2024/07/03 - 2024/07/09
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落陽さん
2020年夏に実現するはずがコロナのために飛行機も宿もキャンセルされたチェンマイ旅行を、4年を経てようやく実現。メンバーは同じ職場で現役時代の一時期を過ごしたことのある先輩と同僚の計4人ですが、一番若いヤツが旅行中に古希を迎えるという、お爺ちゃん4人組です。
旅行の話がまとまったのは毎年恒例の呑み会の席で、私が毎年のようにチェンマイに行っている事に興味を持ったメンバーに「だったら、行ってみる?」と声を掛けたのがキッカケになりました。
私だけが家内と一緒に短期滞在中のチェンマイに、後から3人が一緒にやって来て約1週間遊ぼうと言う計画です。もちろん私の家内の了解を取った上ですが、お爺ちゃん4人でのチェンマイ旅がスタートしました。
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最初の日の夕食はナイトバザールの近くにある中華料理の店、チアトンヘン(謝東興)。ビール会社のキャンギャル2人と店の女性スタッフにイジられながら最後には紹興酒を1本開けて、賑やかな会食になりました。
3人組は私と同様にシンガポールのチャンギ空港で乗り継ぎしてチェンマイに来ましたが、間違ってインドのチェンナイ行きの搭乗ゲートで待っていて、危うくチェンマイ行きに乗りそこねるところだったとか。肌の色の黒い人が増えてきて、何となく違和感を覚えて近くの人に確認して間違いに気付き、大慌てでターミナルを移動してコトなきを得たようです。
空港の乗り継ぎ案内に表示されるよく似たスペルの小さな文字、CHIANGMAIとCHENNAIでは、お爺ちゃんの視力では間違っても仕方ありません。 -
翌日は3人をランナーゴルフ場に案内。ここは宿から車で10分と近くて便利です。私は3年前に脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアを併発して以来、ゴルフを遠慮しています。
サマープロモーション(10月末まで)実施中でグリーンフィー、キャディーフィーそしてカートがついて1250バーツ。キャディーさんへのチップが300バーツですね。
チェンマイには車で30~60分の郊外まで行けば立派なゴルフ場が幾つもありますが、旅行社を通して予約すると4~5千バーツは必要なので、お爺ちゃんの遊びには贅沢です。 -
旅の6日目にもゴルフを案内しました。ジムカーナークラブでここは1898年にオープンしたゴルフ場で、アジアでは2番目に古く、六甲山にある日本最古のゴルフ場の神戸ゴルフ倶楽部よりも5年古くなります。9ホールのゴルフ場でやや狭いが大きな木が随所にあり、歴史を感じます。
この日は朝から暑くてカート無しで歩きのため、ハーフで切り上げて帰りました。お爺ちゃんにはチョットきつかったようです。ランナーと同じくサマー料金のようでプレイ費は300バーツで9ホールでも18ホールでも同じようでした。キャディーさんには200バーツを渡しました。 -
ゴルフから帰ってきてシャワーと昼食を済ませたお爺ちゃんの内二人は近所のマッサージ店へ行きました。初日は1時間のマッサージを終えて戻って来ましたが、チップは50バーツと教えていたのにバーツ札の区別が出来ず、過分に渡したようです。その後も最年長で後期高齢者のAさんは同じ店に通ってはチップを余分に渡すので、夕食から宿に戻ってくる際には店前で店主が待ち構えるようになりました。困ったお爺ちゃんです。
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3日目と4日目は象や山岳民族の村を見たいとの希望で、レンタカーで郊外を回ることにしました。ドライバー付きの車の手配も考えましたが4人が乗るとなるとセダンでは窮屈で、ワンボックス車にすると料金も高くなるのでレンタカーを選びました。チェンマイではバイクをレンタルしたことはありますが、四輪は初めてです。
レンタカーは旅行予約サイトのKLOOKから手配しましたが、レンタカー会社はバジェットで朝9時借り出しで翌日18時返却の2日間で¥7,567(クレジットカード決済)でした。チェンマイ空港にある営業所まで行かなければなりませんが宿の近くにはレンタカー屋さんが無いので仕方ないですね。営業所では保険の免責金額をゼロにするため、約400バーツの保険料を追加で払いました。
KLOOKからはデポジットで5000バーツ必要とありましたが営業所では求められませんでした。ガソリンは満タン返しです。 -
モン族の村にやって来ました。村の手前の山道はカーブが多くて狭隘で、離合に苦労する場面もありました。レンタカーはコンパクトセダンのViosを借りましたが、駐車場も狭くて小さ目の車で助かりました。
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村の中は土産物を販売する商店街が続き、家並みを過ぎると山の斜面を切り開いた公園にでました。
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この日は朝から雲が低く垂れ込め、ドイステープ付近は雲がかかっていたのでそこは一旦通過し、先ずモン族の村に来ましたが、やはり下界は見えませんでした。しかし標高が高いので涼しく、空気もキレイな場所でした。
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モン族の村からドイステープに引き返して、寺院を参拝しました。腰が痛いお爺ちゃんのために三百余段ある階段を避け、ケーブルカーで往復しました。拝観料とケーブルカー代で50バーツです。
幸いにも雲がなくなり、展望台からは市内やチェンマイ空港などが良く見えました。 -
ドイステープの山を下り、プーカム交差点から運河沿いにハンドン方面に南下してエレフィンファーム&カフェに来ました。約30キロの移動です。
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ここは山の中腹を切り開いた農場に象が放たれていて、カフェが併設されています。
