2023/11/13 - 2023/11/13
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montarouさん
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ネパール周遊記12. 2023年11月1日に日本を発ち、11月28日に帰国した。ネパールに向かう飛行機から8千m峰の4峰を見て、エベレストの遊覧飛行で、8千m峰のチョオーユーとシシャパンマを見た。その後、ヒンズー教とチベット仏教の聖地が共存する標高3842mのカリンチョーク(Kalinchowk)を訪れ、帰りに古都のバクタプルに立ち寄った。カトマンズではタメル地区、ダルバール広場、ボダナート、パシュパティナートを訪れ、その後ポカラからベニを経て、タトパニ温泉、アンナプルナやダウラギリ山群を見るために標高3313mのMohare Dandaに登った。帰りはシンハ硫黄泉(Singa Tatopani)で入浴し、ポカラに戻りサランコットで一泊した。それからポカラ東南東の宿に泊まったが、マナスルの眺めは不十分だったが、帰りの飛行機からマナスルが見えた。カトマンズではパタンや黄金寺院を訪れた。
ここではタトパニ温泉からベニに戻り、ラムチェに行く乗り合いジープを探し、夕方にアーナンダ(Aaldanda)の宿までを記した。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ネパールは2023年4月から、リザーブへの入域料に加え、ガイドを付けることを義務化した。それが個人や少人数トレッキング者には高費用になった。それで有名なプーンヒル(3,201m)から3㎞ほどで、プーンヒルより百mほど高い所で泊まることを考えた。しかし、そこに個人的に行くための情報は皆無に近かった。実際に行って情報を得るしかなかった。それでなければ、ポカラでジープとガイドを雇えば簡単に行ける。
13日、タトパニ温泉からのバスはベニ(Beni)に10時に着いた。周囲でラムチェかナンギに行く乗り合いジープの乗り場について聞いたが情報がない。下流への車の仕事をする人たちがいるシヴァ神の向いている下流で聞くと、さらに下流の橋を渡り、更に下流方向に10分ほど歩くと、ナンギから降りてくる道と交わる三差路があるので、その辺りで尋ねろ、という。20分ほど歩き、そこに行くとジープが数台停まり、荷物の上げ下ろしをしていた。そこはGoogleの地図でOld Buspark Bus Stopとなっていた。 -
しかし運転手や作業員の誰にも言葉が通じないし、これらのジープはナンギとは別の方向に行くようだった。近くに薄緑のビルがあり、そこの主人だという男が、変な人間がオロオロしていると聞いたらしくて出てきた。私が、ラムチェ(Ramche)のアールダンダ(Aaldanda)が希望だが、ナンギ(Nangi)でも良いというと、後から着いた黒いジープの関係者と話し、乗せてやれと頼んだと言う。更に、前の飯屋で昼にしろと、店に品目まで頼んでくれた。多少は余計なお世話だったが、効率的に昼は済んだことは事実だ。
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この辺りから登る道路は急坂で大半がガタガタ道だから、ジープは不可欠の村の足だ。朝に山間部の村民と売り物を乗せ、数時間かけてベニに降りてくる。荷物を降ろし、必要な買い物をして、ジープに積込み、村に帰って行く。ジープは重要な血液だ。
多分帰るのは午後だろうから、私は退屈で散歩。川の対岸ではティハール祭りのラクシュミーの日だから、女性が着飾って集まっていた。 -
黒ではない、白いジープが来て、突然に私に乗れという。ラムチェかと聞くと、アールダンダと言う。奇妙な話になったが、私の話がどこかから伝わっていたようで、何が何だか分らないが、問答する手段もなく、押し込まれて出発。しかしジープは、上流に向かうターミナルに行き、さらに荷物を積み込み、上流に向けて走り出した。上流への道は、今日の朝にバスで降りて来た道で、危ないところが多い道。
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今日降りて来た道を1時間ほど戻って、右から流れてくる谷の出会いを越えた所で、タトパニと違う、右側の谷に入った。そこから、細い急斜面のガタガタ道を斜めに登り始めた。1時間弱登り、数軒の集落で頼まれたと思われる荷物を降ろす。タクシー兼、運送屋兼、郵便配達兼の何でも屋だ。事故も有るだろうが、仕方がないのだ。日本が貧乏にならないためには、無事故、無失策だと言わず、強くの完璧主義を捨て、少しは寛容になることだろう。
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3番目の集落だったかな? 家は2~3軒、運転手が荷物を運んでいる間、一人の乗客が棒を、上の木に向けて投げ上げていた。
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落ちてきたのが、この実、グァバのようだが、本当の名前は知らず。既に高度は2千mに近い。美味しいが、中に硬いツブツブが入っていた。乙な味だ。
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次の集落、10軒ほどかな? 皆が集まって、何かやっていた。 何かは不明。左上は秋に咲く? 桜かな?
