2024/02/22 - 2024/02/28
770位(同エリア8626件中)
関連タグ
falcon38さん
- falcon38さんTOP
- 旅行記155冊
- クチコミ43件
- Q&A回答37件
- 249,516アクセス
- フォロワー47人
いつもお世話になっている仏像の勉強グループの皆さんと、カンボジアに行ってきました。日程は以下の通りです。
2月22日:成田前泊(ホテル日航成田)
2月23日:ハノイ・ノイバイ空港で乗り継ぎ、シエム・リアップ空港へ
宿泊はソマデヴィ・アンコール(23~25日)
2月24日:シエム・リアップ郊外遺跡見学
(プノン・クーレン、バンテアイスレイ、バンテアイ・サムレ)
2月25日:アンコール・トム、アンコール・ワット、プノン・バケン見学
2月26日:シエム・リアップ郊外遺跡見学
(サンボ―・プレイ・クック遺跡、ロリュオス遺跡)
シエム・リアップ空港からビエンチャンを経てプノンペンへ
宿泊はプノンペンホテル
2月27日:プノンペン王宮、プノンペン国立博物館、中央市場見学
プノンペンからハノイノイバイ空港へ。
2月28日:深夜便で成田へ。7:30成田解散。
航空券は、すべてベトナム航空です。
途中で脱線も入りますが、どうぞお読み流しいただければと思います。
PR
-
今回は団体ツアーですので、気が楽です。集合時間が成田空港に朝7時ですので、ホテル日航成田に前泊しました。
ここはテレビが東芝REGZAでいいのですが、自販機の「お~い、お茶」が250円!(>_<) ホテルにあるコンビニだと安いらしいです。 -
ベトナム航空でハノイノイバイ空港に着きました(所要時間6時間半)。
-
ハノイからシエム・リアップ新国際空港へは、1時間50分のフライト。
新空港は昨年11月に開港したばかりで、市内から51km。
旧空港は市内から8kmですが、閉鎖されるそうです。
援助したお国の色彩が、処々に満載でした。 -
お世話になるガイドさんと合流。
-
ホテルでは、夜食にサンドイッチ、フライドポテト等がでました。
地元のAngkor Beerをいただきます。
タイのTiger Beerやその他の国のビールも飲めます。 -
今回3連泊するのは、シエム・リアップの街中にあるSomadevi Angkor。
「シエム・リアップ」は、現地の方の発音は「シエム・リープ」です。 -
朝食はビュッフェで、フォーらしきものを作ってくれます。
後列左が平打ち麺、真ん中は黄色いのでもしかしたら小麦の麺か?、右は良く見る米粉のフォーのようです。野菜を加えて係の方に茹でてもらいます。鶏がらスープでした。 -
ガイドさんからは「カンボジアの水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを飲んでください」と言われました。
1本1US$程ですが、ツアーではありがたいことに何本でも無料でもらえました。ホテルからも2本/日(ただし375mlと小さい)提供されました。
「eau」とフランス語で書いてあります。
Ca 52mg/L 、 Mg 16mg/L 硬度 52 x 2.5 + 16 x 4 = 194
と、中硬水(100~300)または硬水(WHO分類、120以上)でした。
確かに、味は硬水的でした。 -
お世話になった日本語ガイドさん。
観光はコロナの影響から回復しておらず、日本人も戻っていないとのことでした。確かに以前の金額を覚えているだけに、現状では海外旅行マインドが冷えている気がします。
驚いたことに彼は日本滞在の経験はなく、1年間勉強しただけとのこと。
何年も外国語を勉強している(といっても継続してませんが)自分が情けない(>_<)
われらが仏像の先生も解説してくれますが、現地ガイドさんの存在は遺跡めぐりには必須です。 -
クメール王朝発祥の地プノン・クレーンの山と渓谷。
-
川底に刻まれたthousand Linga。
Lingaとは男根の象徴で、ヒンズー教では崇拝の対象です。 -
見事な滝がありました。
-
バンテアイ・スレイの赤い砂岩のレリーフ。
右の穴だらけの石は、ラテライト。
上のくちばしがあるのがガルーダで、下の上顎だけのがカーラです。 -
バンテアイ・サムレ。
-
バンテアイ・サムレに落ちる夕日。
-
夕食は「AMAZON ANGKOR」というアプサラダンスで有名なレストランで、クメール料理をいただきました。
アプサラ(天女)のダンサーたちの多く(90%)もポル・ポトの犠牲となり、難を逃れた人々がかろうじて復活させたとのことです。ポル・ポトの犠牲になった人数は特定されておらず、国民の1~3割と推定されるとてつもない数字らしい。 -
