.com/teafactory/experiences/the-mini-tea-factory.html

乾燥させた茶葉を、その大きさにより振り落として仕分ける機械。
私たちが摘んだ茶葉も、乾燥させる機械にバーッと入れたんですよ～

（旅行前に読んだブログで「自分が摘んだ茶葉を紅茶にしてプレゼントしてくれる」とあったような気がするんですが、そのような案内はなかったなぁ。それに、そんなにたくさん摘めなかったので。。あれでまともな紅茶になるとは思えないし、謎）

他の皆さん、あまり写真を撮らないので私もちょっと遠慮しちゃった。カシャカシャ煩わしいかなと。
これは工場の小さな窓からの風景。イギリスの田舎にホームステイしているみたいな風景だね～

工場見学を終えてホテルにもどり、ティーテイスティングへ。
こうやって建物外観を見ると工場のままのようにも見えて、ホテルだというのが不思議な気分。
わたし達のお部屋は、上階のあの端っこのお部屋でした。

ティーテイスティングはこんな感じでひとり4種ずつ用意されてました。
今回初めて「紅茶をずず～っと音を立ててすすって味見してから飲まずに口から出す」というのを体験。面白かった～　（テーブル脇にスタンド式ペールが用意されてます）
https://www.heritancehotels.com/teafactory/experiences/tea-tasting.html

テイスティングはロビー階奥の一角で。紅茶の歴史やネーミングの由来など（オレンジペコのペコって中国語由来なんですってね～）かなり詳しい説明がありました。
ただ、わたしの英語力が低いのでだんだん「聞くチカラ」が疲れちゃってあまり覚えてないｗ

ロビーには工場時代の写真やその歴史などが紹介されています。

こちらはロビーに置かれてた茶葉の量り。

紅茶摘み体験とティーテイスティングの両方で所要時間は2時間ほど、料金は紅茶摘みが12USドル・ティーテイスティングが22USドルでした（2024年7月現在）
こちらのホテルに宿泊されるなら是非おすすめ。

アクティビティは他にもいろいろありHPに載っています。
https://www.heritancehotels.com/teafactory/experiences.html
各アクティビティの値段についてはHPには記載がありませんが、メールで問い合わせするとすぐに返答が来てそのまま予約もすんなり済み、ノンストレスでした。

ヘリタンス ティー ファクトリー ホテル

アクティビティを終えて11時ごろにお部屋に戻ると、お掃除が済んでいてベッド上には象さんのタオルアート。
そして、お部屋にはセラミックヒーターが置かれていてお部屋がとても暖まっていた♪　実は朝食を終えてお部屋に戻る際に、スタッフさんに「調子はどう？昨晩はよく眠れたか？」と声をかけられ、「実は体調が悪くて。。それにお部屋がとても寒いですぅ～」と答えていたんですよ。そしたらこんな風にヒーターを設置してくれて、本当にあったかいスタッフさんたちでした。
それに加えて私が「喉がすごーく痛くて辛いんだけど、トローチとかないよね？」と言った事に対して「トローチや薬はないんだけど。。」と言いながらレストランから塩を持って来て「お部屋に持って行ってこれでうがいするといいよ♪」と塩ボトルを渡してくれた～心遣いがやさしい～( *´艸｀)　
塩水でうがいだなんて。。子供の頃を思い出すわ～（ｼﾞｪﾈﾚｰｼｮﾝ笑)　この後から、お湯に塩を溶かして狂ったようにうがいしてたらｗなんだかとっても楽になってきたんですよ。結局この後は熱も上がってこなかったし。

ドライバーの件で気持ちがクサクサしてたスリランカ旅行前半でしたが、このホテルのおかげで気持ちも体調も回復の兆しが見えてきました♪

紅茶を淹れてしばしお部屋で休憩タイム
お天気よくないけど、ヌワラエリヤの山々に囲まれた景色は素晴らしかったです。

雨というよりは濃霧という感じですかね～山の上だし。
アクティビティの時間だけはお天気がもった感じでした。ラッキーでした～
ちなみに、この時期はティーアクティビティをするなら午前中がおすすめですって。午後からはだいたい風が強くなってお天気崩れる事が多いからって。（わたし達の時も風は強かったんですけどね、雨は免れたんで良かった）

ソファでまったりしたりベッドに横になったりしながら、暖かいお部屋で休息できました。

さて、そろそろ予約してあるハイティーの時間。

ハイティーは1階のラウンジバー「Hethersett Bar」で。
https://www.heritancehotels.com/teafactory/dining/hethersett-bar.html

お天気が良ければHPの画像の様にお外のテラスで楽しめるのかと思いきや、ヌワラエリヤがこんなに寒いとはね～
https://www.heritancehotels.com/teafactory/experiences/high-tea-at-tea-factory.html

「Hethersett Bar」からも景色は良いですよ。

こちらが「Hethersett High Tea」なんですが。。量がすごかった。。ひとり分をシェアするので充分だったよ～
（Hethersett はここが工場だった時の名前だそう）

