2024/07/15 - 2024/07/15
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emi_uさん
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この旅行記スケジュールを元に
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
相模湖周辺での滞在時間は、9時から14時の約5時間。
主なイベントは以下の通りです。
ダム&発電所見学(約75分)
相模湖遊覧(約50分)
ダムカレー
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コロナ禍を経て5年ぶりの開催となった相模湖ダム祭に行ってきた
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車に初めて見る虫がとまってた
どうやらこれがカゲロウのようで -
無料駐車場となっている与瀬グラウンドに車をとめる
相模湖公園などの駐車場は有料なのでここにしてみたが、少なくともこの日は満車にはなったタイミングはなかったと見える
相模湖を眺めながら坂を下って、まずは案内所へ -
マンホールの蓋も相模ダムと相模湖
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カラーバージョンもある
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案内所は相模湖公園にあり、スタンプラリーの商品の交換もこちらで
遊覧船の第1便が10:30ということで迷ったものの、
やはり外せないダム見学が10時に受付開始だったので、素直に早い方へ向かった
相模湖公園から歩くこと約10分県立相模湖公園 公園・植物園
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さて、やってきました、相模ダム!
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人が集まったので、9:45に第一陣出発
相模ダム 名所・史跡
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相模ダムは相模川水系
その水源は富士山であり、忍野八海などに湧き出し、山梨県内では桂川と呼ばれ、神奈川県に入ると相模川になる -
今年の梅雨は雨が多い印象がなかったものの、現在貯水率は86%程度と、この時期としては十分で、この夏は神奈川県では水不足の心配はないようだ
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築井大橋を渡る
後述の相模湖大橋ができるまでは、一般的にここを利用していた
ちなみに先クールのドラマ「Believe-君にかける橋-」で主演・木村拓哉さんが手錠を外して逃走するシーンはここで撮影されたもの -
あちら側、堤体の右岸から走ってきて、
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この欄干の切れ目を飛び越える
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ただ、飛び越えた先は着地するところがないので、確かにドラマでも飛び越えた後、向こう側に着地するカットはない
で、山を抜けた先は海という展開だったので、その後は山に囲まれた当地とは全く別の場所での撮影となる -
右手に写るコンクリート、このちょうど銘板を配すようなくぼみには、ドラマでは「姫野川橋」の名
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橋名板「築井大橋」は若干アンバランスにも見えるのは、当時の小学生が1文字ずつ違う人が書いているのだそうだ
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このダムは昭和22年に完成したご老体
令和2年~令和11年の予定で浚渫(しゅんせつ)を進めている -
そしてこの後見るエアレーションの説明
アオコの発生を抑制するための設備
アオコガ繁殖すると、ニオイの発生とともに、水道水にするための浄水処理にも負担がかかる
水中に沈めた機械から空気を送ることで水を攪拌し、底の方の冷たい水を上に送って表面近くの水温を下げるとともに、アオコを水中に沈めて繁殖を防ぐ -
湖側に見えるのは相模湖大橋
かながわの橋100選にも選ばれている
昭和46年完成、長さ135mのアーチ橋
この橋の下にも、よく見るとエアレーションの泡が出ている相模湖大橋 名所・史跡
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湖側の下を覗き込むと、ローラーゲートが見える
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1枚60tあるこのゲートを開ける際には、
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コンクリートの支柱の上部から写真左下に向かって伸びるワイヤーロープによって吊り上げる
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ワイヤーロープはこの扉の先へ
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ここにつながっている
ワイヤーロープウインチ式
ゲート1門につき1台がつながっていて、ワイヤーロープ1本で吊り上げる -
下流側を覗くとこんな感じ
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その先には相模発電所
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発電所の向かって右上には変電施設もある
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湖側に見えるフックは流木の回収などに使われる
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右岸の端には取水口
発電所へ水を送る入口であり、HPによるとこのゲート2門はダムカードに記載されているゲート数には含まれていない、とのこと
ではダムカードに記載されているスルースゲート1門はどれだったのか・・・聞けばよかった -
これが取水口用の原動機かな?
