2023/12/29 - 2024/01/02
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ミズ旅撮る人さん
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モンゴル観光初日の昼食はもちろんモンゴル料理。小籠包のようなものを蒸すとポーズ、揚げるとホーショルです。ツーリストキャンプで食事を済ませたら、いよいよ極寒体験です。
テレルジ国立公園の中のアウトドア体験施設のある場所は、自然のままの地形なので、大型バスで本気で行くの?というハラハラドキドキ道路の先にありました。なんと凍った川を2つもバスでそのまま渡って行くのです。これも冬のモンゴルの醍醐味です。
34名が3つの班に分かれて、馬そり・犬ぞり・冬遊びを体験します。橇のコースはなんと凍った川の上。相手が動物なので、遊園地の乗り物のように整然と事は運びません。なんだかドタバタ、急遽予定変更などを経ながら体験をこなしました。一番人気は犬ぞりでした。これが出来る場所は世界でも多くは無く、おそらく日本から一番近いのがモンゴルでしょうとのこと。
体験が終わると遊牧民の住むゲルを訪問。お茶とお菓子をいただきました。
その後、亀岩を見て観光は終了です。夕食のレストランに移動して、馬頭琴のミニコンサートまで少し時間があったので外に出ました。そこでモンゴルの遊牧民と馬たちが山から帰って来る様子を見ることが出来ました。
夕食の後は星空観察でしたが、あいにく雲が多くて、日本で見るような星空しか見られませんでした。
盛り沢山の一日、大満足でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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チンギス・ハーン騎馬像を見て、少し来た道を戻っています。途中で北に曲がるとテレルジ(Terelj)国立公園に入ります。モンゴルの国土の大半はゴビ砂漠が占めますが、首都ウランバートルから北のロシア国境地帯は山地になっています。テレルジ国立公園はその南端にあります。標高1,400mほどの場所に位置し、6月中旬~7月中にはエーデルワイスやナデシコなどの高山植物を見ることが出来ます。
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道路の両側には、整然とゲルが並んでいますが、これらは遊牧民たちの家ではなく、リゾート施設です。日本からのツアーでも夏は、これらのゲルに泊まるものが多いです。
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あらら、コンクリート建築の立派なホテルかな?テレルジ国立公園はウランバートルから一番近いリゾート地なので、開発が進んでいるようです。
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山道に入って来ました。路面は真っ白ですが、雪はさほど積もってはいません。それでも凍っているので、カーブなどは慎重に通り抜けます。
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あ、馬だ。日本のテレビで、北海道で放牧をしている人の話を見ましたが、馬は雪の中でも放牧地にいて、自由に過ごすのだそうです。北海道で通年放牧をする人は今はもうほとんどいないようですが。この馬たちも、自由気ままに過ごしているのでしょうね。
肥育場の中で育つ牛馬に比べて、放牧の牛馬は運動量が格段に違うので、食用肉にした場合、どうしても硬くなってしまうそうです。オーストラリアでもそうでした。モンゴルの牛馬は、食べている草が自然に生えている薬草なので、体にいいのだとはガイド譚。 -
バスは集落らしい所に入って来ました。ところが、通ろうとした道に電線が垂れ下がっていて通れず、回り道をすることになりました。こちらの道は、デコボコの雪の原を進んで行きます。そもそも道路なんだろうか。そう思っていると、ガイド曰く「川を渡っていますよ。今、2つ目です。」って。どこからどこが土の上で、どこからが凍った川なのか、まったくわかりません。すべては雪の下。
こんな大きなバスが、ボンゴボンゴ浮き沈みしながら通って大丈夫なんだろうか。その斜面をバスで上るの???その先はまた窪地で、バスの後部が引っ掛かるんじゃない?いや~~~、すごい道でした。いや、絶対にあれは道じゃない。よくスリップしなかったものです。
嵌ってしまったら、どうなったのかしら。最前列は臨場感抜群です。とてもじゃないけど、写真なんか撮れませんでした。座っているだけで精一杯。はあ~スリリング・モンゴル全開。 -
バスから降りたのは、この建物の前でした。
ここで極寒体験をするのは、5日・6日間コースが今日、4日間コースが最終日(1/2)です。
私達緑バッジが最初ですが、1時間遅れで黄色バッジが来ます。このツアーは総勢170名ですから、もっと来る筈です。ただでさえ、この人数を動かすのは大変な事なのに、どうなることやら。 -
