天皇誕生日の３連休に会社の友人と伊豆の峰温泉花舞竹の庄に泊まってきました。伊豆の温泉を見ていて、たまたま湯船も旅館建物も風情のある温泉旅館を発見。それが峰温泉花舞竹の庄だったのですが、河津町にあるため、せっかくですので河津桜の季節に行ってみることにしました。<br /><br />で、どうだったかというと、２週間前に既に河津桜も満開と聞いていたため、桜もほとんど残っていないのではと危惧しましたが、何とか花見がギリギリ出来る位、残っていてラッキーでした。楽しみにしていた峰温泉花舞竹の庄ですが、期待以上に素晴らしい旅館でした。旅館内部もお風呂もとても風情がありました。食事は、夜も朝もちょっと寂しい内容でしたが、旅館も桜も期待以上に楽しめ、行って良かったと思います。

伊豆峰温泉花舞竹の庄に泊まってきました & 河津桜少し満喫の旅

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2024/02/23 - 2024/02/24

522位(同エリア839件中)

エリア

河津温泉郷・今井浜(静岡)

「ばんばん食堂ラスカ熱海店」

在来線を乗り継ぎ、熱海駅には10時48分に到着しました。予想はしていましたが、駅ビルのレストランは開店前から混雑していました。何とか開店と同時にここのお店に入ることが出来ましたが、あっという間に長蛇の列になっていましたので、早めに行って正解でした。

下の写真の定食とノドグロの丸干しを食べましたが、結果的にこれが今回の旅行で一番豪華な食事となりました。
熱海駅前のアーケードです。予想はしていましたが、ここまで混んでいるとは！　でも、どこかの記事で読みましたが、昼間は凄い混雑でも、泊まる人は少ないらしく、夜は閑散としているのだそうです。コロナで人の動きが変わってしまったようです。
12時51分発の「特急踊り子１１号」で河津に向かいました。河津桜の季節ですので満席だと思っていましたが、満席ではありませんでした。昼過ぎなのに夕暮れ時のように薄暗くて寒い日でした。
河津駅には14時05分に着きました。翌日の朝食もないため、駅前の「あおき」というスーパーで翌日の朝食を買いました。写真は、「あおき」で売っていた桜まんじゅうと桜大福。せっかくですので、それぞれ１個ずつお買い上げしました。
「峰温泉花舞竹の庄」

写真は翌日に撮ったものです。着いた日は、雨が降っていて寒々としていました。河津駅から旅館まで歩いて３０分位ですが、運良くタクシーが捕まりラッキーでした。
旅館の入口です。14時40分過ぎに着きましたが、チェックイン時間前にも拘わらず、チェックインさせてもらいました。
旅館の玄関入口を入ったところですが、とても風情がありました。この景色が気に入り、何枚も写真を撮りました。
旅館の受付です。素泊まりでしたので、宿泊代金の7,830円を前払いしました。
入ってすぐ左手にあるロビーラウンジ。とても7,830円の旅館とは思えない位、立派はラウンジですが、元々は割烹懐石料理を出す高級旅館だったのだそうです。
夕食時に居酒屋の女主人の方から聞いたのですが、ここの旅館は、元は新宿の遊郭だった建物をこの地に移設したのだそうです。この階段辺りも、以前に訪れた遊郭建築の旅館に似てるし、色気のある色使いから、もしかしてとは思いましたが、やはりそうでした。

お部屋の入口です。写真を撮った時には気付きませんでしたが、言われてみれば、引き戸の色使いも色っぽく感じました。
１泊食事なし、２人泊で一人7,830円でした。１人泊だと一人10,000円ちょっとと言われたような気がします。部屋の広さとかお風呂の内容からすると割安だと思います。値段からしたらトイレなしも仕方ないと思っていましたが、後から調べたら、トイレ無しなのはどうもこの部屋だけと知り、ちょっと残念な気がしました。値段は同じなのに…
トイレはありませんでしたが、洗面台はありました。
トイレと洗面台ですが、トイレは男女共用でした。HPを見ると現在使われている部屋は５室だそうですが、私たちが泊まった部屋以外、全てトイレ付きでした！　私たち以外にトイレを使う人もいなかったようですが、トイレは一つ下の１階にありました。
「大正檜風呂」

