2023/09/04 - 2023/09/05
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さゆぴさん
長野県に住む大学時代の友人Yから招待を受けて、蓼科・諏訪へ遊びに行くことに。
お互い大学では文学を専攻していたこともあり、文豪ゆかりの素敵な宿で時間を過ごした。
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9月のカレンダーは、儚げな秋の訪れを描いている。
そんな絵柄とは裏腹にまだまだ暑い日がつづくわけだが、この日私は汗もかかず爽やかに目を覚ました。·····そう、今日も雨が降っている。
新宿駅から特急あずさに乗り、友人Yの待つ茅野市へと向かう。
今日は友人に運転を任せることもありアルコールは我慢して、タリーズコーヒーでさつまいもラテを購入。
せっかちな日本では9月になると秋の押し売りが始まるのだ。特急 あずさ(スーパーあずさ) 乗り物
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半年ぶりに友人Yと再会。服と髪型以外は何も変わっていない。
彼女の運転する車に乗り込み諏訪神社に向かうが、雨が強まったのでさっさとお参りを済ます。
唯一撮った写真。諏訪神社 寺・神社・教会
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トコロテラスという寒天とトコロテンが有名なカフェへ。
工場も併設されていた。おしゃれな前菜。 -
サラダにもトコロテンが入っている。
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宝石のような果物と寒天。
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本当なら諏訪湖でボートでも漕ぎたかったのだが、残念ながら雨は止まず。
SUWAガラスの里の美術館へ。SUWAガラスの里の美術館 美術館・博物館
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可愛らしい色合い。
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こちらは少し不気味。
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割って中のものを取り出してみたい、と無粋なことを考えてしまう。
幼少期にボトルシップに出会っていたら多分壊していた。 -
本日のお宿、蓼科にある親湯温泉へ。
今まで泊まった宿泊施設で一番と言っても過言ではないほど、素晴らしかった。
そして今更、雨は止む。どうしてこのタイミングなんだ。
せっかくなので写真を撮る。
濡れた草木がつややかで、私は雨のこの匂いが好きだ。創業大正十五年 蓼科 親湯温泉 宿・ホテル
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宿泊する部屋は文豪をテーマにしたスイートルーム。
部屋によってひとりひとりモチーフの文豪は違い、誰になるかは選べない。
つまり当日までのお楽しみというやつ。 -
友人Yとの間では、どのお部屋になるか散々話題にあがり「斎藤茂吉」だといいねと話していた。
そして、案内されたのはまさに「斎藤茂吉」のお部屋!
思わず2人で顔を見合せてしまった。 -
お部屋にもロビーにもこれでもかと本が並んでいる。
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暫し、お互い本との時間を過ごす。
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穏やかで贅沢な時間だ。
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これは私の母が好きな『大きな森の小さな家』シリーズ。
いくらでも本を眺めていたいが、時間は限られている。
そろそろお待ちかねの夕食だ。 -
フレンチテイストのご飯。
赤いのは豆(ビーツ)のボルシチ。熱々で美味しかった。 -
地ビールで乾杯。
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お魚料理。
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牛と豚が両方あるという夢のような肉料理。
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鯉のお茶漬け。
味噌の味が美味しい。臭みは全くなかった。 -
デザート。
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素晴らしい温泉と岩盤浴を楽しみ、ハーゲンダッツでのんびり。
ここでお酒を飲み直すのではなく、アイスクリームであることに、私たちも年を重ねたんだねと笑いあった。
若い頃は、年をとることが酷く恐ろしい事象に感じていた。たしかに時の流れは残酷ではあるけれど、想定していたより悪くない。
半年ぶりに会い、話すことは溜まっていたはずなのに、いざ会うと取り留めのない話ばかりしてしまう。本当の友人というのは、そんなものかもしれない。
いつの間にか私たちは寝ていた。 -
早起きして朝も温泉三昧。種類も豊富で楽しめた。
私は自然の中の露天風呂が大好きだ。心から日本人に生まれてよかったと感じる瞬間である。
しかしひとつ残念なことに、温泉からそのままレストランに向かっため、朝ごはんの写真を撮り忘れてしまった。
チェックアウトして向かったのは、今回一番行きたかったフォレストアドベンチャー蓼科!
今流行りの大人のアスレチックである。
本当なら昨日行く予定だったのだが、雨天のため本日に変更。
私の旅行は1日目に土砂降りに遭い、2日目は晴天という謎のジンクスがある。フォレストアドベンチャー蓼科 テーマパーク
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森の中にある様々な種類のアスレチック。これをコースごとに回っていく。
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颯爽と進む、運動神経の良い友人Y。
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体が変な捻れ方をしている、運動神経の悪い私。
もちろん翌日は強烈な筋肉痛に苛まれることになる。
写真だと分かりにくいが、なかなかの高さがありスリル満点だ。
自然の中、久しぶりに全身を使って運動をした。 -
お昼ご飯。
別荘地なだけあって、パンがとても美味しい。 -
ミルクの味が濃ゆ~いソフトクリーム。蓼科は牛乳が有名らしい。
腹ごなしを終えて、汗まみれ泥まみれの私たちは近くの銭湯を目指して車を発進させた。 -
入道雲。義務教育で正式名称が「積乱雲」だと学ぶが、私はその呼び方がなんだか味気なく感じる。
到着したのは「河童の湯」。
民家がポツポツと並ぶ、のどかな田舎道にある温泉だ。湯川温泉 河童の湯 温泉
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私はゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪のような、日本の怪異が好きだ。大学時代も民俗学の授業は多めにとっていた。
河童の詳しい話、正体とされているものをYに嬉々と話し気味悪がられたが、この女もそういった類の話が好きなタイプの人間だ。
燦々と照りつける太陽の下で、熱い温泉に浸かった。
近さを重視して選んだ温泉だったが、すべすべの質のいい温泉で大満足。 -
畳で暫し休憩。
開け放たれた障子の向こうは神社と公園が隣接しており、「ぼくのなつやすみ」で見たような光景だ。まさに理想的な夏が広がっている。
ここから新宿駅に戻ることにゲンナリしてしまう。
友人Yが茅野駅まで送ってくれた。
とてつもなく寂しいが、去っていく人より見送る人の方がより寂しいことを私は知っている。
笑顔で手を振り、改札を通り抜けた。
素敵な夏休みをありがとう。 -
笑えることに、帰宅しても数日間ありとあらゆる場所からアスレチックの木片が出てきた。
大自然からのお土産だと思うことにする。
さて、友人Yとは最近東京(私の住まいは埼玉である)と長野の行き来しかしていない。
某ウイルスも落ち着いたことだし、今年こそはまた大学時代のようにどこか旅に出よう。
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