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私達はお腹が空いていたのでチャーハンやチキンナゲット、ポテトフライをつまみながらマンゴースムージーをいただきましたが一人200~バーツほどでした。
山を渡る風が当たると気持ちが良く、景色を眺めているだけでも癒されますが、このカフェの主人公は象たちです。 -
チェンマイの郊外には象とのひと時を過ごせる施設が多くありますが、以前まではチェンマイの北の郊外メーリムにある、メーサーエレファントキャンプによく行っていました。象がサッカーをしたり絵を描いたりするショーがあり、ライディングも出来る施設でしたが、今はショーもライディングも行われてないようです。人命に関わる事故があったように聞いたことがありますが、正確な事はわかりません。
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象にエサをやったり、象の鼻に抱かれて写真を撮っていますが、キレイな服はすぐにドロ(ウンチの混じった)で汚れます。そのたびに女の子の嬌声が響いていました。
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ここのカフェで申し込むと別の場所でライディングができるようです。帰り道にその景色が見えましたが、お客さんは象の首の後ろにまたがっていて、以前にメーサーエレファントキャンプで乗った時のような木枠の乗用駕籠は付いていません。この方が象への負担は少ないと思いますが、上手く乗れるか見ていて不安です。
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象のエサになるバナナとサトウキビが入ったカゴが100バーツで売られていて、それを持ってデッキに上がると象が鼻を伸ばしてきます。上手くエサをやらないとカゴの中のエサを取られてしまいます。
象のプレッシャーにたじろいでいるSさん。 -
4日目はレンタカーでサンカンペーン温泉に来ました。宿から約40キロあります。
昨日もそうですが、助手席に座ったHさんがスマホのグーグルマップを見ながらナビをしてくれます。的確な指示が出るので私は運転に専念でき、いたって安全運転が出来ました。 -
玉子の好きなA さんが近くの売店でカゴに入ったナマ玉子を買い求め、温泉に浸けて温泉玉子を作りました。ほんのりと硫黄の臭いもして、なかなかの美味でした。
公園への入園料が100バーツと個室温泉の入浴料が65バーツでした。
帰路は傘の伝統工芸で有名なボーサーンに立ち寄り、それからレンタカーの返却に行きました。 -
5日目の日曜日は近所のスーパーTop'sにお土産を買いに行った後で、昼食のためにクイッティアオリーラに来ました。
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ここでは4人とも北タイ名物のカオソーイとバタフライピーのジュースにしました。辛いとか、そうでもないとか言いながら、皆さん野菜のトッピングは使わずにスープは残しながらも食べ終えることが出来ました。
初日のチアトンヘンの中華料理以降、ミシュランのピブグルマン認定の北タイ料理の店にも行きましたが皆さんの口に合わない様子。年長で後期高齢者のAさんは野菜がほとんど駄目で辛い料理も苦手。S さんはタイ料理の付け合せによく出るキュウリが苦手で、何が悪かったのか2日目から消化不良の繰り返し。
3日目は焼肉を食べにチェンマイホルモンに行き、しっかり食べたもののお爺ちゃんには少し重たかった感じです。 -
5日目の日曜日は旧市街の中心で開かれるサンデーマーケットを見るついでに、ワットプラシンとワットチェディルアンを参拝しました。ワットプラシンでは何かのイベントがあった様子で、正装した軍の関係者と思われる人達が集まっていました。そのために本堂には入れませんでしたが、通常は必要な拝観料の徴収はありませんでした。
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何時来てもワットチェディルアンの大きな仏塔(チェディ)は見応えがあります。
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夕刻になると太陽の当たる部分と影になる部分とのコントラストが美しく見えます。この時は青空に映えていましたが、この後サンデーマーケットとターペー門の雑踏を通り抜けた約1時間後には激しいスコールに見舞われました。我々は雨が降り出すと同時くらいに日本食堂の「さくら」に飛び込み、難を逃れました。当初の計画ではソムタムと焼き鳥の店でしたが、やはりソムタムは無理かと、日本食に変更しました。
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画像はワットチェディルアンの本堂で仏像に金箔を貼っているSさん。寄付をすると金箔を貼ることが出来ます。旅に出る直前まで田植えをしていたSさん、豊作祈願でしょうね。
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翌月曜日は既に書いたようにジムカーナーでゴルフでしたが、宿に帰って昼食後、私が熱っぽくなりました。夕方に検温すると37.5度あり、チェンマイ最後の夕食のタイシャブには3人で行ってもらいました。
咳や喉痛はないので風邪かもしれませんが、その夜には38度を越えたので持参の解熱剤を服用。翌
日は3人組が日本に帰る日で私の熱は37度前後に下がりましたが、コロナだと移してしまう恐れがあるので用心して、宿の玄関先での見送りだけで済まさせてもらいました。
次の日も熱があり、病院に行ってPCR検査を受けると陽性判定でした。薬を5種類処方されましたが翌日には平熱近くまで下がり、咳や喉痛もありませんから比較的軽症で済んだようです。旅を楽しんで帰国した3人も健康なままなので、旅のアテンドの責任もなんとか9割方は果たせたかなと思っています。これから涼しくなった頃にお爺ちゃん4人で集まり、打ち上げ会をするのが楽しみです。
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