もふもふの冬毛に包まれた秋田犬のような犬がお出迎え。ものすごく人懐っこくて、観光客に寄って来ます。
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室内では、現地旅行会社の案内人チングンさんが冬のモンゴルについて、VTRを見ながら話をしてくれました。彼はこの後もずっとこのツアー全体をアシストしてくれていて、すっかりお馴染みさんでした。千葉県に何年も住んでいて、日本語で冗談を飛ばしまくります。
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3つの班に分かれて、犬ぞり班と馬そり班は、バスに乗って移動して行きました。私の班は、極寒を実感するために、ここに残ります。
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テレビなどで有名な「濡らしたタオルを振り回すと凍ります」の実践。
ところが、びっしょり濡らしたタオルは、凍るまでにブンブン振り回すこと5分は掛かるのだそうです。もっと寒かったら早いのでしょうが、この時は-10数℃程度だったので、なかなか凍りませんでした。 -
テーブルの上には釘を打ち付けた板が置いてあり、その釘をバナナで打つのですが、これもバナナが凍り切っておらず、バナナが釘にめり込むだけで、打ち付ける事は出来ませんでした(釘の頭にバナナの果肉が付いています)。カップ麺は見事に凍っています。
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水筒に入れたお湯を、空中に放り上げました。白い氷の粒になったのが見られます。
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入口に旅行会社の旗が付いているゲルは、ツアー貸切です。
ゲルの中を見学することが出来ます。 -
ゲルの中では、民族衣装のデ一ルを着ることが出来ます。
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冬は中に毛皮を合わせ、春・秋は綿を合わせ、夏は薄い生地でデールを作っています。遊牧民は1年中デールを着ています。シルクで作ったデールは正月や結婚式等の特別な時に着ます。デールを着る時、男性は帯を太く巻いて男らしく見せます。
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バスが迎えに来たので、乗り込んで出発。普段、大型バスなどは通らないと思われる道をうねうねと浮き沈みしながら進んで行きます。これもまた冬のモンゴルのおもしろい体験です。
※写真の場所はこれでも平らかなので写真が撮れました。他の場所は掴まっていないと危ないので、撮影不可能です。 -
今度は犬ぞりの筈だったのですが、犬の準備が出来ていないので、馬そりに乗ることになりました。人数が多い上に、馬や犬などの動物相手なので、目まぐるしく状況が変わります。
私は、犬・馬・体験の順だったのが、体験・犬・馬となり、最終的には体験・馬・犬になりました。このドタバタぶりも、臨機応変にこなすのが、体験旅行の楽しみです。 -
犬ぞりは、今帰って来たばかりで、休憩が必要なので、馬そりに先に乗ることになりました。
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これが基本的な犬ぞり隊形です。橇に座るのは女性や子供で、体重の重い男性が後ろを抑えるために立ちます。軽い人だけが橇に乗っていると、犬が走った時に横転する危険があるのだそうです。
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この場所は、なんとなく想像がつくように、本来は川です。冬はこうして分厚い氷が張るので、橇遊びのコースに持って来いのリンクになります。
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馬そりが帰って来ました。後ろの橇はモンゴルの国旗を掲げています。
赤は正義、青は空を表しています。左側にはソヨンボと呼ばれる模様が描かれています。モンゴル国民の自由や独立を表す古くから用いられて来たデザインです。 -
馬そりは、3人乗り・4人乗り・5人乗りがありました。バラエティに富んでいるというのか、統一性がないと言うのか。日本は何でも均一にしたがり過ぎるので、モンゴルの方が柔軟性があるような気がします。細かいことは気にしないんですね。
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お疲れ様。私達が馬そりに乗って帰ってくるまで、しばし御休憩あれ。
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さあ、馬そりの出発。3人乗りでも5人乗りでも、牽引する馬は1頭だけ。馬の力量で違うのかしら?