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道路の中央に草が生えているのは、昔の日本の山道。前から車が来ると大変だ。
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前から来たのが馬で良かった。
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3番目の集落だったかな? 家は2~3軒、運転手が荷物を運んでいる間、一人の乗客が棒を、上の木に向けて投げ上げていた。
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落ちてきたのが、この実、グァバのようだが、本当の名前は知らず。既に高度は2千mに近い。美味しいが、中に硬いツブツブが入っていた。乙な味だ。
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次の集落、10軒ほどかな? 皆が集まって、何かやっていた。 何かは不明。左上は秋に咲く? 桜かな?
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道路の中央に草が生えているのは、昔の日本の山道。前から車が来ると大変だ。
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前から来たのが馬で良かった。
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こうなると、大変。前のジープも掴まっている。通り抜けるのに時間がかかる。
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5時になり、日が傾いてきた。次の集落を越え、まだ幾つ越えるのかは知らず? 高度は2千2百mを越えた。残るは400m
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奥の谷を越えてラムチェのある尾根の北斜面に入り、薄暗く感じたが、南側の尾根を越えると日が当たり、明るくなった。尾根筋の南側を走る。家がまばらなラムチェ(Ramche)に入り、人と荷物を降ろし最後に運転手が電話をして、待っていると、下から荷物を取りにおばさんが上がって来た。
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登って来た北側の道が見えた。こんな大きな斜面を5時間かけて登った。
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最後におばさんに荷物を渡した後は、私だけを乗せ走り出した。既に夕方7時で、1㎞も走らない内に、ラムチェ(Ramche)の標高2600mの稜線上にあるアールダンダ(Aaldanda)宿に着いた。ジープは宿の庭の中に入り、運て主が宿の主人と話し出した。
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ジープで7時間余り、細く危険なガタガタ道で早朝から夜まで走る。運転手は大変だ。料金は1500Rsで申し訳ない。そこに下から急坂を、おばさんが走ってきた。10分ほど前に運転手が荷物を渡した女性で、この宿の主人の奥さんだった。実家は道路の下方にあり、荷物を置いて、コケ落ちそうな急坂を韋駄天のように駆け上がってきたのだ。40代と思うが、マラソン選手になれそうだ。
アールダンダの庭からはバラハ・シカール(Baraha Shikhar 7647m)、Annapurna ダクシン(Dakshin 7219m)(アンナプルナ南峰とも呼ばれるが、バラハ・シカールを指す場合もある)が良く見える。アンナプルナの主峰のAnnapurna Iがバラハ・シカールの後ろに、非常に小さく見えているようだ。 Annapurna Iは8千m峰らしくなく、主張の弱い見えにくい山だ。ただし、世界で最も高いエベレストなどと比較にならないほど登るのが困難な山だ。 -
これが宿の庭先、皮のようなもの、マメ、穀物などを干していた。
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大きな薪ストーブ。ドラム缶より太く、短い。赤外線が広がり、大変に暖かい
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夜8時を過ぎても、大きさを誇示するようにダウラギリ8167mが光っていた。
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翌14日は早朝から起きて、朝日で変化する風景を堪能。北側の山の朝焼けが優しい。左からニルギル北峰7061m、アンナプルナ、そしてアンナプルナ・ダクシン。ここからマチャプチャレは見えない。
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朝日を浴びて、綺麗なアンナプルナの空になった。
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残念ながらダウラギリも恥ずかし屋。頭が出ない。
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昨日、小屋の南西側の谷に右斜面を登って来た。この斜面に斜度は小さいが、左側の上面は平坦だが、右(北)斜面は急に落ち込んでいる。だから右斜面下ってベニに行く道はない。
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竹かごの右は傘、本当かと尋ねた。今はこの内側にビニールを張ってあった。傘かな、全体が濡れないから良いのかな?
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朝食の時間で食堂に移る。他に客はいない。竹かごの左は草で作った箒。竹かごの下の棒で下部が小さな軍配のような物は、ミルクを掻き回し、チーズを造る道具。
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これが朝食、ナンと蜜とスープと卵の野菜と酒。 本当に酒で、嫌味の無い、EtOH臭の強くない、優しい酒だった。だが朝から飲む訳にはいかない。自家製と言うので見せてもらった。それがこの写真。種類不明の小さな実を発酵させる。一番下の鍋に発酵液を入れてゆっくり加熱する。一番上の鍋には冷水が入っていて、エタノールの水の共沸蒸気が下の鍋から上がり、一番上の鍋底で冷やされ、液化する。その雫を集める鍋が中間にある。3重の鍋を重ねてあるのだ。
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蜜も自家製だという。これがミツバチの巣、穴を小さくし、隠すように作るのだという。他に3カ所造って有ると言う。天山蜂蜜のように洗練された方法でないので、アンナプルナ蜂蜜も売れるだろう。
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何だか、関心ばかりしている。現代人は”バカ“になったのだ! 興味は尽きないが、余り油を売る時間はない。
ダウラギリはアンナプルナと違い、独立で巨大に見えるが、恥ずかしいのか頂上は雲の中だった。 -
今日は牛君の日だよ。元気でね! また来るかもね? 今日は2600mから3300mまで7百mの登りだ。
後日、ここに戻ったが、牛が迎えに来てくれたのだ!偶然かな?
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