2024/02/17 - 2024/02/17
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この旅行記のスケジュール
2024/02/17
この旅行記スケジュールを元に
ゴッホ・アライブ(Van Gogh Alive)。
名古屋、神戸に続き、2024/1/6~3/31の約3ヶ月間東京都品川区の天王洲にて開催。
前売り券を購入していたので開催後一月半後に行ってきたが、その時点でも大盛況。
波瀾万丈なゴッホの人生と作風の変化などが分かり易く示され、美術史に名だたる名画を鑑賞する割には敷居の低い取組みで、芸術の背景に触れた気がした。
絵画はある一瞬を切り取ったものではあるが、きっとゴッホの脳内にはこういう世界が展開されていたのであろうという想像を動画で表現する取り組みも素人には面白く、素直に楽しむ事ができた。
通例この手の催し物は写真撮影厳禁だが、ゴッホ・アライブは会場内の写真、動画撮影OKだったので、サラッと紹介させて頂く。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
相鉄JR直通線を使って大崎へ。
目的地の天王洲アイルに向かうにはりんかい線に乗り換えるが、先ずはここで昼食を摂る事とした。
Bistro Yagishowten (ビストロ八木商店)bistro yagishowten グルメ・レストラン
-
お昼のメニューはこちら
大崎駅至近というロケーションを踏まえるとなかなかにリーズナブルだ。 -
予約なしだったので30分ほど待って一階のカウンター席に案内された
-
奥様@不良夫婦オーダーの豚肉のバロティーヌ。
ワンプレート。
バロティーヌと言うと冷製をイメージするが、こちらのものは温製だった。
価格が価格だけに普通の豚のスライス肉を用いていたが、そこは創意工夫。
少しシェアさせて頂いたが、オリエンタルなスパイスの効いた一風変わったバロティーヌで、結構美味しかった。 -
旦那@不良夫婦オーダーの鶏もも肉のブレゼ。
こっちはセパレート。
オーブンで焼かれる時間はそれ程長くはなかったが、ほろほろと崩れるもも肉の食感が良かった。
良いお店を発見した。
ご馳走様でした。 -
さて、大崎でりんかい線に乗り換え3駅目。
天王洲アイルで下車する。
そこから徒歩6、7分。
ゴッホ・アライブ(Van Gogh Alive)東京展の会場 寺田倉庫G1ビルに到着。寺田倉庫G1ビル 名所・史跡
-
倉庫に入り階段を上がると『星月夜(The Starry Night)』をベースに左右にエキスパンドした壁画が掲げられていた。
芸術に造詣の深くない自分でもゴッホの構図は完璧だと思う。
なのでこれを芸術に造詣が深く殊更ゴッホの作品に明るい方が見たとしたら、差し詰め
Oh my Gogh!
と嘆かれる事だろう。
しかし自分を含めた世の中の大多数である芸術の入口に立つ人々にとって、これは紛れもないゴッホなのである。 -
こちらは『ひまわり(Sunflowers)』をモチーフにした壁画
-
エレベータで会場のある4階に案内される。
会場に入るとこういったゴッホの残した言葉が、彼の絵を簡略化したイラストと共に何箇所にも掲示されている。 -
ゴッホが画家として活躍したのは僅か10年。
それを大まかに5つの時代に分け、其々の時代のゴッホの心境の変化などを踏まえ、作風の変化について解説されている。 -
会場の前室はこのように明るく、上の写真の説明書きと同じような掲示物が幾つもあり、詳細な説明がされている。
一通り読んだ後で作品を眺めると、絵の向こうに存在した心の在り様が僅かにでも理解でき、鑑賞の手助けになった。 -
『ファンゴッホの寝室(The Bedroom)』を実物大で立体的に表現した展示物。
これも冒涜と取られかねないが、ここに鑑賞にくる自分のような人達にとってはとても興味深い展示物だ。
ゴッホの脳内には室内がこう映っていたのだろうか。 -
もし君が本当に自然を愛するのなら、いたるところに美を見出すだろう