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馬そりは安定していて、快適な乗り物です。橇に乗った時の注意点は、縁から手を出さない事。横転した時に挟まれないための用心だそうです。
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乗っていると自分の馬はよく見えませんが、対向馬を見ると格好いいです。
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サラブレッドではなく、足が太くて毛並みも豊かなモンゴルの馬です。
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折り返し地点では、現地の人達が記念撮影をしていました。
崖に氷柱がたくさん出来ているのが珍しいようです。
日本では最近、人工的に造った大規模な氷柱が人気ですね。 -
馬の鼻や口の周りに、呼気が白く凍り付いています。
実は私もこの時だけはマスクをしました。コロナ元年に自分で作った布マスクです。橇で曳かれると風を切って顔が冷たいのです。まさかこんな所で再び役に立つとは。 -
出発地点に戻りました。ご苦労様でした。馬の身体には、うっすらと蹴り上げた雪が凍り付いています。
この男の子は、ずっと馬そりや犬ぞりの世話をしていました。小さいのに偉いねえ。って年寄り臭い言い草? -
土手の向こうを大きな動物が橇を曳いて行きます。ヤクのようです。動物園以外では初めて見ました。
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犬ぞりは、また出動していたようです。また帰って来ました。1チームが曳く橇に2人しか乗れないので、何度も往復することになります。
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シベリアンハスキーが多いのですが、なかなか面構えが強面。
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こちらも、おっかない。犬ぞりの犬は決して愛玩動物ではないとひしひしと感じます。
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この子たちはシベリアンハスキーではないですね。左の犬は両目の色が違うオッドアイズです。右の犬は、豚顔。ぷぷぷ
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一仕事終えた犬たちは、ぺったり座り込んで休憩します。余程疲れるのでしょうね。お腹冷えないかしら。
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仲間の背中を借りて、ひと休み。
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ところが、合図の笛が鳴ると一斉に立ち上がり、次の指令を待ちます。掛け声と共に、犬たちが走り始め、あっと言う間に氷原を滑って行きます。
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犬ぞりは各橇に専門の御者がいる訳ではなく、観光客だけで乗っている橇がほとんどです。それでも犬たちは自分の行くべき道を理解していて、ただひたすら走って行きます。
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遅い隊列がいると後ろから猛ダッシュして、真横をすり抜けて行きます。左に現れた橇はこの後、私の隊列の犬にぶつかりました。可愛そうに。それでも犬は走り続けました。
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問題。犬は全部で何頭いるでしょうか?
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それぞれの犬を繋いでいるロープが絡まったので、犬使いが走って行って、犬を抱え上げて場所を入れ換えました。この隊列は、唯一、白い犬で統一されています。
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そろそろ終点です。犬たちの勢いが緩くなって来ました。
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日陰なので、画面が青くなりましたが、終点です。犬ぞりが方向転換をしています。右の人が左手に持っているのはブレーキです。
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さて、犬ぞりは片道だけで、ここからは車で出発地点まで帰るのだそうです。迎えの車が前方に見えています。ところが、3台の乗用車の向こうに、不自然に傾いた青いバスがいるのです。本来はこのバスに全員乗せて戻る予定でした。
ところが迎えに来て停まった所で前輪が沈んでしまったのだそうです。気温が高くて(それでも-10℃以下です)氷が解けていたらしく、この後、別の大型車が牽引して引き揚げました。せっかく用意したバスが動けないので、急遽、デリカを始めとした乗用車をかき集めて、ピストン輸送しているのだそうです。いろんな事が起こるモンゴル。犬ぞりの次におもしろかったのは、これかも。 -
