青春１８きっぷで智頭急行と岩日線未完成区間をめぐる旅（その3）

2024/03/25 - 2024/03/29

２０２４年春季の青春１８きっぷで第三セクターの智頭急行の普通列車で鳥取まで。その先は益田からバスで一部路盤が完成していながら遂に列車が走らなかった岩日北線の経路をバスでつなぎ、岩国まで向かう旅。今回は3日目と4日目をまとめてご紹介いたします。

エリア 岩国(山口)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

3日目は青春18きっぷを利用した移動はせず、益田でレンタカーを借りました。

道の駅 ゆとりパークたまがわ 道の駅

目的のひとつは須佐でイカを食べることでしたが、残念ながらこの日は水曜日で有名な食事処がお休み。もうひとつの目的である宇田郷駅近くにある惣郷川橋梁で撮り鉄の真似事をしてみました。
この日は前日とはうって変わって良く晴れましたが、上り列車を山側から撮影すると逆光となり、写真映えも今イチでした。

須佐で離合した下り列車は海側は順光ですが、列車が小さくなり、これも今ひとつです。鉄道写真って、なかなか難しいですね。
この列車は宇田郷14時09分発の益田始発長門市ゆきで、このあとは休み休みしながら益田のホテルに戻りました。

ホテルの大浴場で明るいうちに入浴をすませ、夕食に出ます。夕食は「寿し処みのり」というお店です。

寿し処みのり グルメ・レストラン

お造り。

今回はのどぐろの煮つけを奮発しました。お値段はそれなりにしますが、大変美味しかったです。このあとは４貫ほど握っていただきました。ごちそうさまでした。

翌朝は8時00分発の広島ゆき石見交通バスに乗りました。

益田駅 駅

六日市には9時16分着です。
岩日線は「岩国」と山口線「日原」を結ぶ計画の路線でしたが、このうち戦前に開通した岩国－錦町間が国鉄岩日線となり、錦町－六日市間の建設工事は戦後着手して路盤がほぼ完成したものの１９８０年に工事が凍結され、そのまま工事中止となって現在に至っています。いっぽう、六日市－日原は手つかずでした。益田から六日市までの石見交通バスは、ちょうどこの手つかずの区間をなぞるように走ってきたことになります。

この先は錦町まで、岩国市のコミュニティバスがつないでいます。ただし、コミュニティバスは錦町まで国道187号線に沿って直線的に走りますが、鉄路は六日市から約10キロの長大トンネルを掘り、大きく迂回して錦町に達する路線として建設されました。

コミュニティバスは六日市10時18分発、錦町10時43分着です。

錦町駅 駅

錦町の街はこんな感じ。

錦町からは、完成していた旧岩日線の路盤を利用して走る「とことこトレイン」に乗ります。この「とことこトレイン」は観光用の電動遊覧車で、通常は土日のみ運行されているため乗るのを諦めていましたが、春休み期間中は平日も運行されており、幸運にも乗ることができました。

とことこトレイン 乗り物

錦町を出るとすぐに入る全長1700メートルの「きらら夢トンネル」は、蛍光石で描かれた幻想的な装飾がほどこされています。

沿線には桜並木があります。この日は再び雨にたたられましたが、辛うじて桜並木の片鱗を垣間見ることができました。

雙津峡温泉までは約6キロ約40分の道のりでした。ここから錦町駅へ戻ります。

錦町からは14時24分発の列車に乗ります。

列車は2両編成でした。

岩国には15時33分の到着です。

岩国駅 駅

接続の山陽本線は15時41分発の瀬野ゆきでした。

広島で後続の糸崎ゆきに乗り継ぎ、糸崎には18時01分着。同じホームで18時02分発の岡山ゆきに乗り継ぎます。

糸崎駅 駅

岡山19時37分着。さら19時59分発の姫路ゆきに乗り継ぎます。

岡山駅 駅

姫路21時21分着。
この日の宿は初日に泊まったＪＲクレメントインです。結局この日の食事は朝食こそ益田のホテルでとったものの、その後は錦町のスーパーで買った菓子パン、広島の構内コンビニで買ったサンドイッチ。そしてＪＲクレメントインでのお夜食サービスで空腹を満たしました。

姫路駅 駅