川崎市高津区の久地梅林公園あたりを散策してみる

2024/03/07 - 2024/03/07

遠方の友人が、川崎市武蔵小杉に滞在していたので、近隣の散策をすることに。せっかくなので梅を見たいと思うのだけれど、近くの久地梅林公園は川崎市でもマイナーな、つまり小さな梅園であるらしい。そこを目指しての散歩はしかしなかなか楽しい1日になりました。

表紙は久地梅林公園の紅梅

エリア 溝の口・武蔵小杉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

武蔵小杉駅で待ち合わせをして、南武線、津田山駅で下車。

JR南武線は神奈川県川崎市と東京都立川市を結ぶ古い線路。1927年開業。以前利用した時は横揺れと走行音がひどかったけれど、新しくなってました。

津田山駅 駅

どっちへ行って良いのかわからず。近くで話をしていたご近所に住むらしき3人の若い方に聞く。そのうちの1人がとても詳しく教えて下さった。

Googleマップではこの駅が最寄だったけれど、どうやらひと山超えて行くことになるらしい。

ファミマの手前の坂道を登る。山越えと聞いて覚悟して登る。

お寺のようなところで左折。今度は下る。

遠くに見えるのは、多摩川の対岸、用賀あたりのビルのよう。

さらに下る。結構な坂かと思ったらさほどでもない。しかし道はあるのか？

突然、日露戦没記念碑。この山は住宅街になる前は鬱蒼とした自然が残っていたかも。

久地（くじ）神社到着。最近改装された模様。ここで山越え終わりです。覚悟したほどの山ではありませんでした。

平瀬川らしい。ニケ領本川合流合流点とあるので、ニケ領川というのかも。よく見ると平瀬川をほぼ直角に曲げている。

平瀬川はすぐそばの多摩川へ合流します。

それにしても大きなマンションがこんなに川の近くに立っているとは。

二ヶ領用水久地円筒分水 名所・史跡

その先にあったのが、「久地円筒分水」。2人とも初めて聞く言葉。

「円筒分水」とは、農業用水などを一定の割合で正確に分配するために用いられる利水施設。
稲穂の国、日本各地にあるようです。

久地円筒分水 名所・史跡

円筒分水、円形分水、円筒分水槽、円筒分水庫などとも呼ばれるようです。

昭和16年に作られてます。多摩川の氾濫や治水には長年悩まされていたこの流域では大いに役立っていますね。

少し行くと、かすみ堤と言うのがあり、

桜の木が残っている堤。

かつてはこの堤で川からの被害を止めていた跡のようです。

少し戻って、目的地「久地（くじ）梅林公園」到着。

少しだけ梅が見られます。

このあたり、江戸時代から梅林だった一帯らしいです。

白梅と、

紅梅も。

しかし今では残っているのはほんの一角だけ。

園内には小高い丘もあって、近くの園児たちにとっては格好の遊び場になっていました。今では土の上を走ることも少なくなっているせいか、本当に楽しそう！

北原白秋の詩が石碑になっていて、1933（昭和8）年に与謝野鉄幹に招かれた梅見に、当時世田谷区に住んでいた白秋が駆けつけ、贈った歌だそう。

君がため　未明に起きて　梅のはな　見に来たりけり　まさやけき花

府中街道沿いのバス停留所の名前は「梅林」。

私たちは隣の溝の口駅まで歩きます。

先ほどの久地円筒分水からの農業用水が流れています。この用水は新川崎あたりで取水口から吸い上げられてなくなるようです。

途中にあった中華料理店「龍華飯店」でランチにします。こういうマチ中華のお店は美味しいはず。

龍華飯店 溝ノ口店 グルメ・レストラン

コスパの良い美味しいランチでした。杏仁豆腐もついて千円未満です。

溝の口駅のそばに発見！この辺りに小学生の頃住んでいたら必ず学びますね「久地円筒分水」のこと。

溝の口駅 駅

今回は、久しぶりに駅の反対の丘にある、星のサロンへ。

星のサロン グルメ・レストラン

外のテラスは少し寒そう、と中に座ります。

ちょうどミモザが満開でした。

ミモザはオーストラリア南東部が原産。マメ科アカシア属。

帰りは少し近道をして小さな山をおります。これが結構怖い道でした。

田園都市線、大井町線、南武線の通る溝の口の駅のそば、高架になっていて、ベーカリーを探すのにちょっと手間取りました。アクティビルのレトロベーカリーでパンを購入。レトロな三輪車あり。

友人から瀬戸内海のお土産をいただきましたー。

友人が遠方から来てくれると、普段出かけない所へ行くので、新しいことや街に出会えて楽しい。