3つの体験が終わったので、昼食のレストランに移動して来ました。
既に14時を回っています。体験に想定よりも時間が掛かったようです。ガイドさん一押しの最新リゾートホテルのレストランです。 -
初めてのモンゴル料理です。
大皿の手前が「ポーズ」。この料理は旧正月(ツァガーンサル)のお祝いには欠かせません。味付けは塩のみです。
その上が「ホーショル」。小麦粉を練って作った皮に挽肉と野菜を大判の形に包み油で揚げた料理です。別名、「揚げ餃子」です。ちなみに「ポーズ」と「ホーショル」は材料は同じで形状と調理方法が異なります。材料は肉は牛と豚の合挽肉、野菜は玉葱、キャベツをみじん切りにした野菜、形状は「ポーズ」が肉まんの形、「ホーショル」は木の葉の形をしたひらべったい形です。
左のスープ皿が「ゴリルタイシュル(Guriltai Shol)」モンゴルうどんです。小麦粉で作った自家製麺を使った羊肉うどんです。遊牧民の食事の定番です。小麦粉から作ったうどん状のものに肉や野菜を入れて作る汁物で味付けは塩のみ。 確かに羊特有の臭いと味がしますが、何故かとっても美味しい!食後何時間も胃の中が羊臭かったのには閉口しましたが、みんな同じ状態なので気にしない。再びモンゴルに行く事があったら、絶対にゴリルタイシュルは外せません。
ポーズとホーショルは、ネパール料理のモモに似ていますが、モンゴルの方が皮が分厚いです。ちょっと食べにくいほど厚くて、どっしり来ます。 -
観光バスの運転席です。真っ白にデコったハンドルとギア。左上のマイクまで白デコ。手が滑らないのかしら・・・
このバスの出入り口は前に1つだけ。地面との段差が大きいので、プラスチック製の可愛い踏み台が用意されています。2日目にこれが割れてしまいました。中国製プラスチックの小さな椅子が氷点下の地面に直接置かれていて耐久性は劣悪なのに、雪を落とそうと踏み台の上でドンドン踏み均す人がいたので割れたのです。翌朝、運転手さんの自宅から子供用のお風呂の椅子が届きました。踏み台の正体はこれだったのです。どうりで可愛い曲線を描いた小さな踏み台だった訳だ。 -
レストランを出発して、今度は遊牧民の住居であるゲルを訪問します。こんな風に馬がたくさんいるのかしら?
テレルジ国立公園の立ち寄り地にアリヤバル寺院があります。
大自然の小高い丘の岩山に囲まれたチベット仏教の寺院の色彩豊かな本殿があります。本殿までの参道は途中までが草原、 吊り橋を渡り、最後は石段を上ります。チベット仏教で用いられるマニ車などもあり、今も篤い信仰に支えられています。
今回のツアーには含まれていなかったのが残念です。 -
テレルジ国立公園のこの辺りは、相当開発が進んでいます。もう既に本来のモンゴルらしさが失われた風景になっています。森林地帯が多い景勝地なのですが、草原が少なくなり道路などが増えたため、モンゴルらしい大草原での壮大な乗馬は難しくなってしまいました。
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幹線道路から外れて山の方に向かって行くと、ゲルの集落がありました。
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こちらのゲルにお邪魔します。
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総勢34名プラス添乗員とガイドが全員収まりました。
どこにカメラを向けても、たくさんの顔が写ってしまうので困ります。
ゲルは5~6人の大人が2~3時間で組み立てることができます。
丸い形をしていて、ドアは必ず南側に向けて建てます。ドアを南側に向けることで一日中太陽の光をゲル内に取り入れることができます。ゲルには窓がありません。 -
ゲルの奥側にはチベット仏教の神様を奉っています。
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お茶とお菓子が振る舞われました。モンゴルではミルクティに塩を入れます。岩塩が取れるので、塩はよく使われます。
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調理台と日用品の棚。
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入り口横には洗面台。上のオレンジ色の桶に水を入れて、蛇口から出すようです。水は井戸から汲んで来るそうです。他の場所では川から汲むこともあるそうです。家ごと移動するから水道設備は無いですものね。
赤いプラスチックの椅子は、団体客を迎えるために用意したもので、本来は置いていないそうです。 -
ゲルはいくつかまとまって設置されています。やはり雪は屋根から振り払われて周りに落ちています。
先程のゲルには天窓からストーブの煙突が出ていたのですが、こちらは見当たらないので、普段の居住用ではないのかもしれません。
もてなしてくれた女性に、日本からちょっとしたお土産を手渡しました。ガイドさんに通訳してもらったのですが、何の反応もありませんでした。モンゴルの人は日本人以上にシャイなのかもしれませんが、一言も言葉も交わせなかったのが残念です。 -
イチオシ
テレルジ国立公園では、元々住んでいた遊牧民たちの土地がリゾート施設の開発で失われてしまいました。今ではこうしたゲルで移動しながら暮らしている遊牧民は、ほんの一握りしか残っていないそうです。彼らを支援するために、チングンさん達は、団体客を連れて来て収入を得られるようにしているのだそうです。