ガイドさんに教わったカンボジアの美味しい麺(ノムバーチョック)です。米を水に一晩ひたして石臼でひき、それを布で包んでまた水につけて作るとのこと。薬味を入れた後に左下のスープをかけますが、これがココナツとカレーの風味がして大変美味しかったです。
「アジアにラーメンより美味しい麺はあるのか?」をテーマに各地で探していますが、ベトナムのフォーにしてもマレーシアのアッサムラクサにしても米粉の麺ですから、ラーメンの小麦の風味が勝ります。アジアは暑いので小麦栽培に向いていないのですが、米粉の麺で美味しいのはビーフンくらいではないかと思っています。
中央アジアのラグメンは小麦ですが、ラーメンの敵ではないとの印象。
「麺」、「具」、「スープ」の三点においてラーメンを越えるものはあるのか? 台湾や中国でも探したいと思っています。 -
翌2月25日。今宵は満月です。
いよいよアンコール・ワット見学です。 -
満月の日は、アンコールワットで最も高い中央祠堂のところまで登れるらしい。
といってもてっぺんではなく、すぐ下の部分ですが。
写真は、参道脇の池付近から撮った逆さアンコールです。 -
まずは午前中にアンコール・ワットの北方に位置し、造営も50年遅いアンコール・トムを訪問します。こちらも世界遺産です。
正面の南大門は四面塔(←点線部分)になっています。橋の左は神様の列、右は阿修羅の列で、ヒンズー神話の「乳海攪拌」の一場面です。 -
アンコール・トムの中心にあるバイヨン。
-
バイヨンの遺跡救済活動には、日本国政府が資金を提供しています。
これのチャイナ版(←国旗の部分が中国)もしばしば見かけました。カンボジア政権は中国が大好きで、Siem Reap新空港やいろいろな道路は中国色を前面に出しています。 -
バイヨンの四面塔の観世音菩薩です。
石に発育したものをガイドさんが「カビです」と言うので、「これはカビ(mold)」ではなく「地衣類(lichen)」です」と教えたら、スマホで検索してましたが、翌日から私の方をチラ見しながら「これは地衣類です\(^o^)/」とドヤ顔で説明していました。学習熱心なガイドさんでした。 -
露天の果物売り。後列左からドリアン、イェローマンゴー、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツ、前列左からイェローマンゴー切り身、マンゴスチン、ランブータン、(おそらく)グリーンマンゴー。
美味しいのはドリアン、イェローマンゴー(←グリーンマンゴーは果物というより野菜)、マンゴスチン、ランブータンです。ドラゴンフルーツは美味しくないですが、美味しいものもあるらしい。ジャックフルーツは食べたことがないので、いつか食べてみたいです。 -
ついにやってきました! アンコール・ワットの有名な参道。
-
西塔門からいよいよ中に入ります。
-
有名な第一回廊のレリーフ。
ラーマヤーナの物語(←魔王ラーヴァナにお妃のシータ姫を誘拐されたラーマ王子が猿軍団のハヌマーンの援助を得てラーヴァナを倒す物語)が彫られています。 -
ハヌマーンの肩に乗り弓で矢を射るのがラーマ王子。
-
ここを祇園精舎だと思っていた森本右近太夫一房の落書き(1632年)。
墨書ですが、その後消されかけていて判読困難とのことです。 -
中央祠堂のある第三回廊への急な階段。
見えているのは、まだ中央祠堂ではありません。 -
こちらが、須弥山を模したと言われる中央祠堂。
ここまでが一般観光客が到達できる最高点です。 -
女神の像(デバター)
カンボジアは2月とはいえ大変暑く普通はこれにて撤収ですが、このあとプノン・バケン山に登りもう一つの寺院からの絶景を見るというのがこのツアーのスゴいところ。
おかげでホテルに戻ってからは毎日バタンキュ~で、恒例の街歩きもしませんでした。 -
プノン・バケン山へ向かう途中の展望台からの景色です。
本当はこの上の遺跡のてっぺんから日没を見る予定でしたが、着いた時には既に日が沈みかないませんでした。 -
ここで、しばし脱線。
アンコール遺跡の窓枠には、このような連珠状格子がしばしば見られます。日の光により、反対側の壁に影が出来ています。 -
昨年の7月22日、NHK-BSで「究極ガイド 2時間でまわるアンコールワット」が放送され、ナレーターの林遣都さんがこの格子を「影の形がアンコール・ワットの影と同じ形をしているんです」と述べ、大塚寧々さんが「ホントだ~!」と返しています。
ここまではいいのですが、その後の台詞は正しいのでしょうか?
