2024/02/02 - 2024/02/03
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ちびのぱぱさん
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この旅行記スケジュールを元に
6年ぶりの故郷、東京で一日さんぽ。
地下鉄の一日乗車券でも買って、気ままに歩こうかと思っていましたが、途中で気が変わり、今日はコンリンザイ地下鉄に乗るのはやめ、ひたすら歩くことにしました。
理由は特にありませんが、しいて言えば、空が青すぎたのかも。
さて、旅のメモでも見返そうかと思ってメガネはどこかとあたりをキョロキョロ。
あった、自分の鼻の上だ。
「いやだなあ……」
そういえば、……似たようなことが今回の旅でもあった。
泊まったホテルで最後のチェックアウトで返却すべきカギが見当たらない!
駅前での知人との待ち合わせ時間が刻々と迫る。
荷物をひっくり返し脂汗を流していると、
「あのー、何かお困りですか?」
と柔和な顔の従業員の男性。
「いえ、たった今まで持っていたカギがどうしても見当たらないんです。ほんとに今まで持っていたんです!」
「そうですか。ちょっと袖をめくってみてください」
「えっ!」
キツネにつままれたように腕をたくし上げると、バネ状になったストラップが左手首に巻き付いてカギがついていました。
老いてゆくというのは、こういうことなんだろうか……。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 徒歩 Peach
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道東の 妻の実家の引っ越しを 手伝うはずが ひとりかも寝む
列車の切符の予約までしていましたが、急用ができて東京に行くことに。
札幌北部の自宅からの出発は一緒。
昨日は大雪でして、どちらも汽車と飛行機の心配。
しかし、極寒の2月1日を入居日と指定する道東の町役場の担当者の心意気は、立派としか言いようがない。
バスで着いた札駅みどりの窓口で、
「旭川までのライラック、遅れが出ているようですが、旭川からの特急大雪に無事乗り継ぎできるでしょうか」
と尋ねてみる。
「大丈夫じゃないですか、大雪(だいせつ)も今のところなんともありません」
こう字面で見ると別に何ともない感じですが、なんとなく突き放した感じでおっしゃる。取り付く島もない、というのでしょうか。
札幌駅だけですね、このうんざりした感じ。
他はどこもとても親切な印象があるのでつい比べてしまうけど、仕方がないのかな。
まあ、妻も空港に行く私も大丈夫そうなので、ひとまずスタバで祝杯。札幌駅 駅
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とある女性にスタバのワンモアコーヒーの話をしたら、
「わたし、フラペチーノしか飲んだことありません」
と言われました。
フラペチーノ?なんじゃそりゃ?と思いましたがなんとなく高そうな語感。
おいらとっても、みみっちーの。
そんな私に、スタバのギフト券をくださったので、頼んでみました。
キャラメルとダークモカフラペチーノ。
なるほど、こういう飲み物でしたか。
おいちーの。 -
用心してかなり早く千歳空港に着いたので、空港をさまよってみました。
いつもは流すお土産屋もじっくり見て回る。
今はこんなものが流行っているのか、と気になるものも多々ある。
立ち食い寿司……いつの間にかこんなのができて、行列になっていました。新千歳空港 空港
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カミさんと一緒なら並んで食べたかもな、と思いながら通り過ぎ……
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「お兄様と、〇ちゃん(妹)のところにお土産買ってってね!」
と、きつく指令されていたのを思い出し、購入。
「空港で買うからさ」
と、妻がお土産を買おうとするのを押しとどめていました。
お土産をパスしかねないと見抜かれていた……。
結局、自分が食べたいものが選ばれる。
値段も手ごろ。 -
