京都府　和束町の茶畑、木津川市恭仁宮跡と海住山寺、奈良市柳生一刀石

2024/05/25 - 2024/05/25

天気がいいので、”春の茶畑を見に行こう”と思い立ち、京都府和束町（わづかちょう）に行くことにしました。和束町は、京都府内産茶葉の約４割を生産している町です。そして、和束町の近くで気になっていた、木津川市の「恭仁宮跡（くにきゅうせき）」などと、アニメ「鬼滅の刃」に登場？する柳生「一刀石（いっとうせき）」を見に行きました。

エリア 木津・加茂(京都)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

まず、「恭仁宮跡（くにきゅうせき）」を見に行きます。マイカーを、木津川市の「くにのみや学習館（木津川市文化財整理保管センター分室 ）」に駐車しました。看板の左側は公民館、右奥に見えるのが学習館です。

「恭仁京」は、聖武天皇が平城京を遷都して、奈良時代の西暦740年12月～744年２月までの間、現在の木津川市に置いた都です。この施設（駐車場・入館無料）では、恭仁宮の再現ビデオの上映や、瓦や土器等の展示が行われています。

「くにのみや学習館」周辺一帯が、都があった場所ですが、現在はただの原っぱになっています。子供を連れた家族が遊んでいました。

ここは、「七重塔」が建っていた跡です。

ここは、「大極殿」が建っていた場所です。短期間ですが、この都で、重要な政策が行われたそうです。

大極殿跡も、原っぱです。

今は、アザミなどの花が咲いている草むらです。

隣には、木造の「恭仁小学校」が建っています。最近、木造校舎は珍しいです。

次に、恭仁京跡の近くにある、「海住山寺（かいじゅうせんじ）」に向かいます。

「海住山寺」は、真言宗智山派の小さな寺院です。

境内にある、国宝の「五重塔」です。

鎌倉時代に建立されたものです。次は、木津川市の東隣にある、和束町に移動します。

和束町は、「鎌倉時代から継承する茶文化」等が認められ、「日本で最も美しい村」連合に加盟しているそうです。

こちらは、「和束茶カフェ」です。無料駐車場にマイカーを止め、店内に入りました。

茶源郷和束の茶娘「茶茶ちゃん」です。

店内には、お茶のほか、和束茶を使ったポテトチップス「ポテ茶」も販売中です。

買物は後にして、茶畑を散策します。

先ずは、丘の上にある「安積親王 和束墓（あさかしんのう わづかぼ）」に行きます。

「安積親王」は、17歳で死去した、聖武天皇の第2皇子だそうです。

丘の上から、美しい茶畑が見えます。

その後、暑い中、「緑泉コース」を歩いて回りました。

新茶畑が美しい。

この後、「和束茶カフェ」に戻って、抹茶ソフトを食べて暑さを抑え、新茶のお土産を買いました。

30分ほど移動して、柳生新陰流で有名な剣豪・柳生一族の里に着きました。

立派な石垣がある御屋敷は、柳生藩家老・小山田氏の屋敷です。

周囲は、のどかな田園景色が広がっています。

柳生の里に来た目的は、一刀石を見るためです。この看板の近くにいたおじさんに300円を払ってマイカーを止めました。

細い山道を歩いて行きます。

坂を上っていくと、鳥居が見えてきました。

鳥居を過ぎると、巨石があります。

更に巨石があります。天石立神社（あまのいわたてじんじゃ）です。

ついに、約7メートル四方の巨岩「一刀石」が見てきました。

柳生石舟斎宗厳（せきしゅうさいむねよし）が修行中、天狗を一刀のもとに斬り捨てたと思ったが、刀はその場にあった巨石を2つに割っていたという伝説です。今回のドライブはこれで終了です。

この旅行記へのコメント （2）

• salsaladyさん 2024/05/28 08:51:11

  のどか。。。

  ☆恭仁京。。。そんな重要な史跡があったとは。。。
  
  ☆京都でもお茶の栽培が盛んな訳ですね。茶の段々畑「夏も近づく八十八夜」～
  
  ☆何とも表現っ出来ない長閑さが良いね。日本の歴史も中々味わい深い～　

  tomochanさん からの返信 2024/05/28 21:24:28

  Re: のどか。。。

  コメントありがとうございます。テレビを見ていると、時々茶畑の放映があり、一度行ってみたいと考えていました。快晴の中、アップダウンがある茶畑を、１時間少々ウーキングしました。ソフトクリームと、冷たいお茶が美味しかったです。新茶の畑を上手に撮影する腕前がないので、きれいに撮れていませんが、気持ちがいい一日を過ごすことができました。恭仁京跡は、何もありませんので、自分のイメージ（聖武天皇、奈良の大仏、天然痘、反乱、遷都）を膨らませて見学しました。