林遣都 :この影の形も計算された上で連珠窓は作られたと言われて
います。
大塚寧々:へぇ~、細かい所まで工夫が凝らされているんですね~
読者の皆さんは、これをどう思われますでしょうか?
こんなことを俳優さんたちが思うわけはなく、誰かが仕組んだハズです。 -
自分の経験では、NHKの番組にはトンデモナイ!ものがあります(>_<)
2013年8月のことですが北八ヶ岳の麦草ヒュッテに宿泊しコケの観察会が行われました。たしか日本蘚苔類学会(←コケの学会です)主催で、国立科学博物館をはじめ研究機関の方々やアマチュア愛好家が参加しました。
そこにNHKが取材に来ており(左下が取材光景)、その後タイトルはよく覚えていませんが上のような感じの番組として放送されました。
なんと映っている「コケ」の画像の多くが、「コケ」ではなく「地衣類」だったのです!
現場ディレクター(女性)は勉強ゼロ、コケの観察会なのに地衣類を撮影しまくり、専門家の監修も受けずに放映したとしか思えません。
正しいかどうかわかりませんが、最近のNHKは番組制作の一部をバイト職員に丸投げし、正職員がチェックを入れていないのではないかと想像しています。「ためしてガッテン」や「クローズアップ現代」など次々とズサンな取材・制作が問題となっています。
NHKの取材を受けたことのある先輩のお話では、NHKのインタビューは事前の練習がありストーリーが決まっていたそうです。私自身もノートルダム火災のあとTBSのインタビューを受けましたが(ノートルダム寺院で、日本のテレビ局に取材されました( ゚Д゚):https://4travel.jp/travelogue/11493387)、インタビューアーの意向に沿わないと撮り直しとなりました。
放送するのはテレビ会社ですからある程度は仕方ないかもしれませんが、これってヤラセですね。
昔、さまざまな名作ドキュメンタリーを作ってきたテレビ、マスコミ業界が科学的思考を取り戻し奮起してもらいたいと思っています。
以上、脱線でした。 -
四日目は、アンコールワットの東にあるカンボジア第三の世界遺産サンボ―・プレイ・クック遺跡を見学しました。
時代的にはプレ・アンコール遺跡で、砂岩やラテライトを用いるアンコールワットと異なりレンガで作られています。 -
丸いメダイヨンがありました。
-
ここが世界遺産になったのは2017年と最近だそうですが、早速この辺の不動産をねらってマンション(になる予定)や分譲地ができたそうです。
作りかけで放置状態のこんなものを作ったのは、どこのどいつだ!
(1)ドイツ
(2)フランス
(3)中国 答 (3)
遺跡周辺も地雷が多数埋まっていたそうですが、今は撤去されて安全とのことでした。 -
昼食後は、ロリュオス遺跡の見学。
遺跡の修復・管理は、日本の早稲田、上智大学が協力しているそうです。
プリア・コーという聖なる牛。コブのある牛は日本ではみかけませんが、インドでは普通に見られました。 -
守門神「ドバラパーラ」。
-
バコン寺院の夕日。
-
夕食後、シエム・リアップ空港からプノンペンに移動します。
Domesticでも中国に気を使っているのか・・・
私はスーツケースにうっかりPCを入れてしまい、別室で出すよう言われました。バッテリーがダメなのでしょうね。
係員がスーツケースの中を調べるんですが、めざとく日本の500円玉をみつけ「Can I check it?」と聞いて来ます。もちろん「Yes」。
しばらくして、「Is it for me?」とのたまいました(*_*)
はぁ、あんた何言っとるん? 即座に「No!」と答えると諦めました。
おそらく録画とか撮っているかもしれませんが、うっかり「Yes」とでもいうと係員のものになってしまうのでしょう。
そもそも硬貨に反応すること自体、アヤシイです。硬貨をcheckするなんてウソっぱちで、最初からくすねたかったと想像(>_<)
ったく、この人たちは今だにこんなことをやっているのか・・・ -
プノンペンまでは45分です。
多くのツアーはプノンペンを訪ねることはなく、楽しみにしていました。 -
プノンペンでは女性ガイドさんが、とても詳しく教えてくれました。
娘さんが日本の大学に留学されるそうです。
左は王宮。 -
王宮内部を見学します。
前のシアヌーク王はカンボジアの重要人物で国民の人気は高いそうです。現在の王様は息子さんですが、今一つの人気なるものの、優しい方とのことでした。
カンボジアの政治・社会についても教えてくれました。 -
ついでプノンペン国立博物館。
-
内部はカメラによる撮影は禁止ですが、スマホの撮影はOK。
確か新疆ウイグル地区のキジル洞窟も同様だったのですが、カメラはダメでスマホはOKとは、どういう意味なんでしょうかね?