昼時なので、いろいろ見て回りましたが、どこも値上げしていてテンションが下がり、ついローソンのカップラーメンに手を出す。
「お湯、あります?」
「あ、あると思います。ねえ、お湯ってどこだっけ?」
どうやら空港でカップラーメンなんか食べる人はあまりいないらしい。 -
前回ジェットスターに乗ったとき、もたもたしていたら一番後ろの席に追いやられたので、いの一番にチェックイン。
結局、一番後ろから二番目の席だった。
一つ出世した。
制限エリアに入りメールのチェック。
今回、一人時間が多くなりそうなので、イヤホン持参。
ワイヤレスなのですが、扱いが慣れていないのですぐに使えなくなりました。 -
成田空港から、深川の森下へ。
一人旅なもので、ゲストハウスなる宿に。
この時は二千円台でした。
ずいぶん探し回りましたが、結局ぐるっとまわって、地下鉄の出口のすぐ近くでした。
詰めが甘すぎる……。オークホテル江戸 宿・ホテル
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ドミトリーになっているのは一部で、残りはホテルの客室。
そのドミトリーは男女混合。
受付で、ラテン系な女性が、個室への変更を願い出ていました。
受付の男性はグーグル翻訳で、当日のキャンセルはできず返金にならないことを説明していました。
普通、部屋のアップグレードは差額を払えばOKなものだと思っていましたが、ドミトリーとホテルは法律上も区分が違うからなのだろうか。
たぶん、カプセルホテルなどと同じで簡易宿泊所になるのかと思います。
共用部は設備が充実していて食器類も豊富、インスタントスープなどもありました。
ドミトリーの各室への入り口が施錠されるタイプなので、カードキーを持たずに出ようとして、もうちょっとで締め出されるところでした。 -
ドミトリーの部屋の奥にパウダールームと英語で書かれた部屋があり、なんだろうと覗くと洗面所ですな。
ちゃんとお湯が出ます。
パウダールームというのは女性用の化粧室のことだと出ていましたが、ここは一か所しかないので男女共用でしょうか。
男女を分けないと、どちらにとっても使いづらそうですね。
他にもちろんシャワー室もありますが、近くに深川温泉なるものがあるのを確認していましたので、夕食を食べてから行ってみようと思います。 -
深川に来たからには、深川めしを食べてみたいと思いました。
宿の正面には、有名な料理屋さんが並んでいますが、一人ですし値段もそれなりにしそうなので諦め、目の前のすき家に入りました。
深川の深川めしなる名物の味を知りたし懐寒し
なぜか短歌調。 -
深川温泉、常盤湯ともいうようで、ここはすごいおすすめです。
歴史がある銭湯のようですが、昨年リニューアルオープンしたとのこと。
その際に、温泉も掘ったらしい。
520円。 -
8時過ぎる頃に、若者たちでごった返してきました。
露天風呂が温泉になっていましたが、ここもみるみる芋を洗うように。
内湯に戻り、洗い場で体を洗っていると、お隣に枯れ枝のようなご老人。
遠慮がちに体を洗っていますが、ちらりと目に入ったこの方の体から、人工肛門であることが知れました。
医学の進歩により生き延びたとはいえ、ご不便だろうなあと思います。
銭湯文化はこういう方が支えてきたんだなあと思います。
湯から上がって見上げた脱衣所の天井も、昔ながらの木彫のマス目で、レトロな感じを残してのリニューアル。
まいばすけっとを見つけたので、バーリアルでも買って帰ろ。
火照った体を冷ましながら下町の宿に戻りました。
バーリアル 飲めば染み入る夜の侘び 秋の夜長にひとりかもねむ
また、かもねむか……。 -
ドミトリーの夜は、たいへん静かでした。
翌朝は快晴。
この辺りは、本所深川という地域になるでしょうか。
本所深川というと、なぜか銭形平次を思い浮かべます。
銭形の親分さんは確か神田明神下ですが、ちょっと捕り物帳を読み返してみると、だいたい事件が本所深川で起こっている。
ちょうど読んだ話でも、まさにこの森下できれいな町娘のかどわかしが起こる。
美しい町娘ばかりが、まるで神隠しにあったように次々に姿を消す。
平次親分ががらっぱちと事件解明に乗り出すと、なんと慈善家ぶっていた大店のだんなが自分の欲望を満たすための桃源郷に娘たちを集めていた!
