三浦半島　　走水低砲台跡・千代ケ崎砲台跡へいました。

2024/05/18 - 2024/05/18

走水低砲台は幕末に築かれた旗山崎台場跡地に1886（明治19）年に陸軍によって建設されました。東京湾要塞を構成する砲台の１つとして、富津岬と観音崎を結ぶ東京湾防衛ラインの一翼を担うため、4門の大砲が配備されました。関東大震災の被害と火砲の進化から1934（昭和9）年に陸軍の防御施設から除外された後、陸軍重砲兵学校の演習砲台として終戦まで使用されました。 4つの砲座は南北に一列に並び、地下には煉瓦で造られた砲側弾薬庫などが良好な状態で残っています。

千代ヶ崎砲台は、明治25年(1892年)に起工、日清戦争中の明治28年(1895年)に竣工した東京湾要塞に属する沿岸砲台で、28センチ榴弾砲3砲座6門が備砲された榴弾砲砲台と15センチ臼砲4門、機関砲4門などが備砲された近接防御砲台から構成されています。
千代ヶ崎砲台跡にみられる煉瓦組積法は、すべてオランダ積です。普通煉瓦と焼過煉瓦が用途によって明確に使い分けられ、露天空間に設けられた施設の前面壁、あるいは露天空間と接する隧道の出入口には雨水に対する防水と帯水防止のため焼過煉瓦が採用されています。
明治10～20年代前半に建設された砲台の天井は煉瓦造であったが、遅れて明治20年代中ごろに起工した千代ヶ崎砲台跡ではコンクリート造に変化しています。
ガイドツアー（無料）がおすすめです。
一般では入れないところまではいることができます。

https://youtu.be/Ec6cs0DkkSk
https://youtu.be/uIiGSoaVaWI

エリア 横須賀(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

観音崎公園の三軒家園地から下ると横須賀美術館に出ます。

美しいガラス張りの美術館です。

海沿いの209号線を横須賀方面へ向かうと「防衛大学校 走水海上訓練場」前を通ります。
訓練用のカッターが並ぶ先に見えている小さな岬が走水低砲台跡がある旗山崎公園です。

走水低砲台跡案内です。
走水低砲台は幕末に築かれた旗山崎台場跡地に1886（明治19）年に陸軍によって建設されました。東京湾要塞を構成する砲台の１つとして、富津岬と観音崎を結ぶ東京湾防衛ラインの一翼を担うため、4門の大砲が配備されました。関東大震災の被害と火砲の進化から1934（昭和9）年に陸軍の防御施設から除外された後、陸軍重砲兵学校の演習砲台として終戦まで使用されました。 4つの砲座は南北に一列に並び、地下には煉瓦で造られた砲側弾薬庫などが良好な状態で残っています。

砲台の構造の説明です。
海抜20mの丘の上に４つの砲座が並び27cmカノン砲が設置されました。
４つの砲座の中央には地下式の弊社があります。
第一砲座と第二砲座そして第三砲座と第四砲座の間には地下式弾薬庫があります。

2022年から砲台を含む敷地が旗山崎公園として一般開放され、土日祝日に09：00から砲台の砲座はもちろん、弾薬庫の一部も自由見学が可能となりました。

きれいに整備されています。

地下式弾薬収納室です。

弾薬収納室内部です。

弾薬収納室内部です。

木の右手は地下の兵舎です。
第二砲座と第三砲座の間にあります。

兵舎の中からです。

砲座です。

中央の黒い扉は弾薬収納室です。

走水観音崎ボードウォークを歩きます。

09：30頃ですがほとんど人はいませんでした。
ベンチでまったりと朝が早かったのでうつらうつらとまどろみました。

千代ケ崎砲台跡へ向かいました。
専用の駐車場が丘の中腹ぐらいにあります。
土・日のみ一般開放がなされています。

柵門（砲台の出入り口）です。
入った右手に受付があります。

塁道です。
ボランティアガイド（無料）とめぐります。
出発時間はある程度人数がまとまってからになります。

右手は貯水所となります。

貯水所内の井戸です。

棲息掩蔽部です。

訓練時や戦時の兵員の待避所・宿舎です。

ガイド付きなら入ることができます。

高塁道を進みます。
3つの砲座を連絡する通路です。

これは天井です。（地下です）
砲座へ砲弾を運ぶ天井の穴です。

1階の砲座への通路です。
穴の下に見えるのが上記写真の地下弾薬庫です。

運びあげた砲弾を砲座へ運びます。
手すりの作が地下から砲弾を上げる穴があるです。

砲座です。

中央ガイドさんが一生懸命に説明してくれます。

地上から砲座を見下ろします。

第一から第三砲座まであります。

自衛隊の管理下にあったときには砲座は埋められテニスコートになっていたそうです。

塁道から地上へ上る階段は通行不可になっています。