2024/06/22 - 2024/06/24
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国電さん
■はじめに
私は鉄道旅行を中心に旅をしているが、所謂「鉄道博物館」のような展示施設も当然訪問することがある。大宮や京都にある大規模なものから、車両が1両だけあるような小規模のものまで、あれこれと訪問したことがある。
今回は、諸般の事情でこれまで訪れることができなかった施設を巡る旅をすることにした。
・北海道鉄道技術館
札幌市の苗穂にある展示施設であるが、いかんせん「月に2日だけ」(第2・第4土曜日のみ、しかも13:00~16:00だけ)しか開いていないため、札幌に行く機会があっても「ついでに行く」ことができなかったのである。よって今回は、「大人の休日倶楽部パス」の利用可能期間と併せて、狙って訪問することにした。
・北海道開拓の村
観光施設としては有名であるが、鉄道関係としては馬車鉄道や鉄道に関連する建物があるくらいである。アクセスが良くない場所にあるため「わざわざ行くまでもない」感じもあり放置していたが、今回は敢えて行ってみることにした。
・青函トンネル記念館
ここはアクセスの悪さが一番の原因である。津軽線の三厩からさらにバスで移動する必要があったが、その津軽線自体が2022年8月の災害によって蟹田から先が不通となっており、ついに先月になって廃止が正式に決まってしまった。今回は、代替交通手段として運行されている「わんタク」を利用して訪問することにしている。
@北海道鉄道技術館にて
- 旅行の満足度
- 4.5
-
■2024.6.22
5時台に最寄駅から移動を始め、南浦和で乗り換えて大宮へ。「はやぶさ1」号に乗って、新函館北斗には10時53分に到着した。大人の休日倶楽部パスの利用可能な週末ということもあり、なかなかの混雑である。
弁当などを買ってから在来線ホームへ移動して、「北斗9」号に乗り込んだ。
@こちらも混雑 -
自席に落ち着いたら、早速弁当である。駅弁を買うことは予定通りであったが、レジの行列に並んでいるうちに、ザンギのサンドウィッチや北海道っぽい柿の種を見つけてしまい、「もう呑んでしまおう」ということで、ビールだけでなく酎ハイまで追加で購入してしまった。「ダメな週末」の始まりである。
@一式 -
駅弁であるが、函館に来るとつい「鰊みがき弁当」を買ってしまう。今日こそ違うものに、と思ったが、結果はやはり同じ。駅弁というのは「話のネタ」のようなものであり買っても1回程度であるが、しかし私が複数回(片手くらい)買ったことがあるのは、この弁当と横川の「峠の釜めし」くらいである。
今はカズノコが4本であるが、以前は3本であった。しかしこれは増えたのではなくて、大振りのものが少なくなったための対応であったと何かで読んだ記憶がある。個人的には昔の方が良かったが、味が落ちたというわけではない。
@安定の味 -
函館本線のこの区間での白眉なところは、大沼や小沼越しの駒ヶ岳であるが、今日は曇っていてあまりその姿を見ることができない。尚更、ただ呑むだけである。
酔っぱらってふと目を覚ますと、もう登別付近であった。そのまま乗り続け新札幌で各駅停車に乗り換えて、苗穂には14時57分に到着した。駅から歩いて15分ほどで北海道旅客鉄道苗穂工場の入口に到着し、紙に住所等を書いて敷地内に入った。
まず正面には、旧型客車2両が係留されている。
@古い -
その右手には、SL(D51)とキハニ5000系が展示されている。キハニ5000は非常に珍しい車両であり、ガソリンで動く車両である。ライトの上にあるのはラジエーター(エンジンの冷却水を冷やすもの)であるが、なにもこんな場所に設置しなくても、という感じはする。
@ちょっと不格好 -
敷地内の奥に歩いていくと、そこにもSL(C62)と旧型客車が係留されている。そしてその奥にあるのが、DMV(デュアル・モード・ビークル)である。道路も鉄道も走ることができる車両であり、試験運行が北海道でされていた際は期待していたが、結局は断念。しかし、四国で実用化されたので、それは良かったと思う。
@北海道では断念 -
屋外にある車両をすべて確認してから、やっと北海道鉄道技術館へ。レンガ造りの瀟洒な建物である。
@初訪問 -
建屋内には様々な展示物があるが、一番目立つのは実際に使われていた車両の先頭部分(運転席部分)が置いてあるところであろう。運転席に座ってみると、ライト点灯の操作などもできるようになっていた。
@キハ82 -
展示関係(資料やヘッドマークや方向幕など)以外にも、実際に動かせる機器類(パンタグラフや運転席など)もあり、無料にしては充実した内容である。料金を少し取ってもいいので、開館日を増やしてもいいのではないかという感じである(実際、子供連れなどで結構にぎわっていた)。ちなみに、屋外展示の車両についてであるが、冬季はシートで覆われているものも多いようなので、夏の訪問がお勧めである。
@展示例 -
一通り見終わってから、歩いて苗穂駅へ。
今日の宿泊であるが、札幌で探したところ、特に大きなイベントやお祭りがあるわけでもないのに軒並み1万円超えであった(インバウンド効果であろう)。あれこれ探し、やっと小樽で5千円程度の旅館を発見。ということで、小樽までJRで移動である。