流芥(りゅうかい)ゲートと記載されているが、それが取水口のケートのことなのか?? -
その取水口の脇に流木などの置き場がある
例のフックを使ってここまで運んでくるんだな -
「相模湖」の銘板も歴史を感じさせる
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堤体を渡り終えた
しつこいが、前出のドラマではこの辺に車を停めていた -
あちらから車、走ってきたな~
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さて、ここからは普段入れない発電所側へ入っていく
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写真中央やや下、堤体の下の方に開いた黒い穴を覗きに行く
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この穴は監査廊
やや足場の悪いところを下りていくので、足元に不安のある方は上で待っているもよし -
年間通して14℃程度であるため、この季節は冷気が心地よい
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ここには地震計やダムの歪みを計測するなど重要な計器があり、大勢が入ることで故障や異常を引き起こさないよう、この見学で入ることはできない
近年のダムではこうした監査廊を見学できるところもあるが、如何せん古いダム故、狭くて通りにくいなど、見学を想定したようなつくりにはなっていない
ただ、相模湖交流センターでは監査廊内部を紹介する動画を見ることができた -
監査廊から上に戻ると、目の前に堤体!
このエリアは普段は立入禁止のため、この堤体は普段はこうして下流側からはなかなか見られない -
唯一、写真中央の向こうの山から覗く住宅の前の道路が、普段このダムを下流から望むビュースポットだそうだ
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というわけで、至近距離からこの洪水吐を見られる貴重な機会
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これは平成19年9月7日の台風の際の様子
もうピーク時はゲートはフルオープンで流入した分をそのまま流す状態
流出量は毎秒約2,100?にもなる -
現在ダムはリニューアル事業の真っ只中
概算事業費420億円、期間は令和元年度~24年度という長期事業だ
昭和22年の竣工から70年以上が経過し、放流設備も老朽化しており、これをリニューアルする -
一方で、水道水の提供などの機能を維持しながらの工事にすべく、現在使用しているローラーゲートの下流側に隣接させるようにラジアルゲートを設置したうえで、ローラーゲートを撤去するといった工夫をした工事となる
調査などを終え、令和6年にはまずは減勢工周辺などから、目に見える工事に着手する予定のようだ -
この雄姿を見られるのもあと数年ということになるのだろう
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さて、我々が見学していた横にはトロッコのようなものが
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レールは発電所へと続いている
ので、続きは後ほど
ここまでダム見学、約45分 -
変電施設を横目に、ここからは相模発電所の見学へと流れ込んでいく
ひときわ高い鉄塔は、相模ダムリニューアル工事に伴い新しく建った送電鉄塔 -
ここからは地上40m程度、ビル10階以上にはなるであろう階段があるので、覚悟の上で参加(もちろん事前に告知してくれる)
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こんな感じで、先ほど堤頂から下流に見えた発電所へと下りていく
行きはよいよい帰りは恐い・・・ -
ダムビューはとてもよい
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さらに下まで降りると、向かって左端のゲートは見えないものの、減勢工辺りまでを望む
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上で見たレールはここにつながっており、
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その先には荷台のようなもの
1機81tあるタービンの点検時などに、それを搬出する際に使用する -
これもかなり年季が入っているように見えるが、現役だ
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相模川水系の施設一覧
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相模発電所では、相模湖の水を利用して発電している
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立軸フランシスの水車で、立軸三相同期
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発電所も昭和20年2月に運転を開始しており、昭和61年から平成元年にかけて大規模改造事業を実施
銘板には戦時中に製造された旧発電機の製造年が、西暦ではなく皇紀で記されている -
皇紀2600年は昭和15年にあたり、ゼロ戦の名はこの年に軍に採用されたことに由来すると言われる
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現在活躍する2台はこちら
この日動いていたのは手前の1機 -
地下へ降りて、発電機見学
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これから見るのはこの図の中央付近にあたる
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オレンジの囲いの中、轟音で回転している
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この下には・・・
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コイルと水車がある
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これがあの中に入っている回転子
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こちらは昭和61年からの改造事業の際に、新しい水車を設置する様子
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この設備を使って、相模発電所では3万4000世帯分に相当する発電をしている
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配電盤室は撮影禁止
このダムの頭脳だ
遠隔で24時間の制御が可能
と、発電所の見学は約30分で終了 -
長い階段を昇って戻ってくると、後続の見学も続々
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相模湖公園に戻ってきた
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相模湖公園に戻ってきた目的はこちら!
