スリランカの鉄道とシギリヤ（1）　東京～コロンボ

2024/01/19 - 2024/01/22

ずっとあこがれの地であった、インド南東に浮かぶ島国スリランカ。広軌の鉄道に乗ってみたいし、シギリヤも行ってみたい。
エアアジア乗り継ぎの弾丸行程で行ってきました。

羽田からクアラルンプール乗り継ぎでコロンボへ。街をぶらつきます。

エリア コロンボ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 バイク
• 航空会社: エアアジアX
• 旅行の手配内容: 個別手配

東南アジアへ行く際には毎度お世話になる、エアアジアXのD7523便で出発。珍しく窓側の席で、空気枕＋アイマスク＋耳栓の完全防備で寝ます。

やや早くクアラルンプールへ到着。小腹が減ったのでラウンジで軽く食べます。ビールがあるので1本いただきます。

コロンボ行きAK45便は2/3くらい席が埋まっています。欧米系の方が多い印象です。
8:30過ぎに離陸し到着は9:30前ですが、2.5時間の時差があります。ビールも飲んだので熟睡。

スリランカは入国にビザが必要ですが、今年3/31までの入国に際して、日本人が電子渡航認証(ETA)をオンラインで申請する場合は料金がかかりません。
一応承認後に送られてきたメールを印刷して持ってきていましたが、特に何も確認されず入国できました。

ETA申請：https://eta.gov.lk/slvisa/
入国カード：https://eservices.immigration.gov.lk/emb/eEmbarkation/

空港内にたくさん両替所がありますが、どこもレートは一緒のようなので、人の多いところで替えます。

さて、バスでコロンボへ向かってもいいのですが、時間もあるし近くの駅から列車でコロンボ入りしたい。駅まで2キロくらいあるし暑いので、客待ちのトゥクトゥクに声をかけて行ってもらいます。500ルピーはちょっと高かった気がする。

10分弱で空港最寄り駅、Katunayaka Southへ到着。複線ですが非電化、軌間が広い！
空港へ延びる引き込み線があります。旅客営業しないかな。

窓口できっぷを買います。Colombo Fortまで80ルピーです。硬券だ。
スリランカの鉄道は集札が結構厳格で、残念ながらこれは持ち帰れませんでした。

やってきた列車、見るからに韓国製の雰囲気です。5両1ユニットで片方の先頭車に駆動機関を載せています。

車内は結構混んでいて、座れないので立って過ごします。ドアが閉まらないのはインドと同じ。
車内で唐突に物売りのおじさんが口上を述べ始めました。こういうところもインドに似ている。

途中の駅で機関車と行き違いしたのですが、様子が変。見れば見事に脱線しています。ありゃりゃ。重いから戻すの大変そう。

1時間少々でColombo Fort駅へ到着。歴史を感じる建物とホーム上屋です。

窓口がたくさんあり、横に長いColombo Fort駅。トゥクトゥクに声を掛けられまくります。

今晩の列車でBatticaloaへ向かうのですが、チケットをあらかじめ12Goで予約してあります。チケットを現地の旅行社で受け取るパターン。
12Go：https://12go.asia/jp

旅行社はRajagiriyaにあるので、170番のバスで向かいます。なかなか激しいバスです。100ルピー。

途中の車窓からタワーが見えます。モチーフは蓮の花かな？

20分ほどで旅行社へ到着、無事きっぷを受け取ります。
バウチャーなどではなく、このインクジェットプリンターで刷ったような紙がチケットなのだそうです。

さてコロンボを歩きます。のどが渇いたので、道端のココナツ売りの兄さんに声をかけてココナツ水をいただきます。150ルピー。

ひっきりなしに人が来てテイクアウトしていく食堂が目に留まり、指差しでカレーを注文します。450ルピー。
数席のイートインスペースがあり、みな右手で食べているので私もスプーンを使わず右手でいただきます。
美味い！思ったより辛くない。ほんのり暖かいごはんと混ぜて食べます。
が、量が多い！食いきれない。。

ちょうどお客さんが捌けたところ、ごちそうさまでした！

歩いてスリランカ国立博物館へ。入場料は1200ルピーです。白亜の洋館です。

博物館は写真撮影が可能です。シギリヤレディが掲げてありました。

ほかにも何点かシギリヤレディの展示があります。
動植物や民俗に関する展示もあり、石像もたくさん、なかなか楽しめました。
一部の展示室は空調が効いています。

博物館併設のカフェでお茶を飲んでまた歩き出します。
博物館の裏にある、Viharamada Devi公園です。なぜかナローっぽい線路が敷かれていますが、手入れされていないのかボロボロ。

Town Hallを望む仏様。

Town Hallを正面から。こちらも白亜の洋館、政府関係の施設のようで国旗がたなびいています。

バスでColombo Fort駅近くまで戻り、ペター地区の雑踏を歩きます。野菜が所狭しと並ぶ市場。

市場の裏手に古い洋館があります。これがOld Town Hallかな？

交差点に面した威風堂々とした建物です。

雑踏に唐突に現れる、Jami Ul-Alfar Mosque。見学できるようなので、係の人に声を掛けたら入れてくれました。

上の階の祈祷場所。静かです。

なかなかに急な階段。

紅白のコントラストが映えます。旧館と新館があるようで、風合いも違います。これは新しい方と思われ。

フォート地区をうろうろ。立派な時計台がそびえています。

フォート地区は古建築目白押しです。地震が少ないのでこういう建造物が多く残っているのでしょうね・・・

これも。

Cargillsと呼ばれる建物のようで、ひときわ目を引きます。

Cargillsを間近で。

回廊を歩きます。

思うまま建物を写真に収めながら歩いているところ、いつもやらかす「声をかけてきたやつについて行ってしまう」発動。
千葉に知り合いがいて頻繁に日本へ来るらしいおじさんが「寺を見たか？」というので見てないというと、近くだから来いと誘われます。行ってみます。
ぜんぜん近くなくて、トゥクトゥクに乗って着いたところはGangaramaya Temple。色鮮やかな仏様が鎮座しています。400ルピー。

博物館ぽくなっていて、民族音楽を奏でていたり黄金の仏像を祭ってあったりでなかなか楽しい。

今晩の列車に乗る旨を伝えて駅へトゥクトゥクで向かいます。道すがら象が公園にいるので触らせてもらいます。お礼に象使いのおじさんに1000ルピー渡します。

しばらく走って駅からやや離れたところで停まり、「トゥクトゥク代15000ルピー」の要求。出たよ超高い。正味30分も乗っていないのに。日本より高い。
押し問答の末10000で手打ちに。くっそー。

再びColombo Fort駅です。19:00発、赤い客車のBatticaloa行きが出発を待っています。

2等はリクライニングシートながら冷房がないようで窓が開いています。
3等はボックスシートでした。Buffetと表記のある車両もついていましたが、普通に座席車として使われているようで、供食設備として機能している感じはありませんでした。

あまり大柄でない機関車がけん引しています。

今晩の宿、1等座席です。空調付きのリクライニングシートです。ほかの国と同じで寒いほど空調が効いているので、フリースを羽織ります。
本当は寝台車を申し込んであったのですが残念ながら取れず。
batticaloaへは翌朝4時ころ到着予定です。