
2022/11/28 - 2022/11/28
44位(同エリア134件中)
にゃまさん
この旅行記スケジュールを元に
赤穂御崎の帰りに塩田復元施設を見学した後、
リアル過ぎて怖いと話題の河童の池がある福崎町に立ち寄りました。
先に福崎町から記述していきます。
コワイで ( ̄∀ ̄)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
-
赤穂御崎からの帰途。一旦 龍野西SAで休憩して、
龍野西サービスエリア 道の駅
-
ずっと気になっていた河童のガジロウを見に福崎町へやって来ました。
なんで河童かと言うと
民俗学者・柳田國男氏の生家が在り、その述作に因むからなのです。
市川の駒ケ岩に住んでいた河童の兄弟ガタロウとガジロウ。
水遊びの子供を川に引きずり込んで尻子玉を抜く悪さをしてました。
河童を怖がり駒ケ岩に近づかなくなった子供達。
後悔した河童の兄弟は、柳田國男先生に謝ろうと生家の在るこの地へ。
兄ガタロウは池の畔、弟ガジロウは池の中で何年も先生を待っておる。
......と、設定はざっとこんな感じ。
尻子玉は抜かれると気力を喪失するらしい。メンタル攻撃が怖い。辻川山公園 公園・植物園
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ここは”子供が本気で泣くスポット”として噂に聞く辻川山公園の池。
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ボコボコ泡立つ水面。なにやら不穏な空気が漂ってんのやが。。
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うわぁ出た~!これガチなやつやん...
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知人の子供はこれでギャン泣きしたらしいwww
すぐに潜ってしまうのでシャッターチャンスは逃さずに。 -
丘の上に上がってみる。
おどろおどろしい像の後ろに妖怪小屋。 -
ぎぎぎぎーーーっという音とともに扉が開き、
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ケーブル伝いに”逆さ天狗”が迫って来る。
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逆さ天狗は関西弁をしゃべる。
『もう降ろしてくれへんか』
『ワシ、たまに、止まるねん』
『やっぱり髪の毛、減って来たわ』など。
そして手には名産の”もちむぎどら焼き”(笑) ちゃっかりした奴め。 -
ヒィィ~妖怪?!
うちら夫婦の影や。 -
公園内には妖怪の像がたくさん置かれている。
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全国妖怪造形コンテストの受賞作品も多い。
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ふふふ、アチラではまだやっとるな。
写真では伝わらないが、音響効果も相まって結構不気味。
(福崎駅前の水槽にはもっと怖いのが居るらしい…^^;)
ガジロウくんと逆さ天狗の出没時間は福崎町のHPをご覧ください。 -
園内では、町職員の方々がクリスマスの飾り付けに精を出されていた。
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こちら河童の兄のガタロウくん。
サンタ帽被って、抜いた尻子玉を見せるというシュールな絵。 -
いやぁ福崎町の本気を見せてもらいました。
ここまでやるかってくらい気合の入り方が半端ない。
町興しに子供だましレベルではアカンという事か。 -
公園の近辺を散策してみる。
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国の登録有形文化財である旧辻川郵便局。
局舎1階は”妖怪ブックカフェ”、
2階はNIPPONIAホテル『播磨福崎 蔵書の館』になってる。
隣接する大庄屋・三木家により大正時代に建てられたもの。旧辻川郵便局 名所・史跡
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こちらが”大庄屋三木家住宅”。
住宅の一部が同じくNIPPONIAのホテルとして利用されている。
って、
こんな場所まで逆さ天狗の『ぎぎぎぎーーーっ』が聞こえてくるぅ(笑) -
ここからは、この日先に訪れていた赤穂海浜公園の塩の国について。
時系列が前後しますが、少々お堅い内容ゆえ 後半に記します。
赤穂まで来たらやっぱり塩田が見たいよね。兵庫県立赤穂海浜公園 公園・植物園
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目指すは国内最大級の塩田復元施設『塩の国』。
塩づくり体験施設もあり、市立海洋科学館の隣に併設されています。
(今回は見学のみ)赤穂市立海洋科学館 塩の国 美術館・博物館
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併設、言うても無茶苦茶広いで~。
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赤穂の塩づくりは8世紀頃の記録に残っており、
元禄期にピークを迎えました。
写真は、その江戸時代に普及していた入浜式塩田。 -
入浜塩田は、周囲を防潮堤で囲い、潮の干満差で給排水を行うもの。
取り込んだ海水で湿った塩田の砂を 人力や自然の力で乾燥させて
塩の結晶を付着させます。
この砂を沼井(ぬい)に集め、海水をかけて更に濃い塩水を取出す仕組み。
取出した濃縮塩水を撥ね釣瓶(はねつるべ)で汲み上げ、釜屋に運びます。 -
釜屋に入ってみますよ。
-
この平釜で濃縮塩水を煮詰めて塩にします。
燃料は石炭や薪など。 -
居出し場。
煮詰めた塩を数日置き、底に敷かれた竹の簀の子で苦汁を分離する装置。
いや、それにしてもここは熱かったでしょう... -
釜屋を出ると、大きな稲木みたいなんが現れた。
枝条架(しじょうか)という竹の小枝で編んだ装置らしい。 -
これは流下式塩田。昭和30年代に普及した塩田法の最終形態、とある。
傾斜をつけた粘土地盤に海水を流し太陽熱で水分を蒸発させ、
それを更に枝条架の最上段から滴下、風力でも水分を蒸発させるという
ダブルで海水を濃縮する方法。
この方法により、人員削減と取り高増が叶うわけですね。 -
最後は原点に戻り、復元された奈良時代の揚浜式塩田を見学。
赤穂は現在も塩の国内生産量の2割を担っています。
先人の知恵を知り勉強になる良い施設でした。
福崎町の妖怪も楽しかったしw 西播磨の観光はエエ塩梅、という事で。
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