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遊牧民の住む場所はもっと草原が広がっている場所なのかと思っていましたが、意外と丘陵地帯なんですね。冬の間は草の有無はあまり関係がないから、北風を受けない場所などに住むのかな?お茶は無くてもいいから、質問の時間がもっと欲しかったです。
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牛も毛布を着込んでいるようです。
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数十年前に比べると、生活用品も随分増えたのでしょうね。
ゲルの隣にはソーラーパネル。確かに持ち運び出来るから便利でしょう。ああ、現代生活だなあ。 -
今回、唯一見掛けた除雪作業車です。ショベルで脇に寄せるだけでいいんですね。「立山黒部アルペンルート」の雪の大谷なんぞ、モンゴル人が見たら驚くでしょうね。
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日が暮れかけて来た頃に来たのは、テレルジ国立公園の景勝地「亀岩」です。土産物店に「お土産」の文字があります。
モンゴルに来る外国人は、隣国ロシア・中国・韓国が大多数で、日本人はまだまだ少数。「VIVANT」効果で少しは増えたかと思ったら、番組が終わったと同時に観光シーズンが終わってしまい、タイミングが悪かったとのこと。でもね、この年末年始のツアー参加者にはロケ地巡りメインでという人は少なくても、ドラマを見たから行こうと思った人は多いと思います。
チンギス・ハーン騎馬像の所で見つけた、たった1枚のシールに言及する人がどれほどいたことか。それも皆嬉しそうに話しています。2024年には大手旅行会社で、ロケ地巡りツアーを出すようなので、我と思わん方はご参加ください。 -
テレルジ国立公園の入口付近にある亀岩は、正長石の大きな花崗岩ペグマタイトで出来ています。高さ15mほどの大きな岩はちょうど山の麓あたりにぽつんとあります。首の付け根あたりまで登ったり、岩の下を潜ったりすることが出来ます。16:20ですが山間部なので日が陰って来ています。日没は17:16です。
モンゴルは日本との時差が-1時間です。タイ・ミャンマー(時差は-2時間)の真北にあるのに何故と思いませんか?世界の時差地図を見るとわかりますが、中国は広大な国土全体を北京時間に合わせています。だから日本海に面した地域からインドの北まで一緒の-1時間です。モンゴルも中国に支配されていた時代があるので、それを踏襲してしまったのかもしれません。亀石 自然・景勝地
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別の土産物店に入って見ました。お菓子がずらっと並んでいます。
モンゴルでは大人数に振る舞う機会が多いので、大きめの袋に入っているものが目立ちます。 -
モンゴルではこうした物は輸入品が多いです。主な輸入先は中国・ロシア・日本・韓国・アメリカです。しかし、モンゴルは地下資源が豊富で、石炭・銅精鉱・蛍石などの鉱物資源を主な貿易品目にしています。「VIVANT」で蛍石(フローライト)を掘削するために土地を購入するという話は、現実に行われていることなのです。また、カシミア、羊毛、皮革などの牧畜産品も主要な輸出品です(2022年、モンゴル関税庁)モンゴルの輸入品は石油燃料がロシア、自動車が日本と韓国、食料品が中国のようです。
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これは、うずらの卵で作られたマヨネーズです。
鶏の卵よりも、うずらの卵はビタミン・鉄分・葉酸が豊富だそうです。 -
バスに乗り込む時に、駐車場の端にチラッと見えた彼ら。真ん中の人の右肩辺りに、鷹が見えます。遊牧民の鷹を連れて来ていたようです。一瞬、羽ばたいてくれたので見つけました。
冬のモンゴルで鷹が見られたのは、なかなかラッキーでした。 -
「Terelj hills lodge」。ここで馬頭琴のミニコンサートを見て、夕食、星空観察です。
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リゾートホテルの向こう側は、やはりリゾートホテル。外国人だけでなく、夏には木々と山を求めてモンゴル人がたくさん訪れるのだそうです。
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これが朝だったら、モルゲンレーテ(Morgenrote)になるんだけどな。ドイツ語で朝焼けを意味し、早朝の太陽の光に照らされて、山肌が赤く染まる様を言います。
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このいい時間に、建物の中に入らなければならないのかと独り言(ご)ちていたら、馬頭琴の準備が出来るまで自由時間になりました。早速、カメラを持って外に出ます。同じように出て来た人たちが、夕焼けを撮影しています。では、私も。これらのゲルはリゾート施設の一部です。
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寒いので、写真を数枚撮って、みんな引き揚げてしまいました。
でも、私はゲルの横にあるこの道に呼ばれてしまいました。あの柵の所まで行ってみよう。 -
のんびり歩いて行くと、前方の斜面に動く物が見え始めました。馬だ!