小生はスマホの充電を忘れ、貴重な写真が撮れませんでした(泣) -
小学生の時に社会で習ったメコン川を、リアルに見ました。
-
中央市場にやってきました。
-
イナゴの隣はゲンゴロウか? クモは勘弁だなぁ(*_*)
-
市場でお土産にカシューナッツを買いました。500gで$4.5です。
とても美味しく、モロッコのアーモンド以来のヒットでした。
「日本の方はカシューナッツは実の中にあると思っているでしょうが、実の外にできるんですよ~」と、ガイドさんが教えてくれました。
空港ですと150gで$10でした。 -
日本のスーパーでは、インド製で少し小ぶりでしたが35gで214円。
カンボジアは胡椒も有名だそうです。
産業が第一次産業と観光がメインの国は本当に大変で、スリランカ、モルディブ等さまざまな国が中国の影響下になってしまうようです。
今回2月下旬にカンボジアを訪れましたが、外は暑かったです。夏だとキビシイなぁ。$1札をたくさんと$5札を少し持って行くと、買い物やレストランでは困りません。私は25¢硬貨も持って行ったのですが、使えませんでした。例えば$1.5のものに$2払うと、おつりは現地通貨(リエル)で帰ってきます。
ガイドさんに猫ひろしさんを知っているか尋ねたところ、彼はプノンペンに住んでいて以前はテレビにもよくでていたそうです。オフィシャルHPを見てみましたが、日本とカンボジアでご活躍のようで良かったです。
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- nekochanさん 2024/03/11 05:00:11
- ハードスケジュールだったんですね。
- こんにちは。falconさん。
皆さんすごいですね。
わたしがシェムリアップに行ったときはそこまできつくなかったような気がします。
というか風邪をひいてしまった夫と一緒だったのであまり見なかったというのか。
アンコールワットのこと、あまり覚えてません。(;゚Д゚)
見たときに感動したというのは覚えているんですけど、具体的なことが記憶にあまりないです。あれれー。
日本が協力したという看板は見ました。falconさんの写真で思い出しました。
ところで、以前falconさんがお書きになった
Barre caramel d'Isigny Chantilly et sa Glace vanille
の et sa についてフランス人に聞きました。
彼女が言うには、
レストランのフランス語ね。このsa は擬人化してて特別な感じを出してるのね。
普通だったら et la Glace だけど、la barre に属している特別なglace (だからカラメルバーにあわせて作ったみたいなかんじですか?)と言いたくてsa Glace と言ってる。普通はsa って言わない。
ということでした。
Chocolat だったら et son になってるということで別にsa はたまたまだったみたいです。
なるほどね~。でした。
ではまた。
- falcon38さん からの返信 2024/03/13 06:52:09
- Re: ありがとうございました!
- nekochanさん、こんにちは。
「et sa 〇〇〇」の件、フランスの方にお尋ねいただきありがとうございました。
「普通だったら et la Glace」、「普通はsa って言わない」という事ですね。だけど「la barre に属している特別なglace (だからカラメルバーにあわせて作ったみたいなかんじですか?)と言いたくてsa Glace と言ってる」というご説明で、とてもよくわかりました!
しかも「et son」もやっぱりあり得るわけですか。「et son」をみた記憶はないので、いつか「et son」に巡り合いたいです。
(上記は、フランス語のメニューに出てくる表現で「Barre caramel d'Isigny Chantilly et sa Glace vanille」(日本語では「Isigny Chantilly(←地名)のキャラメルバー、バニラアイスを添えて」みたいな感じだと思います)の中の「sa(←英語のher)」について、以前小生がコメントした事へお答え頂いたものです。)
今回の旅行はスケジュールがタイトでしたが、皆さん知識欲が旺盛でいろいろなお話を伺いためになりました。仏像の勉強グループでは、年に何度か国外の遺産へ連れて行ってくれるので楽しみです(いままで行ったのは、タイ、インドネシア、新疆ウイグル、インド、トルコ、イタリア、フランス、ウズベキスタン)。70台後半の方も元気に参加されておられるので、これからも頑張って参加したいと思っています。次回は南インドの計画らしいですが、どうなるか?
nekochanさんの次の旅行記、楽しみにしております。
かさねがさね、ありがとうございました!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
シェムリアップ(カンボジア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
シェムリアップ(カンボジア) の人気ホテル
カンボジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
カンボジア最安
150円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
2
53