あ～残念！まだ桜が咲いてなかった広島旅行　〘大久野島編〙

2024/03/28 - 2024/03/31

桜の時期を期待して旅行の計画を立てたのですが、旅行前の週は冬に戻ったような寒さ。こんな陽気だと桜は4月に入ってからかな～と。自然相手ですから仕方ないですね。

3/28（木）
大久野島、宿泊

3/29（金）
大久野島からしまなみ海道を渡って愛媛県へ、宿泊

3/30（土）
ちょっと観光してしまなみ海道で広島に戻り福山へ、宿泊

3/31（日）
福山から鞆の浦、尾道に寄り帰路へ

エリア 竹原(広島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます！今日はオットさん、ちび娘と一郎くん(IKEAの白いチビクマ)を連れてこれから広島県にある大久野島に向かいます。本来2022年8月に行く予定だったのですが、その年の7月後半から私を含め家族が次々と新型コロナウイルスに罹ってしまったので敢なく断念。5類に移行したのもあって今回リベンジ旅行となりました。

広島の天気は曇り。午後には雨が降ってくる予報。初日からこんなにどんよりだとちょっと悲しい。

今回のレンタカーはオリックスレンタカーさんで借りました。HONDAのN-BOXワゴンです。ホンダのワゴンは初めて乗ったのですが、平地を走るエンジンの音が軽自動車独特の安っぽい音ではなく乗用車みたいな良い音！これからの旅が楽しみです！！

さて30分ほど走り忠海港に到着です。近くには無料の駐車場があります。ここに車を止めてフェリーに乗ろうと思います。

忠海港 フェリーターミナル 乗船切符販売所

忠海港 フェリーターミナル 乗船切符販売所

ピンクのかわいい郵便ポスト

こちらのお店の中に乗船切符販売の券売機があります。往復するようでしたら一番左上の往復乗船券をポチッ。大人往復720円、小学生往復360円です。

店内
こちらにウサギの餌が一袋200円で売っていました。

トイレ横の忠海港待合所です。

こちらにもウサギの餌が一袋100円で売っています。今回大久野島の休暇村に一泊するし大久野島には餌を売っているお店がないので5、6袋購入しました。こちらは隣のお店より100円安く買えるのでとてもありがたい！！
島に渡ってから他の方を見てみると持参したキャベツや人参をあげてる人もいました。

桟橋

行きはフェリーではなくこのピンクの客船で大久野島に渡りました。時間帯によってはフェリーだったり客船だったりします。

客船の窓にはウサギのステッカーが貼ってあり大久野島に行く楽しみを演出してくれています！

今はうさぎの島としてとても人気ですが、大久野島はかつて毒ガスの製造が行われ、戦争中は日本地図から消された島でした。

港から休暇村の無料シャトルバスに乗ること約5分、今夜の宿の休暇村大久野島に到着です。

玄関

エントランスには大きなうさぎのオブジェと船が飾られていました。チェックインにはまだ早いのですが、スマートチェックイン的なものがあり、紙を書いて荷物だけ預かってもらいました。ついでに午後は雨予報なので降られる前に電動自転車を3台借りて2時間島内を散策してきます。宿泊者は電動自転車1人2時間700円で借りられます。島内は一方通行で時計と反対周りにサイクリングします。

三軒屋毒ガス貯蔵庫跡
休暇村のすぐ横にあります。ここには猛毒で皮膚がただれるびらん性毒ガスのイぺリットが貯槽されていたところです。

更に進むと毒ガス貯蔵庫跡と日本庭園跡の標識があったのでちょっと行ってみました。

毒ガス貯蔵庫跡
現在は半分ほど埋められてしまっていますが、この中に毒ガス缶1つで毒液10トン貯蔵することができ、貯蔵庫全体で80トン貯蔵することができたそうです。この中に貯蔵されていた猛毒はイぺリットやルイサイトなどだそうです。敗戦後は連合軍指示のもと処理されました。