なかなか含蓄のある言葉だと思う。
ゴッホの描いたひまわりは花弁(正確には舌状花)の散った、若しくは散りかけているものが多いが、彼はそこにも美しさを見出していて、そして彼が描くと私達のような凡人も美しいと感じてしまう。
ひまわりは敬愛するゴーギャンに宛てたものでもあるので、高い水準で美を見出した者同士にしか分からない部分はあるだろう。
ただ、ゴッホに影響を受けてゴーギャンが描いたひまわりもまた枯れかけている。
彼らの描いたひまわり達には、愛しき自然の全てを美しいと思える心こそが大切なのだというメッセージが込められているように思えてならない。 -
会場内。
照明を落とし、Panasonicの4Kプロジェクタでゴッホの絵画を映し出している。
単に映すだけでなく、時には音楽、時には動き、時には香りを結び付け、ゴッホの脳内を再現しようと試みているようだ。 -
こんな部屋もあった。
ただ、どうも星月夜を踏みつける事に抵抗が・・・ -
『花咲くアーモンドの木の枝(Almond Blossom)』
ぱっと見は日本画の桜のようだ。
ゴッホは歌川広重に強い影響を受けた画家なのでそう見えるのだろうか。 -
日本画との結び付きについても表現されていた。
https://youtu.be/oOxQQ5J28VA -
床にもプロジェクタの投影がある。
https://youtu.be/w9LCK8U1oYI -
『ひまわり(Sunflowers)』
-
これは結構好きな絵で『夜のカフェテラス(Cafe Terrace at Night)』
青く暗い夜空とガス灯で異様なまでに黄色く照らされるカフェの対照性に心の不安定さが垣間見える。しかしこういった鬼気迫るものの中にピンポイントで存在する美しさに心惹かれる方は多いだろう。
1888年、1889年はこういった暗い絵が多い。
動画は『ローヌ川の星月夜(Starry Night)』。
ゴッホの脳内ではローヌ川はこう映っていたのであろうと想像し、伝わり易いように動画で表現したのだろう。
この中の一瞬を切り取ったのだと思えた頃には既に相当に没入していた。
https://youtu.be/wOaV3bs8bSU -
『ファンゴッホの寝室(The Bedroom)』
別に展示されている実物大模型と比較し、その時ゴッホは何処に立っていたのだろうなどと想像を巡らせる楽しさがあった。 -
一部のスクリーンの前には6,7名が腰かけられるベンチがあったが、その他は立席だった。
一度10分ほどベンチに腰かけて休んだが、ベンチはベンチでスクリーンに近過ぎて鑑賞すると首が痛くなった。 -
消えかけの時に慌てて撮ったので凄く暗いが、この自画像は左目が上の方を向いている。
この目の自画像に覚えがないので調べたのだが、多分1889年の8月に書いた自画像に手を加えたものだと思う。
結構好き勝手やってるようだ。
ゴッホが出した手紙だと思うが、絵画以外もこんな感じで動画にしている。
https://youtu.be/9rfm5FblQ5A -
コンテンツがひとしきり終わったので会場から退室。
と、ひまわりのブースがあった。
上手く撮るとひまわり畑にいるような写真を撮る事ができるらしいが、我ら不良夫婦にはそんなメルヘンチックな写真は似合わない。 -
出口近くにお土産ブースがあり、こんなガチャも置かれていた。
奥様が面白がって回して小袋を一つゲット。 -
色々なギフトが売られていたが、この鞄はちょっと高額に過ぎるのでは・・・
我ら不良夫婦はプラスチック製のポストカード(夜のカフェテラス と ひまわり)や付箋やその他小物を幾つか買って帰った。
絵画鑑賞というより芸術家の側面を見るような催しで、興味深く楽しむ事ができた。
品川天王洲で開催される東京展は2024/3/31まで。
次は2024/6/15~9/13の福岡展。
九州、中国地方西部の方は足を運ばれてみてはいかがだろう。
了
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