三菱クラブで会食

2024/02/06 - 2024/02/06

東京２３区に大雪警報が発令された翌日、丸の内の三菱クラブで私的な記念パーティーが開催されました。

三菱クラブは、三菱グループ各社の会員が利用する施設で、会員以外に非公開となっています。会員資格も公開されていませんが、三菱グループ各社の現役役員および役員経験者が対象と推測され、極めてエクスクルーシブなクラブです。

同じような会員制クラブに綱町三井倶楽部があります。こちらの利用条件は「会員会社の管理職以上の役職者および役員OBの方」となっており、三菱クラブより一見門戸が広そうですが、深読みすればより公的な接待施設とみることもできます。綱町三井倶楽部本館は、ジョサイア・コンドル設計の名建築 三井家綱町別邸です。これに似た三菱の施設は同じくジョサイア・コンドル設計の開東閣となります。開東閣の利用対象者は綱町三井倶楽部とほぼ同レベルです。

開東閣についてはコチラ↓
https://4travel.jp/travelogue/11823821

住友クラブ（大阪）の利用資格者は「会員会社の役員ならびに従業員の方々」（メンバー）に加え、「会員会社の紹介によるビジター」も利用可能となっており、より門戸を開いているようです。しかし、住友グループには泉ガーデンタワーに住友会館があり、ここには役員対象の豪華な迎賓フロアがあります（ご招待いただいたことがあります）。

こうしてみると、三菱クラブがことさら閉鎖的、特権的というのは早計で、利用資格者を絞っているのは、主にそのキャパシティに原因があるからと思われます。事実、丸の内の高層ビル１フロアの一画の、さほど広いとも豪華とも言えない施設です。三菱各社の本社は丸の内に集中していますが、各社とも従業員・OBなら誰でも利用できる福利施設を持っているようです。当施設はそうした福利施設を補完する存在、と言って良いかもしれません。

エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

田園都市線、半蔵門線、千代田線を乗り継いで二重橋前駅へ。（写真は別の日に撮影したもの。）

専用エレベーター

エントランス・サイン

正月（別の日）にはこのような生花が飾られていました。

エントランスの狭い待合

来年の大阪・関西万博にも参加するようです。

廊下の突き当たりは、

メインホール。三菱らしく質実剛健。
100人程度の立食に対応できそう。

バーコーナーもありますが、これも質素。洋画で見る会員制クラブとはちょっとイメージが違います（disってるわけでなく、いかにも三菱らしい質朴さ）。

皇居の向こうに新宿の高層ビル群。

二重橋・桜田門方面、国会議事堂

雪景色は貴重です。
平日なのに都心に車はほとんど走っていません。雪に弱い首都。

日比谷通り方面

別の日の夕刻撮影したもの。

高層ビルに沈む夕陽（これも別の日）。眺めは抜群です。

こちらが会場となる中ホール。参加者約20名、平均年齢は70歳超なので着席ビュフェ。

作者は忘れました。

こちらは中村不折だったかな。

簡素なテーブルセッティング。

ビュフェになるといつも行列必至のお寿司と、多品種で盛り付けが難しいオードブルは、あらかじめ個別にサーブされるので落ち着いて食事できます（オードブルは写真撮り忘れ）。

ビュフェ料理の数々。完全に出遅れました。

どの料理も文句なく美味しい。

サンドウィッチと

カレーライスはまだ余裕ありそう。
飲み物はビール、ワイン、日本酒、焼酎、ソフトドリンクなど飲み放題。

会員制クラブらしくホスピタリティにあふれ、きめ細かい接客は特筆もの。

ほぼ全員が年金生活者なので贅沢できませんが、＠10,000円は晴れがましい場所にしては良心的価格。

楽しく和やかなうちにパーティーを終え、記念写真。全員ジェントルマンです。

外に出ると丸の内のオフィス街（写真は別の日）。
かつてはみんなここで働いた懐かしい場所です。