更にその奥に日本庭園跡があります。階段を登ってみたのですが、全体的に崩れていてよくわかりませんでした。

角度を変えて見てみると、唯一中央辺りに橋のようなものが残っていました。

さらに進むとうさぎが寄ってきました。

自転車を停めてエサをあたえるオットさん。

ある程度食べさせて自転車に乗り後ろを振り返ると、うさぎが追ってきます！可愛すぎる(*˘︶˘*).｡.:*♡

長浦毒ガス貯蔵庫跡
1929年から終戦まで密かにイぺリットとルイサイトの毒ガス製造を行っていました。年間生産量は多い時は1500トンに及び、15年間の製造期の総生産量は6616トンといわれていたそうです。終戦後は約1年をかけて薬品で消毒したり、太平洋の沖に沈めたり、火炎消化器で処分したりしたそうです。黒く煤けている所は火炎消化器で焼却した跡なんだとか。

画像でみるとそんなに大きく感じませんか、実際行ってみるとかなり大きいです。当時は貯蔵庫の前に3～4メートルのコンクリートの小山を築いて壁を迷彩色に塗って海上から見えないようにしていたそうです。

このような標識を見つけたので行ってみました。

発電機関舎跡と地下兵舎跡

地下兵舎跡

砲台跡

その横に急な階段があり登ってみようとなったので行ってみました。

まだまだ続くよどこまでも…。結構登ったのにまだ登るのやだー！でもこの先何があるか気になる～！！

今にも雨が降りそうな厚い雲に覆われた瀬戸内海。

中部砲台跡にやってきました。

オットさんと娘は先ほど登ってきた階段が相当キツかったみたいで全然来る気配がなかったので1人で行って来ました。ちょっと1人だと薄気味悪くて怖い。しかも誰もいない・・・

兵舎

中部砲台跡
階段両脇の丸いくぼみは砲台置きだと思います。

またこんなに急な階段降りるのかよー、ツラい…

でもなんだよ～！こんなにきれいな海が目の前に広がってて。最高だよー٩(♡ε♡ )۶

北部砲台跡　毒ガスタンク台座
先ほどの地下兵舎跡すぐのトンネルをくぐったところにあります。

こちらは砲台跡ですね。

ひと通り写真を撮り終えると黒うさぎがオットさんのもとへやって来ました。あまりの可愛さと休暇村から離れていて人があまり来ないからか、エサをなかなか貰えていないようでオットさんが与えたエサをもの凄い勢いでガツガツ食べていました。

アップで。あら～白い天使の羽が付いてるー(*´艸｀*)
もう少し手を下げてあげようとしたのですが、あまりのがっつきで前足を手に乗せて立ったまま食べてました。

北部砲台跡
先ほどの黒うさぎの場所からすぐ近くに北部砲台跡があります。

ここでもオットさんのエサやりが始まりました(*´艸｀*)

発電所跡
トンネルの先が。発電所跡です。

年月が経ち朽ちている箇所もありますが、しっかりと原型が残っています。毒ガスを製造する際に電力を供給していた発電所です。ディーゼル発動機が8基設置されていたそうです。

またこの建物では風船爆弾の風船を膨らませて弱い部分の補修作業を行っていたそうで、動員学徒の女学生が補修作業を行い、和紙をこんにゃく糊で作っていたんだそうです。

芸予要塞時代の桟橋
ぱっと見、竹富島の桟橋と間違いそうになっちゃった。
当初は人の上陸に利用されていたそうですが、毒ガス工場の秘密を守るために本土からよく見えるこの桟橋ではなく、新たに別の場所に桟橋を作って利用していたそうです。

