2023/06/28 - 2023/06/30
4954位(同エリア6015件中)
ちゃおさん
南円堂での御朱印を戴き、先刻奈良駅前からバスでやって来て下車した市役所前バス停まで戻ることにした。本当に足が元気だったら、猿沢池を1周したり、北円堂も立ち寄ったりもできたのだが、もう年寄りだ。中金堂に今現在どんな仏様が安置されているのか知らないが、その正面でお参りし、再度五重塔と東金堂に拝礼し、もう殆どここには来ることもないだろう興福寺五重塔に別れを告げる。
市役所前バス停に向かう境内の途中に国宝館がある。ここには国宝の阿修羅像が展示されている。乾湿造りの仏像で、作者は誰か不明であるが、三面六臂の像は以前から注目されていた。白州次郎の奥さんで作家でもある白州正子が以前「両性具有の美」という本を書き、その中でこの仏像は男性の顔と女性の顔、両方の性を持っている不思議な印象の仏像だ、と高く評価していた。仏さまには元々性別は無く、観音が男か女かは昔から議論の的になっていたが、本来はそうした詮索をすべきではないのだ。
この本を読んで暫く後、興福寺展が上野の博物館で開かれ、その時のメインの展示品はこの阿修羅像で、自分も本に啓発されて上野まで足を伸ばした。成程、男性か女性かどちらとも判別できない青年の顔立ち。両方の性を併せ持った仏像だとその時思った。今回再度拝観することも思ったが、矢張り足の疲労度を思った。
最初にこの境内に足を踏み入れた時に沢山の鹿が屯している場所があったが、鹿は今も尚相変わらず午睡のようにのんびりしている。奈良で鹿が尊ばれるようになったのは、天智天皇との故事があるとどこかの本で読んだが、ここにしても東大寺、浮御堂~春日大社にかけての無数の鹿の群れ。この町では鹿は神の使いだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
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