Amazing 房総 Vol.12　ブルーオーシャンの町に出現したエキセントリック　鴨川ウォールアートだっっ！！　オッサンネコの一人旅

2023/08/25 - 2023/08/25

オッサンネコです。

鴨川と言えば、何を思い浮かべるでしょうか？
まぁ普通の人はシャチがざばーんの「鴨川シーワールド」だと思いますが、
そんなカモシー一択の町に異変が起きつつあるのをご存じでしょうか。
なんと鴨川の町をアートで盛り上げようとしている動きがありまして。
その奇抜なムーブメント、「鴨川ウォールアート」と云ふそうな。

ある人は言う、もっといっぱいあるのかと思った、がっかりだと。
ある人は言う、何気ない場所に描かれている神出鬼没感が最高だと。

ネットの情報を拾いあげても、色んな声が見え隠れする中で、
そんな胸がざわつく情報を聞いてしまったからには…
行かねばならぬでしょう。
若干、B級スポットのにおいを感じるけど、まぁそれは置いといて…
ウォールアートの真実を確かめに、鴨川の町へ舞い降りたのでした。

その時の記録です。

エリア 鴨川(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。
曾呂尋常小学校分教場後と鴨川松島を見に行った後のお話。
後半戦は鴨川市をアートで盛り上げるべくスタートした取り組み、
「Kamogawa Art Projetct」を見学したいと思いまふ (´艸｀*)

まずはJR鴨川駅を目指して駅前のメインストリートをてくてく。
新しいお店も目立つ半面、どこか鄙びた雰囲気が漂うのも事実。
町をアートで盛り上げようってのも、そんな背景がある気がしますね。

駅前には既に営業していない立ち食いソバのお店があったり。
昔は鉄道がこの町の中心だった事の名残でしょうか。
ただ、このお店「両国」は別の場所で元気に営業しているそうな。
日蓮そば、次に来た時はぜひぜひ食してみたいですなぁ (ﾟ∀ﾟ)

ちなみに「味の王将」って、使用権大丈夫なのかと不安になりますが…
否、実は例の餃子屋よりもこちらのそば屋の方が開業が古いのです。
なので、味の王将、全然オッケー。
でも立喰いは江戸時代には確立されていた食文化なので、
「立喰いの元祖」は、流石に無理があるかと (　ﾟдﾟ) ﾝﾏｯ!!

JR鴨川駅までやって来ました。
実は鴨川駅にもウォールアートがあるって事で色々探してみたのですが、
結局見つける事が出来ませんでした。
まさか改札口の中とか？　うーん、リサーチ不足ぅ ( ﾟДﾟ)

時間も限られているので、鴨川駅のウォールアートは断念。
気を取り直して本命の前原横渚海岸に行こうぢゃないか。

鴨川ウォールアート　第一弾。
前原横渚海岸の護岸に描かれた、赤を基調とした全長400mのアート。
モチーフは、鴨川市出身の彫刻家「波の伊八」。

ええやん、ええやん ( ´з`)

やっぱり我らが ”Kamogawa" はサーファーの姿がよく似合う。

鴨川ウォールアート　第二弾。
アーティストMHAK氏と鴨川市民が共同で描いた作品。

もうね、このインパクト絶大の「鴨川」の文字にやられた！って感じ。
よく見ると、波乗／滑板って…　サーファー感たっぷり ( ﾟДﾟ)

こちら側は若干何でもアリ感が漂うゾーン。
堤防と同じ白い波がウネっているの分かりますかい？

落書きの様に書かれている「時、すでにお鮨」
センス、ヤバすぎね ( ﾟДﾟ)

防波堤と同じ白で描かれたうねりが波を表しているなら、
花びらの様な彩色は波にきらめくしぶきの様にも見えます♪

ふつくしい `∀´) ｳｼｼ

鴨川ウォールアート　第三弾。
変哲もない海岸の石段がアートの力でこんなに鮮やかに。
遠くから見ると辛うじて「Welcome to KAMOGAWA」となるんですが、
当方の一眼レフでは限界が見えたので、一番良いアングルだけ。

結構な映えスポットだと思うのですが、観光客は皆無。
知名度が足りないのか、否、ウォールアートなんてこんなもんなのか、
でも個人的にはこういうの…　大好物です (´艸｀*)

こちら「Welcome to KAMOGAWA」の製作者、バルサミコヤス氏。
アートの隙間に発見！
Happiness Power !!　確かに頂きましたぞ (*'▽')

鴨川ウォールアート　第四弾。
前原横渚海岸に出現した毛むくじゃらの青いモンスター。
これぞ「Kamogawa Art Project」の主人公！！
鴨川の新たなランドマークとして、長生きして欲しいのであります。

こちらは yoshi47氏の作品。
モリネコが愛するストリートアートの本気度が全面に出ちょります。
モンスターズインクに出てきそうな愛嬌に癒されます～ (´ω`*)