ほんのりスパイスが効いたスリランカ風？ドーナツやサモサのようなもの、お味は良いのですがひとりひとつで充分なんですよね～

サンドイッチもデカいしｗ
中段、ケーキのスポンジがカラフル過ぎて若干ヒキましたがｗ食べてみるとしっとりとしてて美味しかったです～
全然食べきれないので、半分くらいボックスに入れてもらいお部屋に持ち帰りました。
（ハイティーはひとり25USドル）

ハイティーを終えてお部屋に戻った頃には雨が強くなってきて雲も厚くどんより。予定では、ハイティーの後はホテル周りを散策しようかと思ってたのですがやめました。

向こうの方も霞んでます

なので夕飯の時間までお部屋でまったり。暮れていく景色を眺めながらネットしたりしてました。わたしは時折り狂ったように塩水でうがいして。。(笑)　今思い返すと、この休息時間が身体の回復にはとても良かったと思う。お部屋もあったかかったし♪

なかなか空腹感が来なかったのですが、20時半ごろディナーへ。

この日のディナーは前日にメニューを見て気になっていた、紅茶を使ったお料理のセットメニュー「James Tayler tea-based set menu」にしてみました。

ジェームステイラーは「セイロンティーの父」と言われているスコットランド人だそう。
https://spiceup.lk/loolecondera/

「James Tayler tea-based set menu」は前菜とスープを2種から、メインを3種から、デザートを4種から選択できます。ひとり35USドル。内容から考えてとてもお安いかと。

前菜
「Spinach,cream cheese,and organic TEA salsa hinted pancake served with mushroom cream」

ほうれん草でやわらかく巻かれたクリームチーズがとても美味しかった～
それに、思いのほか繊細な盛り付けで気分が上がりました♪（前日のディナー時は具合も悪く、やっとスープをいただいた状態だったので何よりも食事を楽しめる事が嬉しかった）

スープ
「Puree of centella with TEA ravioli」
セリ科のcentellaのスープに紅茶のラビオリが入っていてこれも美味でした～

メインの前にお口直しのソルベ

メイン
「Duo of green TEA marinated slow cooked beef scallops and pure ceylon TEA hinted grilled chicken kebab accompanied natural ceylon ginger TEA koththu and young vegetables served with minted tomato chutney and curry cream」

メニュー長すぎるけどｗ
薄切り牛肉の衣焼きみたいなのとチキン串、コットゥなどなど
これはあまりTEAを感じなかった気がｗ
（コットゥとはスリランカの定番料理で、細切りにしたロティとお野菜などをいためた家庭料理）

これも量が多くてね～牛肉は2枚もあるし。。半分くらいしか食べられなかったよ。（味は悪くないです！）娘もそんな感じでなかなか食が進まないところ、周りにはゲストだーれも居なくなってた（またかｗ）　ま、食事を始めた時間も遅かったしね。

申し訳なかったけどギブアップしたメインのお皿を下げてもらい、デザート。
「Organic rhubarb crumble tart served with Green TEA ice cream & custard sauce」
デザートは別腹、美味しかったので食べられました(^^)

じつは最後にチーズ盛り合わせ「Nuwara Eliya gouda cheese plater」がメニューにあったのですが、私たちの様子を見てたスタッフは「チーズは後でお部屋にお持ちしましょうか？」と言ってくれました。気が利く～

ディナーのお会計チェックを済ませると、スタッフさんが「外に列車のレストランがあるの知ってる？案内しましょうか？」と声をかけてくれて。
ホテル敷地内（メインダイニングから渡り廊下で繋がってます）に、かつて紅茶列車で使っていた車両を改装した「TCK6685」というレストランがあるんです。ここはディナーのみの営業で、コース料理ひとり130USドルだというのは旅行前に調べ済みで気になってはいたものの、値段がけっこうお高いし予定がどうなるか分からないし～と予約せずにいていざ旅行中は存在を忘れてたｗ　案内してもらえてラッキーでした。

この看板も、実際にかつて使われていた駅名標なんですと。スリランカで最も標高が高い場所、なのかな？

TCK 6685 地元の料理

なんとも郷愁ただよう車両内
食事は1日4組限定だそうです

ディナーの際は、車掌に扮したスタッフがサーブしてくれるんだとか。

TCK 6685 地元の料理

車両内には往時の写真がたくさんあって、見ていると当時の方々の様子が想像できてなんだか涙がじわっと来るような　←なんの所縁もないですがｗ

スタッフさんが写真を撮ってくれましたよ～。スタッフさんとも一緒に撮って、よいひとときでした。

「TCK6685」について、こちらのブログが詳しいので紹介させていただきます：https://mainichigaharu.hatenablog.com/entry/69675661　
記事内の写真がすごくキレイ～晴れてるとこんなに違うんだね！

TCK 6685 地元の料理

ロビーで少しうろうろしてからお部屋へ戻りました。
この日はこれでおしまい。

翌日はチェックアウトの12時までゆっくり過ごし、新しいドライバーの車でGalle（ガレ）方面へ。途中のEllaでナインアーチブリッジに寄り道します。

【スリランカ8泊10日 vol.7】につづく