春の小田原・かまぼこ通り周辺の散策と海沿いの町根府川ウォーキング

2024/04/28 - 2024/04/28

４月下旬のGW。
特に予定を立てずに連休を迎えたのですが、天気予報では真夏日を観測しそうな良い天気。

せっかくの行楽日和・・・。
何もしないのはもったいないとインターネットで情報を探していると、小田原で気になる景色を発見。

小田原なら、東京から電車で日帰り観光ができる利便性の良さも魅力的。

今回は旅行気分を満喫するため特急踊り子号の座席を確保。
踊り子号なら東京から約１時間ほどで小田原駅に到着できます。

ランチタイムに到着するように計画し、小田原駅周辺で食事をして、かまぼこ通りの散策から海辺へ。

さらに、小田原駅から少し足を伸ばして海が見える長閑な町、根府川駅に移動して、ウォーキングも行程に入れてみました。

晴天の春の日に、眩しい海の景色を見たくて小田原観光へと出発しました。

エリア 小田原(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　品川駅から出発し、小田原駅へ。踊り子で所要時間は約１時間ほど。
１１：３０に小田原駅に到着したので、早速ランチのお店を探します。

小田原駅 駅

前の日にいろいろ検索し、コレダ！と思っていたお店はどこも行列。

電車の中で小田原が地元の方おススメのお店について記事を読んでいて、もしかして穴場かもと思い訪れたお店、和房鉄板 榛（はしばみ）。

小田原駅東口側の「おしゃれ横丁」と表示が出ていた小さな小道に入ります。

お店は地下だったのでどんな様子か階段を降りて行かないと分からず、おそるおそる店の前へ・・・。

運よく半個室のようなテーブル席に落ち着くことができました。

１つの御膳にお刺身から焼き物や煮物、汁物からデザートまで少しづついろいろな料理が楽しめる「榛御膳」を選択。

一緒に添えられた豚汁が熱々で、やけどに注意しながらいただいた味は出汁が良く効いていて、豚肉の甘みや旨味も感じられておいしい。

和房鉄板 榛 グルメ・レストラン

食後にはセットでついてた、ほうじ茶アイスにキウイフルーツ。
この日は28度まで上がる真夏日。

さっぱりとしたアイスがうれしい気候でした。

食後は小田原城方面からかまぼこ通りへ。

以前、小田原に来た時にお城を見学していたので、今回は立ち寄らずにお堀の前を通過。

小田原城に見学にきていた観光客で賑わっていました。

趣のある古い建築が出てきたな･･･と思っていたらかまぼこ通り。

風情ある昔ながらの建物がいくつか現れて雰囲気の良い商店が並びます。

小田原蒲鉾の老舗「籠清」。

せっかくここまで来たのだから、かまぼこの専門店でも覗いてみましょう・・という気軽な気持ちで入店したのですが、これが大正解でした。

小田原 籠清 本店 グルメ・レストラン

店舗の奥には試食コーナーがあり、蒲鉾を実食。

試食、と言っても定番のものから伊達巻まで４種のかまぼこの盛り合わせにワサビ漬けが添えられたものをスタッフの方から受け取りました。
立派な一人分のおつまみ盛り合わせ。
しかも希望者には日本酒の試飲コーナーもありました。

そしてこの試食のかまぼこが味が濃くてプリンプリンな食感。
ちょっと驚きのおいしさ！

蒲鉾は添え物のイメージでしたが、こちらのかまぼこはメインとしていただける。

旨味と食感にすっかり気に入ってしまい、板の上に乗ったかまぼこ１本とイワシの揚物を購入。

夕飯にちょっと厚めに切ってお皿に盛りつけたら、我が家ではあっという間に完食。

「蒲鉾は意外と賞味期限早いから気を付けよう」なんて話していたのに賞味期限の心配をするまでもなく、購入したその日に平らげてしまいました。

さて、おいしいお土産を購入したあとは、かまぼこ通りから海へ続くトンネルへ。

今回の小田原に来た目的の１つ。
この風景が見たかったのです。

短いけれど真っ暗なトンネルの先にある海の景色が、まるで額に飾った絵画みたいで美しい。

トンネルを抜けると青い空、青い海。
白い波をたてて目の前に広がる御幸の浜。
夏になれば海水浴客で賑わいそうな浜辺も今はのんびりした雰囲気。

御幸の浜海水浴場 ビーチ

しばらく、何も考えずに海の景色を眺めていました。

ストレスが一気に体から抜けていくような爽快感。

海辺を満喫した後は小田原駅方面へ戻りました。

次は小田原駅から根府川駅に移動します。
根府川にも見たかった景色がありました。

JR東海道線で小田原駅から２駅移動して根府川駅へ。

海が見える無人駅。

根府川駅 駅

小田原駅から2駅移動しただけでぐっと静かな雰囲気。
落ち着いた雰囲気の中、駅から見える海の景色がまた風情を感じます。

駅を出てからは車の往来を気を付けながらウォーキングをスタート。
白糸橋方面へテクテク進んで行きました。

途中で爽やかで甘い香りが漂い、うっすら香水をまいたような上品な香り・・・。
どうやら生垣や道端に咲く春の花の群れから香りがでているようです。

一気に野に咲く花や、庭の花。柑橘系の花、生垣の花など百花繚乱。
たくさん花が開花すると、こんなに良い香りがするとは驚き。

また、頭上には野鳥の声が響き、花の香りと野鳥の歌声に囲まれて、なんとも贅沢な散歩道。

花の香りが漂う道を歩けるのも今の時期がチャンスかも。

真夏になったら暑さで日陰のない小道を歩くのはツラくなる時期に突入するかもしれません。

白糸川橋梁（しらいとがわきょうりょう）。

見晴しの良い高台に出て、目に飛び込んできたのは青い海と赤い鉄橋。

この風景がみたくて根府川にやってきました。

白糸川橋梁 名所・史跡

周囲には小さな小川のせせらぎを発見。

静かで穏やかなウォーキングを続けていくと緩やかな登坂になっていきました。

長い坂道は石段に変わり、ミカン畑の木々が豊かに生い茂る道。

日ごろの運動不足のせいか石段を登って早々に息が切れてきました。
足を動かすのもきつくなってきた頃、坂の頂上に到着。

先ほどとは違った角度から相模湾が広がる風景が見えました。

今回の小田原は海の景色をメインとした春の散策。

小田原駅周辺は休日の賑わいはありましたが、かまぼこ通りや海沿いエリアはそんなに混みあう場面もなく、歩きやすい。

根府川周辺については観光客の姿はほとんどなく、聞こえてくるのは野鳥の声という、長閑でほっこりする場所でした。

この静かで美しい海の景色が楽しめるスポットは地元のかたの住居も近いのでマナーを守る配慮が必要ですが、気分をリフレッシュしたくなったらまた訪れたくなる場所でした。