大久野島 第二桟橋付近

瀬戸内海

うさぎ耳集音器
うさぎの耳の形をした360°回転型の集音器です。ちび娘はどんな音を耳で拾って聴いていたのかなぁ～。

もうそろそろ2時間が経過しちゃうので一旦自転車を返却します。

朝から何も食べていなかったので休暇村内のUSANCHUカフェでちび娘はウサギのはなくソフトクリーム(笑)と、ビーフカレーをいただき…

私はタコ天を。アツアツで美味しかった～。

オットさんはタコ天ビーフカレー。タコ天とカレーが好きだから速攻券売機で買ってました(^O^)v

お腹いっぱいになったしチェックインまでまだ時間があるので徒歩で島内を散策してみましょう！

ウサギは夜行性なので午後の時間はお昼寝タイムかな？

でもまだまだ元気なうさぎもいますよ！エサが欲しくて2足立ちしてエサを貰えるのを待ってます。
かわいい(*˘︶˘*).｡.:*♡

大久野島 毒ガス資料館
館内は写真撮影禁止でしたので外観だけ。展示室には毒ガス製造装置や防護服、作業服や工員手帳などがあったり、毒ガス製造の悲惨さの資料が数多く残されていました。

毒ガス製造工員はいくら防護服や防毒マスクなど完全装備してもイペリットガスはちょっとした隙間から浸透して皮膚や目、喉などを冒して様々な病気を引き起こしました。有効な治療法もなく被害者が沢山出たそうです。

資料館の隣には陶磁器製の毒ガス製造器具が展示されていました。毒ガスは化学反応させて製造するので、製造設備の主要な部分は薬品に反応せず強い陶磁器が用いられたのだそうです。

大久野島ビジターセンター

大久野島をはじめ瀬戸内海国立公園の自然や歴史、文化の情報発信施設です。私達が行った時はスタッフの方や観光客はほぼいませんでした。

大久野島海水浴場にやってきました。透き通ったきれいな海が広がっていて、石垣島の海を思い出しちゃう。夏場にここで海水浴したら楽しいだろうなぁ。

灯台へ行く階段がありました。行ってみよう！

そんなに大きくない灯台がありました。地上から頭部までは6.6メートル、初点灯は明治27年5月15日だそうです。

灯台の次に夕日の丘にやってきました。

夕日の丘と名が付いているので晴れていればきれいな夕日が見られたのかもしれませんが、今日は残念ながら曇り時々小雨が降ったりしているのでこのような景色となっています。

南部照明所跡へ続く階段

南部照明所跡
探照灯を配置し、敵艦探知を行う施設跡です。

立入禁止のため、階段を上から撮りました。下からも撮りたいけどどこかから行けるのかなぁ。今回はここからで良しとしよう！小高い丘にあるので階段が多くて別ルートから下へ行くのは億劫になっちゃった。

休暇村の南側を散策し終えて戻ってきました。

うさぎさんまったり中。

フロントで鍵をもらって部屋へ行ってみましょう！

全室オーシャンビューの部屋。私達が泊まった部屋はバスなし・トイレありの部屋でした。古さは否めませんがキレイに清掃されています。

17時30分、夕食の時間になったので1階のレストランへ行きました。バイキング形式でメニューも豊富でした。

私達の宿泊プランは峠下牛のしゃぶしゃぶ付きプランだったので美味しい牛肉を頂きました。この峠下牛は竹原ブランド牛なんだそう。お肉柔らかかった～(*˘︶˘*).｡.:*♡

他にもカキフライやお刺身、お寿司などたくさん頂きました。ごちそうさまでした！

お腹いっぱいになったあとはゴロ寝。じゃなくて卓球をやりました。ちび娘がどうしてもやりたかったみたいです。
30分310円なので1時間枠予約して楽しんじゃいました！勝負の結果はヒ・ミ・ツ♡

おはようございます。昨日と打って変わって青空が見えるお天気になりました。ちび娘と一緒に朝7時からホテル開催の早朝お散策ツアーに行ってきました。

大久野島は今は普通に人が生活出来ますが、かなりの年月が経った今でも毒ガスの値が高い場所があってそこは立入禁止となっている事、水については水道管は引かず島外から運んできて貯水タンクに入れているので安心して利用できるとの事でした。

さてさて、大久野島のうさぎって何うさぎかわかりますか？
ヒントはこの画像にあります。

そうです！みなさん大正解！！地中海西部沿岸原産のアナウサギです。
どうしてアナウサギが大久野島に住み着いたかというと、1971年地元の小学校で飼われていたうさぎ8羽が大久野島に放されて野生化していったそうです。現在は600～700羽いるそうです。それだけいれば多いと思いますが、コロナ前はその2倍近くのうさぎがいたそうです。