何かと事件が起こる土地柄だったのか、それだけ庶民の生活が息づいていたのか。 -
朝食を調達に行きます。
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角を折れて
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カレーパン発祥の店カトレア
このお店は明治の創業で、洋食をパンに取り入れようとカツレツに得たヒントをもとにカレーパンを発明。
現在の日本の総菜パンの魁になったとか。
ふだん何気なく食べているカレーパンにも、誕生秘話がありそうです。カトレア グルメ・レストラン
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一つ260円。
先にセブンで買ったコーヒーとクロワッサンの入った袋にそのまま入れようとしたら、別の袋に丁寧に入れて渡してくださいました。
下町の方は、なんとなく人練れているなあ。
セブンコーヒーに、共用部のインスタントオニオンスープの朝食。
カレーパン 明治の香り鼻に抜け 文明開化に人のぬくもり
へへ。 -
カレー餡がたっぷり入って皮は薄めでカリッと揚がっています。
満足いたしました。 -
チェックアウトして散策に出かける。
昨日の常盤湯の少し先、隅田川沿いに、芭蕉記念館があります。
この深川に住んだ芭蕉ゆかりの品などが展示されています。芭蕉記念館 美術館・博物館
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松尾芭蕉が、庵を編んだのはもう少し南側の芭蕉稲荷のあたりだそうです。
大正時代の大津波で洗われた川べりから、芭蕉が大事にしていた石のカエルが出土したので、その辺りだろうということになった。
なに?出土したんじゃなくて流れ着いた?
バカ言うんじゃない、重い石が流れつくものか。
それが、津波の力で押し流されてきたんで。
そうか、まあ、細かいことは良いから、とにかくここが芭蕉庵だったということにしよう。
そうご隠居が言うのでそういうことになった、とか。
記念館前に、バショウが植えられている。
芭蕉と号するようになったのは、この深川で弟子からもらったバショウの株が良く育ったからだとか。
ジャパニーズバナナと呼ばれ、不気味な花を咲かせます。
昔、漫画家の魔夜峰央さんが、この植物を題材にミステリアスな作品を描いていました。 -
庭は狭いながら造作されています。
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句碑
草の戸も住み替はる代ぞ雛の家
深川の庵を詠んだ歌で、奥の細道の冒頭に出てきます。 -
小川が流れ
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石橋を渡ると
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もう梅が花を咲かせている。
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つがいなのか、二羽のメジロが蜜を吸いに来ている。
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山鳩も来てクークー鳴きます。
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築山が……
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登りきると、芭蕉庵を模した石の祠のようなもの……
中に誰かいます。 -
30代の後半からこの地に住んだ芭蕉。
44歳の春に、奥の細道へと旅立つ。
同行二人。 -
この地から奥州への旅に出ました。
片雲の風にさそはれて漂泊の思ひやます
今日は雲一つありませんが、足が勝手に歩き出す。 -
船で、上流の千住まで行き、そこから陸路を歩いて行ったといいます。
この辺りから、川船が出ていたのですか。
二里ほどの行程ですが、どんな船旅だったのか、奥の細道には特に触れてはいません。
門人たちとの離別に、船がふさわしいと思ったのか。
あなたが船を選んだのは、私への思いやりだったのでしょうか。 -
裏の木戸を開けて、隅田川沿いに歩いてみようと思います。
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奥の細道についてのモニュメントもあります。
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寂の世界を錆であらわす。
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川の土手を超えると、川伝いに句碑が建っている。
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江戸時代の川旅に思いをはせる。
荒川の矢切の渡しに乗ったことがあります。
じつに、のどかなものでした。 -
川の対岸を走るのは国道6号線、かつての水戸街道が空中を行く。
松尾芭蕉は水戸街道ではなく、室の八島めざしてまっすぐ北上しました。
コノハナサクヤヒメに会いに行ったんですな。
よし、決めた!
今日は絶対に地下鉄に乗らない!
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