17時過ぎに小樽に到着し、安旅館に投宿した。
■2024.6.23
安旅館は、手宮線のすぐ近くであった。チェックアウト後は、しばし廃線跡を散策してから小樽駅に向かった。
@手宮線 -
小樽発7時03分の列車に乗り、札幌を過ぎて森林公園で下車。北海道開拓の村まではJRバスもあるが、スマホに調べさせたら歩いても30分程度であるため、当然徒歩である。呑んだくれたぶんくらいは、歩いて健康増進である。
長閑な木々の多いところを歩き続け、北海道開拓の村に到着した。受付のあるこの建物こそが数少ない鉄道ネタであり、旧札幌停車場の建物である。
@壮大 -
開館時間になったので、料金を支払って敷地内へ。ここは、移設されたり復元されたりした建物がたくさんある場所である。個人的には作家の有島武郎が住んでいた家などに興味があったが、鉄道ネタとしては、先ほども紹介した手宮線にも関係する「手宮駅長官舎」であろうか。
@一応鐡ネタ -
さて、ここの一番の鉄道ネタは馬車鉄道であるが、なんと運休中であるという。敷地内にレールはあるが、残念ながら車両を見ることはできなかった。
@あの車庫の中に車両があるはず -
しかし展示自体は面白いものが多く、あれこれと建物(中にも入れる)を見ているうちに1時間が過ぎてしまった。
さて、一番の鐡ネタを逃してしまったが、実は他にもネタがある。敷地内の大通りから外れた場所であるが、森林鉄道の機関庫である。機関庫自体は復元されたものであるが、その中には実際に使われていた機関車や貨車が数両展示されている。
@その例 -
押さえるべき鉄道ネタを見終えてから、再度30分歩いて森林公園駅に戻った。
札幌へ移動し、青森に移動すべく特急「北斗12号」に乗り込んだ。
さて、新函館北斗まで特にすることもない。ということで、今日も森林公園駅近くにあったスーパーで買った安総菜で一献である。
@安総菜の写真では映えないので、エスコンフィールドで -
新函館北斗で新幹線に乗り換え、青森へ。駅から歩いて20分くらいの場所にある安ホテルに投宿した。
■2024.6.24
ホテルの無料朝食を頂いてから、青森駅へ。今日はJRで蟹田まで行き、そこから先は「わんタク」での移動となる。不通区間の代行だけでなく、三厩から先の竜飛まで運行されており、料金はたったの500円(JRのフリー切符等があれば300円)である。タクシーとは思えないくらいの格安である。
@青森駅でも宣伝中 -
8時14分発の津軽線に乗り込み、蟹田へ。駅前にタクシーが停まっていたので「予約しているのですが」と聞くと、今日は予約数がかなり多いということで、他にもバンが来るという。
しばらくして、バンが2台やってきた。予約のない人も含めて、今日は20人くらい乗るようである。なんだかんだあり、結局私は最初から停まっていたタクシーに乗ることとなった。
@結局これに -
9時頃、蟹田を出発した。運転手の話によると、いつもは2人くらしか乗客はいないそうである。今日の混雑は、おそらく大人の休日倶楽部パスの影響であるとのこと。確かに、乗客に若い人は少なくて、初老の方中心である。
時折、在来線の路盤と交差して行く。大昔に野宿したことがある大平(おおだい)駅付近でも交差したが、「もうここを鉄道で通ることはないのか」と思うと、残念ではある。
@もう列車は通らない(でもタクシーは一応踏切前で一時停止する) -
青函トンネル記念館には、10時頃に到着した。本来であれば10時15分頃のはずであるが、今日は3台体制であるため、各停留所を経由するのは他の車両が担当したのであろう。記念館周辺はかなりの濃霧である。
それにしても、1時間もタクシーに乗ってたったの300円、しかも記念館前まで来てくれる。廃線は悲しいが、「逆に便利になった」というのも複雑な心境である。
体験坑道とのセット券を購入し、まずは展示物の見学。時間になったので、坑道に向かうケーブルカー乗り場へと向かった。
@ケーブルカー -
先頭部分の席にはもう他の乗客がいたので、運転席の後ろに陣取った。気圧調整用の風門が開き、ケーブルカーはゆっくりと下って行った。下り切ると、そこが坑道体験の場所である。同乗していた係員が、各所で案内をしていった。
@資機材搬入用レール -
なお以前は竜飛海底駅というのがあり、専用列車に乗ってそこを見学することもできたが、今はもうできなくなっている(理由としては「新幹線開業の工事のため」らしいが、新幹線開業後も見学はできないままである)。今は正式には「竜飛定点」であり、そこに下車しようとすると、何か災害が起こって臨時停車するくらいしか機会がない。
@このドアのかなり先が竜飛定点 -
ケーブルカーで地上に戻り、予約してあった「わんタク」で蟹田へ(復路はバンであった)。もちろんたったの300円であるが、正規料金の500円でも充分に安いと思う。もちろん、それで収支が成り立つわけもなく、自治体からの補助金があるのであろう。
蟹田からはなんとか生き残った津軽線の沿岸部分を乗り、青森から新青森に移動して、新幹線で帰るだけである。
@蟹田までは生き残りました
*旅行記および私の詳細については以下で。
「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm
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