202407 初めての鹿児島旅ですが大雨で…ね、の旅　【2日目】

2024/07/13 - 2024/07/15

2日目は前日よりは雨の降り方も穏やかかな？と思ったのですが、とんでもない。予定の半分は観光できるかなぁ。

エリア 鹿児島市(鹿児島)

おはようございます。2日目の朝、雨が降っています。

今日も天気が良くないので、どうせ天気が悪いなら早めに雨宿りもできる観光地へ行こうというということになり8時半にはホテルをチェックアウトしました。

まずはじめに旧鹿児島紡績所技師館(異人館)に行きました。

通常は大人1人200円の入館料を支払うのですが、7/14日は県民の日ということで入館料無料で見学することができました。

日本初の西洋式紡績工場の操業を指導するために英国から招かれた技士のたちの宿舎です。

正面から

館内

左：外側の廊下、一周できます
右：中央の廊下、左右に部屋があります

中央廊下の先の出窓からは、晴れていれば桜島がよく見えます。

雨が一旦あがったので移動します。

異人館からすぐそばのスターバックスコーヒー 鹿児島仙巌園店にやってきました。
登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションしたリージョナル ランドマーク ストアになっています。

店内入口のブラックボード

2階店内

大好きなフラペチーノをゆっくりと頂いているとまた雨が降ってきたので落ち着くのを待ちましょう。

雨が小降りになったので歩いて仙巌園にやってきました。

旧集成館反射炉跡
仙巌園内にある世界遺産。鉄などの金属類を溶かして大砲を作る溶解炉になります。

旧集成館反射炉跡

手入れされたお庭

錫門
朱色の門と錫で葺いた瓦。かつては、当主と嫡男のみしか通ることが許されていなかったそうです。

御殿
島津家別邸外観。

忠重の部屋
御殿入ってすぐ右の部屋。30代忠重が12歳まで過ごした部屋だそうです。

釘隠しの数々。オットさんは全部の釘隠しを見つけると言って気合い入ってました。

上段：大名家の女性が乗る動く御殿とも言われる駕籠(かご)
下段：長く続く廊下や玄関の名残り

薩摩焼蓋付壷
29代忠義がロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世の戴冠式の時に送った薩摩焼の複製。豪華絢爛で魅了される壷でした。

ご年配の夫婦。仲睦まじいところがとても素敵だなと思ったので後ろから失礼します、パシャリ。

中庭
池の中には八角形のくぼみ。風水では八角形は縁起物とされていて影響を受けているそう。

よく手入れされたお庭

謁見の間
二間続きで来客への応接に使用された部屋。廊下も畳敷きなので、一度にたくさんの人と会うことがてきたそうです。

欄間が凝っていたのでズームでパシャリ。

御居間
現代で言うところの執務室ですね。部屋から外を見ると桜島がよく見えるようです。机から目を離し外を見ると絶景が見られるなんて最高のロケーションですね。

こちらは化粧の間
島津家29代忠義が着替えたり髪を結ったりする部屋。天井が矢羽根状になっているのは立体感と奥行きを感じさせる工夫をしているそうです。

御寝所(寝室)

御湯殿(お風呂)
お風呂と寝室は廊下を挟んで反対側にありました。冬場は湯冷めしないようにかな？見当違いだったらスンマソン。

披露の間
島津家への贈り物が届いた際に、お披露目が行われた部屋だそうです。また、丸テーブルと椅子は昭和天皇香淳皇后が行幸啓された時に使用されたものだそうです。

別の角度から中庭

ガス灯跡

晴れていれば桜島が見える絶景だったのに…残念

望嶽楼

池川から御殿の眺め

高升

石階段
大河ドラマは観ないので分からないのですが、西郷どんのロケ地だったそうです。

また雨が強く振り始めたし小腹が空いたので両棒餅屋に寄ってみました。

両棒餅のドリンクセット。あたたかいお餅がとっても美味しかったです！

昨日も雨、今日も雨、たぶん明日も雨。明日は最終日でバタバタするのも嫌なので、どうせ毎日雨なら今回の旅で行きたかったところに今から行ってしまおうということで、仙巌園から約1時間ちょっとのドライブ。