２階にある大正檜風呂。浴室に入って、最初に見えてくる光景がこれです。お風呂の写真を見て、この旅館に泊まろうと決めましたが、実物は写真以上に風情がありました。
湯船を正面から撮ったものです。檜風呂と木枠の窓。昭和の時代から時間が止まったようでした。
湯船の左側を撮ったものです。お湯が掛からないようにして欲しいとご主人から言われましたが、お湯が掛からなくても、文化財のような木枠の窓が湿気で傷んでしまうのではないかと心配になりました。
お風呂の右側は、こんな感じの、レトロなモザイクタイルの仕切り塀でした。塀の向こう側は見えませんが、お風呂ではなく、物置か何かのスペースのようでした。
角度を変えて撮ったものです。斜めにしないと全体が入り切りませんでした。
お湯は無色透明で黒っぽい湯の花がたくさん浮いていました。ほとんど無味無臭ですが、温泉臭のような匂いも感じられ、パンチはありませんが、なかなか良いお湯だと思いました。

湯船の木枠の至るところが朽ちていて、鄙びた温泉心を擽られました。右の写真は湯口付近のパイプですが、白い温泉成分が固着していました。
真夜中に写真だけ撮ってきましたが、一人入っていたら、何かが出てきそうで怖いかも。
「伊豆石風呂・ヒスイ露天風呂」

夜間は男女入れ替えでこちらのお風呂が使えるようになりました。
全く期待していませんでしたが、広々とした露天風呂に内風呂も大小２つありました。このお風呂ですが、何と貸切使用することも出来ます！
ここのお風呂の利用ルールがとても分かりづらいです。「大正檜風呂」は男女の切り替えがあり、入れる時間帯と入れない時間帯があります。一方の「伊豆石風呂・ヒスイ露天風呂」は写真のように「家族入浴中「女子入浴中」「男子入浴中」の時間帯があります。ということは、「大正檜風呂」が女性専用の時、「伊豆石風呂・ヒスイ露天風呂」が「女子入浴中」または「家族入浴中」として使われていたら、どのお風呂にも入れないことになります。で、実際に、翌朝、恐れていたことが起こりました。写真は、その時に撮ったものです。まあ、１泊7,000円台ですから不満を言ってはいけません。
「居酒屋　さがみ」

外は寒くて、雨が降っていたため、夕食は旅館からすぐの「さがみ」という居酒屋にしました。
Googleの口コミを見たら、もつ煮が美味しいと書いてあったため、１人１つずつオーダーしましたが、美味しかったです。
締めの焼きそばが美味しかったです。居酒屋に行ったのは久しぶりでした。
外は寒くて雨が降っていましたが、せっかくですので夜桜を見てきました。ライトアップはされていましたが、見物客はほとんどいませんでした。
朝食は、前日に河津駅前のスーパー「あおき」で買った菓子パンをお部屋で食べました。

「峰温泉大噴湯公園」

旅館からすぐのところにありました。吹き上げる時間を調節していて、昼間は１時間おきに吹き上げるようです。３０m位上がります。２日目は朝から好天で、見事な虹が出来上がりましたが、風向きが良くなく、噴水をもろに浴びてしまいました。
翌日は途中から晴れ、花見日和となりましたが、６～７割方散っていて、葉桜状態でした。それでも２週間前に満開と聞いていましたので、これだけ残っていただけでも有り難く感じました。
桜の花よりも、桜の集まってきたメジロに興味を引かれました。１本の桜の木に２０匹以上いることも稀ではなく、メジロを眺めているだけで癒されました。
満開の時にどれほどの人だったのか知りませんが、３連休で晴天ということもあり、かなりの人出でした。花見気分が味わえたのは良かったと思います。
お昼は、河津駅周辺のお店がどこも混んでいたため、スーパー「あおき」でお寿司を買い、駅前のベンチで食べました。
「金谷旅館」

河津駅から近いこともあり、以前来て好印象だった金谷旅館の千人風呂に行きました。蓮台寺駅から歩いてすぐでした。
以前来たときには、この台の上に水槽があって、金魚のような鯉が愛嬌を振り撒いていましたが、その水槽は下に置かれていました。受付のお姉さんに聞いてみたら、１、２年前に天に召されたのだそうです。興味がある方は下のリンクを見てみて下さい。

https://4travel.jp/travelogue/11679597
「千人風呂」

写真はHPから拝借したものです。ここは混浴ですが、結構若い女性の方がバスタオルをぐるぐる巻きにして入っていらっしゃいました。お湯は、峰温泉と似たようなお湯でした。かなりの人数が入っていましたが、広々としているため、圧迫感はありませんでした。泊まりで来て、一人で千人風呂を独占できたら気分良さそうです。
その後、友人が行ったことがないとのことで、下田まで足を伸ばしました。下田駅からペリーロード付近まで歩いてみました。
ペリーロード付近で買ったアイスクリーム。