レンタカーとシェアサイクルで回る岩手周遊旅行　PART5（盛岡市街観光その1）

2023/10/19 - 2023/10/19

レンタカーとシェアサイクルで回る岩手周遊旅行　PART5（盛岡市街観光その1）
旅の4日目の午後は盛岡市へ。レンタカー、徒歩、シェアサイクルで市街を観光。

エリア 盛岡(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 自転車 徒歩

盛岡市に入り最初に訪れたのは岩手大学です。広いキャンパスは自然豊かで美しい光景をたくさん見ることが出来ました。

岩手大学のキャンパス内に建つ「農学部附属農業教育資料館 」は、大正元年に「旧盛岡高等農林学校本館」として竣工した西洋建築です。現在は資料館として有料で見学が可能で、農業関係の資料のほか宮澤賢治に関連した資料も多数展示されています。建物は重要文化財の指定を受けており、パステルカラーの美しい外観が印象的でした。

岩手大学農学部附属農業教育資料館 名所・史跡

岩手大学のキャンパス内にある「農学部附属植物園」は90年以上の歴史があります。特に印象的だったのが「北水の池」で、少し色づき始めた木々の葉が美しかったです。

岩手大学農学部附属植物園 公園・植物園

岩手大学のキャンパスには、美しい外観で有名な「農業教育資料館」を始め様々な建物や展示施設、屋外展示などがあり、まさにキャンパスそのものがミュージアムです。ミュージアム本館は休館中でしたが、農業教育資料館は内部の見学もできました。また数多くの彫刻が点在しており、散策するだけでも楽しく感じられました。

岩手大学ミュージアム 美術館・博物館

岩手大学の次に訪れたのが曹洞宗寺院の報恩寺です。盛岡城の北方を防備する北山寺院群のお寺のひとつで、この界隈のお寺の中ではひときわ見どころが多いと感じました。

報恩寺 寺・神社・教会

見どころの多い報恩寺の境内において必見と言えるのが、京都の仏師9人により、享保年間に4年の歳月をかけて作られたとされる五百羅漢です。五百羅漢は羅漢堂で見ることが出来ます。

報恩寺 寺・神社・教会

見ごたえある「五百羅漢」は、報恩寺の羅漢堂にあります。入場料が必要ですが、その価値は充分あると思いました。

報恩寺 寺・神社・教会

法恩寺を参拝したあと足を運んだのが「三ツ石神社」です。この神社は社などには特徴がありませんが、境内に「鬼の手形」と呼ばれる花崗岩の巨石があり、こちらは必見です。2度と悪さをしないと誓った鬼が手形を残したという伝説があり、「岩手」の語源にもなったそうです。

三ツ石神社 寺・神社・教会

「報恩寺」や「三ツ石神社」があるエリアは「北山寺院群」と呼ばれています。南部盛岡藩時代に、藩が領内の由緒ある寺を2つの地区に移転させ、そのうちのひとつが「北山寺院群」になります。

北山寺院群 名所・史跡

北山寺院群の一画に曹洞宗寺院の「清養院」があります。大きなお寺が居並ぶこの界隈の中で、外観的にはさほど特徴を感じませんでしたが、ここは宮沢賢治が盛岡中学時代に下宿をしていた場所ということで、「宮沢賢治ゆかりの地」と記された案内板が設置されていました。

清養院 寺・神社・教会

盛岡市を通る旧国道455号は、寺町通りという名で親しまれており、「日本の道100選」に選定されています。全国で様々な「寺町通り」を見てきましたが、こちらは整然とした美しさが際立っていました。美しいカーブを描いた壁、電柱が地中埋設されることによりスッキリとした景観、石畳が敷かれた広い歩道などいくつかの要素があると思いますが、印象に残る町並みでした。

寺町通り 名所・史跡

盛岡市の寺町通沿いにある「龍谷寺」は、明治4年から明治28年まで石川啄木の伯父が住職だった寺で、啄木も少年時代にたびたびここを訪れていたということです。その龍谷寺の境内に国の天然記念物に指定されている「モリオカシダレ」があります。私たちが訪れたのは10月半ばで、もちろん開花はしていませんが、満開の時期に再訪したいと思わせるような風格ある姿でした。

龍谷寺のモリオカシダレ 花見

「北山寺院群」を観光した後、盛岡駅近くでレンタカーを返却し、徒歩でホテルに向かいました。途中「開運橋」を渡りましたが、この橋はいわば交通の要所で、剛健な印象がありました。

開運橋 名所・史跡

開運橋は「北上川」に架かる橋のひとつです。盛岡市街では、個性的な数多くの橋が北上川に架かっており、名峰・岩手山と北上川、橋がコラボした光景を随所で見ることが出来ます。

北上川 自然・景勝地

この日の宿泊先は「アートホテル盛岡」です。JR盛岡駅から東へ徒歩7分ほどの場所にあるシティホテルで、市街の主要観光スポットや繁華街に近く素晴らしいロケーションです。

アートホテル盛岡 宿・ホテル

「アートホテル盛岡」は、それほど新しいホテルではありませんが、客室は洗練された印象がありました。

アートホテル盛岡 宿・ホテル

「アートホテル盛岡」という名前だけありロビーなどの共用部分はスタイリッシュな印象でした。

アートホテル盛岡 宿・ホテル

宿泊した「アートホテル盛岡」の向かいに「クロステラス盛岡」というショッピングモールがありました。は2009年開業のショッピングモールで、飲食店やコンビニなどが入居しているほか、シェアサイクルのステーションもあり、観光客にとってとてもありがたい存在でした。

クロステラス盛岡 ショッピングモール

夕食までの時間にシェアサイクルを利用して「桜山神社」を訪れました。江戸時代中期に創建された南部藩の総鎮守ですが、夕方だったので参拝客の姿は少なく落ち着いた雰囲気でした。

桜山神社 寺・神社・教会

桜山神社の境内には「烏帽子岩」と呼ばれる高さ6メートルほどの巨大な石があり、「困難に立ち向かう自信と勇気を授かれる」として信仰されています。盛岡城築城の工事中に出てきた岩ということですが、近くで見るとびっくりするくらいに大きく、重機もない時代にどのようにして動かしたのか、先人の知恵に驚くばかりです。

烏帽子岩 (桜山神社) 名所・史跡

この日の夕食は岩手県庁の近くにあるイタリア料理店「シャトン」にて。お洒落な雰囲気のお店です

シャトン グルメ・レストラン

「シャトン」のコース料理は、何れの品も見た目も美しく美味しかったです。

シャトン グルメ・レストラン

「シャトン」のこの日のメインディッシュは「門崎丑のグリル」。関東では食べる機会が少ない銘柄牛なので、それがこのお店を選んだ理由のひとつです。

シャトン グルメ・レストラン