曽木の滝にやってきました。東洋のナイアガラと言われているそうですが、今日は大雨で増水しているので滝には見えない…

濁流

このポジからは若干滝に見えますね。

曽木の滝
増水していたのでダイナミックな滝が見られました。

滝を見終わりました。既に洋服がびしょびしょなのでこの際なのでもう少し見て回ります。途中の側溝からは噴水のように雨水が吹き出しています。

ちょっと神秘的

曽木発電所(ヘッドタンク・導水路跡)
石積みのヘッドタンクと導水路が残されています。

どうにもこうにも雨は止まず、でも今回はどうしても曽木発電所遺構に行きたかったので曽木の滝から車で数分の場所にある駐車場までやってきました。

あまりの雨の酷さにオットさんは車で待機しているというので、私一人で大雨の中行ってきました。

遊歩道はくるぶしまで雨水が溜まっていたのですが、スポーツサンダルを履いていたおかげでズボズボ雨水に入りながらも先へ先へと進むことができました。

ひたすら遊歩道を進みます。

曽木発電所遺構
やっとご対面～♡
曽木発電所遺構は川内川の中流にある曽木の滝から約1.5キロ下流にあります。洪水に備えて貯水位を下げる5月～9月にかけて発電所が顔を出します。
東西に横43m、奥行き20m、高さ19m、総面積220.7m²、2階建て(一部3階建て)のレンガ造りの建物になります。

令和3年7月の豪雨災害で建物の一部が倒壊してしまいました。建物の後ろの茶色い鉄板は、復旧工事時の大型クレーンの足場です。
豪雨が再度襲ってくると、もしかしたらこの遺構もあと数年で消滅してしまうかもしれません。そうならないように祈るばかりです。

このあとしばらくして車に戻ると雨足が弱まってきました。
せっかくここまで来たならと小雨になった隙にオットさんも遺構見学に行ってました。

曽木発電所遺構を見ることができ満足したのかお腹が空いてきました。もうおやつの時間になろうかという時間にざぼんラーメンで遅めの昼食です。
オットさんが言うには、鹿児島では有名な？御当地？ラーメンなんだそうですね。

ざぼんラーメン
とんこつスープにキャベツ、もやし、チャーシューなどの具材たっぷりのラーメン。味も私好みでおいしかった～。

お腹も満たしたところで今日泊まるホテルへ向かってる途中また大雨に。ワイパーMAXにしても追っつかねーよー！だってこの車のフロントガラスが油膜びっしりでワイパーかけても意味無いんだもん！！

桜島周辺は一時的に線状降水帯になり、一気に大雨になり速度を落としてゆっくり運転。垂水市に入りやっと雨も小降りになり、本日泊まるホテル、フェアフィールド バイ マリオット 鹿児島たるみず桜島に到着です。

フェアフィールドバイマリオットは道の駅に近接するホテルになっています。

ロビーラウンジ
チェックイン後、ラウンジの使い方を教えてもらっていたら、なんと日が差してきました。

コーヒーメーカーやお茶類、インスタントみそ汁、レンジ、氷、紙皿、使い捨てのフォーク、ナイフ、スプーンなどが揃っているので道の駅で買ってきたものや持ち込んだものを温めたりして食事をとることができます。

部屋前の廊下

今回の部屋は一応桜島側です。しかし桜島は正面ではなく窓から右の方を覗くと見えます。

シャワー室

トイレ

食料調達に道の駅や隣接する海鮮よかもん市場へ歩いている途中、雨上がりの虹が出ていました。

海鮮よかもん市場は夕方には海鮮弁当らしきものは全くなかったのですぐに出てきました。

なので道の駅たるみずはまびらへ。

こちらは野菜や果物、お土産などが売っていました。こちらも蛍の光の音楽が流れていて、あと少し遅ければお店を見ることもできませんでした。

地元のフルーツも売ってる～。美味しそう(*^^*)

今回は左の地元のシャインマスカットとハウスみかんを購入しました。これを今日の夕飯としよう(笑)

道の駅からホテルに戻る途中、あれ？桜島の頭から黒い煙？？噴火したの？？？なんだろう…

堤防に行って撮ってみた。噴煙だぁ～。
ド～ンとか音がしなかったから気づかなかった。

部屋に戻り目の前の錦江湾から薩摩半島を見ています。波は穏やかでさっきまで大雨が降っていたとは思えない静けさ。
早起きしたので、これからゆっくり休もうと思います。



ここまでお読みいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• 横浜臨海公園さん 2024/07/25 10:04:10

  生憎の大雨

  チャッピーさま、おはようございます。
  
  旅行記を篤と拝見させて頂きました。
  鹿児島回遊、大雨で大変でしたね！
  曽木発電所遺構は、３８年前に訪れたことがございましたが、当時は現在のごとく半埋没状態ではなく、割と原型を残した姿を見せておりましたが、平成４年（１９９２年）７
  月の鹿児島大水害の被害で背面の土砂崩れで、現在の姿になってしまい復元が思うようになっていないのが残念です。
  
  
  横浜臨海公園

  チャッピーさん からの返信 2024/07/25 11:47:07

  Re: 生憎の大雨

  横浜臨海公園さん
  
  こんにちは。
  既に38年前に行かれていたとは！！
  私がこの遺構を知ったのは数年前なので現在の姿しか知らないのですが、当時はほぼ原型の姿だったのですね。私も原型を見てみたかったなぁ。
  
  今はまだ残存部分がありますが、形あるものはいつか無くなる、そう考えると何だか悲しく切なくなりますね。