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イチオシ
どんどん増えて行く。放牧から帰って来たんだ。そこからは猛ダッシュです。馬の足を舐めちゃいけません。雪の中を駆け下りて来る馬たちは、何の苦も無く進んで行きます。
私はと言えば、靴の半分も埋まらないような雪に、こけそうになりながら柵に向かって走って行きます。 -
ようやく柵の所に来て、障害物のない写真が撮れます。既に群れの全体が斜面の中程に来ています。
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イチオシ
これらが牛でも羊でもなく、馬なのがモンゴルなんだなあ。
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イチオシ
馬たちが麓まで降りて来ました。
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何か声が聞こえたような気がして、山の上を見ると、騎馬の人が2人と犬が1匹見えました。
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すると馬たちは道路に向かって歩き始めました。
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馬は車なんか気にすることなく、長い隊列を崩すことなく渡り続けます。車はただ待つだけです。さっき、私達のバスも、ゲルを出て進んだ途端に、牛たちに行く手を阻まれました。
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これが日常的に行われている風景なのです。まるで夢を見ているような心地がします。
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2人と1匹は、馬たちの掻き分けた雪道を辿って降りて来ます。
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そしてやっぱり、悠々と車道を横切って行くのです。
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夏でなくても、遊牧民たちは家に閉じこもっている訳ではなく、やはりこうして家畜を追っているのです。
ツアーで用意された「ザ・モンゴル」ではなく、当たり前の日常生活での放牧風景が、美しい夕焼けと山々の景色と共に見られて、飛び上がらんばかりに嬉しかったです。旅は、旅行会社に与えられるものだけで満足するのではなく、自分で感動を見つけなくちゃ。 -
馬頭琴(モリンホ一ル)のミニコンサートが始まりました。真ん中の人は、ホーミーの歌い手です。
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ホーミーは喉歌と呼ばれる特殊な歌い方で、いくつかの種類があります。
同時に2つの声で歌ったりします。音はアイヌのムックリ(竹で作った口琴)のようで、この歌い方ができる人は数少ないのだそうです。喉が壊れそう。
最後に新曲を披露してくれましたが、なんとクリスマスソングでした。明日は大晦日です。モンゴルではツリーなどを片付けるのは年が明けてからだそうです。ロシアがクリスマスマーケットを1月も数日間やるので、そちらの影響かもしれません。 -
星空観察は、雲が出て、雪が常に漂っているので視界が鮮明ではなく、ハッキリ見えるのは木星。頑張って探すとオリオン座とカシオペア。これでは日本で見るのと変わりません。天の川が見たかったのに残念。
このホテルには、6日間コースの人達がこの日宿泊しました。早朝ならもっと星が見えたかな?
因みに、4日間コースは明日日本を発ちますが、泊まるのは「東横イン・ウランバートル」です。モンゴルに着いた初日が大晦日でそのままカウントダウン、そして初日の出です。スーパーハード・スケジュール。
次回は、ホスタイ国立公園で道なき道をロシア製の4WDで爆走し、幻の馬と呼ばれるタヒを見に行きます。
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