お散歩終わりに少しだけうさぎにエサやりをしました。

ちび娘がうさぎにエサをあげるところです。エサ欲しさに2足立ち。やっぱり何度見てもかわいいなぁ～。

オットさんを起こして8時にレストランへ行きました。結構混んでいましたが、スムーズに席へ案内されました。
朝食も種類豊富です。ワクワク♪

その中で私が朝食に選んだのがこちら。和食中心にしました。旅行の時くらい沢山食べたいのですが、ここ2.3年前辺りから一気に8キロほど太ってしまい食事で何とかダイエットに取り組もうと思っているのです。でも旅行中はたくさん食べて旅行が終わったらダイエット再開しよー。

ちっちゃくてかわいい～♡お休み中だからそっとしておこう。

あらあらこちらの子はしゃがんだ途端に立ち上がったではないですか！

穴に入ってくつろぎ中～。

この子達はお食事中です。

ちび娘はこの子がかわいかったらしく進んでエサやり中。

カメラ目線でパシャリ

なぜかオットさんがエサをあげるときはみんな立ち上がるんだよなぁ。手が高いんだろな。でもかわいいからOK！

寝顔がかわいすぎる♡

みんな良いお顔

扇形になってエサを食べてます(*´艸｀*)

そろそろ次の目的地に行くのでここでサヨナラです。また近いうちに来ますので遊んでくださいね！

フェリー待合所・休暇村送迎バス乗場

フェリー待合所からの風景

時間帯によって第一桟橋から出港する船もあるようですが、私達は第二桟橋から出港する船に乗ります。

盛港から出港したこの船で忠海港に戻って次の観光地へ行きます。

朝から気持ちいい風に吹かれてデッキで15分ほどちび娘とお話ししていたらあっという間に忠海港に到着になりました。


大久野島編お読みいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• チーママ散歩さん 2024/04/09 07:32:35

  うさぎに癒される島ですね

  おはようございますチャッピーさん。
  
  かわいいうさぎが沢山の島ですね。
  ピンクポストがかわいい～。
  
  人懐っこいうさぎさんに
  パパさんモテモテ(o^^o)
  立ち上がる姿がなんとも言えないわ^ ^
  お嬢様もさぞ喜んだ事でしょうね。
  なかなか自然に触れ合える所は
  少なくなってきましたものね。
  沢山の穴（笑）
  上手に穴を掘るものですね？
  沢山食べさせてもらっているようで
  毛並みもよくみんな大きそう♪
  島探検でアップダウン大変でしたけど
  いい運動になりましたね。(*^^*)
  
  毒ガスとは...
  人間って怖いですね。
  戦争は人を化け物にしてしまう...
  今も一部ガスの値が高い地域があるとは。
  
  そんな過去もうさぎさんが癒してくれて
  色々思い出深い旅になりましたね。
  お邪魔しました。
  
  あつあつ　たこ天　美味しそー
  ╰(*´︶`*)╯♡
  
  

  チャッピーさん からの返信 2024/04/09 12:07:21

  Re: うさぎに癒される島ですね

  チーママ散歩さん
  
  こんにちは！
  いつもコメント１つ残さず読み専で申し訳ありません！！
  
  やっと娘の願いを叶えてやれてホッとしました。オットさんも大久野島のうさぎに惚れ込んでしまって、また早いうちに行きたいと言っていました(笑)
  
  何だか信じられないですよね、かわいいうさぎと触れ合っているその近くには、昔毒ガスを製造していた施設や砲台跡があって…
  
  歴史のことは全く詳しくないのですが、最近の旅行計画には少しだけですが戦争遺構を巡ることも絡めて計画するようにしています。
  毎回うさぎちゃんとかかわいい子たちが登場してくれるとこちらもテンション上がるんですけどね(*´艸｀*)
  
  またチーママさんの旅行記楽しみにしています！！