鴨川ウォールアート　第五弾。
「Welcome KAMOGAWA」のすぐそばに路上に描かれているのですが、
影のように埴輪の様なキャラが縦長に描かれてるの、分かりますかね？

さて、これは何かと申しますと…。

路上に描かれた3Dのトリックアートでしたぁ～。
ってほぼ消えかけでよく分からん… ( ﾟДﾟ)

しようがないから鴨川市のHPから引用させて頂く事に。
本来はアベンジャーズみたいなメンツがくっきり見えるのですが、
もはや消えかかっているので、ちゃんと残して欲しいなぁ。

前原横渚海岸にはフィッシャリーナが併設されているのですが、
フィッシャリーナから南に伸びる防波堤が遊歩道になっておりまして。
そこに描かれている壁画がまた素晴らしいウォールアートなのです。

なんと言いますか…　とにかく昭和のにおいがぷんぷんするのですよ。
個人的にはこういうの…　大好物です (´艸｀*)

日本の夏の風物詩、スイカ割りだっっ ( ﾟДﾟ)!!!
でも個人的にはスイカはよく冷えたものを縁側で食べたい派。

ちなみにスイカ割りの起源は、中国で行われた儀式にまで遡るようで、
当時は戦いの前に罪人を土に埋め、頭を叩き割るのが慣習だったとか。
((((；ﾟДﾟ)))) ｶﾞｸｶﾞｸ
しかし、時の有名人、諸葛孔明が流石にそれはやり過ぎじゃろうと、
罪人をスイカに置き換えたのがスイカ割りの始まりだと伝えられてます。

令和の世の中、スイカ叩くの、もったいないんだけどなぁ ( ﾟДﾟ)

そしてカニ取り少女の先には、限りなく広い大海原が広がっています。
う～み～は広い～な、大きい～な ( ﾟДﾟ)

遊歩道に設置されたベンチは見事なほど朽ち果てています。
エモいぞ ( ﾟДﾟ)　多分ね。

防波堤の上からは大海原を望むことができやす。
釣りを嗜む人には格好の場所なんやろなぁ。
しばしここで Kamogawa の潮風を堪能。

鴨川駅周辺のウォールアートはこの辺にして、次のスポットに移動します。

続いてやってきたのは、安房小湊駅。
鴨川駅から二つ先の駅ですが、田舎の二駅は遠いぞ ( ﾟДﾟ)㌦ｧ!!

お目当てのものは、この駅舎の待合室にございまして…。
それが…

これだ…。
ｷﾀ━━━━ヽ(･∀･` )ﾉ━━━━!!!!

鴨川ウォールアート　第六弾。
Welcome to KAMOGAWAと同じく、バルサミコヤス氏が手掛けた作品。

なんと誕生寺の壁画をモチーフにしておるそうな。
地味な田舎の駅がここまで華やかになるとは…　これぞアートの力。

ひとつひとつのアートもカラフルで楽しいんですが、
枠外に描かれている背景もひとつひとつが細かいんですよね～。
なんか見ているだけで幸せになれる心地よさ (*´∀`)b

アートを堪能していたら、女子二人組が必死に写真を撮っていました。
言葉から推察する限り中国の方だと思いましたが、
こんなローカル感溢れる場所にも外国人が来るようになった事がびっくり。

ちなみに安房小湊駅の駅前も相当寂れています。
旅館も食事処も軒並み廃業の様で、地方の厳しさが浮き彫りになってます。
待合室にいたおばちゃんたちは、若い人たちは皆市内に出て行ってしまうと愚痴をこぼしていました。

最後にやってきたのは太海（ふとみ）駅。
駅舎の形とか、ベンチが波型になってるとか、所々にアートの要素。

この駅にも鴨川ウォールアートがあります！
さてさて、それはどこかと申しますと (ΦωΦ=)ﾌﾌﾌ…
太海駅のロータリーのすぐ下、太海駅入口に描かれているのです。

それはこれやっ！！

……( ﾟДﾟ)……。

はいっ。違いますね。
これはバス停の停留所に描かれた地元キッズたちの魂ですかね。

お目当てのウォールアートはその反対側にありました (*ﾉ∀`) ﾀﾊｰ

鴨川ウォールアート　第七弾。
アーティスト　MAKIMACHADO氏の作品。
ええと、何と言いますか…　うん、ギョジンですね。
ワンピースに出てくる魚人よりもっと原始的な雰囲気を醸してますな。
個人的にこういう遊び心…　大好物です (´艸｀*)

鴨川ウォールアートは他にも色々な場所で見ることができるのですが、
今日は時間もないので、この辺りで打ち止めにしませう。
公式HPでアートの場所は公開されているので、興味がある方は是非見に来て欲しいと思います♪

ちょうど電車がホームに入ってきたので、遠くから遠慮気味に撮影。
この時間帯で電車に乗ったのはたった一人でした ( ﾟДﾟ)
地方のローカル線とは斯の様なものなのかと、改めてしみじみ。

ウォールアートで町が活気付けばいいなと、切に感じた午後の事でした。
それではまた～。