「遊覧船での湖上学習」
ちなみに鼻先の吹き出しをつけたところから、潮を吹くように水を出せる -
定員80名のくじら丸
この日は定員までには入れれば無料で楽しめる
11時過ぎに行って11時半の船に乗れたが、ほぼ満席ではあったようだ -
2階席に乗り込んで、出発!
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相模湖に乗り出していく
まずはダムの反対側、上流の方へ -
ダムで学習したエアレーションのぶくぶくが見える
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水中にこれが設置されているそうだ
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全部で8か所
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ほぼ木に埋もれているが、中央に写る建屋が第2通気所
ここから空気を送る -
釣り船が係留されている
釣りをしている人もボツボツ見える -
勝瀬橋が見える
2006年に架け替えられた3代目
こちらもかながわの橋100選に入っている
この辺でUターン -
振り返ると遊覧船乗り場と、山の上には相模湖プレジャーフォレストが見える
ダム湖である相模湖ができて70年以上
人造湖に名前を付けたのは初めてだっだ
堆砂が進み、かつては水深45mあったのに1~2m程度しかないところもあるそうだ -
中央自動車道の手前に新しい橋を架けているようだ
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乗り場の対岸には木に埋もれた建物がある
キャンプ場の跡
たぶん船で渡ってた?みたい -
あと、しめ縄
昔は道祖神があったところなのだとか -
ちょっと飛び出たところに廃墟のようなビル
相模湖は1964年の東京五輪でカヌー競技の会場となった
その時の審判台だとのことで
相模湖漕艇場は今でもカヌーやボート競技の会場となっている -
後ろに回ったときによく見えたが、岸からは完全に離れて島になっている
昔は岸とつながっていたといってたが、崩落したのか?
橋でもあったのか?? -
その先には嵐山橋
これまたかながわの橋100選
この他、勝瀬橋よりさらに上流の日連大橋も100選に入っている
嵐山橋は日本で初めてドイツ・ディビダーク社の設計で1959年に完成
何がすごいのかはよくわからないが、その工法だと橋の下に支保工を組まずに建設でき、以降のコンクリート長大橋の主流となったようだ -
右手には嵐山洞門
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相模湖大橋まで下ってきた
ここで折り返し -
乗り場まで戻ってきた
ここから見える大きなビルはアトリエヨシノ本社
バレエ衣装を制作しており、この後行く相模湖交流センターでも衣装の展示をしていた相模湖一周遊覧船(勝瀬観光) 乗り物
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約50分の周遊終了
ありがとう、くじら丸!相模湖一周遊覧船(振興ボート) 乗り物
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相模湖公園にはモニュメントがある
この脇に今日は露店も出ている
(価格がけっこう良心的) -
これらは、相模発電所の初代の発電機の一部
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手前から、励磁機・ブラケット、水車ランナー、発電機固定子、(隠れてしまっているが)入口弁の本体、発電機主・回転子
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一番奥の回転子の向こうには展望台があり、相模湖を見渡す
そこにも説明板がある -
次は相模湖交流センター
資料の展示や、前述の監査廊紹介などの動画を上映している -
そして最大の目的はこちら、ダムカレー(500円)!
さすがにダム祭だけあって、列ができていた
12時半前から20分ほどの待ち時間
これより遅いと、この後品切れになっていたのでご覚悟を
重力式コンクリートダムのご飯の向こうのカレーには、あゆをイメージした煮干し、流木をイメージしたじゃがりこが浮かぶ相模湖記念館 美術館・博物館
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最後に相模湖公園に戻ってくると、ダムエレキくんに遭遇!
彼は神奈川県企業庁ダム・発電キャラクター
ペットは川魚だが、ブラックバスはペットではないらしい
戻ってきた目的は、スタンプラリーの景品交換
はずれなし、タオルをもらって帰ってきた
かなりコスパよし、学びのある1日でした!
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